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三美スーパースターズ 最後のファンクラブ (韓国文学のオクリモノ) 単行本 – 2017/11/13
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15勝65敗。僕らのチームはとてつもなく弱く、
そして、美しかった――
韓国プロ野球の創成期、
圧倒的な最下位チームとして人々の記憶に残った三美スーパースターズ。
このダメチームのファンクラブ会員だった二人の少年は大人になり、
I M F 危機と人生の危機を乗り切って、
生きていくうえで最も大切なものは何なのかを知る――。
★韓国で2 0 万部超のロングセラーとなっているパク・ミンギュの永遠のデビュー作、待望の邦訳!
★「一割二分五厘の勝率で僕は生きてきた。まさしく三美スーパースターズの野球だといえる」――パク・ミンギュ
そして、美しかった――
韓国プロ野球の創成期、
圧倒的な最下位チームとして人々の記憶に残った三美スーパースターズ。
このダメチームのファンクラブ会員だった二人の少年は大人になり、
I M F 危機と人生の危機を乗り切って、
生きていくうえで最も大切なものは何なのかを知る――。
★韓国で2 0 万部超のロングセラーとなっているパク・ミンギュの永遠のデビュー作、待望の邦訳!
★「一割二分五厘の勝率で僕は生きてきた。まさしく三美スーパースターズの野球だといえる」――パク・ミンギュ
- 本の長さ361ページ
- 言語日本語
- 出版社晶文社
- 発売日2017/11/13
- ISBN-104794969805
- ISBN-13978-4794969804
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商品の説明
著者について
パク・ミンギュ(朴玟奎):
1968 年、韓国・蔚山生まれ。中央大学文学部卒業。2003 年、本作『三美スーパースターズ 最後のファンクラブ』でハンギョレ文学賞、『地球英雄伝説』で文学トンネ作家賞をダブル受賞して話題になる。その後も新鮮な文体と奇想天外な発想で作品を発表し、05 年に『カステラ』で申東曄創作賞、07 年に「黄色い川、舟一隻」で李孝石文学賞、09 年に「近所」で黄順元文学賞、10 年には「朝の門」で、韓国で最も権威あるとされる李箱文学賞を受賞。高い評価と圧倒的な人気を得ている韓国を代表する作家の一人。邦訳された作品に『カステラ』(クレイン)、『亡き王女のためのパヴァーヌ』(クオン)、『ピンポン』(白水社)がある。
斎藤真理子(さいとう・まりこ):
翻訳家。訳書にパク・ミンギュの『カステラ』(ヒョン・ジェフンとの共訳、クレイン)、『ピンポン』(白水社)、ハン・ガン『ギリシャ語の時間』(晶文社)、チョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』(河出書房新社)などがある。『カステラ』で第一回日本翻訳大賞を受賞した。
1968 年、韓国・蔚山生まれ。中央大学文学部卒業。2003 年、本作『三美スーパースターズ 最後のファンクラブ』でハンギョレ文学賞、『地球英雄伝説』で文学トンネ作家賞をダブル受賞して話題になる。その後も新鮮な文体と奇想天外な発想で作品を発表し、05 年に『カステラ』で申東曄創作賞、07 年に「黄色い川、舟一隻」で李孝石文学賞、09 年に「近所」で黄順元文学賞、10 年には「朝の門」で、韓国で最も権威あるとされる李箱文学賞を受賞。高い評価と圧倒的な人気を得ている韓国を代表する作家の一人。邦訳された作品に『カステラ』(クレイン)、『亡き王女のためのパヴァーヌ』(クオン)、『ピンポン』(白水社)がある。
斎藤真理子(さいとう・まりこ):
翻訳家。訳書にパク・ミンギュの『カステラ』(ヒョン・ジェフンとの共訳、クレイン)、『ピンポン』(白水社)、ハン・ガン『ギリシャ語の時間』(晶文社)、チョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』(河出書房新社)などがある。『カステラ』で第一回日本翻訳大賞を受賞した。
登録情報
- 出版社 : 晶文社 (2017/11/13)
- 発売日 : 2017/11/13
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 361ページ
- ISBN-10 : 4794969805
- ISBN-13 : 978-4794969804
- Amazon 売れ筋ランキング: - 672,283位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年12月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
負けに負けつつける三美スーパースターズ野球団、IMFのスタンドバイ契約下にあった韓国の物語。勝つと思うな、思えば負けよ。美空ひばりの名曲を思わせる展開。今度はドイツの一般平等法の脅威、勝と思うな思えば負けよ。わが宮沢喜一はその昔、無為にして化すと道教の聖典に由来するエピグラムを呟いたことがあった。ぼくもタオイストであります。岸田さん頑張れ。中国の人々、周恩来の遺産が食い潰されるのをなんとかしてもらいたい。人類史最大の危機にある今。iceed river crossinng
2018年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
発足年から弱体が目立った韓国プロ野球チームの三美スーパースターズ。
熱烈なファンだった著者が身売りまでの戦いを1年単位で詳述している。
同球団には広島東洋カープの福士敬章と木山英求が所属していたことから、
日本でも知っている人が多い球団かもしれない。私も、急に名前を聞かなく
なったのを不思議に思っていた。
その意味では、本書の内容は注目すべきものだが、少し冗長で読みにくい。
それにしても、30勝あげた福士が翌年以降、急に調子を落とした理由を本書
で初めて知った。
もう一度読んでみよう。
熱烈なファンだった著者が身売りまでの戦いを1年単位で詳述している。
同球団には広島東洋カープの福士敬章と木山英求が所属していたことから、
日本でも知っている人が多い球団かもしれない。私も、急に名前を聞かなく
なったのを不思議に思っていた。
その意味では、本書の内容は注目すべきものだが、少し冗長で読みにくい。
それにしても、30勝あげた福士が翌年以降、急に調子を落とした理由を本書
で初めて知った。
もう一度読んでみよう。
2020年8月15日に日本でレビュー済み
2015年7月に発刊された「月刊中央」8月号で、文学評論家チョン・ムンスンとチェ・ガンミンが、朴が世に出るきっかけとなった『サンミスーパースターズの最後のファンクラブ』について、サンミスーパースターズの実際のファンがインターネット掲示板に投稿した「逆から見る韓国野球史」から選手紹介の文章を盗用していたと主張した。また、短編『昼寝』についても、弘兼憲史の漫画『黄昏流星群』から背景と人物設定などの基本設定を盗用していたと主張した。これに対して朴は、翌月に発刊された「月刊中央」9月号で「明らかな盗用であり、非難されて当然だと思う。当時の私は知的財産権に対する理解が不足している人間だった。」との文章を発表し
「盗用を認めた。」
とある。修正されないので事実なんでしょう。
「盗用を認めた。」
とある。修正されないので事実なんでしょう。
2018年3月5日に日本でレビュー済み
ふだんあまり小説は読まないが、『カステラ』『ピンポン』に次いでこの作品!パク・ミンギュの才気には驚かされる。
1980年代の韓国の少年たちにとってプロ野球の創設がどれほどの事件だったのか。想像力の奔流と胸躍らせる筆致がぐいぐい小説世界に引き込んでゆく。
前半は韓国仁川市をホームとするプロ野球チーム「三美スーパースターズ」の創団から身売りまでの4年間の、荒唐無稽と言っては荒唐無稽さんに失礼なくらいの夢の物語。仁川の少年たちの興奮に快哉を叫びながら、抱腹絶倒間違いなし。
少年たちの心踊る興奮の日々は、やがて信じがたい記録を次々と更新しながらプロ野球のお荷物になってゆくチームを前に、「三美スーパースターズ」の一員であることに誇りと恥辱のアンビバレントな感覚を抱く時間に飲み込まれてゆく。
奇跡の勝率1割2分5厘、堂々の18連敗という成績を収めたチームを応援し続けるということは、たぶん人生の意味を少年期に知ることに他ならなかっただろう。
中盤は「三美スーパースターズ」が吸収され、その名が消えたのと同時にはじまった、夢の残滓のような青年期のやや沈鬱な物語。
経済危機下の韓国格差社会で生きるのは大変だったんだなと、ちょっとしんみり。
主人公の「僕」は三美のことはどこかに仕舞いこんで勉学にのめり込み、一流大学に入り大企業に就職する。だが、時代はそんなに甘くない。働き詰めに働いて、結局・・・・。
でも、終盤、この小説は少年時代の夢の残滓が実は今を生かす原動力なのだと知らしめてくれるのだ。
あろうことか、物語は誰にも忘れ去られたような「三美スーパースターズ・ファンクラブ」再結成、そしてある企業チームと三美のユニフォームを着ての試合風景に収斂してゆく。
とんでもないドタバタゲームはかつての「三美スーパースターズ」の記録に劣るとも勝らない点差で負けるのだが、その敗者の上には限りない自由の「空」が広がっているのだった。
語り手の僕と親友ソンフンとゾルバ、強烈な印象を残す「3人の恋人と7人のセックスフレンド」を持つ美女や謎の日本人藤本氏など、登場人物の描写が冴え渡る。
この小説が、少年小説の出で立ちから、つまるところ切なくなるような「愛と友情」の壮大なファンタジーなのだと納得して本を閉じた。ポール・オースターを読み続けていた頃の「読む歓び」が蘇ってきたような気がします。翻訳も素晴らしい!!
1980年代の韓国の少年たちにとってプロ野球の創設がどれほどの事件だったのか。想像力の奔流と胸躍らせる筆致がぐいぐい小説世界に引き込んでゆく。
前半は韓国仁川市をホームとするプロ野球チーム「三美スーパースターズ」の創団から身売りまでの4年間の、荒唐無稽と言っては荒唐無稽さんに失礼なくらいの夢の物語。仁川の少年たちの興奮に快哉を叫びながら、抱腹絶倒間違いなし。
少年たちの心踊る興奮の日々は、やがて信じがたい記録を次々と更新しながらプロ野球のお荷物になってゆくチームを前に、「三美スーパースターズ」の一員であることに誇りと恥辱のアンビバレントな感覚を抱く時間に飲み込まれてゆく。
奇跡の勝率1割2分5厘、堂々の18連敗という成績を収めたチームを応援し続けるということは、たぶん人生の意味を少年期に知ることに他ならなかっただろう。
中盤は「三美スーパースターズ」が吸収され、その名が消えたのと同時にはじまった、夢の残滓のような青年期のやや沈鬱な物語。
経済危機下の韓国格差社会で生きるのは大変だったんだなと、ちょっとしんみり。
主人公の「僕」は三美のことはどこかに仕舞いこんで勉学にのめり込み、一流大学に入り大企業に就職する。だが、時代はそんなに甘くない。働き詰めに働いて、結局・・・・。
でも、終盤、この小説は少年時代の夢の残滓が実は今を生かす原動力なのだと知らしめてくれるのだ。
あろうことか、物語は誰にも忘れ去られたような「三美スーパースターズ・ファンクラブ」再結成、そしてある企業チームと三美のユニフォームを着ての試合風景に収斂してゆく。
とんでもないドタバタゲームはかつての「三美スーパースターズ」の記録に劣るとも勝らない点差で負けるのだが、その敗者の上には限りない自由の「空」が広がっているのだった。
語り手の僕と親友ソンフンとゾルバ、強烈な印象を残す「3人の恋人と7人のセックスフレンド」を持つ美女や謎の日本人藤本氏など、登場人物の描写が冴え渡る。
この小説が、少年小説の出で立ちから、つまるところ切なくなるような「愛と友情」の壮大なファンタジーなのだと納得して本を閉じた。ポール・オースターを読み続けていた頃の「読む歓び」が蘇ってきたような気がします。翻訳も素晴らしい!!
2018年8月16日に日本でレビュー済み
一日で読んだ。とても面白かった。韓国にプロ野球が誕生、主人公の少年がファンになった地元球団、三美スーパースターズは、しかし、負け続け。シーズン最低勝率、シーズン最少得点など、数々の(不名誉な)記録を残し、わずか数年で球団は消滅。そんな負け犬球団のファンだった「僕」はやがて一流大学に入り、一流企業に就職した勝ち組——のはずだった。その彼がリストラに遭ったとき、子供の頃に夢中になった三美スーパースターズの記憶がよみがえる。彼は、どうみても負け組の仲間たちと一緒に、草野球の(ともいえないほどささやかな形での)「三美スーパースターズ」のチームを再結成するのだ。
韓国の変転激しい、政治と経済の現代史が背景になっている。パク・ミンギュの非凡さは、いくらでもみじめに、うら悲しくできるはずの物語の随所にユーモアがちりばめられ、笑えるところに表れている。とくに終章「三美スーパースターズvsプロ・オールスターズ」の「激突」は、笑わされ、はぐらかされ、圧巻だ。偉大なコメディの作家の一人になれるかもしれない。
物語全体は『ピンポン』と基本的に同じだ。比べてみると『ピンポン』の方が、かなり出来がいい。『三美スーパースターズ』は『ピンポン』を書くための習作だったと言えるかもしれない。それでも、これはこれなりに十分傑作である。
韓国の変転激しい、政治と経済の現代史が背景になっている。パク・ミンギュの非凡さは、いくらでもみじめに、うら悲しくできるはずの物語の随所にユーモアがちりばめられ、笑えるところに表れている。とくに終章「三美スーパースターズvsプロ・オールスターズ」の「激突」は、笑わされ、はぐらかされ、圧巻だ。偉大なコメディの作家の一人になれるかもしれない。
物語全体は『ピンポン』と基本的に同じだ。比べてみると『ピンポン』の方が、かなり出来がいい。『三美スーパースターズ』は『ピンポン』を書くための習作だったと言えるかもしれない。それでも、これはこれなりに十分傑作である。