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夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く 単行本(ソフトカバー) – 2021/10/7
奈倉有里
(著)
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「分断する」言葉ではなく、「つなぐ」言葉を求めて。
今、ロシアはどうなっているのか。高校卒業後、単身ロシアに渡り、日本人として初めてロシア国立ゴーリキー文学大学を卒業した筆者が、テロ・貧富・宗教により分断が進み、状況が激変していくロシアのリアルを活写する。
私は無力だった。(中略)目の前で起きていく犯罪や民族間の争いに対して、(中略)いま思い返してもなにもかもすべてに対して「なにもできなかった」という無念な思いに押しつぶされそうになる。(中略)けれども私が無力でなかった唯一の時間がある。彼らとともに歌をうたい詩を読み、小説の引用や文体模倣をして、笑ったり泣いたりしていたその瞬間──それは文学を学ぶことなしには得られなかった心の交流であり、魂の出会いだった。教科書に書かれるような大きな話題に対していかに無力でも、それぞれの瞬間に私たちをつなぐちいさな言葉はいつも文学のなかに溢れていた。(本文より)
今、ロシアはどうなっているのか。高校卒業後、単身ロシアに渡り、日本人として初めてロシア国立ゴーリキー文学大学を卒業した筆者が、テロ・貧富・宗教により分断が進み、状況が激変していくロシアのリアルを活写する。
私は無力だった。(中略)目の前で起きていく犯罪や民族間の争いに対して、(中略)いま思い返してもなにもかもすべてに対して「なにもできなかった」という無念な思いに押しつぶされそうになる。(中略)けれども私が無力でなかった唯一の時間がある。彼らとともに歌をうたい詩を読み、小説の引用や文体模倣をして、笑ったり泣いたりしていたその瞬間──それは文学を学ぶことなしには得られなかった心の交流であり、魂の出会いだった。教科書に書かれるような大きな話題に対していかに無力でも、それぞれの瞬間に私たちをつなぐちいさな言葉はいつも文学のなかに溢れていた。(本文より)
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社イースト・プレス
- 発売日2021/10/7
- 寸法13.5 x 1.8 x 19.4 cm
- ISBN-104781620124
- ISBN-13978-4781620121
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出版社より

<パブ掲載情報>
「毎日新聞」(2022年5月7日)
「NHKラジオ深夜便」(2022年4月17日)
「週刊エコノミスト」(2022年3月22日号)
「朝日新聞」(2022年3月30日)
「信濃毎日新聞」(2022年3月19日)
「POPEYE」(2022年1月号)
「みすず」(2022年1月号)
「週刊文春」(2021年12月2日)
「神戸新聞」(2021年12月24日)
「日本経済新聞」(2021年11月13日)
「共同通信」配信(2021年-2022年)などで絶讃!!

商品の説明
著者について
奈倉有里(なぐら・ゆり) 1982年12月6日東京生まれ。2002年からペテルブルグの語学学校でロシア語を学び、その後モスクワに移住、モスクワ大学予備科を経て、ロシア国立ゴーリキー文学大学に入学、2008年に日本人として初めて卒業し、「文学従事者」という学士資格を取得。東京大学大学院修士課程を経て博士課程満期退学。博士(文学)。研究分野はロシア詩、現代ロシア文学。2021年、博士論文『アレクサンドル・ブローク 批評と詩学 ――焼身から世界の火災へ――』で第2回東京大学而立賞を受賞。主な訳書に、ミハイル・シーシキン『手紙』、リュドミラ・ウリツカヤ『陽気なお葬式』(以上新潮クレスト・ブックス)、ボリス・アクーニン『トルコ捨駒スパイ事件』(岩波書店)、フョードル・ドストエフスキー『白夜』『未成年(縮約版)』(『ポケットマスターピース10 ドストエフスキー』集英社文庫ヘリテージシリーズ)、ウラジーミル・ナボコフ『マーシェンカ』(『ナボコフ・コレクション マーシェンカ/キング、クイーン、ジャック』新潮社)、サーシャ・フィリペンコ『理不尽ゲーム』(集英社)など。雑誌「世界」「すばる」などでロシアの動向について、ジャーナリスティックな文章も発表している。
登録情報
- 出版社 : イースト・プレス (2021/10/7)
- 発売日 : 2021/10/7
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 272ページ
- ISBN-10 : 4781620124
- ISBN-13 : 978-4781620121
- 寸法 : 13.5 x 1.8 x 19.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 70,060位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 921位社会一般関連書籍
- - 1,407位その他の思想・社会の本
- - 11,694位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2024年3月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こういう人生をこういうふうに書いて、しかもなお進んでおられる。世の中をリードしてください。
2023年10月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ソフトカバーの装丁が美しい本著は、全270頁の厚みがほどよく手に馴染む。ロシア語翻訳者として活躍する著者の、ロシア留学時代(2004年~08年)を踏まえた随筆集だが、青春期を回顧する半ば自伝だろう。
大国ロシアが仕掛けたウクライナへの侵攻戦争が小国による防衛戦の抵抗を受け膠着化する中で本書を読むと、ロシア文学を専攻して国立ゴーリキー文学大学で学ぶ著者たち学生の日常生活があまりにも牧歌的に映り、時の流れの無常さに暗然となった。
ドイツ語やスペイン語など語学好きの母親をもった著者は、高校生のうちから対抗してロシア語を勉強し始めたという。母親に倣い家中に調べた単語をマジックで書きまくったというから、変わり者の家系だ。
海外ジョークのネタに、「恋人と語るにはフランス語が、神と対話するにはスペイン語が、馬と話すにはドイツ語が相応しい。そしてロシア語はそのいずれにも向いている」というのがあるが、きっとお国自慢したいロシア人の創作だろう。
政治的矛盾は帝政時代からのロシアの宿痾みたいなもの。トルストイとドストエフスキーを生み、チャイコフスキーやムソルグスキー、ラフマニノフが音楽を奏で、パブロワやニジンスキー、そしてプリセツカヤが華麗に舞った国だ。文学・芸術の伝統は無視できない。
ロシア文学にのめり込む様子の著者は楽し気だが、一方で鬼気迫る勉強ぶりに驚かされる。留学生日記の一節「学問の子になりたい」に自ら「鉄腕アトムか?」と茶々を入れているが、極東日本からの唯一の留学生として無茶苦茶頑張った軌跡が処々に窺える。
『「その他の外国文学」の翻訳者』(白水社)にも感じたが、その国の言語に止まらず、文学など文化全般への興味関心が半端ではない翻訳者の、「翻訳という名の創作」への情熱が、とても純粋で熱すぎる。
「言葉は偉大だ。なぜなら言葉は人と人をつなぐこともできれば、人と人を分断することもできるからだ。(中略)人と人を分断するような言葉には注意しなさい」というトルストイの言葉は、まさにプーチンやトランプのような分断主義者向けに文豪が遺した警句警鐘ではあるまいか。
大国ロシアが仕掛けたウクライナへの侵攻戦争が小国による防衛戦の抵抗を受け膠着化する中で本書を読むと、ロシア文学を専攻して国立ゴーリキー文学大学で学ぶ著者たち学生の日常生活があまりにも牧歌的に映り、時の流れの無常さに暗然となった。
ドイツ語やスペイン語など語学好きの母親をもった著者は、高校生のうちから対抗してロシア語を勉強し始めたという。母親に倣い家中に調べた単語をマジックで書きまくったというから、変わり者の家系だ。
海外ジョークのネタに、「恋人と語るにはフランス語が、神と対話するにはスペイン語が、馬と話すにはドイツ語が相応しい。そしてロシア語はそのいずれにも向いている」というのがあるが、きっとお国自慢したいロシア人の創作だろう。
政治的矛盾は帝政時代からのロシアの宿痾みたいなもの。トルストイとドストエフスキーを生み、チャイコフスキーやムソルグスキー、ラフマニノフが音楽を奏で、パブロワやニジンスキー、そしてプリセツカヤが華麗に舞った国だ。文学・芸術の伝統は無視できない。
ロシア文学にのめり込む様子の著者は楽し気だが、一方で鬼気迫る勉強ぶりに驚かされる。留学生日記の一節「学問の子になりたい」に自ら「鉄腕アトムか?」と茶々を入れているが、極東日本からの唯一の留学生として無茶苦茶頑張った軌跡が処々に窺える。
『「その他の外国文学」の翻訳者』(白水社)にも感じたが、その国の言語に止まらず、文学など文化全般への興味関心が半端ではない翻訳者の、「翻訳という名の創作」への情熱が、とても純粋で熱すぎる。
「言葉は偉大だ。なぜなら言葉は人と人をつなぐこともできれば、人と人を分断することもできるからだ。(中略)人と人を分断するような言葉には注意しなさい」というトルストイの言葉は、まさにプーチンやトランプのような分断主義者向けに文豪が遺した警句警鐘ではあるまいか。
2022年10月17日に日本でレビュー済み
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図書館員に薦められた。文学や語学に熱心な家庭で育ち、ロシア語を学び始める。何も分からずにロシアへ留学し学び始めた作者。語彙が豊かで自由に操れる感がする。
2023年8月10日に日本でレビュー済み
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文学を学ぶためにロシア留学…エピソードがいきいきと目の前に広がる。時には涙したり声を出して笑ったり、違う作品も呼んでみたいと思いました。75歳の私ですが、もっと勉強しとけば良かった!
2023年7月22日に日本でレビュー済み
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ロシアでの大学生活を通して、その時々の思いや空気の揺れを感じることが出来る気がする。 何度も読み返したい一冊となった。
2022年11月15日に日本でレビュー済み
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文章のなかに著名な詩人の詩や、聖書の言葉が挿入されていて、感情が深いところまで
伝わってくるようで、じっくりと読ませて頂きました。
伝わってくるようで、じっくりと読ませて頂きました。
2022年10月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とにかく何もかもが素晴らしい!!!
と言ってしまいたくなるほど、良いです。
良すぎて、陳腐な感想しか出てこないほどです(私の語彙力では表現できない)。
同じものを見ていても、著者の目にはこう映るのかという新鮮な驚きと感動があります。
各章の冒頭で引用されるフレーズも素晴らしい!頁を捲るごとに、心が洗われるような瑞々しさがあります。
私の人生にもこんな素敵な時間があったな、著者のように美しい言葉にはできないけど確かにあったな…と思わせてくれる一冊です。
著者のことを知るためにも、文学の良さを噛みしめるためにも、異文化に触れるためにも、そして何より、ご自分の人生のかけがえのない時を今一度反芻するためにも、心よりお薦めします。
と言ってしまいたくなるほど、良いです。
良すぎて、陳腐な感想しか出てこないほどです(私の語彙力では表現できない)。
同じものを見ていても、著者の目にはこう映るのかという新鮮な驚きと感動があります。
各章の冒頭で引用されるフレーズも素晴らしい!頁を捲るごとに、心が洗われるような瑞々しさがあります。
私の人生にもこんな素敵な時間があったな、著者のように美しい言葉にはできないけど確かにあったな…と思わせてくれる一冊です。
著者のことを知るためにも、文学の良さを噛みしめるためにも、異文化に触れるためにも、そして何より、ご自分の人生のかけがえのない時を今一度反芻するためにも、心よりお薦めします。
2022年5月8日に日本でレビュー済み
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2000年代初頭に単身ロシアに渡り、サンクトペテルブルクの語学学校や、モスクワのゴーリキー文学大学で学んだ翻訳者が、当時の学校、寮生活、友人、教師、そしてなにより詩を中心としたロシア文学を学ぶ喜びを叙情的に語ったエッセイ。そこにはプーチン政権下で少しずつ自由が制限されていく世情も背景として描かれる。
私の世代(60代)は、今に比べてまだロシア文学を読んでいたと思うのだけれど(この数十年で文庫本のロシア文学のラインナップがどれだけ貧しくなったことか)、それも私の場合小説までで韻文にはとても手が出なかった。だから、読み終わって「あー、詩を味わうことができたら本書も遙かに深く読めただろうに」ととても残念に思う。「詩はダメです」という私ですら楽しく読むことはできたので。
トルストイの「言葉は人と人をつなぐこともできれば、人と人を分断することもできる……人と人を分断するような言葉には注意しなさい」という言葉が大学の教室に掲げられていたという。まさに今の時代こそ「人と人を分断するような言葉」を発せず/受け入れず、「人と人をつなぐ言葉」を発し/受け入れるようにしなければと思う。
私の世代(60代)は、今に比べてまだロシア文学を読んでいたと思うのだけれど(この数十年で文庫本のロシア文学のラインナップがどれだけ貧しくなったことか)、それも私の場合小説までで韻文にはとても手が出なかった。だから、読み終わって「あー、詩を味わうことができたら本書も遙かに深く読めただろうに」ととても残念に思う。「詩はダメです」という私ですら楽しく読むことはできたので。
トルストイの「言葉は人と人をつなぐこともできれば、人と人を分断することもできる……人と人を分断するような言葉には注意しなさい」という言葉が大学の教室に掲げられていたという。まさに今の時代こそ「人と人を分断するような言葉」を発せず/受け入れず、「人と人をつなぐ言葉」を発し/受け入れるようにしなければと思う。