本能寺の内と外では社会的規範が全く違ったために、宣教師が連れてきた黒人奴隷以外の信長及びその家臣達は討ち死に。負けそうになれば主君の首を土産に敵方へ降るのが戦国の常識であった時代に。社会学者としての著者の分析が冴える。これは、そういう本。
著者のお弟子さんの一人の説で織田信長爆殺説があるが、それとはまた違う分析でおもしろい。
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信長 ー近代日本の曙と資本主義の精神ー 単行本 – 2010/5/28
小室 直樹
(著)
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織田信長による新機軸と言えば、「楽市楽座」と「兵農分離」に指を屈するであろう。歴史家ならば言うであろう。「楽市楽座」も「兵農分離」も信長は不徹底であり、徹底的に行なったのは秀吉であると。その通りだが、此処に信長の真の偉大さが有る。信長は曠古の大革命が一気に行なえないことを知っていた。大革命が内包する矛盾は、尖鋭に対立する契機を強調することによってのみ克服され得ることを知っていた。
信長は、一方において「楽市楽座」を確立した。それと同時に巨大な独占資本を作り出したのだ。この端的に矛盾する経済政策が、流通システムの飛躍的拡大のために絶大な威力を発揮したのだ。「座」とは独占的販売権を与えられた商人組合である。「座」に属する組合員でないと商品を販売することができない。市場は売り手独占市場であった。信長の「楽市楽座」は、「座」の組合員でなくても「市」で自由に商品を販売できるようにした。自由競争市場の創設である。しかし信長は全ての座を廃止したわけではない。信長が安堵した座もある。このように信長の「楽市楽座」は不徹底であった。
だが信長の「楽市楽座」は、市場の自由化を推し進めると同時に、特権的独占資本も作り上げていった。信長は巨大資本に大いなる独占的特権を与えた。自由市場の創設と独占資本育成。何たる矛盾。しかしこの政策は、一方において市場の自由化を推進すると共に強力な独占資本を育成する。近代資本主義を急速に育成するために最も効果的な政策なのだ。
「座」こそ、正に斯かる中世的独占である。ちなみに日本においてもヨーロッパのように「座」の特権を与えたのは、権力者や社寺都市などである。しかし、斯かる静止的な中世的独占と溌剌たる巨大資本とは違う。アメリカのロックフェラー、モルガン、フォード、ドイツのクルップ、日本の三井、三菱……などが、資本主義化に演じた役割は忘れるべきではあるまい。信長はこのことを良く理解していた。それであればこそ、中世的特権である「座」を廃止しようとすると共に新独占資本を創造しようとしたのであった。果たしてこの尖鋭に矛盾せる政策によって、流通システムは急速に発達していった。それだけではない。流通システムが発達し自由競争市場が成立していくに連れて、独占資本下でも自由市場の方が儲けが大きいと感ずるようになる。
独占資本家もまた、自由市場の支持者に改心していく。「独占資本家」が自由企業と相携えて資本主義成立に協力する。「独占資本家も社会のある発展段階においては十分に進歩的であった」とフィルファーディングが言っているのは、この論理なのである。このことに気付いたのか、「独占資本家」も次第に自由市場は良いものだと思うようになり、「楽市楽座」を支持するようになっていった。
現代日本は信長に負う。その全てをだ。信長によって日本は全く別の国に生まれ変わったのだ。政治家・織田信長の存在は、現代日本の至福である。
本書では、桶狭間の役、本能寺の変での信長とその兵の行動を分析することによって、信長の世界史的意味を示した。
信長は、一方において「楽市楽座」を確立した。それと同時に巨大な独占資本を作り出したのだ。この端的に矛盾する経済政策が、流通システムの飛躍的拡大のために絶大な威力を発揮したのだ。「座」とは独占的販売権を与えられた商人組合である。「座」に属する組合員でないと商品を販売することができない。市場は売り手独占市場であった。信長の「楽市楽座」は、「座」の組合員でなくても「市」で自由に商品を販売できるようにした。自由競争市場の創設である。しかし信長は全ての座を廃止したわけではない。信長が安堵した座もある。このように信長の「楽市楽座」は不徹底であった。
だが信長の「楽市楽座」は、市場の自由化を推し進めると同時に、特権的独占資本も作り上げていった。信長は巨大資本に大いなる独占的特権を与えた。自由市場の創設と独占資本育成。何たる矛盾。しかしこの政策は、一方において市場の自由化を推進すると共に強力な独占資本を育成する。近代資本主義を急速に育成するために最も効果的な政策なのだ。
「座」こそ、正に斯かる中世的独占である。ちなみに日本においてもヨーロッパのように「座」の特権を与えたのは、権力者や社寺都市などである。しかし、斯かる静止的な中世的独占と溌剌たる巨大資本とは違う。アメリカのロックフェラー、モルガン、フォード、ドイツのクルップ、日本の三井、三菱……などが、資本主義化に演じた役割は忘れるべきではあるまい。信長はこのことを良く理解していた。それであればこそ、中世的特権である「座」を廃止しようとすると共に新独占資本を創造しようとしたのであった。果たしてこの尖鋭に矛盾せる政策によって、流通システムは急速に発達していった。それだけではない。流通システムが発達し自由競争市場が成立していくに連れて、独占資本下でも自由市場の方が儲けが大きいと感ずるようになる。
独占資本家もまた、自由市場の支持者に改心していく。「独占資本家」が自由企業と相携えて資本主義成立に協力する。「独占資本家も社会のある発展段階においては十分に進歩的であった」とフィルファーディングが言っているのは、この論理なのである。このことに気付いたのか、「独占資本家」も次第に自由市場は良いものだと思うようになり、「楽市楽座」を支持するようになっていった。
現代日本は信長に負う。その全てをだ。信長によって日本は全く別の国に生まれ変わったのだ。政治家・織田信長の存在は、現代日本の至福である。
本書では、桶狭間の役、本能寺の変での信長とその兵の行動を分析することによって、信長の世界史的意味を示した。
- 本の長さ252ページ
- 言語日本語
- 出版社ビジネス社
- 発売日2010/5/28
- ISBN-104828415858
- ISBN-13978-4828415857
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商品の説明
著者について
小室 直樹(こむろ・なおき)
政治学者、経済学者。
昭和7(1932)年、東京生まれ。
京都大学理学部数学科卒業。大阪大学大学院経済学研究科、東京大学大学院法学政治学研究科修了。東京大学法学博士。
この間、フルブライト留学生としてアメリカに留学し、ミシガン大学大学院でスーツ博士に計量経済学を、マサチューセッツ工科大学大学院でサムエルソン博士(1970年ノーベル賞)とソロー博士(1987年ノーベル賞)に理論経済学を、ハーバード大学大学院ではアロー博士(1972年ノーベル賞)とクープマン博士(1975年ノーベル賞)に理論経済学を、スキナー博士に心理学を、パースンズ博士に社会学を、ホマンズ教授に社会心理学を学ぶ。
著書に
『奇跡の近上天皇』(PHP研究所)
『ソビエト帝国の崩壊』『韓国の悲劇』『国民のための経済原論I・II』(光文社)
『「天皇」の原理』(文芸春秋)
『小室直樹の資本主義原理』『日本人のための経済原論』『数学嫌いな人のための数学』『論理の方法』(東洋経済新報社)
『日本の敗因』(講談社)
その他、多数
政治学者、経済学者。
昭和7(1932)年、東京生まれ。
京都大学理学部数学科卒業。大阪大学大学院経済学研究科、東京大学大学院法学政治学研究科修了。東京大学法学博士。
この間、フルブライト留学生としてアメリカに留学し、ミシガン大学大学院でスーツ博士に計量経済学を、マサチューセッツ工科大学大学院でサムエルソン博士(1970年ノーベル賞)とソロー博士(1987年ノーベル賞)に理論経済学を、ハーバード大学大学院ではアロー博士(1972年ノーベル賞)とクープマン博士(1975年ノーベル賞)に理論経済学を、スキナー博士に心理学を、パースンズ博士に社会学を、ホマンズ教授に社会心理学を学ぶ。
著書に
『奇跡の近上天皇』(PHP研究所)
『ソビエト帝国の崩壊』『韓国の悲劇』『国民のための経済原論I・II』(光文社)
『「天皇」の原理』(文芸春秋)
『小室直樹の資本主義原理』『日本人のための経済原論』『数学嫌いな人のための数学』『論理の方法』(東洋経済新報社)
『日本の敗因』(講談社)
その他、多数
登録情報
- 出版社 : ビジネス社 (2010/5/28)
- 発売日 : 2010/5/28
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 252ページ
- ISBN-10 : 4828415858
- ISBN-13 : 978-4828415857
- Amazon 売れ筋ランキング: - 71,191位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 14,502位ノンフィクション (本)
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著者について
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2018年9月1日に日本でレビュー済み
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政治をマスターオブソーシャルサイエンスとすれば、その総体モデルを構築する時に、個別モデル「信長」を利用する。小室直樹一流のメソッド。主人公を論じることで、その総体モデルを作る。分かりやすい。
2015年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小室直樹氏の長年のファンですが、この本も期待通りです。
信長は日本の歴史に現れた唯一の革命家。
神の意志を体現しています。
彼が寺社から利権を奪い、資本主義の萌芽を作りました。
桶狭間奇襲説も納得できるものですね。
信長は日本の歴史に現れた唯一の革命家。
神の意志を体現しています。
彼が寺社から利権を奪い、資本主義の萌芽を作りました。
桶狭間奇襲説も納得できるものですね。
2013年3月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いずれ歴史が証明するのでしょうが、天才の勇気・度胸・先見性の描写は目をみはるものがあります。
とりわけ「楽市楽座」。
エリツィンと対比させ、経済原則的視座から早急に政策を推し進めるのではなく、原則に従い繁栄と遺産を残す信長のスタンスの議論は多面的にあれはダメ、これは中途半端等と批判を惜しまない昨今のリベラルなインテリに参考にしてもらいたい中身であります。
骨格を抉り取る小室先生。
音楽で喩えるなら、まさにキャッチーなリズムで爽快に教えて下さいます。
とりわけ「楽市楽座」。
エリツィンと対比させ、経済原則的視座から早急に政策を推し進めるのではなく、原則に従い繁栄と遺産を残す信長のスタンスの議論は多面的にあれはダメ、これは中途半端等と批判を惜しまない昨今のリベラルなインテリに参考にしてもらいたい中身であります。
骨格を抉り取る小室先生。
音楽で喩えるなら、まさにキャッチーなリズムで爽快に教えて下さいます。
2011年11月12日に日本でレビュー済み
独裁政権や共産主義の国が崩壊したからといって、直ぐに資本主義の国ができるわけではないということは事実を見ればわかるけど、それはなぜなのか、何がどうなるのが鍵なのか・・・小室先生の講演をYoutubeで聞いて初めて分かった気がしたが、では日本ではどこで上手く軌道に乗ることができたのか・・・これを解いてくれるのが本書である。
信長は、目的合理性を貫く革新者であるものの、一代で成し得ようなどと決して焦るうようなことはなく(秀吉がそれを徹底)、旧来のmodeを徹底的に変えようとしたのだという。
例えば、豪族が支配する農民が戦時に家来として(農民との兼業兵士)使っていたやり方を、専業武士団・傭兵を成長させるとともに、一個人の働きを評価する戦争個人主義みたいなところがあったところを、それよりも各自の部署において如何に与えられた任務を遂行したかを評価する(=つまり、敵を自らの手で殺傷したことではなく、諜報員なら如何に貴重な情報をもたらしたかを評価するという、今日様々な場面で応用される評価の仕方か)方式に変えた。楽市楽座も既得権益の打破そのものだったらしい。戦のやり方を社会構造を変えることから変えた(否、その反対か?)とはスケールが違う。著者も言っているが、日本に信長がいて良かった!と読後は思えるだろう。
他にも
-古代ギリシャもインドも高いレベルの論理学を作成、ただし前者は数学と結び付き、完全理論に至ったのに対し、後者はそれがなし。しかし、中国が文化が高かったのにインドに伝わったことはなく、逆の一方通行であったことは、インドのレベルがそれ以上だった証拠
-仏教は本来厳重な内部規範を持つことで有名(なのに、乱れ切った比叡山延暦寺等は潰してしまえとなった)
-平安時代は、政治も官職も世襲閥で、門閥に無いものが立身出世をしようと思うと僧侶になるのが手っ取り早く、このため地方行政の乱れ等から生じた遊民が剃髪して僧侶のふりをして僧侶階級に成り済ますようになった。こうした者達が僧兵の発達の元になった。
-油断禁物(信長も人生に2度油断をし、2回目の油断が本能寺の変)
-戦国武士道では、たとえ元の敵でも仕えるようになった時は、旧主人に仕えた忠義をもって新主人に仕えていた。だから、大戦時に捕虜になって米軍に協力したのも日本人として不自然ではない。
-人格喪失してアノミーに陥った人間は、秩序ある仕事は出来ず。
-負けたことの無いのは西洋ではアレクサンダー大王、東洋では雀去病(かくきょへい)
などなど、興味ある記述が満載だった。
信長は、目的合理性を貫く革新者であるものの、一代で成し得ようなどと決して焦るうようなことはなく(秀吉がそれを徹底)、旧来のmodeを徹底的に変えようとしたのだという。
例えば、豪族が支配する農民が戦時に家来として(農民との兼業兵士)使っていたやり方を、専業武士団・傭兵を成長させるとともに、一個人の働きを評価する戦争個人主義みたいなところがあったところを、それよりも各自の部署において如何に与えられた任務を遂行したかを評価する(=つまり、敵を自らの手で殺傷したことではなく、諜報員なら如何に貴重な情報をもたらしたかを評価するという、今日様々な場面で応用される評価の仕方か)方式に変えた。楽市楽座も既得権益の打破そのものだったらしい。戦のやり方を社会構造を変えることから変えた(否、その反対か?)とはスケールが違う。著者も言っているが、日本に信長がいて良かった!と読後は思えるだろう。
他にも
-古代ギリシャもインドも高いレベルの論理学を作成、ただし前者は数学と結び付き、完全理論に至ったのに対し、後者はそれがなし。しかし、中国が文化が高かったのにインドに伝わったことはなく、逆の一方通行であったことは、インドのレベルがそれ以上だった証拠
-仏教は本来厳重な内部規範を持つことで有名(なのに、乱れ切った比叡山延暦寺等は潰してしまえとなった)
-平安時代は、政治も官職も世襲閥で、門閥に無いものが立身出世をしようと思うと僧侶になるのが手っ取り早く、このため地方行政の乱れ等から生じた遊民が剃髪して僧侶のふりをして僧侶階級に成り済ますようになった。こうした者達が僧兵の発達の元になった。
-油断禁物(信長も人生に2度油断をし、2回目の油断が本能寺の変)
-戦国武士道では、たとえ元の敵でも仕えるようになった時は、旧主人に仕えた忠義をもって新主人に仕えていた。だから、大戦時に捕虜になって米軍に協力したのも日本人として不自然ではない。
-人格喪失してアノミーに陥った人間は、秩序ある仕事は出来ず。
-負けたことの無いのは西洋ではアレクサンダー大王、東洋では雀去病(かくきょへい)
などなど、興味ある記述が満載だった。
2013年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
我々浄土真宗門徒にとっては、信長は天敵みたいな存在です。でも、信長のような人物が時代を進歩させているのだということが分かりました。
2017年8月9日に日本でレビュー済み
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漢字の熟語に悉くカタカナ英語が施されていて読み難い。
信長モノを期待すると期待外れ、あくまで「小室モノ」です。
信長モノを期待すると期待外れ、あくまで「小室モノ」です。
2010年11月18日に日本でレビュー済み
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信長といえば、小説やドラマの題材として過去多く扱われ、もはや語り尽くされた感があったが・・・。
小室直樹氏の手にかかれば、そうではないことが良くわかる。著者の分析・語り口の鋭さや、解りやすさは、もはや説明不要。
こういう物の見方があったのか・・・と著者の他の作品同様に驚きと楽しさに満ちた内容でした。
ホント。お勧めです。
そして、小室氏の訃報に接し少なからず動揺しました。氏ほど知へ意欲的で深い学識を持ち、旺盛な啓蒙意欲を持った方を私は他に知りません。本書が氏の遺作でしょうか。個人的にもっと氏から学びたかったです。この場を借りて今までの仕事への深い敬意と、そしてなにより感謝と、心からの哀悼の意を表したいです。
小室直樹氏の手にかかれば、そうではないことが良くわかる。著者の分析・語り口の鋭さや、解りやすさは、もはや説明不要。
こういう物の見方があったのか・・・と著者の他の作品同様に驚きと楽しさに満ちた内容でした。
ホント。お勧めです。
そして、小室氏の訃報に接し少なからず動揺しました。氏ほど知へ意欲的で深い学識を持ち、旺盛な啓蒙意欲を持った方を私は他に知りません。本書が氏の遺作でしょうか。個人的にもっと氏から学びたかったです。この場を借りて今までの仕事への深い敬意と、そしてなにより感謝と、心からの哀悼の意を表したいです。