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データの見えざる手: ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則 単行本 – 2014/7/17
時間の使い方・組織運営・経済現象など、人間と社会に関する認識を根底からくつがえす科学的新事実。
科学としての確立と現場での応用が同時進行し、世界を変えつつある新たなサイエンスの登場を、世界の第一人者が自ら綴る!
日立製作所中央研究所で2006年に開発されたウエアラブルセンサ「ビジネス顕微鏡」による人間行動の研究が、
いま、人間・組織・社会の理解を根本から変えようとしている。
著者自身を含め、これまでのべ100万人日以上の行動を計測、その身体活動、位置情報、
センサを付けている人どうしの面会などを記録した「ヒューマンビッグデータ」が、
人間や社会に普遍的に見られる「法則」や「方程式」を次々と明らかにしているのである。
そのデータから明らかになる「法則」とはいかなるものか。
法則の理解は、私たちの生活や社会をどのように変えるのか。
世界を変えつつある新たなサイエンスの登場を、世界の第一人者が自ら綴る!
《内容より》
人間の活動は、分子の熱運動と同じ法則に従っていた
人間活動の「効率」は、熱力学の「熱効率」の式で記述できる
人間は自由だからこそ、法則に従う
職場の生産性は、会話時の身体活動の活発さに左右される
従業員の幸福感が生産性向上につながることをセンサが証明する
開発遅延の少ない組織の「ソーシャルグラフ」には特徴がある
「知り合いの知り合い」を増やすことで組織統合を成功に導く新技術
購買行動を丸ごと測定する新技術で明らかになった「買いたくさせる要素」
大量のデータを解析し自動的に仮説を構築する人工知能「H」の誕生
「ビッグデータで儲ける3原則」とは何か?
人間の学習能力を人工知能が増幅させる「ヒューマン3.0」の時代へ
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社草思社
- 発売日2014/7/17
- 寸法18.8 x 2 x 12.8 cm
- ISBN-104794220685
- ISBN-13978-4794220684
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商品の説明
著者について
株式会社日立製作所・中央研究所、主管研究長。
1984年早稲田大学物理修士卒。日立製作所入社。2004年頃から先行してウエアラブルデバイス技術と
ビッグデータ収集・活用で世界を牽引。論文被引用件数は2500件超。特許出願350件超。
「ハーバードビジネスレビュー」誌に、開発を主導した「Business Microscope(日本語名:ビジネス顕微鏡)」が
「歴史に残るウエアラブルデバイス」として紹介されるなど、世界的注目を集める。
またテレビ、新聞各紙、ビジネス誌などでも、その研究は幾度も紹介されてきた。
のべ100万日ぶんを超えるデータを使った企業業績向上の研究と、心理学や人工知能からナノテクまでの
専門性の広さと深さで知られる。博士(工学)。IEEE Fellow。
日立返仁会総務理事。東京工業大学大学院連携教授。文科省情報科学技術委員。
2007年Erice Prize、2012年Social Informatics国際学会最優秀論文など国際的な賞を多数受賞。
本書が初めての一般向けの著作。
登録情報
- 出版社 : 草思社 (2014/7/17)
- 発売日 : 2014/7/17
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 256ページ
- ISBN-10 : 4794220685
- ISBN-13 : 978-4794220684
- 寸法 : 18.8 x 2 x 12.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 65,841位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
矢野和男
株式会社日立製作所 フェロー。株式会社ハピネスプラネット代表取締役CEO。
1959年山形県酒田市生まれ。1984年早稲田大学物理修士卒。日立製作所入社。91年から92年まで、アリゾナ州立大にてナノデバイスに関する共同研究に従事。1993年単一電子メモリの室温動作に世界で初めて成功し、ナノデバイスの室温動作に道を拓く。
2004年から先行してウエアラブル技術とビッグデータ解析で先行。論文被引用件数は4500件、特許出願350件を越える。「ハーバードビジネスレビュー」誌に、開発したウエアラブルセンサが「歴史に残るウエアラブルデバイス」として紹介される。開発した多目的AI「H」は、物流、金融、流通、鉄道などの幅広い分野に適用され、産業分野へのAI活用を牽引した。のべ1000万日を超えるデータを使った企業業績向上の研究と心理学や人工知能からナノテクまでの専門性の広さと深さで知られる。2014年に上梓した著書『データの見えざる手:ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会』が、BookVinegar社の2014年ビジネス書ベスト10に選ばれる。
無意識の身体運動から幸福感を定量化する技術を開発し、この事業化のために2020年に株式会社ハピネスプラネットを設立し、代表取締役CEOに就任。
博士(工学)。IEEE Fellow。電子情報通信学会、応用物理学会、日本物理学会、人工知能学会会員。日立返仁会 副会長。東京工業大学大学院特定教授。
1994 IEEE Paul Rappaport Award、1996 IEEE Lewis Winner Award、1998 IEEEJack Raper Award、2007 Mind, Brain, and Education Erice Prize、2012年Social Informatics国際学会最優秀論文など国際的な賞を受賞し、「人間中心のIoT技術の開発と実用化に関するリーダーシップ」に対し、世界最大の学会IEEEより2020 IEEE Frederik Phillips Awardを受賞。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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The author indicated that programs with big data can find the way how to solve the given problems, so our work is not "solve the problem" but "find the problem".
It suggests that "how you do" is not, but " what you do" is important.
"big data" did not have reality for me, but now, it becomes clear somehow.
その神話とは、一日は自分の意思と思い、そして能力でコントロールできるということです。
しかし、これは著者の行った実験で完全否定されました。
自分達は、自由意志で自分をコントロールすることは、できず、
「法則」に従うということです。
その法則とはU分布に代表される人間行動のある規則性です。
詳しくは本書を読むことをおススメします。
あまりに、衝撃的な結果なので、
最初は、自分の今までの人生を否定されたかのような気分になりました。
この本は読めば、なぜ、自分で考えたTO―DOに、
乖離が生じるのかよくわかります。
それは、人間の活動量は、予め決まっていて、
その活量量の配分も決まっているからです。
その意味で、TO―DOリストの作成と実行は、
害悪すらもたらすかもしれません。
データー活用が叫ばれていますが、
これは、今までの常識をひっくり返す魔力を秘めています。
この本を読んで私はTO―DO並びに、自分の仕事の仕方、
やりたいこと、キャリア作成、そして、人生における時間の在り方さえも、
再考する機会に恵まれました。
①1日の時間配分を活量量の法則に従って再考する
②そして、以前より、何を、なぜ行うかを、より考えるようにする
③活動を限定する
以前は、TO―DOの中で、その時の状況をみて、
優先順位をつけてアクションを行うことが、
最も合理的だと思っていました。
しかし、うまくいきませんでした。やはり自分の能力が低いからなのかと、
自己嫌悪に陥つていました。今は、それは能力が低いという、
定量できないことを考えるのはナンセンスで、
「自分を知らない」だけとわかりました。
そして、時間配分と行動の選定とその理由と、
そして明確化を行えば対処可能だと、
わかりました。
非常に衝撃を受けた本です。
全てを信頼するのは、個人の判断ですが、
定量分析を行っているだけに、その信用力は、
普通のビジネス本の百倍に相当します。
是非一読を。
(ある特定の環境下における)社会現象や人間の行動を計測したら、大体は数式(法則)で表せた。その数式は、大体において、異なる環境でも、同じ数式になった。そこで他のことも法則を当てはめて、色々考えてみた。
という感じ。
面白いし役に立つ本。
前半は、実際の実験に基づいていて、後半は考察なのかな。後半は引用が多いかわりに、実証実験の結果っぽい記述が少ない気がする。
筆者の主張を鵜呑みにするのは、ちょっと注意かな。この人、すごいんだろうけど、かなり偏ってそう。
著者の考え方のベースが、数字で表せないものは科学じゃない、という感じ。物理や数字バンザーイみたいな気が。。^_^;
あと、いくつか、それってそういう意味だっけ? とか、前提とか定義が雑で、あれれ?って思う箇所があるのが気になった。思いが先走ったのかな。
だから評価は3にした。面白かったけど。
この手のアプローチは、人文社会科学の分野から見ると、待ち望んでたアプローチを、やっと技術が追いついて、できるようになった、というところだろう。
そういう意味では、発見は新しいし面白い。考え方は独創性はなく普通。そして、改めて明らかにされた事実は面白い、という感じ。
そこにこの人の研究や実験に軍配があがるんだろう。
測った先には何が待ってるのかな。。
私も毎週、良かったことを書いてみようかな。
「ウェアブルセンサとビックデータと人工知能が解き明かすのは、定性と定量の間にある人間の存在か。技術がもたらす進化の可能性を知る」
【サノーさんおすすめ度★★★★★】
・ウノーさん一言コメント
「センサーによって人の行動が見えるようになると、人の心も見えるのでしょうか」
【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】
・サノーさん、ウノーさん読書会
サノーさん(以下サ):ウェアブルセンサによって、収集されたデータをAIによって解析してみたら、人間の行動の普遍性、「幸福」という感覚、「運」という不確定要素だったものと、経済における新しい「富」の可能性がみえた、という内容だ。
ウノーさん(以下ウ):なんて、表層的なまとめなんでしょう!
色々と新しい世界を教えてくれる一冊ですよ。
サ:その新しい世界のことを、まとめると「見える化された世界」なんだよ。人間の、とくに科学という分野では、ずっと、この世界の追求を続けているんだ。
ウ:乱暴なまとめではありますが、その側面は否定できないと思います。原始から遺伝子に組み込まれていった「見えないもの」への恐怖と畏怖が、科学の進化の原動力の一つだったとは、考えられますから。
サ:人間の活動を24時間360日測定し、データを収集することによって、帰納的に法則性を求め、方程式を導き出すのは、新しいフロンティアを開拓する喜びと通ずるものがあると思うぞ。
ウ:うーん、そうだとは思いますが、この本で書かれている「幸福」の定義、「運」という定義は、むしろ演繹すぎて、強引だと感じます。
サ:そうかな?「幸せな人は活動的」で、「いい人に会えば運がよくなる」というのは、この研究が行われる前から体感的に言われていた法則で、そこに定量化による根拠が生まれたんだから、喜ぶべき進化だと思うが。
ウ:そもそも「幸福」と「運」を可視化する点に、矛盾があるんですよ。例えば「幸福」の測定のためには、アンケート的に「幸福であるかどうか」の問いが発生しているじゃないですか。この「問い」と「問いに対する回答」によって、幸福が定義されるとは、到底思えません。仏教における「法悦」、禅における「無知の知」による「幸福」は、アンケートでは現れませんし、各種センサーや脳波の測定、脳内分泌物の測定がセンサーによって可能となったとしても、「各人における幸福」を可視化することはないと思います。
サ:そういう批判があるから「直島宣言」が生まれたんだろうな。いままでの科学の解釈を拡大し、領域を広げた研究を目指す、素晴らしい宣言だと思うぞ。
ウ:この本でわかったのは、サノーさんとウノーが別々に存在する意味です。人が人として存在する、人として存在を維持するためには、互いに牽制しあい、互いに切磋琢磨する機構が「脳」という器官に必要だったのだと思いました。
【了】
昨日まで最前線(稼げる)の職種が、明日には、過去の遺物(食えない)に成り下がることも。 仕組みを創る側の人(高給取り)と、仕組みに利用される人(薄給)の二極化への加速度が増している。
機械に代替不能な、人間にしか出来ない仕事へのシフト失敗は、家族を路頭に迷わす羽目に。
ハピネスの波動、豊かな波動は、人から人に伝染する。 逆も真なり(負のエネルギーも電波)。
運が良い人、お金持ちの人とお知り合いになると(時間を共有・握手)、こちらの運気も向上させることができる。
ただ、そういった人達ほど、目立たない属性を持ち、パッと見た目らしくない。 逆に、如何にもって人ほど実際は、違うものだったり。
本物に出逢うコツが、本書でいう2ステップ(知り合いの知り合い)を通して、エネルギーレベルの高いコミュニティに属し、自分の色を磨く。
人は、しっかりしてるようで、実は結構、うっかりした生き物なんだね。