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わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために その思想、実践、技術 単行本 – 2020/3/16
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本書は、ウェルビーイングとは何なのか、そしてそれをどのようにつくりあうことができるのかについて解説した書籍です。わかりあえなさのヴェールに包まれた他者同士が、根源的な関係性を築き上げ、共に生きていくための思想、実践、技術を照らし出します。
ユーザーに愛されるプロダクトやサービスの設計を目指すデザイナー、エンジニア、ビジネスパーソン、また、組織環境を良くしたい人事・総務担当者などにおすすめの一冊です。
「わたし」のウェルビーイングから、「わたしたちの」ウェルビーイングへ。「個でありながら共」という日本的なウェルビーイングのあり方を探求します。
論考
伊藤亜紗/生貝直人/石川善樹/岡田美智男/小澤いぶき/神居文彰/木村大治/小林 茂/田中浩也/出口康夫/水野 祐/安田 登/山口揚平/吉田成朗/ラファエル・カルヴォ
【目次】
はじめに
Introduction|「わたしのウェルビーイング」から始めよう
1300人の大学生が考えた「わたしのウェルビーイング」
「ウェルビーイング」を考えるために
Part 1 What is Wellbeing|?ウェルビーイングとは何か
1.0 Overview|ウェルビーイングの見取り図
1.1 Individual Wellbeing|「わたし」のウェルビーイング
1.2 Collective Wellbeing|「わたしたち」のウェルビーイング
1.3 Social Wellbeing|コミュニティと公共のウェルビーイング
1.4 Internet Wellbeing|インターネットのウェルビーイング
Part 2 Wellbeing in Practice|ウェルビーイングに向けたさまざまな実践
2.0 Intoroduction|テクノロジーから「自律」するために ラファエル・カルヴォ
2.1 Technology|情報技術とウェルビーイング
2.1.1 感情へのアプローチが行動を変える 吉田成朗
2.1.2 〈弱いロボット〉の可能性 岡田美智男
2.1.3 「生きるための欲求」を引き出すデジタルファブリケーション 田中浩也
2.1.4 IoTとFabと福祉 小林 茂
2.2 Connection|つながりとウェルビーイング
2.2.1 予防から予備へ|「パーソンセンタード」な冒険のために 伊藤亜紗
2.2.2 「沈黙」と「すり合わせ」の可能性 木村大治
2.2.3 孤立を防ぎ、つながりを育む 小澤いぶき
2.3 Society|社会制度とウェルビーイング
2.3.1 お金から食卓へ:貨幣とつながりの現在地 山口揚平
2.3.2 ウェルビーイングと法のデザイン 水野 祐
2.3.3 本人による自己の個人データの活用 生貝直人
2.4 Japan|日本とウェルビーイング
2.4.1 「日本的ウェルビーイング」を理解するために 石川善樹
2.4.2 「もたない」ことの可能性:和と能から「日本的」を考える 安田 登
2.4.3 祈りとつながり、文化財と場所 神居文彰
2.4.4 「われわれとしての自己」とウェルビーイング 出口康夫
Part 3 Wellbeing Workshop|ウェルビーイングのためのワークショップ
3.1 なぜ「ワークショップ」なのか
3.2 ウェルビーイングワークショップの流れと各ワーク
3.3 「頭」と「心」と「手」を結ぶ
座談会
「わたしたち」のウェルビーイングに向けたプロジェクト
- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日2020/3/16
- 寸法21 x 14.8 x 2.5 cm
- ISBN-104802511612
- ISBN-13978-4802511612
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出版社より

Introduction
本書では導入として、人々がウェルビーイングをどのように捉えているのかについて、国内の約1300人の大学生に、「あなたのウェルビーイングは何ですか?」と問いかけ、自分のウェルビーイングを決定する要因を3つ挙げてもらったレポート結果を見ていくことからはじめます。
そして、現在のウェルビーイングを取り巻く状況がどのようなものなのか、ウェルビーイングを考えるための基礎的な概要を記します。
本書の構成
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Part 1 ウェルビーイングとは 何か?ウェルビーイングとは、どのようなものなのであろうか? それを捉える視点や環境によっても異なるのであろうか? 本パートでは、ウェルビーイングを「わたし」「わたしたち」「コミュニティと公共」「インターネット」という4つの視点から読み解いていく。「わたし」の節では、これまでのウェルビーイング研究に基づいたウェルビーイングの特徴について概説する。「わたしたち」では、本書で特徴的なトピックをとりあげている。「コミュニティと公共」では、社会の中でどのようにウェルビーイングを捉え、つくりあうことができるのか論じる。「インターネット」では、現代社会の一部となっている情報通信技術とウェルビーイングの関係、その「わたしたち」という概念への適用可能性について述べる。 |
Part 2 ウェルビーイングに 向けたさまざまな実践本パートでは、『Positive Computing』の著者のひとり、ラファエル・カルヴォ氏のイントロダクションからはじまり、「〇〇とウェルビーイング」と題し、関連分野の専門家からの実践的な論考を掲載している。テーマは、「情報技術」「つながり」「社会制度」「日本」と多岐に及ぶ。情報技術は、現代社会には欠かせないものであるし、つながりは、まさに「わたしたち」という考え方をどう捉えるのか、その核心である。社会制度は、「わたしたち」と社会に関する規範が論じられている。日本というテーマをとりあげたのは、「わたしたち」という考え方が、日本や東アジアの集産主義的な考え方に基づいており、その背景をより深く知るためである。 |
Part 3 ウェルビーイングのための ワークショップ本パートでは、ウェルビーイングに基づいた新しい暮らし方やサービスを発想するためのワークショップを紹介する。チームビルディングや信頼関係づくりから始まり、サービス・製品開発のための新しいアイデアを共に出すところまで、地域のリビングラボや企業のサービス開発の場で行ってきた内容を詳細に述べてある。ぜひ、読者の方々にも実際にワークショップを実施いただけたらと思う。 |
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ウェルビーイングの設計論-人がよりよく生きるための情報技術 | 行政とデザイン 公共セクターに変化をもたらすデザイン思考の使い方 | わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために その思想、実践、技術 | 日々の政治 ソーシャルイノベーションをもたらすデザイン文化 | |
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.1
62
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5つ星のうち3.8
19
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5つ星のうち4.0
25
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価格 | ¥3,080¥3,080 | ¥3,520¥3,520 | — | ¥2,640¥2,640 |
発売日 | 2017年1月24日 | 2019年7月23日 | 2020年3月16日 | 2020年9月23日 |
判型 | A5判 | B5判変型 | A5判 | A5判変型 |
ページ数 | 408ページ | 208ページ | 304ページ | 228ページ |
定価 | 本体 ¥ 2,800+税 | 本体 ¥ 3,200+税 | 本体 ¥ 2,400+税 | 本体 ¥ 2,400+税 |
商品の説明
著者について
NTTコミュニケーション科学基礎研究所 人間情報研究部 上席特別研究員。人間の知覚特性を利用したインタフェース技術を開発、展示公開するなかで、人間の感覚と環境との関係性を理論と応用の両面から研究している。主著に『情報を生み出す触覚の知性』(2014年、化学同人、毎日出版文化賞受賞)、『ウェルビーイングの設計論』(監訳、2017年、BNN)、『情報環世界』(共著、2019年、NTT出版)。
ドミニク・チェン
早稲田大学文化構想学部・表象メディア論系 准教授。公益財団法人Well-Being for Planet Earth 理事、NPO法人soar 理事、NPO法人コモンスフィア 理事。ウェルビーイング、発酵、生命性をキーワードに、メディアテクノロジーと人間の関係性を研究している。主著に『未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために』(2020年、新潮社)、『ウェルビーイングの設計論』(監訳、2017年、BNN)。
登録情報
- 出版社 : ビー・エヌ・エヌ新社 (2020/3/16)
- 発売日 : 2020/3/16
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 304ページ
- ISBN-10 : 4802511612
- ISBN-13 : 978-4802511612
- 寸法 : 21 x 14.8 x 2.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 12,897位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 30位情報社会
- カスタマーレビュー:
著者について

山口揚平(やまぐち・ようへい)
早稲田大学政治経済学部(小野梓奨学生)・東京大学大学院修士(社会情報学修士)。
1999年より大手外資系コンサルティング会社でM&Aに従事し、カネボウやダイエーなどの企業再生に携わったあと、独立・起業。企業の実態を可視化するサイト「シェアーズ」を運営し、証券会社や個人投資家に情報を提供する。2010年に同事業を売却したが、のちに再興。クリスピー・クリーム・ドーナツの日本参入、ECプラットフォームの立ち上げ(のちにDeNA社が買収)、宇宙開発事業、電気自動車(EV)事業の創業、投資および資金調達にかかわる。その他、Gift(ギフト:贈与)経済システムの創業・運営、劇団経営、世界遺産都市ホイアンでの8店舗創業(雑貨・レストラン)、海外ビジネス研修プログラム事業、日本漢方茶事業、医療メディア事業、アーティスト支援等、複数の事業、会社を運営するかたわら、執筆、講演活動を行っている。専門は貨幣論、情報化社会論。 NHK「ニッポンのジレンマ」論客として出演。テレビ東京「オープニングベル」、TBS「6時のニュース」、日経CNBC放送、財政再建に関する特命委員会 2020年以降の経済財政構想小委員会に出演。慶應義塾高校非常勤講師、横浜市立大学、福井県立大学などで講師をつとめた。
著書に、『なぜか日本人が知らなかった新しい株の本』(ランダムハウス講談社)『デューデリジェンスのプロが教える 企業分析力養成講座』(日本実業出版社) 『世界を変える会社の創り方』(ブルー・マーリン・パートナーズ)『そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか』(アスキー・メディアワークス)『なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?』(ダイヤモンド社)『10年後世界が壊れても君が生き残るために今身につけるべきこと』(SBクリエイティブ)などがある。
ブルーマーリンパートナーズ 公式サイト http://www.bluemarl.in/
Twitterアカウント http://twitter.com/yamaguchiyohei
Yohei Yamaguchi is CEO of Blue Marlin Partners, a management consulting company with a particular focus on corporate finance and new business development. He has also involved in starting business in emerging markets such as Vietnam and Space business. Prior to starting his own company in 2006, Yohei was engaged in consulting projects of major merger andacquisition cases at ABeam M&A Consulting where he was Senior Vice President, Deloitte Tohmatsu, Arther Andersen.
Yohei frequently contributes articles and columns to business magazines. His recent column on Diamond Online, a leading business webmagazine, became one of the most popular columns in the history of Diamond Online. He has also published eight books regarding company analysis and corporate finance, one of which became a best seller.
Yohei holds BA in Political Science and Economy from Waseda University and University of Tokyo.
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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僕らをとりまく社会や経済は「理性的な個人」を前提に発展してきた。でも『ホモ・デウス』でユヌスが嘆くように、僕らの脳はハックされている。それはさらに強力になっていて、”孤人”が複合体としての”個”になる(攻殻機動隊)世界が、着実に近づいている。そんな中で、テクノロジーを使いつつ違う選択肢があるよ、と教えてくれるのが本書だ。
幸福を感じるのはなぜだろう?
西洋では、幸福は個人の能力を駆使して得られると考える。アジアや北欧では、それだけではなく、「運」と結びついていると考える。その背景には、個人と世界が切り離されているか、連続的につながっているのか、という世界観の違いがある。
こうした着眼点から、若手の研究者を中心としたチームが、2016年から3年間取り組んだプロジェクトは「わたしたちのウェルビーイング(WB)」という、個人主義的な西洋のWBに対して、身体的な共感や共創的な場を重要視するアプローチを生み出した。
WBをどうやって測定するのか、その結果からどのように介入するのか、という技術についての切り口もとても魅力的だ。誰かに監視されて、”よい市民”を押しつけられるような社会にしないためには、こうした知恵がとても大切だ。
また、コミュニティについても、興味深い切り込みをしている。コミュニティには、居場所としてのWBと課題解決によってもたらされるWBがある。ともすると、相反する力や価値観が働くのだけれど、リビングラボとして、存在を軸にしながら社会をデザインできる可能性を示している。
第2章は、多様な専門家がWBを論じていて、刺激に満ちている。僕には、2つの論考が刺さった。ひとつは、ラファエル・カルヴォが日本に感じる「非生命的なものと関係性を結べる」可能性。もうひとつは、伊藤亜紗さんが、認知症当事者とのやりとりから発見した、個人に帰属されるものとしての能力から、ネットワークの中で実現される能力への可能性。ここで提示される「予防から予備へ」という考え方は、人間の自律性や思ってもみなかった能力を引き出すという点で、認知症だけでなく、社会全体にも示唆があるように思う。
読み進めていて、刺激的なんだけれど、いまいちよく分からないこともある。
第3章は、ワークショップ・実践のススメだ。やってみると、とても楽しそうだ。例えば「身体的な共感や共創的な場」について、あ、これじゃないかな、という体験が得られると思う。そうした中から、身の回りの課題、分断や孤立、そして環境などについて、新しいアプローチが生まれてくる。そうした実践がうねりとなって、未来を創っていくと思う。
源氏物語の頃から主語を曖昧にしてきた日本人は、集産主義を捨てることができない。いや、捨てようともしていない。外出自粛要請だけで、ロックダウンされた西洋都市と同じ状況を作り出せる日本人は、「和を以て貴しと為す」。本書によれば、これは聖徳太子が論語の中から、わざわざ、秩序よりも和を重んじた表れだという。日本人にとっての主語は、常に「私たち」なのだ。
私たちのウェルビーイングを模索する本書は、お金や法律、祈りといった様々な仕組み・文化をそれぞれの専門家と共に振り返る。そして結論を、ワークショップという形で読者に委ねる。答えがひとつではないのだから、ボトムアップでの検討が求められるのは当然だ。それは一人ひとりが他人の話を聞いて、深く考えること。そのインプットを与えてくれるのが本書なのだ。
しかし、筆者たちの試論・議論等からは、
それをアート(技法)としての世界に展開するのか、
そこから先、より(グローバルシームレスに)多くの人が活用できるものへと昇華させんとするのかが、判然としない。
「技術社会論的なコトバや体験」を語り伝える以上の価値が、こうした試みにはあるのではないか。
数年前からこうした試みを断続的に見聞きしてきている。
アイキャッチを主眼とする時期や段階は、すでに過ぎた、と感じる。
そろそろ、次の展開方向性を明確にすべきなのではないか。
(いまのままでは四半世紀前の「ポスト・モダン」的な思考・試行と、同じ轍を踏むのではないか、といったことも頭をよぎる)
そんなことを感じた、一冊。