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アメリカを創ったベンチャー・キャピタリスト: 夢を支えた35人の軌跡 単行本 – 2002/2/1
- 本の長さ569ページ
- 言語日本語
- 出版社翔泳社
- 発売日2002/2/1
- ISBN-104798102059
- ISBN-13978-4798102054
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商品の説明
商品説明
ベンチャーキャピタル業界の重鎮で、インテルを育てたアーサー・ロックや、アップル、シスコ、ヤフーを育てたセコイア・キャピタルのドン・バレンタイン、知名度ナンバーワンのVC会社であるクライナー・パーキンズの創業者、ユージーン・クライナーなど有名人も登場するが、日本ではほとんど知られていないVCも採り上げられている。
本書の特徴は、ベンチャー投資の業界人の生の声が紹介されている点だ。その肉声を読み進めると、年代により、地域により、また取り扱っている領域により、VCの世界がじつに多様であることがわかる。黒人などマイノリティーに立脚するマイノリティー・ファンド業界もある。資金源をみても、近年は独立系だけではなく、企業系VCや年金基金、財団、大学の基金など多様化している。アメリカのVC業界が時を経て、奥行きを加えたことをうかがわせる変化である。
そうした多様性の半面、昔は百貨店に似て何でもやるVCが多かったのが、その後競争の過程で専門特化するようになってきたり、皆一様に面倒見がよく、時間と労力を惜しまずに経営に関与しているなど興味深い共通点もある。
ここに登場する35人は皆、じつに勤勉だ。ベンチャー投資を担う人たちが「金!」「金!」と言っていないことも特筆に値する。「VCは金融取引をする会社ではない。ビジネスを創る仕事をしているのだ」という発言を、VCが少なからず共有している。アメリカのベンチャー投資や起業について、目を開かせられる思いがする本である。
35人の生の声には、健全な野心を感じる。これこそが、今の日本に一番必要なものではないだろうか。(榊原清則)
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 翔泳社 (2002/2/1)
- 発売日 : 2002/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 569ページ
- ISBN-10 : 4798102059
- ISBN-13 : 978-4798102054
- Amazon 売れ筋ランキング: - 513,936位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 799位ビジネス人物伝 (本)
- - 1,007位起業家関連書籍
- - 31,560位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ベンチャーキャピタル自身には特にあっと驚くような冒険創業話
は無いのかもしれない。ただ、金持ちがアメリカンドリームの
存在を信じる事で、また次世代の成功物語が現実となる、という
循環は読み取れる。皆が信じれば世界は本当に変わるのだ。
ベンチャー社長にとっては、どのようなスタンスのキャピタリスト
と付き合いたいかを具体的にイメージする上で役に立つと思う。
同様にキャピタリストにとっては、自分はどのタイプを
目指したいのか、具体的に考える上で意味があるだろう。
この分量のインタビュー収集、編集、翻訳に敬意を表し
また、感謝します!
日本のベンチャー・キャピタルに対しては、インキュベーション機能への猜疑、リスクマネー供給を行うだけの資本変換機能への不信等が言われますが、同様に、米国のベンチャー・キャピタルにも多くの批判があるようです。
しかし、そうした中でも、投資家サイド、起業家サイド双方から有難がられたキャピタリストがおり、その特性を導こうとする向きには大変参考になります。また、こうしたキャピタリスト達の声が編纂された書は現在の日本では稀有であることからも、本書には希少性があります。
本書を通じて私が特に興味を感じるのは以下の点です。
1.ファイナンス畑のキャピタリストは少ない。多くはビジネスオペレーション等の経験を有する。
2.ファイナンサーであるが、それ以上に起業家の懸かりつけ心理医師でありコーチである(ように思われる)ケースが多い。
3.投資エリアは自分が良く知る業界(もしくはマイノリティ)に限っているケースが多い。
4.おそらく上記2によって、多忙さ自体と、多忙さからくる過ちを未然に防いでいる。グレシャムの法則に対して中立であろうとする。
5.仕事に対してエンスーである。
6.確かに、多くはMBAホルダーである。
以上の特質を考えると、ベンチャー・キャピタリスト(≒ファイナンサー)であることも大事ながら、起業家にとってのビジネスの指南役としてのメンター・キャピタリスト(≒精神的、技術的、対外的な指南役)であろうとするスタンスが、今、キャピタリストに求められるものなのかも知れません。
・投資する/しないの判断は最終的には人である
・会社として運営していく場合、広くあまねくではなく、ある特定分野を集中的に
→そしてその分野の開拓者、一人者的な存在になる
であるかと思われます。
日本においてはアメリカと比べて同じベンチャーキャピタリストでも企業と二人三脚となって起業、成長させるケースがあまりにも少ないと言われています。人間得意・不得意というところが必ずあって不得意なところをいかにして補うか?というところが自分が発展していくカギでもあるのかな?と思います。
これから起業を考える人、投資を受けたい人、投資ビジネスを考えたい人にとっては必読の一冊ではないでしょうか?
ただし、ドン・バレンタインなどの著名VCの話を聞きたい方にはお勧め。