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最後の晩餐の暗号 単行本 – 2015/3/15

4.7 5つ星のうち4.7 2個の評価

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その謎を知れば、もう二度と同じ絵には見えない。
今最も注目されているスペインミステリーの担い手による世界的ベストセラー!

15世紀末のミラノ。ローマ教皇庁を揺るがす、ダ・ヴィンチの壮大にして綿密な計画に、異端審問官が挑む。

1497年、ミラノで若き大公妃が急死する。そのころ〈予言者〉なる匿名の人物からの手紙が、毎週のようにローマ教会に届いていた。ミラノ大公の不穏な動きを訴える内容には信憑性があり、教皇庁の秘密諜報組織〈ベタニア団〉の一員である異端審問官アゴスティーノ神父が密偵として派遣される。
アゴスティーノが滞在したサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院ではミラノ大公の命を受けたレオナルド・ダ・ヴィンチが「最後の晩餐」を完成させようとしていた。絵には聖書を無視した点が多く見られる。巨匠は絵に秘密を忍ばせているらしい。
〈予言者〉とはだれなのか、そしてダ・ヴィンチの秘密のメッセージとは。
必死で謎解きに挑むアゴスティーノ。そんな彼に献身的に尽くした修道院の司書が、大公妃葬儀の日、遺体で発見された。恐怖の表情を浮かべ、首を吊って――。
数多く登場する歴史上の人物、原始キリスト教やプラトン哲学、そして数秘術などの暗号の手法……。芸術と宗教、ルネサンス期のイタリアを堪能できる歴史ミステリーは、『ダ・ヴィンチ・コード』の知的スリル、『薔薇の名前』の重厚さを併せ持つ作品として世界的にヒットした。
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商品の説明

著者について

ハビエル・シエラ JAVIER SIERRA
1971年スペイン テルエルに生まれる。
マドリードでジャーナリズムを学び、95年に初の著書を出版する。 本作の世界的ヒットに次いでオートフィクション風の新作『El Maestro del Prado』は
2013年スペイン国内で年間ベストセラー1位に輝いており、スペインミステリーの担い手として今最も注目されている作家。 本国ではテレビやラジオへの出演者としても有名である。

宮﨑真紀 MIYAZAKI MAKI
スペイン語圏文学・英米文学翻訳家。
東京外国語大学外国語学部スペイン語学科卒。
おもな訳書に『死んだ人形たちの季節』(集英社)、『ネルーダ事件』、『時の地図』、『宙の地図』(早川書房)、『心のリュックを軽くする』(CCCメディアハウス)、『メモリー・キーパーの娘』(NHK出版)、『女王フアナ』(KADOKAWA)、共訳書に『スアレス 神憑』(亜紀書房)など多数。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ イースト・プレス (2015/3/15)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2015/3/15
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 416ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4781613152
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4781613154
  • 寸法 ‏ : ‎ 13.6 x 3 x 19.7 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 2個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
2グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2015年4月10日に日本でレビュー済み
原題は “La Cene Secreta”(2004)。レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)の傑作《最後の晩餐》、通称 “Cenacolo”(1495-97年、サンタ・マリア・グラーツィエ教会、ミラノ)に隠された秘密の謎解きがテーマ。著者はスペイン人。

おもな舞台となるのは1497、98年のイタリア、ミラノ。語り手は、ローマ教皇庁の異端審問官アゴスティアーノ・レイレ神父。エジプトに移り住み老境に入った彼が過去を回想する、という形式で進む。
もちろんレオナルド・ダ・ヴィンチは裏の主人公として活躍します。ダ・ヴィンチのほかにも、人文主義の思想家マルシリオ・フィチーノ、ミラノ公ルドヴィゴ・スフォルツァ、その妻ベアトリーチェ・デステ、教皇アレクサンドロ6世といったルネサンスを彩る実在の名士たちが脇を固めています。

本編は400ページ弱ほどありますが、各章が5ページから10ページほどで区切られており、隙間時間に読める配慮があるのがありがたい。訳文もとてもうまいので、すいすい読めます。
けれど本書で言及されている絵画は《最後の晩餐》以外にも、せめてレオナルドの作品だけでもすべて図版を用意すべきだったと思いました。それだけならまだいいのですが、実際の《最後の晩餐》に描かれたテーブルの(鑑賞者から見て)右下ではテーブルクロスが結ばれているはずなのに、本書のトリミングされた図版だとそれが見えない。本作ではこの「結び目」が作品解釈の鍵となるにもかかわらず、です。これは出版社の重大な過失でしょう。
訳者の仕事が良かっただけに、出版社の仕事ぶりが残念でした。

物語の内容に関しては、本書はその前年に発表された『ダ・ヴィンチ・コード』と同様、グノーシス主義やカタリ派の思想におおきくよっているため、 レオナルドの作品解釈がわりと似ています。『ダ・ヴィンチ・コード』にくらべたらジェットコースター・サスペンス要素は少ないけれど、そうしたレオナルド解釈に興味を抱いた方は本書を十分に楽しめると思います。

ただし『ダ・ヴィンチ・コード」を読んでおらず、キリスト教の歴史もほとんど知らないという方は、おそらく以下のようなある程度の前提知識も必要だと思われます。
グノーシス主義は原始キリスト教と同時期にあらわれ、一部のキリスト教の派に影響をおよぼした。それらの教派は物質世界をすべて悪とし、神的世界のみを善とする。したがって彼らは、肉体に縛られた世界から離脱し精神的な世界にいたるための「グノーシス」(ギリシャ語で知識、認識の意)を必要とした。代表的なのがカタリ派である。神が創造した物質世界、そして人間の肉体を持つイエス・キリストを否定しかねない彼らの思想は、正統キリスト教と対立し、ついに13世紀はじめ、正統キリスト教によって派兵されたアルビジョア十字軍によって滅ぼされた。
グノーシス主義的なキリスト教派は、極端な男性原理を旨とする正統キリスト教にくらべ、女性性の位置づけが異なるとされる。たとえば、20世紀中葉にエジプトで発見された「ナグ・ハマディ文書」と総称される、グノーシス主義的ないくつかの聖書外典では、正統の福音書よりもマグダラのマリアの地位が高いという。
また、中世キリスト教神学ではアリストテレスの哲学(スコラ哲学)が中心であった。しかし15世紀フィレンツェではメディチ家の働きによって、マルシリオ・フィチーノがプラトンの著作を翻訳して知らしめ、「アカデミア・プラトニカ」が設立された。そこで形成された新プラトン主義は、中世キリスト教神学とプラトン哲学の融合を試みるものであった。

(以下は少しネタバレのある感想)

ルドヴィゴ・イル・モーロの愛人ルクレツィア・クリヴェッリを描いたとされる《ラ・ベル・フェロニエール(貴婦人の肖像)》(ルーヴル美術館)、二枚の《岩窟の聖母》(ロンドン・ナショナル・ギャラリー、ルーヴル美術館)など現存するレオナルドの絵画(帰属問題が議論されている作品もあるが)について、あるいは彼にまつわるエピソードなどについて知っていると、思わずニヤリとさせらる箇所がありました。
ただしレオナルドが古代ギリシャ語やラテン語の素養が高かったような描写がなされているけど、その点は賛否がわかれそうです。

章によって視点が頻繁に変わり、そのつど主人公アゴスティアーノ神父の一人称と、レオナルドをはじめとするその他の登場人物の三人称が切り変わるのですが、それがけっこう違和感が残ります。おそらく冒頭でアゴスティアーノ神父の回想という形式をとったから彼の一人称視点を残したのでしょうが、三人称視点では神父が知りえないことも描写されており、ふたつの視点のつながりが悪い。さして人称を使い分けるメリットを感じなかったので、思い切ってすべて三人称にした方が良かったように思われました。

(以下はかなり重大なネタバレのある感想)

著者による前書きには、「中世およびルネッサンス期のヨーロッパの人々は、太古から伝わる象徴やイコンの意味を理解する能力をまだ失っていなかった。当時、読み書きできるのはごく一部の者にすぎなかったが、柱頭の彫刻や絵画に描かれた像、道に立つ標識を、いつどんなふうに解釈すべきかはだれもが知っていた」とあります。
しかし本作で《最後の晩餐》に隠されたとされる暗号は、ラテン語の教養がある人にしか解けないものです。本作中のレオナルドがいくらそのような暗号を広めようと意図していたとしても、それではほとんど市井の人々に「グノーシス」が伝わるはずがない。謎解きにおいて図像をイメージとしてだけで解読可能なものにしなかった点は、おおきなマイナス要素ではないでしょうか。
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