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ヒットラーのむすめ (鈴木出版の海外児童文学 この地球を生きる子どもたち 1) 単行本 – 2004/12/1
- 本の長さ221ページ
- 言語日本語
- 出版社鈴木出版
- 発売日2004/12/1
- ISBN-104790231496
- ISBN-13978-4790231493
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商品の説明
出版社からのコメント
あの戦争から60年以上が過ぎ、その記憶はますます風化されようとしています。この作品は、今を生きる子どもたちがリアルに戦争について考えるために、斬新なテーマで物語を展開していきます。21世紀を生きる子どもたちにぜひ読んでいただきたい作品です。
著者について
オーストラリアの児童文学作家。シドニー生まれ。ニューサウスウェールズで、ワラビーやウォンバット、いたずら好きのコトドリ、オオトカゲたちに囲まれて暮らしている。過去10年間に出版した本は、100冊を越え、10か国以上で翻訳出版されている。『ヒットラーのむすめ』は、各国で11の賞に輝いている。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最後にドイツ第三帝国が崩壊間際、ヒットラーの娘が悪名高きソビエト兵に捕まらずにアメリカ兵側の難民キャンプにたどり着いて、新しい家族とオーストラリアで新しい家族と過ごすことができたことが、非常に嬉しい気持ちになりました。
2023年9月3日に日本でレビュー済み
最近、加害者の家族のその後について
目にする機会があり
タイトルが気になって手に取りました
色々と考えさせられる話でした
一時間程度で読み終わりますし
おすすめです
目にする機会があり
タイトルが気になって手に取りました
色々と考えさせられる話でした
一時間程度で読み終わりますし
おすすめです
2006年4月10日に日本でレビュー済み
「もし自分がヒットラーの子供だったら、戦争を止められただろうか?」
っていう表紙の言葉に足を止めさせられました。
出てくる子ども達は、バスを待つ間に色々な「遊び」をします。その中に空想話をするというものがあり、その話しの内容こそが「ヒットラーのむすめ」の話しなのです。
彼女の話を聞きながら、主人公のマークは戦争について、独裁について真剣に考え、素朴な疑問を教師や両親にぶつけます。
淡々と描かれますが、読み進みながらとても考えさせられる本でした。僕は彼の疑問に応えることができるだろうか?上手に答えを与えることができなくとも、せめて真摯に対応できればと思います。
こういう良書を読みつつ考えることで、「人の立場にたってモノを考える」ことを学んでいくのかな、と不遜にも思ったりして。
良い本でした。
っていう表紙の言葉に足を止めさせられました。
出てくる子ども達は、バスを待つ間に色々な「遊び」をします。その中に空想話をするというものがあり、その話しの内容こそが「ヒットラーのむすめ」の話しなのです。
彼女の話を聞きながら、主人公のマークは戦争について、独裁について真剣に考え、素朴な疑問を教師や両親にぶつけます。
淡々と描かれますが、読み進みながらとても考えさせられる本でした。僕は彼の疑問に応えることができるだろうか?上手に答えを与えることができなくとも、せめて真摯に対応できればと思います。
こういう良書を読みつつ考えることで、「人の立場にたってモノを考える」ことを学んでいくのかな、と不遜にも思ったりして。
良い本でした。
2020年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ハイジが、逃げまどいながら、ヒットラーの娘という身分を捨て、新しい自分に生まれかわる瞬間は、まるで、映画のスローモーションを観ているかのようでした。
きれいなお人形を置いていこうか迷うシーンが印象的です。
ハイジは、父親のしていることを、はっきりとは知らされていないけれど、外で行われていることを、なんとなく感じとり、残酷な選別をしているようで恐ろしく感じたのかもしれません。
挿し絵がまた、メランコリーな雰囲気と、とてもマッチしていました。
めんどうなことから目をそらし、耳を塞いでいる間に、事態は取り返しのつかないことになっていた。。。
現代に生きる私たちへ警鐘を鳴らしているのだと思いました。
同じ過ちはけっして繰り返してはいけません。
自分達の身の回りで起こっていることに、目をそらさず向き合っていかないといけいなと思わされる本でした。
きれいなお人形を置いていこうか迷うシーンが印象的です。
ハイジは、父親のしていることを、はっきりとは知らされていないけれど、外で行われていることを、なんとなく感じとり、残酷な選別をしているようで恐ろしく感じたのかもしれません。
挿し絵がまた、メランコリーな雰囲気と、とてもマッチしていました。
めんどうなことから目をそらし、耳を塞いでいる間に、事態は取り返しのつかないことになっていた。。。
現代に生きる私たちへ警鐘を鳴らしているのだと思いました。
同じ過ちはけっして繰り返してはいけません。
自分達の身の回りで起こっていることに、目をそらさず向き合っていかないといけいなと思わされる本でした。
2016年9月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初、中学生の息子の感想文用に図書館で借りたのですが、読んでみて、とてもよかったので購入しました。ジャンルとしては児童文学かもしれませんが、大人にこそ読むことを薦めたい本です。内容がかなり深く、この本のいいたいことを感じとれる人間に子供を育てられているか、自問しました。主人公の少年の思考には、思春期の自分を思い出し、またその両親の姿には現在の親としての自分が重なり、忘れかけてたものを取り戻した気分です。
久しぶりに心が痛くなるほどの感銘を受けました。
久しぶりに心が痛くなるほどの感銘を受けました。
2016年9月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
息子の中学の課題図書で、夏休みの宿題でした。どこの本屋にもなくて、助かりました。
2018年8月3日に日本でレビュー済み
優れた児童書というのは必ず、大人が読んでもおもしろいものです。
ふと、中学二年の時の担任だった音楽の先生の言葉を思い出しました。
1992年のことだったというだけで、詳しいことはもう覚えていないのですが、自衛隊のミサイルが一基何十億円とかそんな話を聞いて、「本当に腹が立ちました。みんなはこの暑い中、冷房設備もなく、やっとトイレが水洗になったくらいの環境で頑張っているのに」と何かに書いておられたものです。
「学校に冷房がないのは子どもは税金を払っていないから」と極めつけた高校の図書室の先生と全然違うな、と今更思い至りました。
で、本書の内容と関連させて何が言いたいかというと、子どもから「おかしいんじゃない?」「どうしてなの?」と問いかけられた時、この図書室の先生のように、面倒くさいから、忙しいからと屁理屈を並べて黙らせるような大人にはなりたくない、ということです。
(本書に登場するマークの両親や先生はまだ結構真面目に答えようとしている方だと思います)
じゃあどうすればいいのか、巧い返事はできない、と思う人もあるかも知れません。
なら、
「そうだよね。おかしいよね」
「難しいな。私にもわからない」
「でも、君が『おかしい』『どうして?』と思うことはとても大事なことだ。どうかその気持ちを忘れないでほしい」
と答えればいいと思います。
しかし、多くの大人がそういう風に答えられないのは、恐らく、
「おかしいと思うんなら、どうしてお父さん(お母さん、先生)は『おかしい』って言わないの?何もしないの?」
と、純真な目をした残酷なまでに誠実な子どもに容赦なく問い返されるからです。
少なくとも、私はそういう子どもでしたね。口には出さなくても心の中ではそう思っていましたよ。
そして、今はこんな大人になっています。
ふと、中学二年の時の担任だった音楽の先生の言葉を思い出しました。
1992年のことだったというだけで、詳しいことはもう覚えていないのですが、自衛隊のミサイルが一基何十億円とかそんな話を聞いて、「本当に腹が立ちました。みんなはこの暑い中、冷房設備もなく、やっとトイレが水洗になったくらいの環境で頑張っているのに」と何かに書いておられたものです。
「学校に冷房がないのは子どもは税金を払っていないから」と極めつけた高校の図書室の先生と全然違うな、と今更思い至りました。
で、本書の内容と関連させて何が言いたいかというと、子どもから「おかしいんじゃない?」「どうしてなの?」と問いかけられた時、この図書室の先生のように、面倒くさいから、忙しいからと屁理屈を並べて黙らせるような大人にはなりたくない、ということです。
(本書に登場するマークの両親や先生はまだ結構真面目に答えようとしている方だと思います)
じゃあどうすればいいのか、巧い返事はできない、と思う人もあるかも知れません。
なら、
「そうだよね。おかしいよね」
「難しいな。私にもわからない」
「でも、君が『おかしい』『どうして?』と思うことはとても大事なことだ。どうかその気持ちを忘れないでほしい」
と答えればいいと思います。
しかし、多くの大人がそういう風に答えられないのは、恐らく、
「おかしいと思うんなら、どうしてお父さん(お母さん、先生)は『おかしい』って言わないの?何もしないの?」
と、純真な目をした残酷なまでに誠実な子どもに容赦なく問い返されるからです。
少なくとも、私はそういう子どもでしたね。口には出さなくても心の中ではそう思っていましたよ。
そして、今はこんな大人になっています。
2005年1月16日に日本でレビュー済み
ぐさぐさ刺さる本です。大人こそ読むべきです。
自分に子どもがあろうとなかろうと、真剣に考えたい問題です。
誰の心の中にも「これは空想の話なんだけど」と前置きして告白してしまいたい秘密、
吐き出して楽になりたいしこりのようなもののひとつやふたつ、あるでしょう。
子どもだけが持つのではない数々の疑問に、きちんと向かい合い、
答えられるだけの人間でいなくては、と思います。
自分に子どもがあろうとなかろうと、真剣に考えたい問題です。
誰の心の中にも「これは空想の話なんだけど」と前置きして告白してしまいたい秘密、
吐き出して楽になりたいしこりのようなもののひとつやふたつ、あるでしょう。
子どもだけが持つのではない数々の疑問に、きちんと向かい合い、
答えられるだけの人間でいなくては、と思います。