本のタイトル通り面白く文も洗練され何度も読みたい傑作。
藪の中で出た死体について目撃者にインタビューしていくが証言がさまざまで真相も藪の中。
ストーリーは笑いがこぼれそうなほど急展開し、最後の章に意外な人物が語る発想にも驚かされる。
どこまでが事実でどこからが思い込みなのか。
現実世界にも似ているかもしれないと改めて気付いた。
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藪の中 ペーパーバック – 2016/7/31
芥川龍之介
(著)
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本書は「青空文庫POD」シリーズ 2016年7月期発行分の1冊です。「青空文庫POD」はインターネットの図書館「青空文庫」の紙書籍版(印刷書籍)です。プリント・オンデマンド(POD)の利点を活用し、携帯に便利な「ポケット版」として書籍化しました。幅広い年代の多くの方に読んでほしいと願っています。
- 本の長さ26ページ
- 言語日本語
- 出版社青空文庫POD
- 発売日2016/7/31
- 寸法10.49 x 0.18 x 16.51 cm
- ISBN-104802059205
- ISBN-13978-4802059206
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登録情報
- 出版社 : 青空文庫POD (2016/7/31)
- 発売日 : 2016/7/31
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 26ページ
- ISBN-10 : 4802059205
- ISBN-13 : 978-4802059206
- 寸法 : 10.49 x 0.18 x 16.51 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 168,326位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 28,424位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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(1892-1927)東京生れ。東京帝大英文科卒。在学中から創作を始め、短編「鼻」が夏目漱石の激賞を受ける。
その後今昔物語などから材を取った王朝もの「羅生門」「芋粥」「藪の中」、中国の説話によった童話「杜子春」などを次々と発表、大正文壇の寵児となる。西欧の短編小説の手法・様式を完全に身に付け、東西の文献資料に材を仰ぎながら、自身の主題を見事に小説化した傑作を多数発表。1925(大正14)年頃より体調がすぐれず、「唯ぼんやりした不安」のなか、薬物自殺。「歯車」「或阿呆の一生」などの遺稿が遺された。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もし今の時代にあったら、というより充分起こり得る。27才のなったばかりの医師が17才の豊満美少女と2人で登山に行き、同じようなめにあったら、その27才の新進医師は何を感じどう行動するか、その迫真性が欠けてる。
2019年6月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
This is, hands down, one of the best and most powerful books I've ever read in my life. I have recommended it to countless people.
Overall I give this book 5 stars. I was sad to see the story end. I was left wanting more, such much more. Not because the book was unfinished, but because the story was so beautiful written.
Overall I give this book 5 stars. I was sad to see the story end. I was left wanting more, such much more. Not because the book was unfinished, but because the story was so beautiful written.
2021年10月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「迷宮入り」と同じような意味で使われる慣用句「藪の中」の元になった小説。
読者である僕は「真実を知りたい。」と願うのだが、ちゃんと読んで、当事者3人の話を聞いても、何が真実か、解りません。
仕方なく自分で「実際は、このような事なのだろう。」と勝手にストーリーを組み立ててみたりします。
それで、納得したところで、それが真実だと担保してくれる人はいない。
あるいは諦める必用があるのかもしれない。
そう、思ったところで、著者の意図がわかったような気がしました。
真実はひとつだけ。でも、それが誰にも解らないこともある。と。
どのように反応するか。読者それぞれの性格がよく表れる不思議な小説かもしれない。と思いました。
読者である僕は「真実を知りたい。」と願うのだが、ちゃんと読んで、当事者3人の話を聞いても、何が真実か、解りません。
仕方なく自分で「実際は、このような事なのだろう。」と勝手にストーリーを組み立ててみたりします。
それで、納得したところで、それが真実だと担保してくれる人はいない。
あるいは諦める必用があるのかもしれない。
そう、思ったところで、著者の意図がわかったような気がしました。
真実はひとつだけ。でも、それが誰にも解らないこともある。と。
どのように反応するか。読者それぞれの性格がよく表れる不思議な小説かもしれない。と思いました。
2023年3月3日に日本でレビュー済み
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各立場で物語る文章構成がいい。ユージュアル・サスペクツやパルプ・フィクションをを思い出してしまう(なんか似てる)。 "巫女の口を借りたる死霊の物語"は驚き。死者まで語らせるとは。。そうまでして人々の視線のズレとそこに浮かび上がる真実を表現したい、ということでしょうか。結局明確な真相が出てこないで「以下読者の想像に」という結末は他の作品と同様。余韻が残るいいお話でした。
2022年6月10日に日本でレビュー済み
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ハコヅメの第一部の最後の話を理解したくて読みました。久しぶりの純文学の余韻が凄い。
2021年2月19日に日本でレビュー済み
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かなり以前も読んだ。再読
構成が素晴らしい。
以前読んだ時以上に感動した。
構成が素晴らしい。
以前読んだ時以上に感動した。