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リバーズ・エッジ オリジナル復刻版 単行本 – 2015/6/10

4.5 5つ星のうち4.5 74個の評価

岡崎京子の時代を超えた名作『リバーズ・エッジ』が初版の表紙カバーで復刻します。
この作品は1994年に初版を刊行し、2000年にカバーを変えて「Wonderland Comic」として再刊行、
2008年にハードカバー愛蔵版として、表紙デザインを変え、三度目の刊行をしました。
が、初版のカバーイラストは、2015年、世田谷文学館で開かれた「岡崎京子展」でも大きく扱われており、
ファンにとっても人気のある一枚です。今回、オリジナルの刊行時のままで復刻します。新たにあとがきも追加します。
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商品の説明

著者について

岡崎 京子 (おかざき きょうこ) プロフィール
1963年12月、東京生まれ。『リバーズ・エッジ』『pink』『東京ガールズブラボー』など、数々の名作を生み出す。2004年に『ヘルタースケルター』で手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。1996年5月交通事故に遭い、現在療養中。自宅ではDVDで映画を鑑賞したり、機能回復の訓練を続けたりしている。家族と温泉巡りに出掛けるなど外出にも積極的で、家族の方によると「お友達に囲まれ、本人のたゆまぬ努力で回復に向かっている」。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 宝島社; オリジナル復刻版 (2015/6/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2015/6/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 232ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 480024238X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4800242389
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 74個の評価

著者について

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岡崎 京子
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カスタマーレビュー

星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
74グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2024年2月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画のエンディングを小沢健二さんが作ったので、読みました。
この漫画をきっかけに、岡崎京子にハマりました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年1月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前からこの漫画家の作品は読んでいたんですが、一番すきな作品です。内容は、明るく楽しい作品ではありませんが、何故か惹かれるものを感じました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年11月21日に日本でレビュー済み
性愛、暴力、死、青春、詩。

”平坦な戦場“での戦いは、平成を越えて令和の日本でも続いていると感じ、読み返すたびにその普遍性にびっくりする。

問題は電子化されてないことだ。
電子版の方が多くの人に読まれやすいと思うが、この漫画は紙の本で耽溺して読みたい。
一冊にまとまってるのも美しいし、SNSや動画の片手間に読まれてほしくない。

でも配信もされず紙でも絶版になり、忘れられることだけはあってはいけない。

漫画に限らず、創作物に何か感じる心がある人は必読だと思います。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年3月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あたし達の住んでいる街には
河が流れていて
それはもう河口にほど近く
広くゆっくりよどみ、臭い

河原のある地上げされたままの場所には
セイダカアワダチソウが
おいしげっていて
よくネコの死骸が転がっていたりする

この冒頭のモノローグは一体何度繰り返し引用されたのだろう。本作を考察したい評者の多くは
論稿の書き出しにそのまま使うが筆者は本作を考察するにあたってある別作品からも引用に
併用したいと思う。
あの川崎中一殺害事件の際に本作を連想した音楽ライター磯部涼も『川崎ルポ』の中盤の書き
出しに引用している。

「この河だって上流のほう行きゃきれーなんだよなあ…
それがまあこんなに汚れちゃって」

「でも海に近くなるじゃん最初はさきれいかもしれないけど
流れも急だし幅もせまいだろ でも海に近づくにつれて汚れは
するけどさ深くて広くてゆったりと流れるじゃないか」

「どっちがいい?」
「うん そうだな 俺はどっちかっていうと…」

前者は冒頭に流れる語り手である主人公若草ハルナのモノローグだということは言うまでも
ないが、後者はある作品の主人公2人が河を眺めながら人生観を語り合う場面だ。
河を比喩とした作品は数多あるがここはあえてまだ吉田秋生がメジャー化する以前の作品
『河よりも長くゆるやかに』(以下『河よりも』)、の中盤の重要なシーンから引用した。

筆者は本作の冒頭を読み返すたびに死以外の物語のない絶望すらできない世界にに生きる本作
『リバーズ・エッジ』は実は『河よりも』へのアンチテーゼいやアンサーソングだといつも勝手に解釈
している。
ある意味『河よりも』はバブルの予感があった黎明期の予兆を体現し、『リバーズ・エッジ』はバブル
崩壊後を体現している作品でもある。
双方共、題名に“河”があり、いずれも主人公たちが東京郊外の川沿いの街に生息していることや
複雑な事情を抱える若者の鬱屈を活写していることは間違いないしそして何より主人公2人が
橋の上で並んで河を眺めながら語る重要な場面があることも共通している。
『河よりも』の主要登場人物は上流の流れにいく可能性があったにもかかわらず若くして清濁併呑し、
下流の流れに身を任せることを肯定している。上記の会話ではっきりと海に近くなる下流を選択
することを宣言しているのだ。
しかし『リバーズ・エッジ』の方は一見同じことを言ってはいるが決してそれを肯定的に言っている
わけではない。
冒頭のモノローグは岡崎の異議の申し立てなのだ。今を生きる若者に選択肢がないことを。

河口にほど近く広いがよどみ臭い、ネコの死骸、そしてかすかに海の匂いはするのだが決して
海には近いわけではないことも終盤で再びハルナに語らせている。それは下流だからこそ
閉塞感や閉鎖性から逃れることはできない、汚れた河は確かにゆるやかではあるけれど
海に辿り着くことはないことも意味している。
“急流で幅の狭いところに生きている人も大変だが深くて広くてゆったり流れる河”は理想郷
ではないのだと。80年代の相対主義もバブルが弾ければ広い河辺にも死体はあがり平坦で
あっても戦場なのだと。
無論『河よりも』の登場人物にも事情はあるのだが。

吉田が提示した「上流」と「下流」は必ずしも富裕層と低所得者などと区分けしているわけではない。
岡崎もそれをあくまで参考に『リバーズ・エッジ』では言語化せずに、突出し尖鋭し生き急ぎたい
少数派とその他大勢に留まらざるを得ない多数派を炙り出し、その対比と交差を繰り返させている。
前者は山田、こずえ、後者は観音崎、ルミ、カンナ、その境界線にいるのがハルナということに
なっているが、登場人物全てが『河よりも』の人物よりずっと未熟だ。観音崎もルミもカンナも多数派
で急流に身を置いていなくても、それだからこそ具体性に心の拠り所を求めどこに辿り着くこともなく
逃げ場もないまま成熟することもなく相手を傷つけながら生きそしてあるいは死んでいく。
互いに傷つけあう観音崎とルミは肉体的な暴力も言葉の暴力も実は自分に向けて振るっている。
薄々自分達は同類だと分っていながら言語化できないから益々エスカレートしていく。そして
皮肉にもルミが観音崎に発する罵倒の内容を聞くと、彼にも興味を持たないハルナよりはるかに
理解していることがわかる。

また山田もこずえも急流を目指し抽象性に心の拠り所を求める人間であるのに、決して生き急ぐ
人生を手に入れていない。選ばれた人間の側であるはずなのに特に山田はスクールカーストでは
下位にいる。マイノリティだからだ。観音崎もルミも吉田に提示されるような下流側ではあるが、
マジョリティにいてそれなりの腕力や容姿や世間知でカースト制度の上位にいる。こういったねじれ
の発生も岡崎は予言している。観音崎が山田を攻撃するのは特有のマイノリティから発生する個性
への脅威のあらわれだ。本来は被害者だった山田やこずえが結果的には間接的に加害者になり
加害者であったはずの観音崎やルミやカンナがその被害者になったのだ。

そのハルナは偶発的に河原へ放置された白骨死体の存在の秘密を、山田とこずえと3人で秘密を
共有することで非日常を体験し、奇妙な友情を育んでいたが、最後の土壇場にあろうことか自分も
観音崎やルミに近い方の人間だったと暴露する。
これは山田はともかくハルナにシンパシーを感じ慕うこずえが手ひどい裏切りを感じても当然仕方の
ないことだ。それにしてもこずえは「あの人はなんでも関係ないんだもん。だからあたし達にも平気
だったんだもん。」だけではなく「世の中みんなキレイぶって」のようにいちいち名言を吐く。
本作は、『ヘルタースケルター』にも登場するこずえの思春期時代の物語でもある。
山田と同じく自身も同性愛者であるこずえにとってハルナの存在はマイノリティとしての同位性を
感じながら山田が憧れ密かに慕う上級生そのものなのだ。
「実感がわかない」と口癖のように繰り返し、よく言えばフラットで白骨死体でもマイノリティでも
全てが等価のハルナはそれでも無力で常に場当たり的に行動せざるを得ない。
どうにもならないのだ。

ハルナはよく登場人物の中で一番普通でまともとは言われているが果たしてそうだろうか?
確かにいつも境界線に立っているからそう見えるのかもしれないがいわゆる「普通でまとも」で
あれば白骨死体という秘密を共有はしないだろう。普通っぽいどころか90年代の虚無主義の
体現者といっていい。一番普通っぽく見えるのはハルナとルミの友達「よっちゃん」ではないか?
最初に山田が観音崎にロッカーに閉じ込められたことを発見しハルナに山田を助けるように
頼んだのは「よっちゃん」であるし(助けには行かないが)援助交際で得た戦利品(ブランド物)を
自慢するルミを羨ましながら持ち上げ、ルミが流産した後も自分も本心は彼女の不幸を望んで
いたことをハルナに打ち明けながらそれでも彼女が好きだったと涙を流すこのバランス感覚は
ハルナにはない。そもそも白骨死体に遭遇しないだろう。ハルナが転居しルミが学校に来なく
なってもまたカースト上位にいる他の友達と上手くやっていくのだろう。

日常の閉塞感を感じるもののハルナも恋愛感情とは別に山田にもこずえにもシンパシーや
奇妙な友情は感じていた。山田もこずえも同性愛者なので、こずえがハルナに特別な感情を
抱くのも当然のことだ。
意地悪な見方をすれば、その他大勢でない岡崎の視点を隠し、主人公を境界線に置くことで
マイノリティとマジョリティ双方に寄り添おうしたとも言える。
両方の鬱屈を描きながら、その一方ルミの姉はデフォルメ化されステレオタイプに描かれて
いるようにその分おたく(腐女子)は割を食っている。
視点をあまり隠さない分、意外に吉田の方が正直だとも言える。

吉田は『河よりも』を未完のままにしてその直後自身の代表作『BANANA FISH』をスタート
させている。連載開始の時期はずれているものの『リバーズ・エッジ』も『BANANA FISH』
も全く同時期に終了している。この2人の作家のそれぞれ代表作をまたしてもはからずも
同時期の四半世紀後に実写映画化されアニメ化されることになったのも何か因縁を感じる。
ただ既に完成された実写映画については手堅いのは結構だがギブソンの引用の語り手を
山田にするのは一寸収まりが良すぎる。

今吉田秋生はデビュー40周年の中で第一線で主戦場に臨み、岡崎京子はまだ河の中に
いるのだ。蘇るために。
31人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年10月14日に日本でレビュー済み
漫画喫茶で一読しただけでは微妙。
何度もリピートして理解しジワるようなお話と感じた。
2018年3月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
その昔に、後輩に同姓同名、つまり
「岡崎京子」がいた。勿論まったくの別人だけど、我が処女作で「ハラダチマ」を演じてくれたっけ。
さて、『リバーズ・エッジ』。
先に映画で観て、かなりの衝撃を受けた。物事には動じないつもりでいたけど、最近観た映画の中では一番だ。
鬱積する感情とその爆発、みたいな感じだけど、何も若者だけにわかる内容ではないと思う。R15指定のため、あらゆる年齢層が観られるわけではないが、多くの人に何かを感じてほしい。
「こんな無軌道な奴らが、何やってんだ!」とか言わないでほしい。
あなたはそんなにも明るい、悩みのない、素敵な青春時代を過ごされたのですか?であるなら、なんとも羨ましい限りですね。(精一杯の皮肉を込めていますけど。)
此処からやっと本編の感想です。
結構性的な場面の描写が映画ではカットされていたんですね。例えばP.29のSAFE SEXとか、ハルナのお母さんの台詞「生理が遅れた時も正直に言いなさいね」とか、田島さんのお弁当のつつみの中にママがコンドーム2コ入れてた、とか。世のお母さんて娘にちゃんとそういうこと教えてるんですかねぇ。
《まぁ、思い返せば青春なんて、嫉妬やら、怒りやら、性衝動やら、そんなドロドロした感情に支配され、自分が何になるのかわからずにイライラし、ジタバタしているだけの期間。
でも、そう書いた自分も、その昔の自分に嫉妬してる。
こんな青春を過ごしたかった、こんな友だちが欲しかった、正直に言え、今の自分。実はすぐ隣り合わせにいた
性(生)と死のこと。今ならわかるのかい?ほんとにわかったのかい?》
初めて岡崎京子読んでみて、やっぱり嫌いじゃない、この世界観。
結局は原作の勝ちっていうか、映画の限界。だってSEXシーンだって素っ裸で、性器まで晒せないでしょ。ハルナと観音崎の青姦を、こんなふうには描けないでしょ。

あそこが痛くなるぐらいした
ヒリヒリするぐらいした

不安と怒りと精液を一緒くたに
全部あそこにぶちこむしか
なかったんだと思う

で、あたしはあそこで
受けとめるしかできなかったし

River's Edge

ところで、ルミちんのお姉さんて、引きこもり?何となく金八先生の健次郎のお兄さんのことを思い出してしまった。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年12月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
無事、長女にプレゼントできました
🙇‍♀️
2020年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中古だなんて思えない程に美品!
二階堂ふみちゃんと、吉沢亮くんで映画になっています!
いろーんな人物のいろーんな感情があって、これは小説だったら、私の脳みそパンクしちゃうかも……笑。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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