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トランプがはじめた21世紀の南北戦争: アメリカ大統領選2016 単行本 – 2017/1/11
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著者の渡辺さんはボストンに長く暮らし、民主党、共和党の両陣営のイベントに参加し、さまざまな人にインタビューを試みた。SNSの動向などにも目を配りながら、ナマの声をひろっていく。また大統領選の仕組み、南北戦争時からオバマまでのアメリカの大統領選の歴史、人々の投票行動、どんな利害関係や、思想的心情などがあるのを分析。専門的には見えない、極めてリアルはアメリカの一側面がわかる。
トランプの支持者は、プアホワイトのほか、高額所得者の白人も多いという。1950年までのアメリカの栄光を忘れられない人々がトランプを支持している。反トランプ派にしてみれば、暗黒の時代が始まろうとしている。そのような状況下、リベラル派はどのように希望を抱いたらいいのか、対話の可能性はどこにあるのか。一市民であり、移民である著者は全編にわたって問いかけている。
- 本の長さ246ページ
- 言語日本語
- 出版社晶文社
- 発売日2017/1/11
- ISBN-104794969481
- ISBN-13978-4794969484
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商品の説明
著者について
登録情報
- 出版社 : 晶文社 (2017/1/11)
- 発売日 : 2017/1/11
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 246ページ
- ISBN-10 : 4794969481
- ISBN-13 : 978-4794969484
- Amazon 売れ筋ランキング: - 480,161位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について

エッセイスト、洋書レビュアー、翻訳家。助産師、日本語学校のコーディネーター、外資系企業のプロダクトマネージャーなどを経て、1995年よりアメリカ在住。
ニューズウィーク日本版に「ベストセラーからアメリカを読む」、ほかにCakes、FINDERSなどでアメリカの文化や政治経済に関するエッセイを長期にわたり連載している。
また自身でブログ「洋書ファンクラブ」を主幹。年間200冊以上読破する洋書の中からこれはというものを読者に向けて発信し、多くの出版関係者が選書の参考にするほど高い評価を得ている。
2001年に小説『ノーティアーズ』(新潮社)で小説新潮長篇新人賞受賞。著書に『ジャンル別 洋書ベスト500』(コスモピア)、『どうせなら、楽しく生きよう』(飛鳥新社)、『トランプがはじめた21世紀の南北戦争』(晶文社)、『ベストセラーで読み解く現代アメリカ』(亜紀書房)などがある。翻訳には、糸井重里氏監修の『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』(日経BP社)、マリア・V スナイダー『毒見師イレーナ』(ハーパーコリンズ)、レベッカ・ソルニット『それを、真の名で呼ぶならば』(岩波書店)など。書籍と翻訳で多くの作品がある。
2022年2月発売の最新刊『アメリカはいつも夢見ている』(KKベストセラーズ)。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
でもふと背筋が寒くなりました…国の背景は違うにせよ日本も徐々にこういう状況になりつつある、あるいはなってるのでは、と。
選挙に対する姿勢が変わりますね。
特になぜトランプが大統領になったことに対して疑問を持っている人へ
トランプ大統領選出までの選挙の様子を、トランプ、ヒラリー、サンダースらの選挙戦とその支持者の特徴とともに伝える一冊です。
トランプの支持層が高等教育を受けた経験のない、忘れられた貧困白人層であるということは日本でも様々なメディアで紹介されてきました。一方、ヒラリーはEメール疑惑を追求されて嘘つき呼ばわりされた女性候補、サンダースはローンに苦しむ学生の救世主的存在というイメージくらいしか私にはありませんでした。
しかし著者によれば、サンダースが提示する解決策は実行可能性が低く、また時間をかけて改善していく道を考慮していない点が問題だったといいます。トランプ同様、サンダースも複雑な政治をあまりにシンプルなものに見せてしまった点を著者は断罪するのです。
また、「Politifact」という政治家の信憑性を監視するサイトによれば、ヒラリーこそが最もウソの少ない候補であったが、メディアが政治をエンタメ化してしまったために有権者に事実が浸透しなかったと著者は指摘します。
そのうえで著者は現代アメリカを、価値観のするどい対立で国家を二分した南北戦争になぞらえます。
都市部左派リベラル(民主党派)と白人地方労働者(共和党派)の政治的対立はかつてないほど峻厳で、中道穏健派の現実的政治哲学に耳を傾ける有権者が今は少ないというのが実状です。
またトランプは貧しい白人のために政権を担うかの公約をしておきながら、政権中枢を大資本家あるいはそうした経済界と密接な関係がある人々で固めてしまいました。南北戦争中、南部の大資本家を守るために銃をとったのは南部の貧しい白人だったという故事を想起させる事態というわけです。
著者はいまこそ中道穏健派が超党派で団結することの重要性を最後に訴えます。
この主張には大いに見るべきものがあると感じます。
一冊の長い書の構成をうまく立てないまま書き出した結果でしょうか、「それについては、10章で詳しく論じる」、「この続きは、17章で語ろう」と、続きをずっと先延ばしする言葉をやたらと連ねるところが玉に瑕ですが、読みやすい日本語で興味深い現代アメリカ政治事情を提示してくれた書を高く評価したいと思います。
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*75頁:「トランプが予備選に勝ったころからに『Hillbilly Elegy(田舎者の哀歌)』(Harper, 二〇一六年)という回想記が話題になり始めた」とありますが、「勝ったころからに」という箇所が日本語になっていません。「に」の字は余計です。
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以下の書を紹介しておこうと思います。
◆西川 賢『 ビル・クリントン - 停滞するアメリカをいかに建て直したか 』(中公新書2016年)
:民主党の大統領でありながらも、中道路線を取りながら巧みに政権運営を進めたクリントンを高く評価した書です。彼の中道政策がオバマに引き継がれず、やがてトランプ政権誕生につながったことを思うと、この書を読む価値は大きいといえます。
◆森本 あんり『 反知性主義: アメリカが生んだ「熱病」の正体 』(新潮選書2015年)
:「反知性主義」は高等教育や教養・知性の価値を認めない頑迷固陋な考えだという否定的な側面にばかり目が行きがちですが、この書は旧来の知や権威への抵抗活動である「反知性主義」が新しい知を拓く力になりうるという肯定的側面もきちんと指摘します。
◆西森 マリー『 レッド・ステイツの真実 ――アメリカの知られざる実像に迫る 』(研究社2011年)
:「レッド・ステイツ」とは共和党の有力支持基盤である保守的キリスト教徒が多い南部を中心とした地域のこと。そうした地域の人々の政治・経済・文化における考え方の特徴を詳しく記すと同時に、教育現場やマスコミが逆に左傾化している課題にも切り込んでいます。
今回、トランプがなぜ当選出来たのか?なぜヒラリーが敗れたのか?この後、アメリカはどうなるのか?
この本ではアメリカにお住まいの著者が実際に大統領選挙のラリー(候補者の演説を応援者が聞きに行くイベントのようなもの)に参加したり、現地の報道、友人や知人のリアクションなどをから感じたことを書かれています。
現地ではマイノリティとなる著者がトランプのラリーで感じた居心地の悪さやなど、頭の中で書いたものとは違う、非常にリアルな感覚を持って、現在のアメリカの分断を知ることができます。
文体は非常に読みやすく、内容が濃いので、全く知識がない方にもおすすめです。
私はトランプの大きな支持層と言われる「ヒルビリー」についての記述が興味深かったです。
なぜトランプが台頭したのか?
トランプの人気を押し上げているのはどんな人々なのか?
トランプが大統領に選ばれるようになった「仕組み」とはどんなものなのか?
米国という国の政治的・社会的・経済的な流れを作ってきたのはどんな考え方、感じ方なのか?
オバマを支持し、多様性を尊ぶアメリカって、具体的にどんな地域のどんな人?
トランプを支持し、白人以外は排除しろと叫ぶアメリカって、具体的にどんな地域のどんな人?
1776年から2世紀余のアメリカ合衆国の歴史を踏まえつつ、上記の疑問に一つ一つ答えながら、民主主義のあり方を一緒に考えよう、と語りかけてくれる良書。