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プラットフォーム ブランディング 単行本 – 2013/3/28
アップルをはじめ、強大なブランドとなった企業がグローバル市場を席巻する一方、
韓国や中国の新興ブランドにさえ敗北を喫し、苦戦を強いられる日本企業。
かつて「モノづくり大国」といわれたこの国は何をどこで間違えたのか?
グローバルで戦える強いブランドをつくるにはどうしたら良いか?
eコマースやソーシャルネットワークなどのビジネスが世界中で隆盛を極めているが、
「プラットフォーム」の活用という考え方そのものは、製造業をはじめ、より広範囲で応用可能なものだ。
とりわけブランドそのものを「共創のプラットフォーム」として再定義することは、
あらゆる製品がコモディティ(汎用品)化する時代に儲かるビジネスをつくり出す上で、欠かすことができない。
かつての成功体験に縛られる日本企業を「次」のステージに導くために必要なアイデアとは何か?
顧客の心の中にそのブランドが提供する良い体験の知覚認識を形成し、市場競争力を高めるためにどんな戦略が必要か?
ビジネス誌記者を経て現在はビジネススクールでマーケティング領域の教員を務める川上と、
ブランド戦略を専門とするコンサルタントの山口が次世代のブランドのつくり方を語る!
まえがき
序章 日本企業はなぜ負け続けるのか? ─ブランド戦略の「不在」と「失敗」
第一章 知らないと恥ずかしいブランディング基礎の基礎
第二章 「体験」が最高のブランドをつくる
第三章 体験価値を共創するプラットフォーム
第四章 進化するブランド戦略
第五章 顧客体験価値デザインとブランド戦略の実践
終章 日本企業はまた勝てるか?─「理念」から「スキル」へ
あとがき
- 本の長さ344ページ
- 言語日本語
- 出版社SBクリエイティブ
- 発売日2013/3/28
- 寸法13 x 2.2 x 18.9 cm
- ISBN-104797373113
- ISBN-13978-4797373110
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商品の説明
出版社からのコメント
安易な欧米礼賛には賛同したくないし、
日本にも(例外はあっても)ブランド戦略に長けた企業が存在することは承知している。
だが、一般的に言って、経営や戦略レベルにおける理解と実践の不足は、
残念ながら事実と認めざるを得ない。
したがって本書では、ブランド戦略の潮流やそこで成功するメガブランドの条件について解説する。
すなわち、「今後はどのようなブランドが成功を手にできるのか?それはなぜか?」
という問いに答えることが、本書の核心にある。
(「まえがき」より)
著者について
グロービス経営大学院准教授(マーケティング・アントレプレナーシップ領域)。
1972年兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒、IESEビジネススクール(スペイン)IDFP修了。
日経BP「日経ビジネス」誌記者として企業取材に携わった後、日本経済研究センター研究員を経て、
複数のビジネスメディアのネットマーケティング戦略の企画立案やシステム設計・コンテンツ開発等に従事。
その後グロービスに入社し、マーケティングやネットビジネス領域のプログラムや教材開発、
ビジネススクールや企業向け研修での講師を務めつつ、ケースメソッドによる経営教育の方法論の研究や指導にも携わる。
共著書に『グロービスMBAマーケティング改訂3版』(ダイヤモンド社)、
『メディア・イノベーションの衝撃』(日本評論社)、『WEB2.0キーワードブック』(翔泳社)など。
山口 義宏(やまぐち よしひろ)
インサイトフォース代表取締役。
ソニー子会社にて戦略コンサルティング事業の事業部長、
リンクアンドモチベーションでブランド・コンサルティングのデリバリー統括、
デジタル・マーケティング・エージェンシーにてタブレットソリューション事業マネジャーを経て、
2010年にインサイトフォースを設立。
ブランド・マーケティング戦略の策定、商品・デザイン・CI・広告施策の支援、
グローバル市場戦略・PDCAプロセスの定着支援を主業務とし、
自動車・電機・通信・光学機器・エネルギー・化粧品・金融・製薬・飲料・食品・住宅・アパレル・小売り・放送など、
消費者向けの大手企業を対象とした戦略コンサルティングを行う。
共著書に『消費行動の「なぜ?」がわかる 実践講座ライフスタイルマーケティング』(宣伝会議)。
登録情報
- 出版社 : SBクリエイティブ (2013/3/28)
- 発売日 : 2013/3/28
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 344ページ
- ISBN-10 : 4797373113
- ISBN-13 : 978-4797373110
- 寸法 : 13 x 2.2 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 401,341位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 401位広告・宣伝 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
ブランド・マーケティング領域特化の戦略コンサルティングファームとなるインサイトフォース株式会社 取締役、業績につながる人材育成SaaSの株式会社グロース X 取締役COO。
・ソニー子会社 戦略コンサルティング事業部長
・リンクアンドモチベーション ブランド・コンサルティング・デリバリー統括
などを経て、2010年にブランドコンサルティングを提供するインサイトフォースを設立。これまで上場企業100社以上のコンサルティングに携わり、BtoC~BtoB問わず企業及び商品・サービスの競争力を高めるブランド及びマーケティング戦略策定、マーケティング施策の支援に豊富な実績を持つ。2022年よりマーケティング人材育成サービスを展開する株式会社グロース X の経営に関わる。
著書に「マーケティング思考 業績を伸ばし続けるチームが本当にやっていること」「マーケティングの仕事と年収のリアル」、「デジタル時代の基礎知識 ブランディング」、「プラットフォームブランディング」他。メディアでの寄稿掲載をはじめ、セミナー、ビジネススクールでの講義を通じ、マーケティング業界のレベル向上にも力を入れている。
川上 慎市郎(かわかみ しんいちろう)
iU(情報経営イノベーション専門職大学) 准教授、学部長補佐
iUエグゼクティブスクール スクール長
合同会社デジタルストラテジー 代表
1972年兵庫県生まれ。
早稲田大学政治経済学部経済学科卒、IESEビジネススクール(スペイン)IDFP修了。
日経BPに入社。
「日経ビジネス」誌記者として、自動車、家電、IT、事務機器、半導体、エネルギー、流通、住宅、レジャー&ホテルなどの業界を歴任。
消費財のマーケティングや流通・サービスのマネジメント、CS(顧客満足)マネジメントなどを専門とし、同誌で2000年から15年続いた長寿特集「アフターサービスランキング」の企画発案・調査設計などを手がけた。
社団法人日本経済研究センター研究員を経て、「日経ビジネスオンライン」など複数のビジネスメディアの立ち上げにおける企画立案やシステム・コンテンツ開発等を担当。
その後株式会社グロービスに入社。主にマーケティングやアントレプレナーシップの領域において経営大学院や企業向け研修での講師を務めつつ、大学院のカリキュラム設計や教材の研究開発、ケースメソッド講師の育成指導にも携わる。2009年よりグロービス経営大学院准教授(マーケティング・創造領域担当)。
2018年に合同会社デジタルストラテジーを設立し、代表。企業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)推進やネットメディアの運営を行っている。
2020年、iU(情報経営イノベーション専門職大学)開学とともに学部長補佐に就任(准教授)。「イノベーション・プロジェクト」「ビジネス・フィールド・リサーチ」等の科目を担当する。また、2021年にはDXスキルに特化した社会人向け教育プログラム「iUエグゼクティブスクール」を設立し、スクール長に就任。
共著書に『ビジネススクールで教えている 武器としてのITスキル』(東洋経済新報社)、『プラットフォームブランディング』(ソフトバンククリエイティブ)、『グロービスMBAマーケティング改訂3版』(ダイヤモンド社)、『メディア・イノベーションの衝撃』(日本評論社)、『WEB2.0キーワードブック』(翔泳社)、共訳書に『グラント現代戦略分析』(中央経済社)がある。このほか、グロービス経営大学院、iUのマーケティングやアントレプレナーシップなどの領域で、多数の教育用ケーススタディーを執筆・監修。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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要点がまとまっており、文章も読みやすく、
ボクには非常によく合いました。
「識別記号」と「知覚価値」――
「ブランド破壊」の罠など、導入から対策まで
ブランドの本質について解りやすく解説してます。
細かく場面わけして書かれていて実務者には良さそう。
初心者(私)は網羅的に知識を得られて良さそう。
暗黙知を廃して形式知としてブランディングを定義しているので書かれていることは非常に論理的で分かり易く(その点は著者の狙い通りかな)すらすらと読めます。また成功体験は具現化できないので(大雑把にいうとやってみないとわからない。製品が当たるかどうかは出してみるまでわからない、神のみぞ知る。)その点も無責任に気軽に読むことができます。。問題は第五章で、いざ実践、具現化の部分になると取りかかる前から想定できる難題が沢山ありすぎてこれは面倒くさいなあとw。一定規模以上の組織内でこれやろうと思ったら今までの仕組みを壊さなきゃいけないので大変です。日本人は一旦ルーチンに落ち着いたフローを弄ったり変えたりするのを極端に嫌がるし。
まあでも良い機能がついた製品を出せば売れるという時代ではもはや無いので生き残ろうとしたらブランディングは避けて通れません。ここに書かれていることと現状との剥離を知るにつけ(これは著者のせいではないです)読後感が重くなり星4つとしました。
実際に企業でブランディングを行う時の注意点から各フェーズでの留意点や実施方法などが網羅されている。
また全体図から全てを網羅しているだけに著者も語っているが細かい内容はそれぞれの専門書(注釈で参考文献を記載)に譲っている。
とはいえ、今まで読んでいたブランディングの本が本書における各フェーズの一部分だけしか語られておらず、腑落ちすることが難しかった理由もわかった。
ある程度のマーケティング知識などを前提とはしているが、ブランディングを学びたいと思っている人にとってはまず入門書としてこれを読んでおくことで他の書籍が活きてくると思われる。
また、所謂若手リーダー層から経営者にいたるまで一読することをオススメしたい。
ドッグイヤー、マウスイヤーなどという言葉が流行った時期もあったが、現代は商品・サービスがコモディティ化する速度が本当にはやい。加えて市場はグローバルが当たり前だ。
このような時代を生き抜いていく上で、顧客体験で紡ぐブランド力はきっと大きな力となってくれる。
アップルとかフォルクスワーゲンとかのブランディングが例に出てるんで
大企業の経営者向けかな???