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気候カジノ 経済学から見た地球温暖化問題の最適解 単行本 – 2015/3/5

4.1 5つ星のうち4.1 46個の評価

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2018年 ノーベル経済学賞受賞!
ウィリアム・ノードハウス(イェール大学教授)の代表作


さらなる経済成長と地球温暖化対策は両立できる

地球温暖化が今日大きな注目を集めていることは間違いない。と同時に、それが果たして真実であり重要な問題なのか、人間社会にとってどのような意味をもっているのかについて、人々の意見が分かれていることも、やはり事実だ。
対立する主張のはざまで、温暖化問題に関心を寄せる人々は、一体どのような結論を下せばよいのか。仮に「地球温暖化は真実である」が答えだとしたら、それはどのくらい重大なことなのか。下がることのない失業率、膨らみ続ける公的債務、数々の紛争、核拡散など、世界が抱えるあらゆる問題の中で、地球温暖化は私たちにとってどのくらい重要な地位を占めるのだろうか。
一言で言えば、地球温暖化は人類と自然界にとって大きな脅威だ。本書では、「私たちは気候カジノに足を踏み入れつつある」という比喩を使う。この表現を通じて著者が主張するのは、経済成長が気候システムと地球システムに意図せぬ危険な変化をもたらしているということ、そして経済成長と温暖化問題の対策は両立できるということだ。
私たちは気候のサイコロを投げている。その結果は数々の「サプライズ」を引き起こし、場合によっては深刻な事態を招く恐れもある。だが、気候カジノには足を踏み入れたばかりだ。今なら向きを変え、そこから出ることができる。
本書は、米国経済学の権威、ウィリアム・ノードハウス・イェール大学教授が、地球温暖化問題を取り巻く問題、そして今日までの軌道を修正するために必要な取り組みを、経済学のことなど何も知らない人でも理解できるようにわかりやすく、ロジカルに解説した。
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商品の説明

著者について

ウィリアム・ノードハウス
イェール大学経済学部教授。30 年以上にわたり、地球温暖化の分野で幅広い研究と執筆活動をおこなっている。
カーター大統領のもとで大統領経済諮問委員会メンバーを務めたほか、イェール大学学長、アメリカ経済学会会長などを歴任。
2012 年ボストン連邦準備銀行議長に就任。全米科学アカデミーにおける気候変動や環境会計などの委員会メンバー。
計量経済学会、アメリカ芸術科学アカデミーのフェロー。ロイター引用栄誉賞など経済学の数々の賞を受賞。
著書『サムエルソン経済学』(ポール・サムエルソンとの共著、都留重人訳、岩波書店)は、17 カ国語に翻訳されている。

藤﨑 香里
アメリカン大学(ワシントンDC)国際関係学部卒。訳書に『静かなるイノベーション―私が世界の社会起業家たちに学んだこと』(英治出版)、
『ジョン・F・ケネディホワイトハウスの決断』(共訳)(世界文化社)。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 日経BP (2015/3/5)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2015/3/5
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 452ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4822250768
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4822250768
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 46個の評価

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“ファッション・エコ”や「温暖化懐疑論」に流されず、自然・社会化学の両面から全体像を理解できる
4 星
“ファッション・エコ”や「温暖化懐疑論」に流されず、自然・社会化学の両面から全体像を理解できる
尊敬する先輩が書評を書いていたのをきっかけに、読みました。気候変動は話題になるけど、どこまで深刻なのか?何の対策が有効なのか?が、イマイチ分かっていませんでした。ファッション的なエコ原理主義には、個人的に違和感抱きまくりだし、、逆に「温暖化懐疑論」も、陰謀説とは言わないまでも“現実を見たいように見てる“感が拭えてなかった。そんななか、自然&社会科学の双方からの骨太な論旨をインストールできて、よかったです!今のままCO2排出を増やすのは、「カジノでルーレットを回している」ように、その行き先は誰にも分からない。その影響がマイナスの方向に振れた時、地球というシステムが“臨界点“を超えて、「巨大氷床の融解」や「気温上昇の無限ループ」といった取り返しのつかない事態に、どこで至るか分からない不確実性も。期待値レベルで見ても、経済的なコストと便益を天秤にかけたうえで(プラスの影響や&時間割引率を考慮しても)、経済成長のためにも対策を強化するべし。「負の外部性」問題を解決するため、炭素税あるいは排出権取引といった経済インセンティブを組み込むのが合理的。(多国間での国際協調が肝になるものの、フリーライダーを防ぐのが難しいが・・)という主張には、一貫性があって納得感が高かったです。そのうえでちゃんと理解できてないのは、本書含めて気候変動のシミュレーションは、1. 経済成長にともない、一人あたりのGDPが増える2. 1と連動して、主に途上国で人口増加が起こっている3. 1×2で経済規模が増えるのと比例して、負の環境インパクト(例:エネルギー消費や資源活用)が増えるを前提としているように見えますが、この傾向が将来も続くのか?という議論はされておらず、消化不良になったところでした。(例えば2については、「2050年には世界人口は減少に転じる」という予測が。3についても、経済発展の“脱物質化“で先進国ではモノの総量が減少しているというデータも)もちろん少なくとも直近では途上国の経済成長と環境負荷の増大が続くと理解していますが、中長期的な社会変化を予測シナリオにどう織り込んでいるのか?をさらに知っていきたい!と考えるきっかけをもらいました。
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上位レビュー、対象国: 日本

2018年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年のノーベル経済学賞を受賞した経済学者が、その研究成果を一般の人向けにわかりやすく、ユーモアを交えて書いた本です。環境問題に関心がある人にはぜひ読んで欲しいと思います。
でも、読み始めると、途中から違和感を感じるかもしれません。環境問題から、経済学の問題にシフトしているからです。でも、これこそが大切なところで、京都合意やコペンハーゲン合意など、今までの国際協定がうまくいかないわけがわかります。環境問題に対する、経済学からの回答と言えるでしょう。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年12月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
公務員試験くらいの経済学が分かっていた方が読みやすいと思います。
経済学の視点から見るとピグー課税と呼ばれる政策が最も効果があるが政策的には不人気であり別の政策が選択されたり骨抜きになる理由が説明されます。
陰謀論に対する批判の記述も多いです。
気候カジノという表題は気候に関して私たちの知見が不十分である事を端的に表現したもので陰謀論者が主張するマネーゲームを表現したものではありません。
二酸化炭素が温暖化の原因であるという知見は主流でありほぼ間違いないと考えられるがどの程度の対策でどの程度の気温上昇に収まりどの程度の影響が出るのかそこは解明できていないという事です
2016年1月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「気候カジノ」という題名だけ見ると訳がわかりませんが、副題の通り主に経済学的観点から地球温暖化問題の最適解を探るアプローチについてわかりやすく述べられています。

地球温暖化論争においては、人為的なCO2排出が温暖化の原因であるということはだいたい決着がついてきたようなので、今度はその温度上昇がどれくらいの経済的な損害をもたらすのか、ということに論点が移ってきているようです。この本では、気温上昇がもたらす想定被害を一つ一つ丁寧に検証しており、問題を考えうる上で有益な情報がたくさん得られます。温暖化による被害だけでなく利益(少しの温度上昇なら農業生産上昇)も検討されていますし、また、想定被害を回避するのにどれくらいのコストがかかるのかも記載されていて、定量的でバランスのよい内容になっています。

さらに、この本の面白いところは、確定的な影響だけではなく、不確実なリスクについても経済学的に議論していることでしょう(第12章、pp 178-185)。このような不確実性は地球システムの慣性によって増幅され、場合によっては破滅的な結果を招くこともありえます(だから「気候カジノ」)。なので、このリスクに対して「保険」をかけることが重要ということがよくわかります。ただ、文明生活をみんなでやめようとかそういう捨て鉢な話ではなく、リスクに対してどれくらいの保険料を払えば、豊かさと環境が両立できるか、ということが丁寧に説明されています。
私が勝手に地球温暖化による被害を交通事故に例えるなら、「何が何でも温暖化対策優先」派は交通事故に絶対巻き込まれると予想し法外な保険料でも支払うという考えでしょうし、「温暖化なんて気にしなくてもいい」派は交通事故なんて滅多におこらないんだから自動車保険に入らなくていいという考えになるでしょう。どちらも極端な考えのように思います。やはり適度な保険料というものはあるわけで、その値段を決めるのに経済学が大きな役割を果たすということがわかります。

著者自身も驚いておられましたが、いわゆる「割引率」の効果よりCO2削減の枠組みへの参加国の割合が多いことが重要というのは驚きました。だとすると、やはり温暖化対策費=保険料はみんなが納得する合理的な基準で決めなければならず、この本に記載されているような議論は重要でしょう。教条的に高い目標を掲げても、みんなを納得させられる正当性を持ってなかったら、参加する国は少なくなり(自国民を納得させられない)、実体的な効果が薄いように思われます。

私はこの著者の提唱する目標やアプローチに賛成ですが、温暖化対策としては手ぬるいと考える人もいるでしょうし、逆に、こんな対策必要がない、という意見もあるでしょう。ただ、そういった異なる意見をこの本の枠組みで経済的に議論することは非常に実りがあるものと思います。著者と意見が異なる人も是非読んでほしい一冊と思いました。
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年5月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分は温暖化悪、脱炭素、という主張共に懐疑的に見ているがよく知らないのも事実で、その主張と全体像をまず理解し、その上で自分の見解が持てればと思い、それならばどうせなら、と高名な米教授の著作を手に取った。

結論は、温暖化緩和正義、あるいは、脱炭素正義、への懐疑論を反証するような内容はない、というもので、逆にますます自分の見解に確信を持った。
った。というか、本心筆者もそう思いつつ、確信犯で強引に脱炭素に持って行っているようにさえ
気候変動の影響についての筆者の説明は、実質大したことない、あるいは、ある程度の温暖化は逆に益が多いと認めてるように思える。この辺りは流石に学者で余り出鱈目な事は言っておらず、ちゃんと統計などのファクトから淡々と科学的に被害を述べている。そうすると、ある程度の気温上昇は農業にプラスであり(植物は二酸化炭素を吸収するから当たり前、17世紀の小氷期では飢饉が発生している)、また高所得国である程自然環境の変化の悪影響は元々少なくまた変化への対応も容易、逆に気候変動対策は、貧しい国、人程負担が大きく、途上国の発展権を否定できないと認めてる。例えばインドでエアコンが入ると二酸化炭素が増えるがそれによる避暑は否定できない(尚暖房の方がCO2排出量は多い)。筆者自身が挙げている温暖化の害はあまり決定的なものはないように思え、筆者もそこはフェアに評価している。そして、今後の予測についても、書名が示す通り、カジノ、将来の悲観的な予測が起きるかわからない、とここも正直に述べている。(なので、ところで温暖化を声高に主張しているのは欧州北部だが、クーラーがなくて暑い、それがおかしいと勝手な主張してるだけでクーラー入れれば騒がなくなると思う)。さらにちょっと対策したところで、中国、インド、アフリカなどが本気で取り組まないと、掲げられた目標は実現できない、つまり、脱炭素系の条約は実質無意味、と告白しているようなものだと思う。個人的には、温暖化の効用について、温かい方が寒いより人が死なない(日本の死者は冬が多い)、食糧生産は増える、北極海航路、等まだメリットを過小評価していると思う。

が、そこまでいっておいて、少しでも温暖化、その被害が甚大で後戻りできない可能性があるから最大限の対策をとらねばならない、と強引に結論していて、更に被害がどう甚大か示してせていないにも関わらず、甚大である事を前提と見積もってその後の主張を展開しているのにも無理を感じる。

もう一つ、自分はCO2温暖化主因説に疑問を持っているが、説明なしにCO2主因説ありきで論を進めていることに無理がある。その前提でCO2をどう削減するのが経済的に合理的かと論を進めてしまっているが、前提に無理があり、意図的に説明を避けてるのかと勘ぐってしまう。CO2は温室効果ガスの75%に過ぎず15%はメタンガスだから、脱温室効果ガス、というならまだ整合性はあるが、脱炭素と称しているあたり、要は切り取りにより捻じ曲げであり、政治ゲームとみるのが自然な読みだと思う。学問的誠実さからこの説明から逃げてはいけない。メタンガスはCO2と比べて温暖化係数100年換算で25倍の温室効果があり、その結果貢献度15%だそうだが、自分がちょっとわからないのが、温暖化係数(GWP)100年換算で25倍、といっているがメタンガスは10年ぐらいできえ、GWP10年で見ると100倍以上にはなるので、短期的にはCO2より相当影響あるといえると思うが、GWP100というのはどうも公平・客観的に見えない。また地球の平均気温の増加とCO2排出量/濃度は比例しないが、その合理的な説明もない(むしろメタンガスの方が2000年からの排出量について地球の平均気温と相関がみられる)。地球の平均気温は1945年~75年はやや下がっており、また2010年以降大きく上がっているが、CO2排出量は1945年からは右肩上がりで、また、2000年~2010年の排出量は増え、それ以降はあまり増えておらず、気温上昇との相関は低い。また、気温上昇の主因は都市部だとヒートアイランド現象といわれるが、気温上昇は全て温室効果ガスという前提で論じておりとても公平と言えない。

こうした強引さを意識してか、本書の最後の方で、懐疑論についての見解を述べているが、自分にとっては説得的な主張はない。自分は温暖化自体ファクトなのでそれは否定しないが、深刻さを誇張しているという見解への反論は説得的でない。自身もカジノといっており、また実質決定的な悪影響は示せていない。CO2が汚染物質でない、についても、自分は逆になぜCO2を切り取り、他のガスの効果を過小評価するのか、私の研究によると、といっているが、その被害に対する筆者の評価をその前の章の温暖化の影響のところで説得的に説明できておらず、その逆をむしろ示しているので、全然説得性がない。(要は、再エネを売りたいけどメタンを出すビーフは我慢したくない、っていってるだけなんじゃないの、と思っているが、それに対する説得的は反論は聞こえない。)

本書で評価できるのは、経済学者の観点から、統計的に全体像を理解する、というアプローチをとっているところだ。特に、温暖化の影響は、そのアプローチをとり、かつ筆者が学者的誠実さで、ファクトをそれ程捻じ曲げて解釈していない、というところだ。気候変動も、例えばコロナも、気象学者、医学者、が真実のすべてを知っているのではなく、えてして、局所的な部分だけについての演繹的な説明に固執し、悪いことにあたかもしれがすべて、という説明をしがちだが、全体像はむしろ、広い視野で多面的に統計を見て理解する事が的確である場合があり、経済学者、というのは、たまたまそれを、金、という数値で今はとらえてるが、同じ統計的手法で、気候変動もコロナも理解する方が、より全体像が見えると思われ、筆者はそれを試みている。このように、多面的、統計的に全体像を理解する、という学問体系があるべき、あるいは、経済学は、金、以外のこうした状況理解にも範囲を広げるべきではないか、と感じた。

いずれにしろ、本書を読んで、益々反温暖化、脱炭素、が論理的に正当性、重要性を証明できない主張である、という事に確信が持てた。また、脱炭素、が政治的ゲームの主張ではないか、とう疑いにも益々核心を抱くに至った。

この後、地球温暖化のファクトフルネス、環境問題の嘘、という本を読んだがこれらの方が説得的だった。前者はシンプルで後者は痛快。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年4月11日に日本でレビュー済み
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第15章 気候変動抑制のコスト 以降が本書のポイントである。巻末のnotesも充実しており参考になる。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年6月7日に日本でレビュー済み
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尊敬する先輩が書評を書いていたのをきっかけに、読みました。

気候変動は話題になるけど、どこまで深刻なのか?
何の対策が有効なのか?が、イマイチ分かっていませんでした。

ファッション的なエコ原理主義には、個人的に違和感抱きまくりだし、、
逆に「温暖化懐疑論」も、陰謀説とは言わないまでも“現実を見たいように見てる“感が拭えてなかった。

そんななか、自然&社会科学の双方からの骨太な論旨をインストールできて、よかったです!

今のままCO2排出を増やすのは、「カジノでルーレットを回している」ように、その行き先は誰にも分からない。
その影響がマイナスの方向に振れた時、地球というシステムが“臨界点“を超えて、「巨大氷床の融解」や「気温上昇の無限ループ」といった取り返しのつかない事態に、どこで至るか分からない不確実性も。

期待値レベルで見ても、経済的なコストと便益を天秤にかけたうえで(プラスの影響や&時間割引率を考慮しても)、経済成長のためにも対策を強化するべし。

「負の外部性」問題を解決するため、炭素税あるいは排出権取引といった経済インセンティブを組み込むのが合理的。
(多国間での国際協調が肝になるものの、フリーライダーを防ぐのが難しいが・・)

という主張には、一貫性があって納得感が高かったです。

そのうえでちゃんと理解できてないのは、本書含めて気候変動のシミュレーションは、

1. 経済成長にともない、一人あたりのGDPが増える
2. 1と連動して、主に途上国で人口増加が起こっている
3. 1×2で経済規模が増えるのと比例して、負の環境インパクト(例:エネルギー消費や資源活用)が増える

を前提としているように見えますが、この傾向が将来も続くのか?という議論はされておらず、消化不良になったところでした。
(例えば2については、「2050年には世界人口は減少に転じる」という予測が。3についても、経済発展の“脱物質化“で先進国ではモノの総量が減少しているというデータも)

もちろん少なくとも直近では途上国の経済成長と環境負荷の増大が続くと理解していますが、中長期的な社会変化を予測シナリオにどう織り込んでいるのか?をさらに知っていきたい!と考えるきっかけをもらいました。
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5つ星のうち4.0 “ファッション・エコ”や「温暖化懐疑論」に流されず、自然・社会化学の両面から全体像を理解できる
2021年6月7日に日本でレビュー済み
尊敬する先輩が書評を書いていたのをきっかけに、読みました。

気候変動は話題になるけど、どこまで深刻なのか?
何の対策が有効なのか?が、イマイチ分かっていませんでした。

ファッション的なエコ原理主義には、個人的に違和感抱きまくりだし、、
逆に「温暖化懐疑論」も、陰謀説とは言わないまでも“現実を見たいように見てる“感が拭えてなかった。

そんななか、自然&社会科学の双方からの骨太な論旨をインストールできて、よかったです!

今のままCO2排出を増やすのは、「カジノでルーレットを回している」ように、その行き先は誰にも分からない。
その影響がマイナスの方向に振れた時、地球というシステムが“臨界点“を超えて、「巨大氷床の融解」や「気温上昇の無限ループ」といった取り返しのつかない事態に、どこで至るか分からない不確実性も。

期待値レベルで見ても、経済的なコストと便益を天秤にかけたうえで(プラスの影響や&時間割引率を考慮しても)、経済成長のためにも対策を強化するべし。

「負の外部性」問題を解決するため、炭素税あるいは排出権取引といった経済インセンティブを組み込むのが合理的。
(多国間での国際協調が肝になるものの、フリーライダーを防ぐのが難しいが・・)

という主張には、一貫性があって納得感が高かったです。

そのうえでちゃんと理解できてないのは、本書含めて気候変動のシミュレーションは、

1. 経済成長にともない、一人あたりのGDPが増える
2. 1と連動して、主に途上国で人口増加が起こっている
3. 1×2で経済規模が増えるのと比例して、負の環境インパクト(例:エネルギー消費や資源活用)が増える

を前提としているように見えますが、この傾向が将来も続くのか?という議論はされておらず、消化不良になったところでした。
(例えば2については、「2050年には世界人口は減少に転じる」という予測が。3についても、経済発展の“脱物質化“で先進国ではモノの総量が減少しているというデータも)

もちろん少なくとも直近では途上国の経済成長と環境負荷の増大が続くと理解していますが、中長期的な社会変化を予測シナリオにどう織り込んでいるのか?をさらに知っていきたい!と考えるきっかけをもらいました。
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2015年6月18日に日本でレビュー済み
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筆者は気候変動は現実であり、その解決のためには大きな社会的な変化が必要だと説き、経済学を通じ、さまざまな観点から問題を分析し、解決策があるとすればこの方向、といった示唆に富んだ指摘をしている。同時に、気候変動懐疑派の意見も、counter-argumentとして紹介し、それらに対する議論も行っている。今年末、パリでCOP21を迎えるにあたり、私たちが今後、恐らく生きている間ずっと、頭を悩まされる問題への解決策を見つけるためには、とてもお勧めしたい著書です。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年12月1日に日本でレビュー済み
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経済学者の視点からで優れている点もあるが、翻訳者が地球温暖化の理解度が低いためか直訳過ぎて、作者の意図が伝わりにくく感じます。。
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