なんといってもこのお話のすごさは、攻めと受けのキャラのあまりのギャップでしょう。
超絶出来のよい医者である受けもエベレスト並みのツンデレぶり。
その分可愛さもエベレスト並み(笑)
対する攻めは癒し300%。癒し以外この男には何もないんじゃないか、癒しで人間構成されているのではないか?と思うほどこれまた懐の深さはマリアナ海溝並み。
これだけ対局する二人をうまく絡めた作者の設定に脱帽です。
医者話ということで、ちらっと「楢崎先生とまんじ君」の楢崎先生が名前だけ登場。どうもつながっているみたいだなと匂わせる程度で終わっており、今後の展開で他シリーズのキャラも出てくるのではないかと期待もできます。
花なんてもらっても・・・と完全否定していたくせに、もらったアレンジメントフラワーを事あるごとに持ち上げて、いろんな角度から眺めたり匂いを嗅いだりしているツンデレ医者、甫が萌え。
究極に頑ななくせに弱い人間と、どこまでも心が広い人間。組み合わせがニッチ。

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お医者さんにガーベラ (プラチナ文庫) 文庫 – 2010/1/8
つけこんで、僕のすべてをあなたに捧げます
自他共に厳しい医師の大野木甫は、溺愛する弟と恋人になった部下の仲を見せつけられ、やけ酒で泥酔した。路上で寝込んだところを生花店店主の九条夕焼に拾われた甫は、「あなたを慰め、甘やかす権利を僕にください」と笑顔で押し切られ、添い寝までされてしまう。かいがいしく世話をされ、真っ直ぐ好意を告げる九条の優しい手に癒される甫。それでも己の寂しさ、弱さを認めまいとするが…。
自他共に厳しい医師の大野木甫は、溺愛する弟と恋人になった部下の仲を見せつけられ、やけ酒で泥酔した。路上で寝込んだところを生花店店主の九条夕焼に拾われた甫は、「あなたを慰め、甘やかす権利を僕にください」と笑顔で押し切られ、添い寝までされてしまう。かいがいしく世話をされ、真っ直ぐ好意を告げる九条の優しい手に癒される甫。それでも己の寂しさ、弱さを認めまいとするが…。
- 本の長さ252ページ
- 言語日本語
- 出版社フランス書院
- 発売日2010/1/8
- ISBN-104829624620
- ISBN-13978-4829624623
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登録情報
- 出版社 : フランス書院 (2010/1/8)
- 発売日 : 2010/1/8
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 252ページ
- ISBN-10 : 4829624620
- ISBN-13 : 978-4829624623
- Amazon 売れ筋ランキング: - 585,646位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 5,801位ボーイズラブノベルス (本)
- - 130,477位文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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1996年、講談社X文庫ホワイトハート新人賞佳作を受賞。
1997年、講談社X文庫ホワイトハート「人買奇談」でデビュー。
法医学教室に籍を置き、医療系専門学校で非常勤講師を務める傍ら、人間の生と死と食にまつわる物語を書き続けています。
シリーズ物が多いのですが、基本的に、どこから読んでも単品で十分に楽しんでいただけるよう努めています。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2016年9月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
甫がどんぞこまで落ち込んだ経緯は分かりました(というかとても可哀想で感情移入もしました)が
それが九条の愛を受け入れるということとどう繋がるのか分かりませんでした
最初から甫がゲイというのならとても自然ですが
ノーマルと断言している男がどんぞこまで裏切られたからといって、自分を好きだという男にいきなり、身を任せてしまうのは少々展開に無理があると感じずにいられませんでした
それが九条の愛を受け入れるということとどう繋がるのか分かりませんでした
最初から甫がゲイというのならとても自然ですが
ノーマルと断言している男がどんぞこまで裏切られたからといって、自分を好きだという男にいきなり、身を任せてしまうのは少々展開に無理があると感じずにいられませんでした
2010年1月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本、本当に良かった!!
プラチナ文庫リニューアル第一弾の中に含まれている作品です。
あの、エロが売りだったプラチナ文庫が、エロ少な目の純情真面目路線に切り替わった作品。
受けの不器用なまでの真面目な生き方と、それを優しく包んでくれる攻めのやり取りが、心に沁みる作品。
人間が描かれていて、真面目に生きるって、本当に大変。真剣に向き合うって本当に疲れるけど、一生懸命な主人公がいいです。
うーん、純愛だなあ・・・と思う。
私はこの作者さんは初めてなのですが、他社さんでご活躍されているというので、チェックしてみようかな〜、と思います。
まあ、BL小説なのでエロも一応あるし、何より人物描写が良いと思う。
一読の価値あり、と見た。
プラチナ文庫リニューアル第一弾の中に含まれている作品です。
あの、エロが売りだったプラチナ文庫が、エロ少な目の純情真面目路線に切り替わった作品。
受けの不器用なまでの真面目な生き方と、それを優しく包んでくれる攻めのやり取りが、心に沁みる作品。
人間が描かれていて、真面目に生きるって、本当に大変。真剣に向き合うって本当に疲れるけど、一生懸命な主人公がいいです。
うーん、純愛だなあ・・・と思う。
私はこの作者さんは初めてなのですが、他社さんでご活躍されているというので、チェックしてみようかな〜、と思います。
まあ、BL小説なのでエロも一応あるし、何より人物描写が良いと思う。
一読の価値あり、と見た。
2015年12月17日に日本でレビュー済み
もっと早く読みたかったと思った作品です。大好きなシリーズになりました。
グッと眼に力を入れて読む濃いお話も良いですが、ほんわかして優しいお話の方が
最近とても目に付くようになりました。
ずーっと続巻希望です。
グッと眼に力を入れて読む濃いお話も良いですが、ほんわかして優しいお話の方が
最近とても目に付くようになりました。
ずーっと続巻希望です。
2010年2月3日に日本でレビュー済み
感情移入するには、ちょっと人を選ぶ作品でした。
「自分の居場所がない」とかそういった、漠然とした不安を感じたことがあまりないという人には、主人公の心境が解りづらいと思います。
人から敬遠されがちな性格の主人公で、攻めが彼をたとえた花にたしかに似ています。
そんな彼の前に、攻めのような人が現れて本当によかったなと思えました。
まるで中学生のような不安を抱え込む主人公を、年齢差を感じさせない包容力で攻めが癒してあげるという少し甘めなお話です。
お約束のシーンへの入りもスマートで素敵な甘さがありました。
絵は小説にぴったりの優しいタッチで、キャラクターの性格をしっかり投影していたように思います。
あまり内容に触れると面白味が半減してしまいそうなので書きませんが、
まだ読まれていない方には、おすすめします。
意外性やワクワク感を求めることはできませんが、読後感はただただ爽やかです。
読み始めは主人公の頑なな性格に「なんじゃコイツ」と思われるかもしれませんが、
こちらまで頑なにならず、心穏やかに感情移入してみましょう。
思わずうるっと来たりするかもしれません。
…こう言っては何ですが、主人公の心境は、リアルに充実している方々には解りにくいものだと思います。
椹野氏といえば他社での「左手にメス〜」シリーズで有名ですが(あちらも読みました)、
今回の作品では全く様相を異にしています。「こんなのも書けたんだ!」という新たな可能性の発見にドキドキしてしまいました。
こういうほのぼのしてて嫌味のない作品だと、作者さんの、キャラクターに対する愛情が浮き彫りになるので
読んでいて楽しくなりますね。
「自分の居場所がない」とかそういった、漠然とした不安を感じたことがあまりないという人には、主人公の心境が解りづらいと思います。
人から敬遠されがちな性格の主人公で、攻めが彼をたとえた花にたしかに似ています。
そんな彼の前に、攻めのような人が現れて本当によかったなと思えました。
まるで中学生のような不安を抱え込む主人公を、年齢差を感じさせない包容力で攻めが癒してあげるという少し甘めなお話です。
お約束のシーンへの入りもスマートで素敵な甘さがありました。
絵は小説にぴったりの優しいタッチで、キャラクターの性格をしっかり投影していたように思います。
あまり内容に触れると面白味が半減してしまいそうなので書きませんが、
まだ読まれていない方には、おすすめします。
意外性やワクワク感を求めることはできませんが、読後感はただただ爽やかです。
読み始めは主人公の頑なな性格に「なんじゃコイツ」と思われるかもしれませんが、
こちらまで頑なにならず、心穏やかに感情移入してみましょう。
思わずうるっと来たりするかもしれません。
…こう言っては何ですが、主人公の心境は、リアルに充実している方々には解りにくいものだと思います。
椹野氏といえば他社での「左手にメス〜」シリーズで有名ですが(あちらも読みました)、
今回の作品では全く様相を異にしています。「こんなのも書けたんだ!」という新たな可能性の発見にドキドキしてしまいました。
こういうほのぼのしてて嫌味のない作品だと、作者さんの、キャラクターに対する愛情が浮き彫りになるので
読んでいて楽しくなりますね。
2013年1月17日に日本でレビュー済み
偶然に人に会いすぎ。
登場人物に出くわしすぎ笑
他にも、主人公に関する噂話耳にしたり、主人公の弟と部下が付きあっているなど。。
ほんとにご都合主義で話が進む。
ただ、文章力があるのと、舞台であるリハビリ科に関する内容がきちんと書かれているので読める。
一番良い点はキャラクターの書きわけがうまいところ。
イラストもいい。
水彩画っぽいタッチの表紙も、この話に合っている。
登場人物に出くわしすぎ笑
他にも、主人公に関する噂話耳にしたり、主人公の弟と部下が付きあっているなど。。
ほんとにご都合主義で話が進む。
ただ、文章力があるのと、舞台であるリハビリ科に関する内容がきちんと書かれているので読める。
一番良い点はキャラクターの書きわけがうまいところ。
イラストもいい。
水彩画っぽいタッチの表紙も、この話に合っている。
2010年9月13日に日本でレビュー済み
大学病院医師×花屋店主
穏やかで温かく優しい。照れも恥も無いのか甘い言葉をサラリと口にする攻・九条
堅物で融通が利かず容赦もないが、実は甘え方を知らず不器用なだけの受・甫
リハビリ科で働く甫は、有能だが柔軟性や協調性が欠けていて、
仕事的には結果を出しているものの、職場での人間関係は極めて悪い。
自分はプロとして当然のことをしていると信じる甫に歩み寄る気は全く無い。
そこに、弟・遥との関係も絡み、荒れ果てた心を持てあました甫は酒に酔う。
我を忘れるほど泥酔し路上で座り込む甫を介抱してくれたのが、
時折病院へ出入りしている花屋の九条。
九条はとにかく恥ずい(笑)読んでるこっちが照れるぐらい優しく甘い(笑)
甫を好きだと照れも無くサラリと言う。
"あなたを慰めて甘えさせる権利をください"なんて言葉が出てくるあたり、なにげにクセ者です。
職場での人間関係が最悪のところまでいった時、ふと浮かんだ九条の顔。。
甘え方を知らない甫が、強引なほどに甘やかしてくれる九条に傾くのは当然ですね。
真面目過ぎて不器用過ぎて優しい言葉を知らない甫。
九条はそんな甫をちゃんと理解して、大きな心で包んでくれる。
警戒心の強い高貴なネコを手懐ける腕はプロ級だ(笑)
ひたすら甘い九条の存在が甫の頑さを溶かしていく様が、読んでて面白かった。
穏やかで温かく優しい。照れも恥も無いのか甘い言葉をサラリと口にする攻・九条
堅物で融通が利かず容赦もないが、実は甘え方を知らず不器用なだけの受・甫
リハビリ科で働く甫は、有能だが柔軟性や協調性が欠けていて、
仕事的には結果を出しているものの、職場での人間関係は極めて悪い。
自分はプロとして当然のことをしていると信じる甫に歩み寄る気は全く無い。
そこに、弟・遥との関係も絡み、荒れ果てた心を持てあました甫は酒に酔う。
我を忘れるほど泥酔し路上で座り込む甫を介抱してくれたのが、
時折病院へ出入りしている花屋の九条。
九条はとにかく恥ずい(笑)読んでるこっちが照れるぐらい優しく甘い(笑)
甫を好きだと照れも無くサラリと言う。
"あなたを慰めて甘えさせる権利をください"なんて言葉が出てくるあたり、なにげにクセ者です。
職場での人間関係が最悪のところまでいった時、ふと浮かんだ九条の顔。。
甘え方を知らない甫が、強引なほどに甘やかしてくれる九条に傾くのは当然ですね。
真面目過ぎて不器用過ぎて優しい言葉を知らない甫。
九条はそんな甫をちゃんと理解して、大きな心で包んでくれる。
警戒心の強い高貴なネコを手懐ける腕はプロ級だ(笑)
ひたすら甘い九条の存在が甫の頑さを溶かしていく様が、読んでて面白かった。