Emiさんの収納は
「1ジャンル1引き出し」「モジュールを揃える」「だれでも片付けられるようにラベリング」
が基本と言えるかもしれませんが、
それを各部屋ごとにどのように実行されているのか、分かりやすく編集されています。
写真がたくさんあり、どのように分類して、どのような入れ物に収納しているかを、
よく観察することができます。
とても実用的なのに事務っぽくなく、インテリアも甘過ぎずハード過ぎず、
きちっとしていてもゆるさも感じられ、とてもバランスが良いと感じました。
「地に足が着いている」という感じに好感が持てます。
この本は収納・インテリアの本ではありますが、
物を所有する際の判断基準や、収納における考え方（何をどこに仕舞うか、なぜそこに仕舞うのかなど）、
家族みんなが日々を気持ちよく過ごすこと、子育てにおいて何を子どもに与えてあげられるかなど、
その考え方が特に参考になるなぁと感じました。
家族構成、間取り・家の広さ、好みは人それぞれです。
私もEmiさんの方法をまるっとそのまま取り入れることはできませんが、
この本を読んで、子どもや夫にも片付けやすいかどうかという観点で収納を見直してみようと思いました。
なぜ評価が低いレビューが目立つのか、疑問です。
図書館で借りましたが、何度も読み返せるように購入しました。
「立ち読みでよい」と仰っている方は、もしかしたら既に満足の行く収納を実現できているか、
インテリアのセンスや価値観が著者とは違う方なのではないでしょうか。
ブログも読ませて頂いています。
「ブログをまとめただけ」というレビューもありますが、
そもそもブログを基に作られた本なので内容がかぶるのは当然です。
それでも、情報ステーションの全貌やキッチンの収納、クローゼット、玄関の収納など、
パソコンの画面では見えにくかった詳細が、本の写真なら見ることができます。
使っている収納グッズもたくさん紹介されていて、参考になります。
ごちゃごちゃして見づらい、というのは
きっと１つの写真に対してたくさんのポイントが説明されているからかな、と思いました。
それだけ情報が多いということです。
主婦向け雑誌の収納特集と比べたら、断然すっきりした体裁です。
わざわざ評価を下げてまで取り上げるほどの難点ではないと思います。
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