以前、出張の折、世田谷のお店に寄せて頂きました。
スパイスの香りのせいか、何かが鼻だけでなく感性まで突き抜けていくような印象を受けました。
インド料理の知識など全くない僕たち夫婦(当時は恋人関係でしたが)に丁寧な説明をして下さいましたね。
昨年、本書が出版されたことを知り、すぐに購入したのですが、何故か読まずに置いていました。
あの日の昼下がりに僕たちがお店で感じたflashのような感覚を大切にしておきたかったのです。
砂の岬というお店に筆者夫婦がまき散らしたマジックの謎を知ってしまってはいけない気がしたのです。
でも先日、僕はとうとう本書を読んでしまった。
東京とインド、その距離は筆者夫婦にとって、絶対的な距離でなく相対的な距離だったのでしょう。
夫婦とは何か、誠実とは何か、苦労をするとはどういうことか、
仕事とは何か、出会いとは何か、偶然とは何か、生きることにはどんな意味があるのか。
筆者夫婦はまだ正解にたどり着いていないと語られます。
砂の岬は完成型どころか、ひとかけら程度の夢を叶えた程度と謙遜される。
きっとこのお店は素晴らしい完成型をみせますよ、絶対に。保証してもいいです。
筆者たちは最初に先ず、受け入れ感じることを覚えたんですね。
インドの地で、インド料理を食し、先入観なしに自分にとって美味しいと感じたものがあると確信した。
でも、それだけで満足できなかった。
どうやれば、この味を再現できるのか、このインドで感じた心地よい空気を東京で展開できるのか。
そして考え始めたんですね。
それには夫婦という二人のディベートが必要であったろうし、時に支えあういたわりの心が必要だったんでしょう。
あの日、こうした背景を知らずにお店に寄せて頂いた僕たちは、十分すぎるくらい素敵な雰囲気を楽しみましたよ。
帰り道、妻と口笛でお店で流れていたメロディを吹いて帰ったんですよ。
いつまでも素敵なあのお店を続けて下さい。
20歳頃に、ある程度の教養と常識のある男女が読むことを強くお勧めします。
感じるだけで終わらせることは残念なこと、その先を深く考え、どう自分なりに咀嚼するべきなのか。
分からなくなったら、砂の岬を訪れて下さい(当日、開店しているか確かめてからね)。
何かが弾けるように突き抜けるはずです。
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不器用なカレー食堂 (就職しないで生きるには21) 単行本 – 2015/8/4
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購入オプションとあわせ買い
東京・桜新町にある、不思議な存在感を放つ古い一軒家。
〈インドカレー食堂 砂の岬〉
昼夜を問わず、いつもたくさんの人で賑わっている。
いま話題のカレー店は、どのように誕生し、運営しているのか?
カレーづくりを学ぶため、インド各地の食堂や家庭を巡ったころ。
移動販売の日々と開業資金を確保するための計画。
時間と手間を惜しまず自分たちの手で内装工事を行った店内。
営業は週4日? 1年に3カ月はインドへ?
自らのスタイルを貫きながら、理想の味と心に残るサービスを追求する、インドとカレーに魅せられた夫婦のものがたり。
〈インドカレー食堂 砂の岬〉
昼夜を問わず、いつもたくさんの人で賑わっている。
いま話題のカレー店は、どのように誕生し、運営しているのか?
カレーづくりを学ぶため、インド各地の食堂や家庭を巡ったころ。
移動販売の日々と開業資金を確保するための計画。
時間と手間を惜しまず自分たちの手で内装工事を行った店内。
営業は週4日? 1年に3カ月はインドへ?
自らのスタイルを貫きながら、理想の味と心に残るサービスを追求する、インドとカレーに魅せられた夫婦のものがたり。
- 本の長さ273ページ
- 言語日本語
- 出版社晶文社
- 発売日2015/8/4
- ISBN-104794968833
- ISBN-13978-4794968838
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商品の説明
著者について
1978年3月、静岡県生まれ。2007年、インド亜大陸を1年間かけてカレーを食べ歩き、帰国後、移動販売からスタート。2010年、夫婦で東京・世田谷の桜新町に「インドカレー食堂 砂の岬」を開業。現在も年に数回はインドへ赴き、各地の食堂・家庭で料理を学ぶ。
1982年7月、大阪府生まれ。2010年、夫・克明さんと東京・世田谷の桜新町に「インドカレー食堂 砂の岬」を開業。
1982年7月、大阪府生まれ。2010年、夫・克明さんと東京・世田谷の桜新町に「インドカレー食堂 砂の岬」を開業。
登録情報
- 出版社 : 晶文社 (2015/8/4)
- 発売日 : 2015/8/4
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 273ページ
- ISBN-10 : 4794968833
- ISBN-13 : 978-4794968838
- Amazon 売れ筋ランキング: - 260,548位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 284位エスニック・アジア料理本
- カスタマーレビュー:
イメージ付きのレビュー

5 星
できれば味わって読んでほしい一冊
まずはこの本を一冊読んでそして彼らの店「砂の岬」に足を運んでそのカレーを味わってみてほしい。本書に書かれている彼らの旅路に想いを馳せながら、手作りの店内を眺め心と身体にスパイスを染みこませたなら、きっと人生悪いことばかりじゃないなとおもえるはず。不器用でもまっすぐひとつのことに情熱を注いでつくられる極上の一皿をぜひ本書とあわせて堪能してほしい。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年9月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
普段、週に3,4冊は本を読んでいますが、Amazonで本のレビューをするのは初めてです。
日頃はブックオフで購入したり、図書館で借りることも多いですが、この本は迷わず、新刊で購入しました。
僕自身は高校生、中学生の子供がいますが、会社員なので会社員の生き方を見せることはできても、他の生き方を見せたり、教えたりできないので、スゴク興味を惹かれました。また、カレーが好きというのも購入した理由の1つです。
この本は桜新町にある「砂の岬」というカレー屋さんを営まれるご夫婦がこれまでを振り返って書かれた本です。最初は何気なく読んでしまい、あれ?と思ったのですが、お二人の話が時期を合わせる形で交互に出てきます。
読んでみると、どんどん引き込まれて、次々とページをめくる感じでした。と同時に、お二人で書かれているからこそ、同じことも違う目線で書かれている点が非常に良くて。
また、自然でストレートな文章なので、気持ちがダイレクトに伝わってくる印象でした。
読んで良かったぁと思いましたし、今まで「砂の岬」には行ったことがないので、是非、行ってみようと思いました。
日頃はブックオフで購入したり、図書館で借りることも多いですが、この本は迷わず、新刊で購入しました。
僕自身は高校生、中学生の子供がいますが、会社員なので会社員の生き方を見せることはできても、他の生き方を見せたり、教えたりできないので、スゴク興味を惹かれました。また、カレーが好きというのも購入した理由の1つです。
この本は桜新町にある「砂の岬」というカレー屋さんを営まれるご夫婦がこれまでを振り返って書かれた本です。最初は何気なく読んでしまい、あれ?と思ったのですが、お二人の話が時期を合わせる形で交互に出てきます。
読んでみると、どんどん引き込まれて、次々とページをめくる感じでした。と同時に、お二人で書かれているからこそ、同じことも違う目線で書かれている点が非常に良くて。
また、自然でストレートな文章なので、気持ちがダイレクトに伝わってくる印象でした。
読んで良かったぁと思いましたし、今まで「砂の岬」には行ったことがないので、是非、行ってみようと思いました。
2015年12月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
それはそれでいいのではないでしょうか。 私には出来ないことばかりです。
2016年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んでください、読んだらカレーが食べたくなります。
著者の彼らを家族や仲間が支えて作り上げたお店で食べるカレーはきっと一味違うカレーです。
読んで食べに行ってください。
著者の彼らを家族や仲間が支えて作り上げたお店で食べるカレーはきっと一味違うカレーです。
読んで食べに行ってください。
2015年9月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すごく素直で心地よいのでサラサラ読める。
不器用な人、いっぱいいるもんね。
そんな人は読んでみて欲しいな。
勇気になったらいいな。
この2人の人柄がほんと、プライスレス!
不器用な人、いっぱいいるもんね。
そんな人は読んでみて欲しいな。
勇気になったらいいな。
この2人の人柄がほんと、プライスレス!
2015年8月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
譲れないものは何があっても絶対に譲れないという強い姿勢が、カレー屋さんですが、日本の物づくりの職人さんを思わせられました。
お2人の強い絆、愛情も素敵でした。お互い意見をしっかりとぶつけながら、しっかりとお互いを想う、最高の夫婦だと思いました。
いつか本場インドの料理人がインドから砂の岬のカレーを味わいにくるような、そんな素敵な店になってもらいたいと思います。
お2人の強い絆、愛情も素敵でした。お互い意見をしっかりとぶつけながら、しっかりとお互いを想う、最高の夫婦だと思いました。
いつか本場インドの料理人がインドから砂の岬のカレーを味わいにくるような、そんな素敵な店になってもらいたいと思います。
2015年11月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まずはこの本を一冊読んでそして彼らの店「砂の岬」に足を運んでそのカレーを味わってみてほしい。本書に書かれている彼らの旅路に想いを馳せながら、手作りの店内を眺め心と身体にスパイスを染みこませたなら、きっと人生悪いことばかりじゃないなとおもえるはず。不器用でもまっすぐひとつのことに情熱を注いでつくられる極上の一皿をぜひ本書とあわせて堪能してほしい。

まずはこの本を一冊読んでそして彼らの店「砂の岬」に足を運んでそのカレーを味わってみてほしい。本書に書かれている彼らの旅路に想いを馳せながら、手作りの店内を眺め心と身体にスパイスを染みこませたなら、きっと人生悪いことばかりじゃないなとおもえるはず。不器用でもまっすぐひとつのことに情熱を注いでつくられる極上の一皿をぜひ本書とあわせて堪能してほしい。
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2019年1月8日に日本でレビュー済み
「いろいろなできなかったことを受け入れて、できない結果が今の私たち」とふり返る正直さに震えました。
すべてが主人公の主観の物語ですが、人生は主観です。素晴らしいと思います。
すべてが主人公の主観の物語ですが、人生は主観です。素晴らしいと思います。