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鏡の国のアリス (福音館文庫 古典童話) 単行本 – 2005/10/20

4.6 5つ星のうち4.6 6個の評価

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反対のむきに歩かないとゆきつけない丘。のどが渇くとあたえられる乾いたビスケット。アリスの入っていった鏡の国では、すべてのことが、あべこべ。鏡という虚像の世界でおこる、何とも奇妙で、不可思議な物語。C-19
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商品の説明

著者について

ルイス・キャロル

生野幸吉

ジョン・テニエル

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 福音館書店 (2005/10/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/10/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 245ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4834021424
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4834021424
  • 寸法 ‏ : ‎ 12.3 x 1.4 x 17 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 6個の評価

著者について

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ルイス キャロル
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2020年10月11日に日本でレビュー済み
"偉大なチェスをやってるんだわー世界じゅう総がかりのーこれが世界だとしたらね。まあ、おもしろい!わたしも仲間入りしたいわ!"1871年発刊の本書は、前作の6年後に出された続編にして、今度は鏡の国でチェスのルールに従って、マザーグースのキャラクター達と繰り広げるシュールな夢物語。

個人的には、前作の『不思議の国のアリス』こそ読み終えてましたが、続編のこちらは未読だったので手にとってみました。

さて、そんな本書は前作から作品内では"半年後"の雪の日、今度はネコとおしゃべりをしているうちに【気がつけば暖炉の上の鏡を通り抜けてしまう】所から不思議な冒険が始まり、イギリスの童謡『マザーグース』のキャラクター、ハンプティ・ダンプティやトゥイードルダムとトゥイードルディーと【ナンセンスな言葉遊びを繰り広げる】所は前作と同じなのですが。即興的な前作とは違い、本書は【割と緻密かつ知的に】今回はチェスのルールに従って物語が展開していくわけですが。

映像化作品では『不思議の国のアリス』と一緒くたにされている印象がありますが。前作のヒットで一躍有名人になった著者が今回は【最初から出版を意図して書いた】というわけで、前作と一見『言葉遊び』などシュールな会話をして、別れを繰り返すスタイルは同じなのですが"はっきりとした違い"が良くも悪くも感じられて新鮮でした。

また(こちらは前作同様)本書の魅力はやっぱり【どこか変だけど筋が通っている】登場人物たちの会話を楽しめるかどうか?だと思うのですが。私自身が『マザーグース』にそもそも馴染みがなかったり、また作中作として登場する『ジャバウォックの詩』他の詩や童謡の背景となる教養がない事から、その辺りを【存分には楽しめなかった】のが、もどかしく悔しかった(笑)です。(英語圏の人が読んでいるのとは『確実に印象が異なる』のでしょうね。。)

ミステリーやゲーム他、様々な2次創作イメージの源泉として、また子供向けというより知的なユーモアが好きな大人にオススメ。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年9月27日に日本でレビュー済み
 数年前、「鏡の国のアリス」(たまたまその本屋に「不思議」が置いてなかったからだが)を購入し読んでみると頭が「意味」を捉えようと文字を追っている為あべこべな内容にチンプンカンプンになりつつもキャラクターのインパクトに助けられ読了しました。
 しかしいまいち釈然としない。子どもの頃に1度読んだとき(その時は「不思議」の方だったと思うが)はもっとキャラクター達が生き生きと、リアルな活動をしていたのに内容すらもおぼろげでスッキリしない。それは夢見がちで想像力豊かだった子どもの頃と比べ何でも現実的に物事を捉えようとしてしまう心がイマジネーションのキャパシティーを超えてしまうからでしょう。
 それから半ば意地になり何度も読み返しているうちに少しずつキャラクター達が「生きて」きて「鏡の国」の世界の空気に解けこめる様になりました。
 私にとってふっと現実生活に疲れた時、無心になり(ならざるを得ない)不思議な国の空気になれるこの作品は切っても離せないものです。
 
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2002年1月5日に日本でレビュー済み
暖炉の上の鏡の中を通りぬけ、「鏡の国」へ飛び降りたアリスが繰り広げる大冒険。鏡を通り抜けたむこうはチェスの国.おしゃべりする花たち,ハンプティ・ダンプティ,ユニコーン…奇妙な住人たちに出会いながら,アリスは女王をめざす。
チェスが主体になっているので正直ちょっと分かりにくいのだけれど、軽い気持ちで読んでみると、やっぱりばかばかしいナンセンスに笑えてしまう。ジョン・テニエルの挿絵もやたらとシュールで、これまた「アリス」の世界にはうってつけ。このシリーズは好きだが、あまりにもばかばかしいので星3つ!
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート