スピッツに関する書籍はこれまでに、インタビューをまとめた『スピッツ』と『旅の途中』、アートワークに焦点を当てた『スピッツのデザイン』があるが、その音楽に関する第三者の考察は本書が初になるはずだ。
「分裂」というキーワードを軸に、"個人"と"社会"、"有名"と"無名"、"周縁"と"中心"、"生"と"死"といった視点から、いくつもの相反する性質を併せ持つこのバンドの魅力を紐解いていく内容。
ここには、膨大な資料に基づく精緻な考察があり、同時にいちリスナーとしての率直な感情がある。コードやリズムに関する楽理的な分析があり、言葉や声に対するいちファンの偏愛がある。本書もまたいくつもの「分裂」を孕みながら進んでいく。
読者は各所に自身のスピッツ観との一致と差異を見出し、それによって今までとは違った角度からスピッツというバンドとその音楽にあらためて向き合うことになるだろう。
スピッツの音楽にフォーカスした最初の本であり、同時に決定版でもあるという点で、彼らのデビューアルバム『スピッツ』を聴いているときのような感覚をおぼえた。
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スピッツ論 「分裂」するポップ・ミュージック 単行本(ソフトカバー) – 2021/12/17
伏見瞬
(著)
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なぜ、スピッツはこれほどまでに愛されるのか?
ポップでマニアック、優しく恐ろしく、爽やかにエロティック。
稀代のバンドの魅力を「分裂」というキーワードで読み解く画期的論考。"
【目次】
第1章 密やかさについて ─ “個人"と“社会"
第2章 コミュニケーションについて ─ “有名"と“無名"
第3章 サウンドについて ─ “とげ"と“まる"
第4章 メロディについて ─ “反復"と“変化"
第5章 国について ─ “日本"と“アメリカ"
第6章 居場所について ─ “中心"と“周縁"
第7章 性について ─ “エロス"と“ノスタルジア"
第8章 憧れについて ─ “人間"と“野生"
第9章 揺動(グルーヴ)について ─ “生"と“死"
ポップでマニアック、優しく恐ろしく、爽やかにエロティック。
稀代のバンドの魅力を「分裂」というキーワードで読み解く画期的論考。"
【目次】
第1章 密やかさについて ─ “個人"と“社会"
第2章 コミュニケーションについて ─ “有名"と“無名"
第3章 サウンドについて ─ “とげ"と“まる"
第4章 メロディについて ─ “反復"と“変化"
第5章 国について ─ “日本"と“アメリカ"
第6章 居場所について ─ “中心"と“周縁"
第7章 性について ─ “エロス"と“ノスタルジア"
第8章 憧れについて ─ “人間"と“野生"
第9章 揺動(グルーヴ)について ─ “生"と“死"
- 本の長さ280ページ
- 言語日本語
- 出版社イースト・プレス
- 発売日2021/12/17
- 寸法12.8 x 2 x 18.8 cm
- ISBN-104781620353
- ISBN-13978-4781620350
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商品の説明
著者について
東京生まれ。批評家/ライター。音楽をはじめ、表現文化全般に関する執筆を行いながら、旅行誌を擬態する批評誌『LOCUST』の編集長を務める。「ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾」第3期 東浩紀審査員特別賞。本作が初の単著。
登録情報
- 出版社 : イースト・プレス (2021/12/17)
- 発売日 : 2021/12/17
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 280ページ
- ISBN-10 : 4781620353
- ISBN-13 : 978-4781620350
- 寸法 : 12.8 x 2 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 54,492位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 968位音楽一般の本
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2022年2月7日に日本でレビュー済み
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著者はスピッツのことをよくわかっており、知識量がある。十人十色で感じ方が違うのがスピッツの良さだが、たしかにそういう一面もあるよね。と思うことができる他のファンの解釈を知ることができて楽しい本です。
2022年2月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
じっくり読める本
2023年10月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
サブカルを哲学的に論じるという先駆者の取組みに乗っかっただけのオリジナリティに欠ける駄作。
そもそも、「分裂」はスピッツだけに存在するものではなく、何に対しても適用可能である。なぜなら、万象すべからく陰陽を持つからだ。どんな人間にも、モノにも、「分裂」は存在している。にもかかわらず、何故スピッツのそれが特異であるのかが全く論じられず、あたかも日本のPOPミュージックの中でスピッツだけが「分裂」しているかのような論調は意味不明である。
また、エロスの対概念としてタナトスすら理解できていないような浅い知識の章立ては呆れるしかない。きちんとエロスとタナトスが対比できていれば、後の章の生と死の分析はそもそも不要であろう。そこにノスタルジーという意味不明の対概念が出されることを編集者すら疑問に思わなかったのであろうか。
総じて、似非ディレッタンティズムに溢れた凡愚の書であり、読むに値しない。何故か著者が読書メーターの論評を正体を隠す捨て垢を作ってまで、原田和広の『実存的貧困とはなにか』に転載して意図的に低評価をつけていたが、その理由がこの本を読んで理解できた。つまり、自身の上位互換の存在に耐えられなかったのであろう。
文学からサブカルまでを自在に操りながらオリジナリティ溢れるフィールドワークを行った原田の実践の書に対して、この本は全てが東の二番煎じである。音楽的にも文学的にも思想的にも専門性は低く、自らに酔った衒学的な内容は、ある意味スピッツをバカにしているともいえる。スピッツの最大の魅力は、UKロックでもJ-POPでもないメランコリックなメロディーラインと、草野の独創的な詩風にあると言えるが、自称「文筆の悪魔」は、ただそれだけのことを哲学的に紐解かないと説明できないようだ。
繰り返すが、「分裂」という鍵概念は、同時代のバンドでいえば、ミスチルにもサザンにもピロウズにもある。否、全ての優れた芸術作品はその要素を兼ね備えている。そんな当たり前のことがスピッツにしか見えないのであれば、単に視野狭窄に過ぎるであろう。
そもそも、「分裂」はスピッツだけに存在するものではなく、何に対しても適用可能である。なぜなら、万象すべからく陰陽を持つからだ。どんな人間にも、モノにも、「分裂」は存在している。にもかかわらず、何故スピッツのそれが特異であるのかが全く論じられず、あたかも日本のPOPミュージックの中でスピッツだけが「分裂」しているかのような論調は意味不明である。
また、エロスの対概念としてタナトスすら理解できていないような浅い知識の章立ては呆れるしかない。きちんとエロスとタナトスが対比できていれば、後の章の生と死の分析はそもそも不要であろう。そこにノスタルジーという意味不明の対概念が出されることを編集者すら疑問に思わなかったのであろうか。
総じて、似非ディレッタンティズムに溢れた凡愚の書であり、読むに値しない。何故か著者が読書メーターの論評を正体を隠す捨て垢を作ってまで、原田和広の『実存的貧困とはなにか』に転載して意図的に低評価をつけていたが、その理由がこの本を読んで理解できた。つまり、自身の上位互換の存在に耐えられなかったのであろう。
文学からサブカルまでを自在に操りながらオリジナリティ溢れるフィールドワークを行った原田の実践の書に対して、この本は全てが東の二番煎じである。音楽的にも文学的にも思想的にも専門性は低く、自らに酔った衒学的な内容は、ある意味スピッツをバカにしているともいえる。スピッツの最大の魅力は、UKロックでもJ-POPでもないメランコリックなメロディーラインと、草野の独創的な詩風にあると言えるが、自称「文筆の悪魔」は、ただそれだけのことを哲学的に紐解かないと説明できないようだ。
繰り返すが、「分裂」という鍵概念は、同時代のバンドでいえば、ミスチルにもサザンにもピロウズにもある。否、全ての優れた芸術作品はその要素を兼ね備えている。そんな当たり前のことがスピッツにしか見えないのであれば、単に視野狭窄に過ぎるであろう。