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エネルギーをめぐる旅――文明の歴史と私たちの未来 単行本(ソフトカバー) – 2021/8/26
古舘 恒介
(著)
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購入オプションとあわせ買い
資本主義、食料、気候変動…
「エネルギー」がわかるとこれからの世界が見えてくる!
火の利用から気候変動対策まで。エネルギーと人類の歴史をたどり、現代社会が陥った問題の本質と未来への道筋を描き出す。驚嘆必至の教養書。
・ヒトの脳が大きくなったのは火のおかげ
・文明の技術的発展を支えたのは森林だった
・リサイクルをしていた古代キプロスの人々
・省エネ技術はエネルギー消費を増やす?
・化石燃料資源の枯渇はいつ頃起きるのか
・110億人のための新しい豊かさの定義を探す
・自然界から「ほどほど」のテンポを学ぶ
……驚きのエピソード満載、エネルギーから読み解く文明論。
第42回エネルギーフォーラム賞受賞
"卓抜した文章力、文理両分野にまたがる博覧強記、読者の好奇心を沸き立たせる構成力等々。(中略)まさしく帯に記されているように「驚嘆必至の教養書」で、8年ぶりの大賞に相応しい力作である。"(選評より)
[第1部 量を追求する旅――エネルギーの視点から見た人類史]
第1章 火のエネルギー
第2章 農耕のエネルギー
第3章 森林のエネルギー
第4章 産業革命とエネルギー
第5章 電気の利用
第6章 肥料とエネルギー
第7章 食料生産の工業化とエネルギー
[第2部 知を追究する旅――科学が解き明かしたエネルギーの姿]
第1章 エネルギーとは何者か
第2章 エネルギーの特性
第3章 エネルギーの流れが創り出すもの
第4章 理想のエネルギー源は何か
[第3部 心を探究する旅――ヒトの心とエネルギー]
第1章 火の精神性
第2章 エネルギーと経済
第3章 エネルギーと社会
[第4部 旅の目的地――エネルゲイアの復活]
第1章 取り組むべき問題
第2章 目指すべき未来
第3章 私たちにできること
「エネルギー」がわかるとこれからの世界が見えてくる!
火の利用から気候変動対策まで。エネルギーと人類の歴史をたどり、現代社会が陥った問題の本質と未来への道筋を描き出す。驚嘆必至の教養書。
・ヒトの脳が大きくなったのは火のおかげ
・文明の技術的発展を支えたのは森林だった
・リサイクルをしていた古代キプロスの人々
・省エネ技術はエネルギー消費を増やす?
・化石燃料資源の枯渇はいつ頃起きるのか
・110億人のための新しい豊かさの定義を探す
・自然界から「ほどほど」のテンポを学ぶ
……驚きのエピソード満載、エネルギーから読み解く文明論。
第42回エネルギーフォーラム賞受賞
"卓抜した文章力、文理両分野にまたがる博覧強記、読者の好奇心を沸き立たせる構成力等々。(中略)まさしく帯に記されているように「驚嘆必至の教養書」で、8年ぶりの大賞に相応しい力作である。"(選評より)
[第1部 量を追求する旅――エネルギーの視点から見た人類史]
第1章 火のエネルギー
第2章 農耕のエネルギー
第3章 森林のエネルギー
第4章 産業革命とエネルギー
第5章 電気の利用
第6章 肥料とエネルギー
第7章 食料生産の工業化とエネルギー
[第2部 知を追究する旅――科学が解き明かしたエネルギーの姿]
第1章 エネルギーとは何者か
第2章 エネルギーの特性
第3章 エネルギーの流れが創り出すもの
第4章 理想のエネルギー源は何か
[第3部 心を探究する旅――ヒトの心とエネルギー]
第1章 火の精神性
第2章 エネルギーと経済
第3章 エネルギーと社会
[第4部 旅の目的地――エネルゲイアの復活]
第1章 取り組むべき問題
第2章 目指すべき未来
第3章 私たちにできること
- 本の長さ416ページ
- 言語日本語
- 出版社英治出版
- 発売日2021/8/26
- 寸法12.8 x 2.8 x 18.8 cm
- ISBN-10486276309X
- ISBN-13978-4862763099
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出版社より



[著者]古舘 恒介 ふるたち・こうすけ
1994 年3 月慶應義塾大学理工学部応用化学科卒。同年4 月日本石油(当時)に入社。リテール販売から石油探鉱まで、石油事業の上流から下流まで広範な事業に従事。エネルギー業界に職を得たことで、エネルギーと人類社会の関係に興味を持つようになる。以来サラリーマン生活を続けながら、なぜ人類はエネルギーを大量に消費するのか、そもそもエネルギーとは何なのかについて考えることをライフワークとしてきた。本書はこれまでの思索の集大成となるもの。趣味は、読書、料理(ただし大味でレパートリーも少ない)、そしてランニング。現在は、JX 石油開発(株)で技術管理部長を務める。訳書に『パワー・ハングリー――現実を直視してエネルギー問題を考える』(ロバート・ブライス著、英治出版、2011年)がある。
商品の説明
著者について
[著者]
古舘 恒介(ふるたち・こうすけ)
1994 年3 月慶應義塾大学理工学部応用化学科卒。同年4 月日本石油(当時)に入社。リテール販売から石油探鉱まで、石油事業の上流から下流まで広範な事業に従事。エネルギー業界に職を得たことで、エネルギーと人類社会の関係に興味を持つようになる。以来サラリーマン生活を続けながら、なぜ人類はエネルギーを大量に消費するのか、そもそもエネルギーとは何なのかについて考えることをライフワークとしてきた。本書はこれまでの思索の集大成となるもの。趣味は、読書、料理(ただし大味でレパートリーも少ない)、そしてランニング。現在は、JX 石油開発(株)で技術管理部長を務める。訳書に『パワー・ハングリー――現実を直視してエネルギー問題を考える』(ロバート・ブライス著、英治出版、2011年)がある。
古舘 恒介(ふるたち・こうすけ)
1994 年3 月慶應義塾大学理工学部応用化学科卒。同年4 月日本石油(当時)に入社。リテール販売から石油探鉱まで、石油事業の上流から下流まで広範な事業に従事。エネルギー業界に職を得たことで、エネルギーと人類社会の関係に興味を持つようになる。以来サラリーマン生活を続けながら、なぜ人類はエネルギーを大量に消費するのか、そもそもエネルギーとは何なのかについて考えることをライフワークとしてきた。本書はこれまでの思索の集大成となるもの。趣味は、読書、料理(ただし大味でレパートリーも少ない)、そしてランニング。現在は、JX 石油開発(株)で技術管理部長を務める。訳書に『パワー・ハングリー――現実を直視してエネルギー問題を考える』(ロバート・ブライス著、英治出版、2011年)がある。
登録情報
- 出版社 : 英治出版 (2021/8/26)
- 発売日 : 2021/8/26
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 416ページ
- ISBN-10 : 486276309X
- ISBN-13 : 978-4862763099
- 寸法 : 12.8 x 2.8 x 18.8 cm
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- - 1位エネルギー一般関連書籍
- - 1,642位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
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イメージ付きのレビュー

5 星
人類、関わる組織、自分自身の今後について考えるための切り口をくれる良書
コロナ禍をきっかけに、人類・関わる組織・自分自身についての今後を考えていきたとという思いに至り「エネルギー」古今東西人類の活動の全てに通づる有効な切り口なのでは?と考えていたところ、ちょうどこの本を発見しました。読んでみると予想通り、現在の私たちの活動に至るまでの流れや理由を、第1章では人類史、第2章では科学、第3章では哲学や宗教などの心理面で説明し、最後の第4章では今後の展望について語られており、エネルギー視点で過去から未来まで目に見えることから見えないところまで網羅されていて、さまざまな示唆をいただくことができました。日常生活のなかで気になっていた世界的なエネルギー争いの背景、発電関する各種科学的法則、資本主義と宗教思想の関係などなどここには挙げきれないくらい、この本をきっかけに参考書籍などを頼りに理解と自分ありの探求と解釈を深めていきたいというキーワードと出会うきっかけとなり、有り難く思っています。ただ、写真の影からも分かるように厚みがあり中身が凝縮されているため、かなり読み応えがあるのでご自身なりのテーマのようなものを持って読まれた方が読みやすいのではと思います。(私が普段そこまで本を読み慣れていないので結構体力が必要でした)私個人のテーマとしては仕事でキャリア支援に関わっているため、仕事や労働という側面で本を読み進めておりました。そのなかで最も印象に残った示唆としては、膨大なエネルギーを扱えるようになったことで加速し、暴走している現代社会のスピードを再考するうえでのきっかけそとして、人間の身体感覚を取り戻すことについて触れられていたことでした。他にもとにかく示唆に富んでいて(マーカーをたくさん引きました)まだまだ腹落ちしていない部分もありますので、折に降りて読み返したいと思っています。今後、ご自身が関わる組織や、自分自身の方向性について考える上で大きな視点を欲しているリーダーの方におすすめしたい良書です。
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2024年3月12日に日本でレビュー済み
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エネルギー問題について、歴史を通じて学ぶことができました。全くの素人にもわかりやすく面白かったです。
2023年9月28日に日本でレビュー済み
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とても興味深く、内容が濃く、素晴らしい一冊でした。課題を認識して、未来を作っていくために、この本に書いてあるような大きな流れを、義務教育の間に学ぶ機会があればいいのにと強く思いました。
2023年9月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
エネルギーに関してわかりやすく記載されており、良い本だと思います。理系の私にとっては、???や定量性に欠けて、納得できないところもありますが、対象はあきらかに一般文系向きですので、是非皆さんで読みべきだと思います。何より、旅や歴史になぞらえているところがGood。妻はすでに頭が固いので難しいかもしれませんが、是非、娘を含めた家族に読ませたいです。
2023年7月21日に日本でレビュー済み
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日々の生活に欠かせないエネルギーについて様々な気づきを与えてくれる一冊。
環境・エネルギー問題に興味のある方には特に読んでいただきたいと思いました。
環境・エネルギー問題に興味のある方には特に読んでいただきたいと思いました。
2022年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人類がエネルギー消費を拡大してきた歴史と、エネルギーの科学を繋げ、著者の思想を展開しています。今後の世界を考える上で非常に重要だと思われる観点と知識が得られ、色々と考えさせられる本だったので5つ星としました。
本書を読んだ個人的な考えとしては、「人口を減らす」「経済を脱成長させる」ことでエネルギー使用量を減らしていく以外に道はなさそうだと感じました。本書で述べられている「年率2パーセント以下の低成長の社会」が今後の具体的な指標になりそうだと感じます。
印象的だった4点をざっくりまとめると以下の通りです。
<エネルギーの際限のない欲求と人口増加>
これまで人類、ヒトの脳は際限のないエネルギー獲得を欲求してきた。そして、古代より文明の発展と資源の喪失の歴史を繰り返し辿ってきた。技術革新でその時々の問題は解決されても、ヒトの脳の欲求はさらに解放し、さらなる需要を喚起してきたことで、資源喪失に加え気候変動問題という新たな問題を引き起こしている。
また、私たちの食生活は大量のエネルギー消費によって支えられている。70億を超える人口を保ちながら、なお牛肉を日常的に食するという贅沢が許されているのは、エネルギーを大量投入して工業的に生産した大量のトウモロコシを無理やり牛に食べさせているからである。
農作物の肥料に必要な窒素において、自然界において窒素を固定化できる量には一定の限界があり、地球上に生存を可能とする人類を含む生物の総量を制限していた。しかし、農業の工業化により人類は増加し続けている。
<散逸構造>
散逸構造とは、秩序から無秩序へと向かう一方通行の過程のなかで、特定の秩序を持った構造が局所的に立ち現れること。散逸構造を維持するためには、外部からの継続的なエネルギー供給を必要とする。エネルギーの供給が途絶えると、構造はたちまち消滅してしまう。
人類の文明を支えるもの全てが散逸構造で説明できる。人類が蓄積してきた知識・文明を構造として維持、発展させていくためには、より多くのエネルギーの投入を必要とする。これが、過去から現在に至るまで、人類によるエネルギーの消費量が一環して右肩上がりで伸び続けてきた理由である。今後、より複雑・多用な構造を維持するために、より多くのエネルギーの投入が必要となる。
<気候変動>
はるか昔とは異なり、有用な土地はすでに誰かに占有されており、簡単に移動できる土地がない。気候変動問題の本質は、人類が謳歌している空前の繁栄が、地球が持つ利用可能な土地容量というキャパシティの限界に初めてぶつかったことからくる問題である。
<年率2パーセント以下の社会>
「ほどほど」を知ることが有効で、ひとつの指針は「年率二パーセント」。これは杉やヒノキが成木になるまでにおおよそ50年かかることから、その成長を年率に換算したもの。単年で2パーセント以上の経済成長を実現している地域においては、経済成長・資源喪失が優先されるため、自然環境がそのままの状態に保全されることは難しい。環境を守りつつ経済を循環、成長させるためには、経済成長がインフレ除きの実質で年率2パーセント以下の社会、長期間の運用による複利効果も鑑みれば、より厳しくは年率1パーセント台前半の社会に慣れる必要がある。
本書を読んだ個人的な考えとしては、「人口を減らす」「経済を脱成長させる」ことでエネルギー使用量を減らしていく以外に道はなさそうだと感じました。本書で述べられている「年率2パーセント以下の低成長の社会」が今後の具体的な指標になりそうだと感じます。
印象的だった4点をざっくりまとめると以下の通りです。
<エネルギーの際限のない欲求と人口増加>
これまで人類、ヒトの脳は際限のないエネルギー獲得を欲求してきた。そして、古代より文明の発展と資源の喪失の歴史を繰り返し辿ってきた。技術革新でその時々の問題は解決されても、ヒトの脳の欲求はさらに解放し、さらなる需要を喚起してきたことで、資源喪失に加え気候変動問題という新たな問題を引き起こしている。
また、私たちの食生活は大量のエネルギー消費によって支えられている。70億を超える人口を保ちながら、なお牛肉を日常的に食するという贅沢が許されているのは、エネルギーを大量投入して工業的に生産した大量のトウモロコシを無理やり牛に食べさせているからである。
農作物の肥料に必要な窒素において、自然界において窒素を固定化できる量には一定の限界があり、地球上に生存を可能とする人類を含む生物の総量を制限していた。しかし、農業の工業化により人類は増加し続けている。
<散逸構造>
散逸構造とは、秩序から無秩序へと向かう一方通行の過程のなかで、特定の秩序を持った構造が局所的に立ち現れること。散逸構造を維持するためには、外部からの継続的なエネルギー供給を必要とする。エネルギーの供給が途絶えると、構造はたちまち消滅してしまう。
人類の文明を支えるもの全てが散逸構造で説明できる。人類が蓄積してきた知識・文明を構造として維持、発展させていくためには、より多くのエネルギーの投入を必要とする。これが、過去から現在に至るまで、人類によるエネルギーの消費量が一環して右肩上がりで伸び続けてきた理由である。今後、より複雑・多用な構造を維持するために、より多くのエネルギーの投入が必要となる。
<気候変動>
はるか昔とは異なり、有用な土地はすでに誰かに占有されており、簡単に移動できる土地がない。気候変動問題の本質は、人類が謳歌している空前の繁栄が、地球が持つ利用可能な土地容量というキャパシティの限界に初めてぶつかったことからくる問題である。
<年率2パーセント以下の社会>
「ほどほど」を知ることが有効で、ひとつの指針は「年率二パーセント」。これは杉やヒノキが成木になるまでにおおよそ50年かかることから、その成長を年率に換算したもの。単年で2パーセント以上の経済成長を実現している地域においては、経済成長・資源喪失が優先されるため、自然環境がそのままの状態に保全されることは難しい。環境を守りつつ経済を循環、成長させるためには、経済成長がインフレ除きの実質で年率2パーセント以下の社会、長期間の運用による複利効果も鑑みれば、より厳しくは年率1パーセント台前半の社会に慣れる必要がある。
2023年1月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
冶金のための森林、造船のための森林、の2点から、森林資源を求めての戦争を紐解いていく流れは新鮮な視点だった。森林資源を求めて歴史が動いていく、戦争が起きるとういうことも、地理や歴史の授業で解説して欲しいと思いました。そんな先生いないか。。。
過去の歴史を振り返って、人間のエネルギー消費量が常に増えてきたことや、肥料を大量のエネルギーで生産(窒素固定)し人口を増やしてきた事実から、筆者が最終章で述べたようなエネルギー消費を控えるということは人間の本質的にはありえないのではないのかと思う。
エネルギーの消費を増やしたからこそ、農作業から解放され、知的生産へ移行し、人口を増やしてきた
という流れに反するエネルギー消費の抑制はありえなく、言及されていたように核融合反応の技術革新によってさらなるエネルギー消費の増加へ情熱を傾けるのが人間の本性なのではと思ってしまう。
過去の歴史を振り返って、人間のエネルギー消費量が常に増えてきたことや、肥料を大量のエネルギーで生産(窒素固定)し人口を増やしてきた事実から、筆者が最終章で述べたようなエネルギー消費を控えるということは人間の本質的にはありえないのではないのかと思う。
エネルギーの消費を増やしたからこそ、農作業から解放され、知的生産へ移行し、人口を増やしてきた
という流れに反するエネルギー消費の抑制はありえなく、言及されていたように核融合反応の技術革新によってさらなるエネルギー消費の増加へ情熱を傾けるのが人間の本性なのではと思ってしまう。
2023年1月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とてもとても濃厚な本でした。エネルギーについて複数の観点から語りつつ、エネルギーを通して人類と今の世界を洞察している内容でした。
第1部から第3部は、それぞれ「量を追求する旅」「知を追求する旅」「心を追求する旅」と銘打たれていますが、内容は「歴史と地理」「物理」「哲学・経済学」で、著者の知見の幅広さ、深さに驚嘆しました。(「物理」の部分は文系の私には理解しきれないところもありましたが💦)。エネルギーだけでなく、人間全体、今の社会全体についての話でした。著者が繰り返し書いているように、エネルギーについて考えるということは、人間について、社会について考えるということなんですね。
前半は「サピエンス全史」や「銃・病原菌・鉄」に近い世界観でエネルギーを軸にした考察で、後半は斎藤幸平さんの脱成長、山口周一さんのコンサマトリーの考え方に通じるところがあり、前半では多くのとても興味深い学びができ、後半では自分の生き方について本当に見直す時期だとの思いに至ることができました。内容のサマリー、共有したいですが、興味ある方にはぜひ、読んでいただきたいので、サマリー割愛です!読んでてずっとワクワクしました💛
少し前に「シン・ニホン」の安宅和人さんもFACEBOOKでお薦めされてました。「単にエネルギーについてだけでなく、食について、農について、生活空間について、そして人と環境のあり方について、我々人類と地球の未来について今後考えるための基軸になる一冊だと思う」←安宅和人さんの投稿より
専門性を高めるだけではなく、リベラルアーツ(教養)が必要とよく言われますが、この本の幅広さ、奥深さがリベラルアーツなんだと実感しました。この方、会社員でいらしゃっるんですよ。すごいとしか言えないです。。。
第1部から第3部は、それぞれ「量を追求する旅」「知を追求する旅」「心を追求する旅」と銘打たれていますが、内容は「歴史と地理」「物理」「哲学・経済学」で、著者の知見の幅広さ、深さに驚嘆しました。(「物理」の部分は文系の私には理解しきれないところもありましたが💦)。エネルギーだけでなく、人間全体、今の社会全体についての話でした。著者が繰り返し書いているように、エネルギーについて考えるということは、人間について、社会について考えるということなんですね。
前半は「サピエンス全史」や「銃・病原菌・鉄」に近い世界観でエネルギーを軸にした考察で、後半は斎藤幸平さんの脱成長、山口周一さんのコンサマトリーの考え方に通じるところがあり、前半では多くのとても興味深い学びができ、後半では自分の生き方について本当に見直す時期だとの思いに至ることができました。内容のサマリー、共有したいですが、興味ある方にはぜひ、読んでいただきたいので、サマリー割愛です!読んでてずっとワクワクしました💛
少し前に「シン・ニホン」の安宅和人さんもFACEBOOKでお薦めされてました。「単にエネルギーについてだけでなく、食について、農について、生活空間について、そして人と環境のあり方について、我々人類と地球の未来について今後考えるための基軸になる一冊だと思う」←安宅和人さんの投稿より
専門性を高めるだけではなく、リベラルアーツ(教養)が必要とよく言われますが、この本の幅広さ、奥深さがリベラルアーツなんだと実感しました。この方、会社員でいらしゃっるんですよ。すごいとしか言えないです。。。
2023年8月20日に日本でレビュー済み
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歴史を振り替えつつ、筆者の考え方をしっかりと伝えている良い本
読み手はファクトと筆者の主張をしっかりと分けて考え、理解する必要はある
読み手はファクトと筆者の主張をしっかりと分けて考え、理解する必要はある