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幼ものがたり (福音館日曜日文庫) ペーパーバック – 1981/1/20
記憶の堆積の下から、昨日のことのように鮮やかに浮かび上がる幼時の記憶の断片。そのひとつひとつを丹念に拾い上げ、明治末年の生活を幼い心に映じたままに再現した稀有の自伝文学。
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社福音館書店
- 発売日1981/1/20
- ISBN-104834007979
- ISBN-13978-4834007978
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登録情報
- 出版社 : 福音館書店 (1981/1/20)
- 発売日 : 1981/1/20
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 336ページ
- ISBN-10 : 4834007979
- ISBN-13 : 978-4834007978
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,088,432位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年1月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
幼児期の記憶力がわかり、その時期を大事にすごそう と 思える。
2008年9月18日に日本でレビュー済み
著者である石井桃子さん自身の幼年期の記憶を辿った、家族や
身の回りの大人たち、そして、幼い友だちとのエピソードが
生き生きと語られて行くという素晴らしい本です。
原体験という誰もが共通に得たであろう「記憶に留めたモノ」を
客観的かつ冷静に語っていることで、著者の記憶と読者の記憶が
いつの間にかリンクして行くという不思議な体感を得ることが
出来ます。自分の幼い頃の経験が(たしか?)明治生まれの著者
との記憶と同じなわけもなく、時代も生まれも全く違うにも関わら
ず、自分達の幼年期との共通点を幾つか発見し見出すことが出来る
のでした。時には切なく、時には可笑しく、また時には驚きを持っ
て幼年期を旅している気分。なぜ石井桃子さんが、これほどまでに
幼い頃の経験を記憶に留めていられたのか?そこが本当に興味深い
です。また、なぜ児童文学を志したのかが、この本を読んでみて、
とてもよく理解出来たように思います。それにしても、人一倍、
原風景を記憶に留めていると感じていた自分自身の幼年期の記憶と
比較しても、石井桃子さんの記憶力の凄さには圧倒されます。
子供は、大人が思う以上に感受性が豊かであり、大人以上に賢く、
大人以上に大人なのであると改めて思う。古い本だからといって、
ザッと読まないで、じっくり読み込んで欲しい一冊です。
身の回りの大人たち、そして、幼い友だちとのエピソードが
生き生きと語られて行くという素晴らしい本です。
原体験という誰もが共通に得たであろう「記憶に留めたモノ」を
客観的かつ冷静に語っていることで、著者の記憶と読者の記憶が
いつの間にかリンクして行くという不思議な体感を得ることが
出来ます。自分の幼い頃の経験が(たしか?)明治生まれの著者
との記憶と同じなわけもなく、時代も生まれも全く違うにも関わら
ず、自分達の幼年期との共通点を幾つか発見し見出すことが出来る
のでした。時には切なく、時には可笑しく、また時には驚きを持っ
て幼年期を旅している気分。なぜ石井桃子さんが、これほどまでに
幼い頃の経験を記憶に留めていられたのか?そこが本当に興味深い
です。また、なぜ児童文学を志したのかが、この本を読んでみて、
とてもよく理解出来たように思います。それにしても、人一倍、
原風景を記憶に留めていると感じていた自分自身の幼年期の記憶と
比較しても、石井桃子さんの記憶力の凄さには圧倒されます。
子供は、大人が思う以上に感受性が豊かであり、大人以上に賢く、
大人以上に大人なのであると改めて思う。古い本だからといって、
ザッと読まないで、じっくり読み込んで欲しい一冊です。
2003年6月28日に日本でレビュー済み
石井桃子の幼児期の思い出。
自分の家のこと、近所のこと、身近にいた人々のこと。
とにかくよく覚えている。何度も思い出したり、姉たちと話し合ったりしたことなのだろう。幸福だったとか不幸だったとかいうことはなく、それが当たり前と思って暮らしていた日々が、過剰な思い入れを込めることなく書かれている。
大家族で、祖父母、両親、四人の姉、兄一人。
近所でも大きな家で、祖父は金物屋を営み、父は銀行に勤めている。
生活が苦しいわけではないが、子供がお金を持たされることはない。それが普通だったのだろう。
七十歳に近づいた頃に書いたもの。
自分が子供だった時のことをよく覚えていることが、児童文学の世界に入っていくきっかけになったのだろうか。
自分の家のこと、近所のこと、身近にいた人々のこと。
とにかくよく覚えている。何度も思い出したり、姉たちと話し合ったりしたことなのだろう。幸福だったとか不幸だったとかいうことはなく、それが当たり前と思って暮らしていた日々が、過剰な思い入れを込めることなく書かれている。
大家族で、祖父母、両親、四人の姉、兄一人。
近所でも大きな家で、祖父は金物屋を営み、父は銀行に勤めている。
生活が苦しいわけではないが、子供がお金を持たされることはない。それが普通だったのだろう。
七十歳に近づいた頃に書いたもの。
自分が子供だった時のことをよく覚えていることが、児童文学の世界に入っていくきっかけになったのだろうか。