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出禁の男 テリー伊藤伝 単行本 – 2021/8/20
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コンプライアンスがそれほど問題とされなかった時代でも、何度も何度も出入り禁止ばかりを食らっていた男がいた。しかし、男はそれを乗り越え、天才と称されて、多くのフォロワーを生み出し、TVの世界を劇的に変えていった。その男のことを語ろうと思う。
- 本の長さ408ページ
- 言語日本語
- 出版社イースト・プレス
- 発売日2021/8/20
- 寸法13.8 x 3.4 x 19.5 cm
- ISBN-104781619916
- ISBN-13978-4781619910
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出版社より
●本書表紙より。
「日本大学大全共闘。左から2列目の右から2人目、ヘルメットを被っていない人物が、演出家・テレビプロデューサーのテリー伊藤氏。撮影場所は東京都千代田区神田三崎町の日本大学経済学部。1968年6月12日撮影」(2005年2月20日「産経新聞」)(C)産経新聞社
●本書別丁扉より。
八代亜紀・作「テリー伊藤の肖像」
商品の説明
著者について
登録情報
- 出版社 : イースト・プレス (2021/8/20)
- 発売日 : 2021/8/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 408ページ
- ISBN-10 : 4781619916
- ISBN-13 : 978-4781619910
- 寸法 : 13.8 x 3.4 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 306,176位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,939位自伝・伝記
- カスタマーレビュー:
著者について
もとはし・のぶひろ/ 1956年4月4日所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。
村西とおる監督の半生を綴った「全裸監督」(太田出版)が、山田孝之主演で、Netflixから2019年8月8日、190ヶ国で同時配信。世界的大ヒットとなる。現在Season2制作中。私小説的手法で庶民史を描くことをライフワークとしている。実家から徒歩10分ほどで「となりのトトロ」のモデルになった狭山丘陵・八国山が横たわる。現在、都内暮らし。半生を振り返り、バブル焼け跡派と自称する。執筆内容はノンフィクション・小説・エッセイ・評論。
著書に最新刊「ハーフの子供たち」(角川新書)。「東京の異界渋谷円山町」(新潮文庫)。「東京裏23区」(大洋図書)。「ベストセラー伝説」(新潮新書)。「高田馬場アンダーグラウンド」(駒草出版)。「色街旅情」(皓星社)。「新橋アンダーグラウンド」(駒草出版)。「上野アンダーグラウンド」(駒草出版)。「上野アンダーグラウンド」(駒草出版)。「全裸監督 村西とおる伝」(太田出版)。「裏本時代」「AV時代」「短編小説集フルーツの夜」(共に幻冬舎アウトロー文庫)。『新・AV時代 悩人々の群れ』(文藝春秋)。『心を開かせる技術』(幻冬舎新書)。「<風俗体験ルポ>やってみたらこうだった」「やってみたらこうだった<人妻風俗編>」、『東京最後の異界 鶯谷』、『戦後重大事件プロファイリング』(以上、宝島SUGOI文庫)。『60年代 郷愁の東京』(主婦の友社)。
https://www.youtube.com/watch?v=FSPTefv8NIQ&t=64s
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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著者と人物が、当時、身近に居た関係から、エピソードはとてもリアルで、その場の空気を感じます。当時の番組名を見ると、夢中で見ていた自分を思い出し、懐かしい記憶が甦ります。
写真、装丁、フォントも素敵で心地よい一冊でした。
私自身熱烈なTVフリークであったこともあり
一気に通読した。内容は懐かしいと同時に
撮影や企画の裏側など知らないことが満載で
本当に楽しめた。テリー伊藤の業績をお笑いで一括りにするには広過ぎし深過ぎる。
本書の中にも指摘があるようにテリー伊藤の作品の爆笑や突き抜けた馬鹿馬鹿しさの反対側には哀愁が漂う。それが作品を鮮明に忘れ難くしているのだろか?単なるおふざけやナンセンスでは無いのだ。
本書は斜視の話で始まり斜視の話で終わるが、忖度するに作者も斜視に触れるかどうか逡巡はあったと思うが自伝とあれば触れなければ不自然なものになったと思う。斜視との付き合いはテリーさんの人生の重要な部分だからだ。
昨今コンプライアンスでTVならず社会全体の表現や議論が萎縮し、腰の引けたもになっていることは自由な社会にとって難題である。
本文中にもあるが死に際にゲーテは「もっと光を」と言った。
私は「もっとテリー伊藤を」と叫びたい。
おすすめです。
テリーさんがいかに革命児であったかを知る一冊。コンプライアンスが緩い時代ですら出禁になっているのだから、そりゃまあ凄い。
戦後日本のテレビ文化を知るための文献、これまであったのは、太田省一による社会学的見解や、60年代であれば小林信彦や井原高忠や阿久悠など現場の立役者による証言もあるが、70年代以降については、これまでなかったのではないか?
この本は、70〜90年代テレビ、中でもバラエティ番組の文化の中心軸を知ることのできる貴重な文献である。それが、現在のYouTube文化の源流を知るための文献でもあることが、また興味深い。
天才、テリー伊藤氏の人間味、本質による半生と倫理の中での最大限のエンターテイメントや世間のみんなが理屈無く面白い(面白い=興味をひく)と思えるものを現場の目線、現場の視点で作り続け探求していく。
それに引き寄せられた後輩たちが如実にDNAを引き継ぎ、それぞれの個性の中で輝いていく。今のTV番組のフレームはテリー伊藤氏が率いる集団のモノづくり、ヒューマニズム、残酷さ、悲哀からまたお笑いが生まれてくることが根源となってくことが、時代背景やテリー伊藤氏の歩みと重なり秀逸な一冊となっている。
テリー伊藤氏の個性はもちろん本橋信宏氏の運命的な人間関係やルポルタージュ能力が相重なり、全裸監督が映画化され注目されたが、この書も同じような道を歩むに違いない。
本橋氏には次回作に辛抱治郎氏の著作を望みます。
月曜日からの生活を思い浮かべ、ウツウツしてしまう症状だ。中学当時、それほど楽しいことなどなかったが、サザエさん症候群にはならなかった。なぜなら、その後「元気が出るテレビ」があったから。言葉通り、腹を抱えて笑ったものだ。そして見終わった後に、ウツウツとした。言うなれば「元テレ症候群」だった。当時、大げさに言えば生きる希望だった番組を作っていた演出家、それがテリー伊藤だ。
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「全裸監督」を世に送り出した著者が、そのスタイルを生かしテリー伊藤の評伝を書き下ろした本書。対象者と30年以上の付き合いがある著者だかこそ、掘り起こせた歴史があると思う。特に「元気が出るテレビ」以前の個人史や「元気が出るテレビ」を降りた経緯、そしてその時の心情。また、過激な演出がクローズアップされるが、その裏には人への哀愁が隠されていることなど、読み進めるほどにグイグイと引き込まれた。
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全編に通底しているのはその鬼才っぷりだ。「元テレ」が代表作だが「いじわる大挑戦」の方がよりラディカルかもしれない。「たこ八郎に東大生の血液を輸血したらIQは上がるか」「下剤と下痢止め、同時に飲んだらどっちが効くか」などなど。もうタイトルだけで面白い。タイトルだけで面白いのだから、そりゃ本を書いても面白くなるわけだ。特に「お笑いニッポン大改造計画」はテリー伊藤のスタイルが凝縮している一冊だと思う。
さて、本書から伝わる熱気は、関係者たちの語らずにはいられないその前のめりな姿勢が起因だ。いまの自分があるのは伊藤の下でのAD時代だと断言するTプロデューサーこと土屋敏夫。テリー伊藤の演出が実は好きではなかったけれど、師匠と弟子の関係がいまなお続き本人を前にするとアガッてしまうSOD創業者高橋がなり。高卒から日テレ制作部長まで上り詰めた加藤幸二郎。本書には収められていないが、そーたに、おちまさと、都築浩などこれまた一流の放送作家たちも輩出している。その眼力や、演出力以上かもしれない。
*
元気が出るテレビで虜になり、なんであんなに面白いことを考えられるんだろう?とテリー伊藤の「発想の仕方」を追っかけてもう20年以上経つ。先にも記したが、テレビ番組以外でも「お笑い大蔵省極秘情報」をはじめとする「お笑い●●シリーズ」、そして「今日も全裸でお送りしています!」のコメントが最高にくだらなかった「テリーとうえちゃんのってけラジオ」など、思い出深い。
多分、本書以上のテリー本はもう出ないだろう。
テリー伊藤をその気にさせ、ここまでまとめ上げた著者の本橋氏に大きな拍手と感謝を送りたい。
ありがとうございました、こんなに分厚いのに面白くって、たった2日で読んでしまいました。
了
ソフトカバーにして千円安くしたら部数は伸びたと思う。
まあ、イーストプレスさんの中でも揉めた部分だとは思いますが。