本を読むことの効能の一つに、周囲の人に
「この人の話は面白い」
「この人は、物知りで聡明だ」
と思ってもらえることがあると思います。
例えば、この本を読み終えた後に、
「都知事の舛添氏の公金無駄使い問題」
を、人前で評すると仮定すると下記のような
言い方ができると思いました。
---------------------------------------------------------------------------------------------------
「舛添の件、使い込みの内容がせこいだけに、だらだら長引きそうだなぁ。
これってパーキンソンの「凡俗の法則」ってやつかな。
「議題の1案件の審議に要する時間は、その案件にかかわる金額に反比例する」
億を超える原子炉の見積よりも数千円のお茶菓子代の検討時間の方が長い
という面白い発見だけどさ。
それに準ずれば、彼が私的に流用しちゃったのが
「クレヨンしんちゃん」だったのは命取りになるだろうなぁ(笑)
どうせなら数十億単位で横領してタックスヘイブンに
突っ込んでおけば良かったんだよなぁ(笑)」
ワイドショーもこんなに叩きやすい材料はないもんなぁ。
---------------------------------------------------------------------------------------------------
この本は、経営学者とともに、16本の論文と、
12冊の本を読み解いていくという試みです。
とりあげる本は出版年月がちょっと古い物が多く、
著者が教えるビジネススクールでも「もっと新しいケースをつかって欲しい」
という要望があるそうですが、著者は「新しい=良い」
というのは幻想であると切り捨てています。
本当の経営に役立つのは「世代を超えて生きてきた法則」
であるとしています。
まさにその通りであることを感じます。
経営学の先生が書いていますが、御堅い学問ではなく、
職場で起きている人間関係問題や、時事問題を考える
際に材料になるような応用力があることばかりです。
居酒屋で会社のことや、ニュースを語るときに、
周囲の人に「この人博学だなぁ 視点が面白いなぁ」
と思ってもらうためには、新聞やニュースに沢山触れるだけでなく
それらを評する(斬る)ためのネタとなる知識を
身に着けておく必要があるでしょう。
おそらく周りの人たちは、「池上彰」を読んで、
常識を一生懸命身に着けているのでしょうが、
そんなライバルに「斬れ味」で差をつけるために
これ以上のショートカットはないでしょう。
2000円近くする強気の価格設定をもってしても、
十分もとが取れてしまうコスパが良い本だと思います。
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経営学者の読み方 あなたの会社が理不尽な理由 単行本 – 2016/5/19
清水 勝彦
(著)
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16本の「論文」と12冊の「本」を
ビジネススクール教授と読んで「気づく力」を鍛える
「うちの会社の会議では、何億円もの失敗や投資より、お茶菓子代やタクシー代の議論に時間をかけるのはなぜだろう?」
「うちの上司は部下に言うことと自分でやっていることが全然違う。なんて理不尽な会社なんだ」――。
経済合理性を追及するはずの会社で、このような理不尽なことが起きるのはなぜでしょうか?
この疑問に、ビジネス書から小説まで幅広いジャンルの書籍と、経営学の必読論文を取り上げ、経営学者の視点で分かりやすくこたえていくのが本書です。
本書では、誰もが手に取ったことのある本や、MBAの学生なら誰もが読む論文を取り上げていますが、単なる読書案内や論文解説ではありません。
例えば小説を経営学者の視点で読み、現実の経営課題に役立つヒントを探っていきます。
本書で著者が指摘するのは、経営課題を前に、何か「よさそうな答え」を求めようとする発想が、かえって組織の停滞を招いているということです。
「MBAは役に立つのか?」「経営学は実際の経営に本当に役立つのか?」という問いかけにも、こういった「答え」を求める発想が根底にあると言います。
企業をはじめとした組織が先へ進み、成長し続けるためには、「答え」より先に、現実の課題をきちんと認識することが重要で、
言い換えれば「へんだぞ」に気づく「視点」を持つことがイノベーションの根源だと、筆者は強調します。
経営学の視点で本を読み、目の前にある仕事の課題を見つめ直す訓練をすることで、これまで見えなかった経営の「気づき」が得られます。
本書は、組織のリーダーはじめ、ビジネスパーソン全般にとって、課題解決のために必要な「気づく力」を鍛えるための必読書です。
ビジネススクール教授と読んで「気づく力」を鍛える
「うちの会社の会議では、何億円もの失敗や投資より、お茶菓子代やタクシー代の議論に時間をかけるのはなぜだろう?」
「うちの上司は部下に言うことと自分でやっていることが全然違う。なんて理不尽な会社なんだ」――。
経済合理性を追及するはずの会社で、このような理不尽なことが起きるのはなぜでしょうか?
この疑問に、ビジネス書から小説まで幅広いジャンルの書籍と、経営学の必読論文を取り上げ、経営学者の視点で分かりやすくこたえていくのが本書です。
本書では、誰もが手に取ったことのある本や、MBAの学生なら誰もが読む論文を取り上げていますが、単なる読書案内や論文解説ではありません。
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本書で著者が指摘するのは、経営課題を前に、何か「よさそうな答え」を求めようとする発想が、かえって組織の停滞を招いているということです。
「MBAは役に立つのか?」「経営学は実際の経営に本当に役立つのか?」という問いかけにも、こういった「答え」を求める発想が根底にあると言います。
企業をはじめとした組織が先へ進み、成長し続けるためには、「答え」より先に、現実の課題をきちんと認識することが重要で、
言い換えれば「へんだぞ」に気づく「視点」を持つことがイノベーションの根源だと、筆者は強調します。
経営学の視点で本を読み、目の前にある仕事の課題を見つめ直す訓練をすることで、これまで見えなかった経営の「気づき」が得られます。
本書は、組織のリーダーはじめ、ビジネスパーソン全般にとって、課題解決のために必要な「気づく力」を鍛えるための必読書です。
- 本の長さ472ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2016/5/19
- ISBN-104822279464
- ISBN-13978-4822279462
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登録情報
- 出版社 : 日経BP (2016/5/19)
- 発売日 : 2016/5/19
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 472ページ
- ISBN-10 : 4822279464
- ISBN-13 : 978-4822279462
- Amazon 売れ筋ランキング: - 362,385位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 358位読書法
- - 821位MBA(経営学修士)
- - 1,842位経済学 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年11月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
kindleで安くなっていたので購入しました。
商品説明のところにもあるように、書籍12冊と論文16本に対して、著者の考えが書いてあります。
書評感の本ではありますが、読みやすく、掲載されていた本で未読の本の内、数冊も購入させるほど、引き込まれます。本の中でも良いとこ取りをしているので、重要なエッセンスが盛り込まれている感じを受けました。ただ、論文については、私のレベルが低いので、そもそも論文みたいなものに、ついていけず、論文の章は読み流しになってしまいました。タイトルの会社の理不尽の話は、前半部分であり、タイトルの内容を期待すると、後悔するかと思います。が、本としては、読みやすく、ためになる本ですし、ビジネス書を探している人には、立派な書評本になると思います。
商品説明のところにもあるように、書籍12冊と論文16本に対して、著者の考えが書いてあります。
書評感の本ではありますが、読みやすく、掲載されていた本で未読の本の内、数冊も購入させるほど、引き込まれます。本の中でも良いとこ取りをしているので、重要なエッセンスが盛り込まれている感じを受けました。ただ、論文については、私のレベルが低いので、そもそも論文みたいなものに、ついていけず、論文の章は読み流しになってしまいました。タイトルの会社の理不尽の話は、前半部分であり、タイトルの内容を期待すると、後悔するかと思います。が、本としては、読みやすく、ためになる本ですし、ビジネス書を探している人には、立派な書評本になると思います。
2019年10月14日に日本でレビュー済み
その辺りに転がっていたので読んでみた。著者の「独断と偏見によるもの」で選ばれた論文、書籍を引用しつつ、リーダシップ、教育、会社の意思決定の仕組み等、様々な問題に対する視点(著者の考え)が記載されている。
本の題名にもある、自分の会社が理不尽だと感じた場合の示唆の他、サンプリングバイアス、相手の受信機の精度を高めるにはどうするか、高付加価値戦略が駄目な理由、社員を導いていくポイントとして会社の問題を自分の問題として考えてもらうこと、良いゴールやビジョンが持つ要素、リーダの仕事はジレンマのmanageであること、役員の意思決定、企業の差別化をどうするか、等、社員から管理者、経営者等様々な層に向けての視点が書かれている。日経ビジネスオンラインで連載した記事を基に加筆修正したものらしい。引用対象は外国の経済書だけではなく、サイボウズや野村監督の本等、一般に分かりやすい本も含まれている。
頭からずるずる読んでいると、前後の章のつながりが特になく、対象とする読者層もばらばらなので、多少読みにくく感じる。ネットで記事を読む場合や目次から好きな項目を読む場合には良いのだろうが。
本の題名にもある、自分の会社が理不尽だと感じた場合の示唆の他、サンプリングバイアス、相手の受信機の精度を高めるにはどうするか、高付加価値戦略が駄目な理由、社員を導いていくポイントとして会社の問題を自分の問題として考えてもらうこと、良いゴールやビジョンが持つ要素、リーダの仕事はジレンマのmanageであること、役員の意思決定、企業の差別化をどうするか、等、社員から管理者、経営者等様々な層に向けての視点が書かれている。日経ビジネスオンラインで連載した記事を基に加筆修正したものらしい。引用対象は外国の経済書だけではなく、サイボウズや野村監督の本等、一般に分かりやすい本も含まれている。
頭からずるずる読んでいると、前後の章のつながりが特になく、対象とする読者層もばらばらなので、多少読みにくく感じる。ネットで記事を読む場合や目次から好きな項目を読む場合には良いのだろうが。
2016年11月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
過去のビジネス論文、ビジネス書を、経営学者の著者が読み込み、独自の切り口で解説するという内容。 軽妙な文章で、読み進められる。 取り上げられている論文や書籍は、勉強家のビジネスパーソンであれば過去に触れたものが多いだろう。 その意味では、おさらいのような本で、改めて自社の現状を振り返る良いチェック本でもあるだろう。 また、著者独特の多様な視点からの読み込みは、ともすると固定観念が形成されつつある高齢マネジメント層の、頭の柔軟剤になるかもしれない。 読んだ後、上司の机にこっそり置いておきたい本。
2016年7月2日に日本でレビュー済み
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沢山の経営に関する本を買わずして、この多大な内容を理解できる。非常に参考になる本です。
2016年10月31日に日本でレビュー済み
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1000円の茶菓子と、100億円のプロジェクト。
会議で予算の承認を得るのは1000円の茶菓子のほうが大変。
はぁ、ウチの会社やん。
会議で予算の承認を得るのは1000円の茶菓子のほうが大変。
はぁ、ウチの会社やん。
2017年5月28日に日本でレビュー済み
タイトルに騙されて(もとい、惹かれて)本書を手にとっても、即物的な答えは載っていない。
内容は、ビジネス理論や対人関係、組織論の「古典」「名著」のガイドブックといったところか。
興味がある本が何冊か紹介されていたので、これから読んでみようと思います。
内容は、ビジネス理論や対人関係、組織論の「古典」「名著」のガイドブックといったところか。
興味がある本が何冊か紹介されていたので、これから読んでみようと思います。
2017年6月18日に日本でレビュー済み
おそらく著者があっちこっち読みまくった本のうち、一般人向けの者を選んだものをまとめたものである。
著者のオリジナリティよりも、書評として読んでほしい。
著者のオリジナリティよりも、書評として読んでほしい。