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中国に立ち向かう日本、つき従う韓国 単行本 – 2013/2/21

4.3 5つ星のうち4.3 77個の評価

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購入オプションとあわせ買い

  米国の忠実な同盟国だった韓国、同じ資本主義陣営の仲間とばかり思いこんでいた韓国が既に中国に取り込まれている――。
そう言うと、中国大陸の状況に詳しくない多くの日本人は驚かれるかもしれません。ただ、これは現在進行形で起きている現実、
東アジアの新しい秩序です。
  例えば、韓国は軍事機密の円滑な交換を約束する軍事協定を日本と結ぶはずでしたが、中国の恫喝によって署名の当日に拒否しました。
しかも、日本との協定は反故にしたのに、中国に対して軍事協定を申し入れました。傲慢で恐ろしい隣国の歓心を買おうとしたためですが、
結べば米国が韓国に与えた機密情報が中国に筒抜けになってしまいます。
  韓国は金融の命綱も中国に託しました。外貨繰りに不安がある韓国はいざというときのために、日本や中国とスワップ協定を
結んでいましたが、李明博大統領の竹島上陸と「日王への謝罪要求」で日韓関係が極度に悪化。結果的に、人民元の国際化に対する協力と
引き替えに、中国との通貨スワップを延長してもらうことを決めました。ドル体制を揺さぶる中国。そのお先棒を同盟国の韓国が担ぐとは、
米国の心中も穏やかではないでしょう。
  中国の台頭とともに米国の懐を離れて中国にすり寄る韓国。この動きは2012年に明らかになりました。
その変化を最初に描いたジャーナリストが、日本経済新聞社で編集委員を務めている鈴置高史氏でした。新聞の雑報や取材の断片を積み重ねて、
韓国の「離米従中」をスクープ、その現状を日経ビジネスオンラインのコラム、「早読み 深読み 朝鮮半島」で浮き彫りにしました。
  韓国の中国接近で東アジアの力関係が揺らぎ始めています。鈴置氏も指摘していますが、米国と北朝鮮が接近する気配もあります。
激変する北東アジアで日本は何を考えるべきか。それを知るのに最適な一冊です。
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商品の説明

著者について

日本経済新聞社編集委員。1954年、愛知県生まれ。
早稲田大学政経学部卒。77年、日本経済新聞社に入社、産業部に配属。大阪経済部、東大阪分室を経てソウル特派員(87~92年)、
香港特派員(99~03年と06~08年)。04年から05年まで経済解説部長。95~96年にハーバード大学日米関係プログラム研究員、
06年にイースト・ウエスト・センター(ハワイ)ジェファーソン・プログラム・フェロー。
論文・著書は「From Flying Geese to Round Robin: The Emergence of Powerful Asian Companies and the Collapse of Japan's Keiretsu
(Harvard University, 1996) 」、「韓国経済何が問題か」(韓国生産性本部、92年、韓国語)、小説「朝鮮半島201Z年」(日本経済新聞出版社、2010年)。
「中国の工場現場を歩き中国経済のぼっ興を描いた」として02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 日経BP (2013/2/21)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2013/2/21
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 279ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4822274144
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4822274146
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 77個の評価

著者について

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鈴置 高史
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上位レビュー、対象国: 日本

2014年7月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 
昨今、中国の崩壊、韓国の愚かさ、をコレでもか!と論じる書籍が売れている(特に対韓関係)

当書籍は、地政学的な見地も含めて冷静に東アジアの不安定さ、韓国の危さ等が述べられており、

各章の終わり毎に著者とゲストの対談も記されいる”豪華版”である。

又、最近特にこの分野では見かけなくなった装丁の良さは特筆するに値する。

kindleも便利で良いのだが、ファイルのDLよりCD、より帯付きのレコード盤の方が想像力を掻き立てられる意味での書籍版と言えば解かり易いだろうか?

このシリーズ1作目を手に入れると、2作目も入手したくなる。

構成と装丁に★5とした。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年8月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いろいろ興味深い個所があったが、一つあげるなら234ページ「今から思えば暢気なものだった・・・」以下だ。欧米人はある意味ヘーゲル主義者で、「豊かになれば必然的に民主主義になり、親欧米の文化がうまれる」と潜在意識的に考える。これがおおまちがい。日本人も欧米文化のはしくれとして安易にそう考えている
 歴史的に形成されたものはしつこく社会の文化として残る。中国・韓国の中華という文化は中華的原理主義であり、これは執拗なものである。
 
また日本の文化は中華文化と違い、おおらかで寛容なものである。(ところが、日本人自体がこれを誤解し、また中国人韓国人が昭和10年代の日本のありかたのごく一面を過剰にとらえ、日本人はナチのような悪者だと世界に宣伝している。悪者は中華文化のほうだ。日本と比べ支配者が被支配者に、あるいは相互に、どんなにひどいことをしてきたことか。)

つぎの駐日米大使はキャロライン・ケネディさん。父親はケネディー大統領。大統領就任の昭和36年、駐日大使に任命したのが、東京生まれ東京育ち、ハーバード大学のE.O.ライシャワーさん。日本名江戸 頼。日本語、中国語、韓国語、フランス語、ロシア語、イタリア語・・・ができ、まだなかった韓国語の文法書を初めて書いた人です。昭和53年に「ザ・ジャパニーズ」という本を書いています。そのなかで、鈴置さんと同じく、韓国の歴史的な中国にたいする親近観をのべています。

 韓国も日本も中国のおなじ隣人と考えたら大まちがい。韓国は儒教朱子学の国なのです。いや、中国以上に朱子学の原理主義に染まった国なのです。ここを忘れたらいけないと思います。「韓国において重要なのは、彼らの社会の見方が独特だ、ということです。・・・世の中には事実と異なる意味での普遍的な真理がある。真理は絶対的なものである以上、これにあらがうことは不可能である(対談者の木村幹神戸大教授、81ページ)。」
 
つまり、彼らは中国人と同じく、空疎空論をもてあそぶ民族だということです。いうならば、地動説と天動説のどちらが正しいかは、実際に地球が太陽を、あるいは太陽が地球をまわるのか、という事実にもとづき決められるべきことですが、韓国人はそうした事実はどうでもよく、「太陽が地球をまわるべき(義務、当為、倫理的要請)」なら、ここから一切の議論と結論があるのです。イギリスの経験論哲学ではなく、ドイツ観念論哲学を想像すればいいのではと思います。

 そんな考え方をする民族ですから、社会は慢性的な停滞で、近代化などができるはずがありません。貨幣が使われだしたのは1600年ごろで、それまでは物々交換だった(ライシャワー、East Asia: Tradition and Transformation)そうですから、驚きです。この点日本の韓国・朝鮮統治の真実を知り理解している世界の学者から、日本の統治は他の植民地国家とくらべ賞賛されているのです(たとえば世界的に有名な学者David S. Landesやブルース・カミング)。
 勝海舟が「朝鮮では立派な人物がうまれない」とかいったそうですが。

 さて、たとえば日韓の軍事機密の交換協定のことだが、直前のこの破棄は、韓国内の強い嫌日が原因と新聞などで読んだ。しかし、鈴置さんによると中国の恫喝があったという。初めて知った。このようなことをマスコミはなぜ伝えないのか。そこまでの情報収集能力がないのだろうか。
 別の例だが、数か月まえ習近辺がオバマ大統領と会談したとき、習が日本について悪態を長々とのべたところ、オバマ大統領が途中で「もういい。日本はアメリカの大切な同盟国だ」とさえぎったという、新聞などで伝えられなかったことなどがあります。こうした新聞やテレビで報道されない、しかし物事の深いところを知らせてくれる本があるといい。「うわさの真相」(名前は悪いが)だ。毎月あるいは隔月にでもいろいろな分野で、マスコミで報道されない事実事情を知らせてくれる情報誌がほしい。それは国民の啓発におおいに役立つ。

 わたしは島根に縁のある人間ですが、竹島をとり戻せの運動が島根県で始まったことを知っていますか。真相は:日韓漁業協定がむすばれ、漁業の時期や漁労道具等に決まりがありました。ところが、韓国漁船はそんなこと一向にまもらなかったのです。韓国政府も協定にしたがってそれを取り締まる、というようなことをしませんでした。それで日本がわ漁民が事実上それによりこの地域から追い出されてしまいました。
 漁業関係者がなんども外務省、農水省に陳情にいきますが、役人は「嫌なことをもって来たな」という対応しかしなかったのです。それで漁業関係者がしびれをきらし、「そもそも竹島は日本のものだぞ」と運動を始めたのです。

 中国は大国になれないという論は、近年いろいろな本で書かれています。その通りです。
 たとえばなぜ唐があれだけ日本などまわりの国々から仰がれたのか。それは:唐の長安にいくと、超高層ビルがあり、地下鉄がとおり、さまざまな薬品が開発され、デジタルテレビあり、人々はパソコンをもち・・・といった産業技術、商品、社会のインフラなどの分野で唯一ぬきんでていた状態で、まわりの日本や韓国・朝鮮などは丸木小屋にすみ、小川で洗濯、山の木を燃料といった生活をしていたからです。技術力、開発力などで一方的な差でした。
 当時ローマやアラブの都市をみれば、そう考えなかったでしょうが、ローマやアラブは当時中国もふくめてそのまわりの国々にとって存在しなかったのです。中華圏という孤立した圏で、中国のみがさまざまな分野で独占的に屹立した競争力をもっていたからです。
 今日、超高層ビルも地下鉄その他も長安(北京)にかぎらず、ニューヨークにもロスアンジェルスにもパリにも・・・。いやそれどころか外国にいかずとも、東京、大阪、名古屋・・・でありふれています。つまり中国はさまざまな分野で独占的優位の地位を失っています。(失っているどころか、後進国です。)今後中国が世界においてかっての独占的優位をしめるということは、二度とありません。中国だけが他を抜きはなして競争力をもつなどということは、もう二度とありません。それどころか、詳しくは書けないのが残念ですが、また中国は大きく引き離される可能性も大です。

 また誤解をおそれず簡単にいえば、唐は対外交易をしない自立自給的な圏を成していました。今日中国は対外交易なしでは繁栄しません。(中国全体が繁栄していればの話ですが。)中国は基本的に差別されない自由貿易によって世界の交易に参加でき、その利便性を享受してきています。つまり、中国にとって外国さまさまです。
 逆にいえば、日米欧などが対中国貿易を管理貿易にしたら、中国の富と繁栄は一挙に減少消失します。これが中国の弱みなのです。これを理解しているエリートは中国のなかにもいるのです。
 
管理貿易の話のついでです。国(社会でもいい)はある種の一律性とかある平等性がなくては成り立たないし、また維持できません。中国に雇用をゆずる、つまり所得をあたえるということは、単純化すれば、日米欧の雇用が減る、失業が増える、所得が減る、国内の需要が減るということです。もちろんある製品が中国で安くでき、それを輸入して買えば、買える人にはそれだけ得をする、つまり実質所得が増えるということです。1,000円のものが100円で買えるわけですから。しかしそれによって日米欧で失業したとか所得が低下した人がでるわけで、これらの人々にに対しいろいろな補填とか補償が必要です。日米欧の国内で格差が生まれる、あるいは増大しているわけです。世界の一番安いところで生産し、一番高いところで売るというのは、世界がいろいろな意味で均等であればいいのですが、そうではありません。したがって、そうした純粋に経済学的に考えるやり方は大きな問題があると思います。このことは現代の経済学に大きな問題があるということになると思います。国内の失業を増やし、中国を豊かにし中国が航空母艦をつくるようにしてやるなんて、マンガです。
 「日本に害をなす国家を利してはいけない(269ページ)」 「フィリピンバナナを食べよう(275ページ)」

 最近テレビでだれかが「韓国はまわりを大国にはさまれているので、ポーランドのようだ」といわれました。それで思い出しましたが、ヨーロッパでのポーランドのあだ名はドン・キホーテです。韓国は事大のドン・キホーテ。実力以上のことを考えるのです。

 「韓国の政権が・・・より本格的に日本を北朝鮮と並ぶ仮想敵国とみなす時代が来るかもしれません(76ページ)。」こんなところとは、経済的に深入りしないようにしてほしいものです。新日鉄住金の例をみればわかります。韓国・朝鮮は両班の伝統があり、不労所得をつくる名人です。
 猪木正道さんはロナルド・ドーアさんとの対談で「韓国は日本に武力を行使するかもしれない」といっておられます(ロナルド・ドーア著、日本との対話。)
36人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年2月25日に日本でレビュー済み
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本書は「日経ビジネスオンライン」の連載コラム「早読み 深読み 朝鮮半島」を一冊にまとめたものである。中身は、「韓国外交の重大な変化についての分析」である。

最近、韓国外交に驚くべき変化が現れている。普通の日本人から見ると、韓国人のやることはそもそも節度がない。日本やアメリカに対する甘えと自分勝手な言動が特徴である。しかし、「朝鮮戦争」を挟んだ「米韓同盟」それに日本を加えた「米日韓同盟」の内部のできごとと思えば、ある程度は寛大に見てやるしかない。「北朝鮮」に比べれば格段にまともだろう。「韓国に対する忍耐と寛容」。それが多くの日本人の韓国に対する立ち位置だったろう。
昨夏、李明博大統領の竹島への不法上陸、天皇への侮辱。あそこまでやれば、さしもの民主党政権も「(追加分の)スワップ協定は延長しない」くらいのことを言わざるをえない。10月にこの追加分の期限が切れると、驚くべきことに韓国は中国にスワップ協定を持ちかけ、経済関係を強化した。そして、日本との間で約束していた「日韓軍事情報保護協定」を締結1時間前にドタキャンした。これは、韓国から軍事情報が漏れるためにアメリカが強く求めていたものだ。
韓国は、アメリカの重要な軍事情報が入ると密かに中国に高官を送って逐一報告していた。このような背信行為をアメリカが見過ごすはずがなく、強い不快感を示していた。日米当局に批判された韓国は、「日本が植民地化を反省せず、慰安婦問題を無視するからだ」と強弁した。その一方で、韓国は、韓国に脅しをかけていた中国に「中韓軍事協定」の締結を提案した。アメリカと中国に二股がかけられると少なくとも韓国は考えているようだ。
そして、今年の一月のことだ。靖国神社に放火した中国人を、日本側が条約に基づいて引き渡すように求めたのに対して、国際条約を無視して中国に送還してしまったのだ。これは中国に対する「過剰忠誠心」の現れと見られる。
新大統領に当選した朴槿恵が、これまでの順番を変えて日本大使より先に中国大使と会見したことも、こうした韓国の一連の変化と関連することだろう。

こういった韓国の変化の陰に何があるのか。著者は、ユニークな比喩も交えて韓国人の心理を分析する。「ネズミ男のように・・・」「体育館の裏に中国から呼び出されると・・・」「中国は恐い」「中国には抵抗できない」「アメリカ人も日本人も好きだけど、『元カレ(中国)』はやはり・・・」 。
著者と対談した神戸大学の木村幹は、韓国人には独特の「時代精神を読む」感覚があるのだという。米日が衰退して、中国が興隆する、これが時代の流れであれば、中国にすりよっていくのは当然だ、という感覚である。そして、あわよくば、米中の間を巧みに泳ぎたい。そして、アメリカからその不実をなじられたら、「反省しない日本の問題が根底にある。『慰安婦』の人権問題をアメリカは放置するのか」と日本に責任転嫁する・・・。このような韓国の生き方がどこまで通用するものだろうか。読むのは「時代精神」なのか「事大精神」なのか分からない。

過去の歴史をきちんと踏まえた、本格的な韓国論である。また、「反日国家に工場を出すな」と主張し、東南アジアとの関係を優先してきた経営者、伊藤澄夫氏との対談は感動的である。
300人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年6月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「そもそも韓国は、大統領の性向や国民の好き嫌いで国の針路を決められる国力と地政学的位置を持たない」

 この一文に集約されるだろうか。「離米従中」(+卑日)の韓国について分析した本。2012年ごろの内容なので、また現在(2014年)とは違うが、基本的な流れは変わらない。

 韓国に対する日本の国民感情は悪化しているが、そもそも、韓国というのは日本にとって異質な国なのだと理解できた。「米韓」が「中朝」を共通の敵にしていた時代には、いくらか共通点もあったにしろ、「明清交代」の影響など日本にはなかった脅威があり、70年代「国連中心主義で平和な世界を作る」「平和憲法の日本が・・・」とやっていたころ、共産圏と厳しく対立していたり、異なる歴史を持っている。また、遡及立法を行うなど、日本の法治主義とは違った意識を持っている。
 高齢化や出生率は日本を追っている部分もあるが(日本病?)、社会保険の不備や都市化率の高さなど、日本と違う部分も大きい。ドル資金不足の「資本輸入国」であり、金融面で中国に依存、米韓同盟はあと20年?
などなど、刺激的なトピックスが多い。

 保守=経済成長重視+新米反北 というもともとの事情を理解しつつ、精密機械の輸出などで「国益」を守って、というところになるのか。まあ、結論はこういうことか。産経新聞2012年8月28日のインタビュー。
「過去に自民党政権がやってきたことも含め、周辺国への過度の配慮は結局、真の友好にはつながらなかった」
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート