専門用語などもでてきており少しハードルの高い書物でしたが、
マンションが日本で出来た成り立ち、
デベロッパーや土地のころがしのカラクリ、田中角栄が掲げた建築の法案など
マンションを中心にした、歴史小説を読んでいるような迫力があり、
ぐいぐいと内容に引きずりこまれました。
築30年を経過したマンションを購入し、素敵にリノベーションしたい!と
の思いで本書を読みましたが、
古いマンションを建て替えるのか大規模修繕にするのか
年収も年齢も価値観もバラバラな住民の対立が10年を経過しても
解決しない例などが紹介されていました。
もし、これから古いマンションの購入を考えるなら、好立地で
建ぺい率に余裕があり、建て替えに採算の合うものか、
管理組合がしっかりしており、住んでいるマンションを大切に価値を維持していくという
住人の意識が高いところでなければ安易に購入するのは難しいと感じました。
また新築のマンションなどは30年後どうなるかなど、
今の時点では考えられないのではないのでしょうか?
家を持つ、という人生の大仕事について、自分は知識が少なすぎると
本を読めば読むほど思います。学生の教科書にしても良いくらい
大切な事をもっと、一人ひとりが考える場があればいいのにと思いました。
海外の住居に対する良い政策などを参考に、国が緊急の景気対策などでなく
住民の生活を中心に考えた政策を打ち出していかない限り、
賃貸に住み続ける方が、楽で幸せなのかとも考えてしまいました。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥1,254¥1,254 税込
発送元: Amazon 販売者: 【まごころこめてお届けします】ハートモーションストア
¥1,254¥1,254 税込
発送元: Amazon
販売者: 【まごころこめてお届けします】ハートモーションストア
¥36¥36 税込
配送料 ¥240 6月4日-6日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】 販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
¥36¥36 税込
配送料 ¥240 6月4日-6日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
あなたのマンションが廃墟になる日――建て替えにひそむ危険な落とし穴 単行本 – 2004/3/26
山岡 淳一郎
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,254","priceAmount":1254.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,254","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"TjDhkLeszn1YD%2BjPp80r7Za7WDhtUct6HslP7D5Gmn8RVNQmGFJFwCFpsSFX%2FQezgRoG81hJtD1Iet4Pm4RApIyJFV6piO4AhypIHWcGo2KxQcIyVTdtfJ4DRt%2FBn8YoQCJhnjRwSq5CEVuZYjdu1ncEfQoteUYI0kGw1%2Fx1xH0ynLG%2Bq%2BxoTQ%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥36","priceAmount":36.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"36","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"TjDhkLeszn1YD%2BjPp80r7Za7WDhtUct6j7htXfaqLycm5I5QUrF3oFnWjpoT2Xs4bmypEMbxBWrKj6dXy8ihVTRuitSkeKeSoJ40B8%2Be0Xm2Omd%2F3XJZSGFzNrndcvUc27kMRdmcjVfJwcRE4zwnMisYnN6aNGbiTVHyXwRgnHJMiUoBFyhSXg%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
壊さねば儲からない業界の論理に左右され、まだ居住可能な老朽棟が壊されている現状を描く。集合住宅が抱える構造的問題を精緻な取材をもとに検証した話題の書。
- 本の長さ286ページ
- 言語日本語
- 出版社草思社
- 発売日2004/3/26
- ISBN-104794212992
- ISBN-13978-4794212993
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
永住するつもりで購入したのに、ローン完済時には住めなくなる!? 「終のすみ家」として購入したはずのマンションが30年で建て替えられ、その機に住戸で失う人がいるという。日本の住環境の危険な側面を描く。
登録情報
- 出版社 : 草思社 (2004/3/26)
- 発売日 : 2004/3/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 286ページ
- ISBN-10 : 4794212992
- ISBN-13 : 978-4794212993
- Amazon 売れ筋ランキング: - 981,460位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 110位マンション
- - 4,383位消費者問題
- - 85,515位科学・テクノロジー (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1959年愛媛県松山市生まれ。出版関連会社、ライター集団を経てノンフィクション作家となる。
「人と時代」を共通テーマとして、建築、医療、近現代史、経済、スポーツなど分野を超えて旺盛に執筆。
ドキュメンタリー番組のコメンテーター、様々な団体やNPOなどに招かれての講演活動も展開中。
公式ブログ=>http://blog.livedoor.jp/junyamaoka/
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2004年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本の都市計画・住宅政策の歴史や区分所有法と建て替えに絡む問題などをすっきりわかりやすくまとめていて、ジャーナリスティックな書物としては読み応えある本です。ただ、本書がケーススタディで詳しく取り上げている「稲毛海岸住宅」の事例など今後10-20年で建て替え問題が顕在化するマンションはそもそも「マンション草創期」に建てられ極めてプリミティブな構造・かついきあたりばったりのメンテをしてきた物件が多いのです。建築技術はまさに日進月歩の世界で、最近新築されるマンションはコンクリート強度・設備耐久性・修理性も「草創期」のマンションとは比較になりません。現行の区分所有法そのものは確かに矛盾点・問題点も多いのですが、本書は一般の読者の方に対し「マンションって35年ローンが終わる頃には価値ゼロなんじゃ・・」という不安を徒に与えてしまうのではないか、ということを危惧します。事実、建築後30年を経てもきちんと管理され、立派な住宅性能を有しているマンションもいくつもあります。所詮、マンションは「共有物」なのですから、コミニュティーが一体となって管理していくことが機能するかどうか、が一番大事な点であって、「区分所有法」により予定調和的にマンションが運営・管理されていく、と考えるのは幻想に過ぎません。業界の肩を持つわけではありませんが、だからこそ、マンションを買うときは「管理を買え」と言われるわけです。そういう視点で読んでいけば得るものはあるし読む価値もあると思います。
2017年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もしも自分がこのタイトルで本を書く場合、下記のような目次を想定します。
1、どういう場合に購入したマンションが廃墟となるのか
2、マンションを購入した場合に一般的に発生しうるリスク
3、マンションの建て替えとは何か
4、建て替えはどのような手順をもって行われるのか
5、建て替えのときに起こりうる問題
6、建て替えのときに発生する問題を事前に見抜くには?
7、建て替えがうまくいくマンションとはどのようなものか
8、マンションの建て替えに関する法律
9、マンションの建て替え事例
10、まとめ(このようなマンションを買いましょう)
ところが当書籍は上記のような構成にはまったくなっておらず、
いくつかの事例の紹介しか行われていない。
これらの事例が一般的なのかどうかわからないですし、
マンション購入時に何に注意するべきかも記載されていないようです。
期待した内容が記載されていなかったので、参考になりませんでした。
1、どういう場合に購入したマンションが廃墟となるのか
2、マンションを購入した場合に一般的に発生しうるリスク
3、マンションの建て替えとは何か
4、建て替えはどのような手順をもって行われるのか
5、建て替えのときに起こりうる問題
6、建て替えのときに発生する問題を事前に見抜くには?
7、建て替えがうまくいくマンションとはどのようなものか
8、マンションの建て替えに関する法律
9、マンションの建て替え事例
10、まとめ(このようなマンションを買いましょう)
ところが当書籍は上記のような構成にはまったくなっておらず、
いくつかの事例の紹介しか行われていない。
これらの事例が一般的なのかどうかわからないですし、
マンション購入時に何に注意するべきかも記載されていないようです。
期待した内容が記載されていなかったので、参考になりませんでした。
2004年5月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
近年の大マンションブームに乗りマンションを購入しようかどうかと迷っている人は多くいると思います。一生の借金をしてマンションでいいのか?やっぱり一戸建てがいいのか難しいところです。
この本は、(メーカーのたくらみからか?)以外と知られていない、マンションの30年後の現実をとてもよくまとめてあると思います。一度読んでから再考察するのが賢明かも知れません。
また、話はただマンションのみに限らず、どうして現在のようなマンションブームになったのかなど、政治的な背景や他国との比較も交えてありなかなか読み応えのあるものになってると思います。
この本は、(メーカーのたくらみからか?)以外と知られていない、マンションの30年後の現実をとてもよくまとめてあると思います。一度読んでから再考察するのが賢明かも知れません。
また、話はただマンションのみに限らず、どうして現在のようなマンションブームになったのかなど、政治的な背景や他国との比較も交えてありなかなか読み応えのあるものになってると思います。
2005年2月2日に日本でレビュー済み
今、マンションは、一戸建てへのステップではなく、終の棲家として、買われるようになってきています。
一方で、日本のマンションは、30年で、建て替えられています。
つまり、30年ローンを払い終えて、定年を迎える頃に、建て替えの時期が来てしまいます。もちろん、建て替えるにはまた、一千万円、二千万円といった、お金が必要です。お金がなければ、廃墟になるだけです。
この本には、そんな生生しい現実が、レポートされています。
第1章では、建て替えに失敗した団地の事例が、第2章では、マンションの寿命を30年にした日本の政治の歴史が、第3章では、阪神淡路大震災での建て替え問題が、第4章と第5章では、日本とヨーロッパでの建て替えずにマンションの寿命を延ばす事例が。
マンションを、30年で壊してしまうのではなく、40年50年と持たせるのは、持ち主である管理組合の力です。
マンションを買った人、これから買おうと思っている人に、是非読んでもらいたい本です。
一方で、日本のマンションは、30年で、建て替えられています。
つまり、30年ローンを払い終えて、定年を迎える頃に、建て替えの時期が来てしまいます。もちろん、建て替えるにはまた、一千万円、二千万円といった、お金が必要です。お金がなければ、廃墟になるだけです。
この本には、そんな生生しい現実が、レポートされています。
第1章では、建て替えに失敗した団地の事例が、第2章では、マンションの寿命を30年にした日本の政治の歴史が、第3章では、阪神淡路大震災での建て替え問題が、第4章と第5章では、日本とヨーロッパでの建て替えずにマンションの寿命を延ばす事例が。
マンションを、30年で壊してしまうのではなく、40年50年と持たせるのは、持ち主である管理組合の力です。
マンションを買った人、これから買おうと思っている人に、是非読んでもらいたい本です。
2012年5月2日に日本でレビュー済み
「“終の棲家”として購入したのに、“壊さねば儲からない”業界論理に引っ張られ、立替えなければ廃墟になる」日本のマンションの、構造・法的問題を糾弾している本。
一昔前から流行ってる
「中古マンション購入+自分好みにリフォーム=快適生活実現!」のリスクの1つとして
こーいう現実もあるということは(余り知られてないから余計に)知っといていいと思う。
鉄筋コンクリート造りで、適正なメンテナンス施せば長期間使えるはずなのに
日本のマンションは「30年」という欧米の3分の1以下の期間で取り壊され始める。
さらに大手不動産会社や建設会社の圧力により、この約10年で施行(or改定)された「区分所有法」や「マンション建て替え円滑化法」により、その流れは一層加速。
そのあおりをくらう一般住民と法の矛盾を鋭く突く。
建て替えか大規模修繕かで、10年以上住民同士が対立するマンションも実名あげて紹介。
ひとつの集合住宅に住みながら、年収も価値観も異なる住民達の争いは出口が見えず、苦しむ人々の姿が浮き彫りに。
これは決して他人事ではない話。
いたずらに不安感強める必要無いだろうが、
「やっとローン終わった」
の、直後に訪れる「立て替え費用捻出せねば」の日。
いつかは来るその日への心積りとして、軽く読んどいていいのでは。
「マンション買うなら管理を買う気で」とはよく言うことだが、
その必要性を再認識した。
書物としては、正直、読みづらさは否めない感じが…。
戦後日本の政治家を強く糾弾したと思えば
現在の立替え問題に苦しむ住人のフィクション部分が小説風に記述されたり、海外住環境の説明etc・・・
話が多岐に渡たるのはいいが、少し散漫な印象が。
が、それでも
頭のどこかに入れとくべき話が載っている。
知らないでいると痛い思いするかもしれない、
できればマンション購入前にさらっとご一読を。
一昔前から流行ってる
「中古マンション購入+自分好みにリフォーム=快適生活実現!」のリスクの1つとして
こーいう現実もあるということは(余り知られてないから余計に)知っといていいと思う。
鉄筋コンクリート造りで、適正なメンテナンス施せば長期間使えるはずなのに
日本のマンションは「30年」という欧米の3分の1以下の期間で取り壊され始める。
さらに大手不動産会社や建設会社の圧力により、この約10年で施行(or改定)された「区分所有法」や「マンション建て替え円滑化法」により、その流れは一層加速。
そのあおりをくらう一般住民と法の矛盾を鋭く突く。
建て替えか大規模修繕かで、10年以上住民同士が対立するマンションも実名あげて紹介。
ひとつの集合住宅に住みながら、年収も価値観も異なる住民達の争いは出口が見えず、苦しむ人々の姿が浮き彫りに。
これは決して他人事ではない話。
いたずらに不安感強める必要無いだろうが、
「やっとローン終わった」
の、直後に訪れる「立て替え費用捻出せねば」の日。
いつかは来るその日への心積りとして、軽く読んどいていいのでは。
「マンション買うなら管理を買う気で」とはよく言うことだが、
その必要性を再認識した。
書物としては、正直、読みづらさは否めない感じが…。
戦後日本の政治家を強く糾弾したと思えば
現在の立替え問題に苦しむ住人のフィクション部分が小説風に記述されたり、海外住環境の説明etc・・・
話が多岐に渡たるのはいいが、少し散漫な印象が。
が、それでも
頭のどこかに入れとくべき話が載っている。
知らないでいると痛い思いするかもしれない、
できればマンション購入前にさらっとご一読を。
2004年4月2日に日本でレビュー済み
共同住宅に係わる問題の根深さに驚いた。
確かに「手抜き工事」一つとっても、数千万円を支払ってようやく手にしたマイホームの欠陥は認めたくないもの。悪徳施工業者にとっては、そういった心理を逆手にとってすり抜けるのはマニュアルとして在るのだろう。
「住・戦後日本史」という点からもとても読み応えのあるノンフィクションだ。政治家も官僚も業者だって「居住者」の一人のはず、この本がベストセラーになったら日本の住環境の未来は明るいのだが。
確かに「手抜き工事」一つとっても、数千万円を支払ってようやく手にしたマイホームの欠陥は認めたくないもの。悪徳施工業者にとっては、そういった心理を逆手にとってすり抜けるのはマニュアルとして在るのだろう。
「住・戦後日本史」という点からもとても読み応えのあるノンフィクションだ。政治家も官僚も業者だって「居住者」の一人のはず、この本がベストセラーになったら日本の住環境の未来は明るいのだが。
2004年7月9日に日本でレビュー済み
東京の地価が下落し、マンションの建設ラッシュとなっています。
分譲マンションの売り文句はいつでも「家賃並みのローンで
マイホーム」となっています。家賃並みの価格でローンを組むことの
メリットはリアリティを持って語られているのに対して、
建替えや修繕の費用についてのデメリットはリアリティを
持って語られていません。
また、現在販売されているマンションには容積率の余裕が無いものも
多く、事例にある稲毛の団地が許容容積率の中で割り増し床を使った
建替の費用や補償の算出の仕組みは難しくなっています。
初学者にも読みやすい1冊です。
分譲マンションの売り文句はいつでも「家賃並みのローンで
マイホーム」となっています。家賃並みの価格でローンを組むことの
メリットはリアリティを持って語られているのに対して、
建替えや修繕の費用についてのデメリットはリアリティを
持って語られていません。
また、現在販売されているマンションには容積率の余裕が無いものも
多く、事例にある稲毛の団地が許容容積率の中で割り増し床を使った
建替の費用や補償の算出の仕組みは難しくなっています。
初学者にも読みやすい1冊です。