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お菓子の家: 〜un petit nid〜 (プラチナ文庫) 文庫 – 2012/9/12
大事なものはひとつでいい
リストラされた加瀬は、強面なパン屋の店主・阿木に声を掛けられ、バイトをすることに。無愛想で人との付き合い方が分からない加瀬にとって、店の温かな雰囲気は馴染みがなく、戸惑うばかりだった。けれど火事に遭って阿木と同居することになり、彼の優しい手にどうしようもなく惹かれていく。優しくされればされるほど阿木に依存してしまい、溢れそうになる感情に加瀬は……。
リストラされた加瀬は、強面なパン屋の店主・阿木に声を掛けられ、バイトをすることに。無愛想で人との付き合い方が分からない加瀬にとって、店の温かな雰囲気は馴染みがなく、戸惑うばかりだった。けれど火事に遭って阿木と同居することになり、彼の優しい手にどうしようもなく惹かれていく。優しくされればされるほど阿木に依存してしまい、溢れそうになる感情に加瀬は……。
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社フランス書院
- 発売日2012/9/12
- ISBN-104829625384
- ISBN-13978-4829625385
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登録情報
- 出版社 : フランス書院 (2012/9/12)
- 発売日 : 2012/9/12
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 272ページ
- ISBN-10 : 4829625384
- ISBN-13 : 978-4829625385
- Amazon 売れ筋ランキング: - 156,642位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,458位ボーイズラブノベルス (本)
- - 37,812位文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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【凪良ゆう(なぎら・ゆう)】
京都市在住。2006年にBL作品にてデビューし、代表作に21年に連続TVドラマ化された「美しい彼」シリーズなど多数。17年非BL作品である『神さまのビオトープ』(講談社タイガ)を刊行し高い支持を得る。19年に『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。20年『流浪の月』で本屋大賞を受賞。同作は22年5月に実写映画が公開された。20年刊行の『滅びの前のシャングリラ』で2年連続本屋大賞ノミネート。その他の著書に『汝、星のごとく』など。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年11月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『夜明けには優しキスを』 ?の、スピンオフかな?わたしは最初こちらから読みました。あの加藤が大切な人(ほんとに好きとおもえる)を見つけた。阿木さんの包容力!侮れません。悲しい悲しい、過去がみんなみんな包まれるそんな人に出会えた加藤が、本当によかったと思います。
2019年9月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
わたしの「大好きなBL作家さん」ダントツ上位の凪良ゆう先生。
わたしがこちらの作品を手に取ったのは今から7年前。
Amazonで購入しました。
こちらは『夜明けには優しいキスを』のスピンオフで、当時『夜明けには〜』は花丸文庫さんからの刊行でその時にはすでに在庫はなく、新品として入手することはできませんでした。
ですのでこちらの作品は他レーベル(プラチナ文庫さん)でのスピンオフ刊行。
わたしはあらすじを見ずに、まっさらな気持ちで作品を読みたい派でしたので、あらすじをまったく見ずにこちらを購入。
スピン作品であったことも読み終えるまで知りませんでした。
当時はわたしが商業BL小説を読み始めたころで、こちらの作品はわたし自身が急きょ他県の病院で入院・手術することになり、入院中に読もうと持っていた2冊の小説のうちの一冊です(ちなみにもう一冊は『積み木の恋』でした)。
“プラチナ“という名が付いているレーベルさんだけあって、装丁もシンプルで上品だなぁと思ったのが第一印象でした。
スピンオフではありますが、この一冊を先に読んでも十分伝わる作品です。
レモンイエローのシャツ、猫、パン屋さん、ヘンゼルとグレーテル。
いろんなキーワードがこころを締め付けてくれます。
せつなくて、でもゆるく燻るような昏くてあたたかい想い。
加瀬が、手には抱えきれなくて大事にしてきたものを、阿木さんが「俺には持つ権利はないよ」といいながらも愛おしくて抱きしめてしまう、そんな、心をキュッと締め付けられるような作品です。
どれもこれも、プラチナ文庫さんというレーベルが先にあってからこそだと思います。
本当に大好きなプラチナ文庫さん。
休刊はほんとうに、本当にショックでした。
どの作品でもプラチナ文庫さんからの刊行だったら安心して読むことができました。
大好きな作家さんだったらなおさらです。
新刊を予約して、手元に届いて読むまで、”楽しみさ”を持続していけるレーベルさんでした。
ぜひまた新しいBL作品をこの手に取れるように、再開を祈っています。
ありがとう、プラチナさん。
わたしがこちらの作品を手に取ったのは今から7年前。
Amazonで購入しました。
こちらは『夜明けには優しいキスを』のスピンオフで、当時『夜明けには〜』は花丸文庫さんからの刊行でその時にはすでに在庫はなく、新品として入手することはできませんでした。
ですのでこちらの作品は他レーベル(プラチナ文庫さん)でのスピンオフ刊行。
わたしはあらすじを見ずに、まっさらな気持ちで作品を読みたい派でしたので、あらすじをまったく見ずにこちらを購入。
スピン作品であったことも読み終えるまで知りませんでした。
当時はわたしが商業BL小説を読み始めたころで、こちらの作品はわたし自身が急きょ他県の病院で入院・手術することになり、入院中に読もうと持っていた2冊の小説のうちの一冊です(ちなみにもう一冊は『積み木の恋』でした)。
“プラチナ“という名が付いているレーベルさんだけあって、装丁もシンプルで上品だなぁと思ったのが第一印象でした。
スピンオフではありますが、この一冊を先に読んでも十分伝わる作品です。
レモンイエローのシャツ、猫、パン屋さん、ヘンゼルとグレーテル。
いろんなキーワードがこころを締め付けてくれます。
せつなくて、でもゆるく燻るような昏くてあたたかい想い。
加瀬が、手には抱えきれなくて大事にしてきたものを、阿木さんが「俺には持つ権利はないよ」といいながらも愛おしくて抱きしめてしまう、そんな、心をキュッと締め付けられるような作品です。
どれもこれも、プラチナ文庫さんというレーベルが先にあってからこそだと思います。
本当に大好きなプラチナ文庫さん。
休刊はほんとうに、本当にショックでした。
どの作品でもプラチナ文庫さんからの刊行だったら安心して読むことができました。
大好きな作家さんだったらなおさらです。
新刊を予約して、手元に届いて読むまで、”楽しみさ”を持続していけるレーベルさんでした。
ぜひまた新しいBL作品をこの手に取れるように、再開を祈っています。
ありがとう、プラチナさん。
2015年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んでて胸が苦しくなる、泣きそうになるようなシーンもあり、主人公はどうなってしまうの、と途中でやめることができず一気に読むことが出来ました。
攻めのことを好きだと自覚して告白するシーンが唐突、のように書かれている方がいましたし、私もそのように感じたのですが、それも主人公が情緒不安定のような、そういうキャラクターのせいかのかな…?と思えなくもないような
甘えすぎてしまってこうじゃない、と今度は離れてみたり、もっと一緒にいたいとひっついてみたり、それを繰り返してこうじゃないこうじゃないと自己嫌悪する受けが痛々しく、また共感でき、読んでいてとても苦しくなりました。
ほのぼのきゅんきゅん、というには暗めの話かなあという印象です。あたたかく幸せなシーンももちろんありますけど、キャラが苦悩しているだけに。
攻めのことを好きだと自覚して告白するシーンが唐突、のように書かれている方がいましたし、私もそのように感じたのですが、それも主人公が情緒不安定のような、そういうキャラクターのせいかのかな…?と思えなくもないような
甘えすぎてしまってこうじゃない、と今度は離れてみたり、もっと一緒にいたいとひっついてみたり、それを繰り返してこうじゃないこうじゃないと自己嫌悪する受けが痛々しく、また共感でき、読んでいてとても苦しくなりました。
ほのぼのきゅんきゅん、というには暗めの話かなあという印象です。あたたかく幸せなシーンももちろんありますけど、キャラが苦悩しているだけに。
2017年4月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ただひたすらよかった(*'꒳`*)
前作読んでませんが、大丈夫、楽しめました。
私の好きなもの、パン🍞猫ちゃんがでてくるので余計によかった。
阿木がとにかくいい!何も言わず、やさしく包んでくれるところ、最高です。また、ギャルソン姿がいい。頭にのっかる猫ちゃん可愛すぎ💕挿絵も最高です✨
前作読んでませんが、大丈夫、楽しめました。
私の好きなもの、パン🍞猫ちゃんがでてくるので余計によかった。
阿木がとにかくいい!何も言わず、やさしく包んでくれるところ、最高です。また、ギャルソン姿がいい。頭にのっかる猫ちゃん可愛すぎ💕挿絵も最高です✨
2016年9月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「夜明けには優しいキスを」をプロローグ作品として読んでから、この作品を読むのをお勧めします。
「夜明けには優しいキスを」のレビューにも書きましたが、私はDV彼に気持ちが持ってかれていたので、今作でちょっとだけ気がすみました。(100%安心してないけど;)
パン屋でバイトしたことがあるのでパン屋の大変さ(体力面・経済面・時間)とか、賃貸マンションの火災保険に入ったことがあるので、保険内容とか、細かく言えば気になること沢山ありますが、BLはファンタジーなので、気にしない気にしない。(^^)ゞ
ただ、リビング床でHスタートしたはずなのに背中側にシーツがある…とか、整合性がない部分が気になってしまいました。
細かい部分は目をつぶるとして、主役の心情が細やかに描かれていてグッとくる部分多々で、☆5つとさせて頂きました。
私は凪良さんに、純文学BL作品を期待しているのかもしれません。
「夜明けには優しいキスを」のレビューにも書きましたが、私はDV彼に気持ちが持ってかれていたので、今作でちょっとだけ気がすみました。(100%安心してないけど;)
パン屋でバイトしたことがあるのでパン屋の大変さ(体力面・経済面・時間)とか、賃貸マンションの火災保険に入ったことがあるので、保険内容とか、細かく言えば気になること沢山ありますが、BLはファンタジーなので、気にしない気にしない。(^^)ゞ
ただ、リビング床でHスタートしたはずなのに背中側にシーツがある…とか、整合性がない部分が気になってしまいました。
細かい部分は目をつぶるとして、主役の心情が細やかに描かれていてグッとくる部分多々で、☆5つとさせて頂きました。
私は凪良さんに、純文学BL作品を期待しているのかもしれません。
2013年5月9日に日本でレビュー済み
辛い生い立ちのせいで、うまく社会に溶け込めない男・加瀬が、パン屋の主人・阿木の優しさや包容力に心を開いていく、という話です。
阿木とパン屋で働くシングルマザーや、その子供もほぼ毎日一緒にいるので、疑似家族モノと言えるでしょうか。(加瀬自身は馴染めず、自分は邪魔だと悩みますが)
読んでいると、疑似家族な温かさや阿木の優しさにほんわかし、それに対して徐々に心を柔らかくしていきつつも、不安や引け目などからなかなかそれを享受できない加瀬の心理に切なくなります。
登場する人物全員がそれぞれの事情を抱えながらもひたむきに生きているので、加瀬・阿木カップルだけでなく、みんな幸せになれよ〜と応援したくなるような作品でした。
唯一惜しいところがあるとすれば、阿木が一度は拒んだ加瀬との恋愛関係を受け入れる時の心の変化を、もう少し深く書いてほしかったなと思います。
加瀬が阿木に片思いするまでと、片思い期間中の加瀬の心理描写がとても繊細に書かれていたのに、そこは若干唐突な印象を覚えました。
また本編のラストも、それまでの丁寧さと比べると尻すぼみかな?とも思いました。
この二点を踏まえても良作だと思いますので、切な温かい話が読みたい人にはオススメです。
阿木とパン屋で働くシングルマザーや、その子供もほぼ毎日一緒にいるので、疑似家族モノと言えるでしょうか。(加瀬自身は馴染めず、自分は邪魔だと悩みますが)
読んでいると、疑似家族な温かさや阿木の優しさにほんわかし、それに対して徐々に心を柔らかくしていきつつも、不安や引け目などからなかなかそれを享受できない加瀬の心理に切なくなります。
登場する人物全員がそれぞれの事情を抱えながらもひたむきに生きているので、加瀬・阿木カップルだけでなく、みんな幸せになれよ〜と応援したくなるような作品でした。
唯一惜しいところがあるとすれば、阿木が一度は拒んだ加瀬との恋愛関係を受け入れる時の心の変化を、もう少し深く書いてほしかったなと思います。
加瀬が阿木に片思いするまでと、片思い期間中の加瀬の心理描写がとても繊細に書かれていたのに、そこは若干唐突な印象を覚えました。
また本編のラストも、それまでの丁寧さと比べると尻すぼみかな?とも思いました。
この二点を踏まえても良作だと思いますので、切な温かい話が読みたい人にはオススメです。
2012年9月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
リストラされハローワークへ行く途中、なにげに見た
パン屋さん。パン屋のオーナーから強引にアルバイトを
しないかと言われて働くようになります。
無愛想で目つきが悪い。コミニケーション能力も無い受。
男前だけど、危ない感じのオーナーの阿木。
パン職人の女性とその息子リオ。
阿木と女性と息子の知り合いだというヤクザの武藤。
受にしかなつかない黒猫。
ある日受のアパートが火事になり阿木と一緒に住むことに
なりますが、なんとなく自分を分かってくれる阿木に惹かれていく。
無口で無愛想と思ってたら好きになったら猪突猛進な受。
でも、阿木には一緒にはいられるけど自分には他に守るものがあるので
受け入れられないと。それでも構わないと、ただ一緒にいられるだけで
いいのだと。
でも、過去に恋人に暴力を振るった事のある受は
惹かれていくのに距離をとらないと・・・日々葛藤。
子供のころに親に虐待されて育った受と施設育ちの阿木、
色々な人物の過去が結構シビアです。
そのせいで、心が不安定な受に涙が止まりませんでした。
エロ度は薄いのですが、その分内容が深かったです。
むしろあまり無くて正解でした。
クロとリオがいてくれて、癒されました。
別の本に受が出ているとあとがきにありましたが、
多分、受が昔付き合っていた恋人がメインの話だと。
この話だけでも十分理解できました。
パン屋さん。パン屋のオーナーから強引にアルバイトを
しないかと言われて働くようになります。
無愛想で目つきが悪い。コミニケーション能力も無い受。
男前だけど、危ない感じのオーナーの阿木。
パン職人の女性とその息子リオ。
阿木と女性と息子の知り合いだというヤクザの武藤。
受にしかなつかない黒猫。
ある日受のアパートが火事になり阿木と一緒に住むことに
なりますが、なんとなく自分を分かってくれる阿木に惹かれていく。
無口で無愛想と思ってたら好きになったら猪突猛進な受。
でも、阿木には一緒にはいられるけど自分には他に守るものがあるので
受け入れられないと。それでも構わないと、ただ一緒にいられるだけで
いいのだと。
でも、過去に恋人に暴力を振るった事のある受は
惹かれていくのに距離をとらないと・・・日々葛藤。
子供のころに親に虐待されて育った受と施設育ちの阿木、
色々な人物の過去が結構シビアです。
そのせいで、心が不安定な受に涙が止まりませんでした。
エロ度は薄いのですが、その分内容が深かったです。
むしろあまり無くて正解でした。
クロとリオがいてくれて、癒されました。
別の本に受が出ているとあとがきにありましたが、
多分、受が昔付き合っていた恋人がメインの話だと。
この話だけでも十分理解できました。