資本主義における国民経済は、基本的には民間が資産と負債を増やしバランスシート全体が拡大することによって成長していく。
そして、不景気の際は、政府が負債を負担する。シーソーのようにしてマネーは循環して経済は成長する。
そして、政府の負債(国債)=国民の資産である。(96%は日本国民の所有である)
マスコミは、「国民の借金」と言い「国民一人当たり何百万の借金」と言っているが、「家計」と「政府の財政」の違いも判らな蒙昧ということである。
財務省のポジショントークとしては分らないこともない。
政治家という種族を全く信用していないのだ。
それにしても、IMFにまで人を派遣して宣伝させるのはやり過ぎである。引っ込みがつかなくなる。国債の外国人購入促進も同様であり少しおかしくなっているのかもしれない。
3・11で東電という民僚、保安院という官僚の陳腐な対応を垣間見たが遂にここまで来たかの感がある。数字が前景化して肝心の人間が隠れている。言葉も無い。政治家はもっと酷く言葉で踊っているが。
さて、著者は経済成長なくして「存続」はないという立場で歴代政権の勤務評定をしている。概ねその通りであろう。
資本主義についても短いスパンではそれに代わるものは今のところない。
チャーチルが「民主主義は最低の制度だ。ただし、今のところこれよりましな制度がない」と云ったことを憶いだす。
3・11は、将来に対する漠然とした不安を現実として見せつけた。
これは、日本問題ではない。世界はパンドラの箱が開いた状況となった。
そして現在、仕事(実務)をしたことのない理念が勝った、云わば逆立ちして歩いているような人たちが選ばれている。
これは無免許運転と同レベルではなかろうか。どうやら、最大不幸とならないことを祈るしかないようだ。

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歴代総理の経済政策力 グランドビジョンを知れば経済がわかる (知的発見!BOOKS) 単行本(ソフトカバー) – 2011/5/10
三橋 貴明
(著)
1日5万ユーザーを集める「ネットの神」が、膨大なデータ分析をもとに「問題のルーツ」を徹底検証!
田中角栄から菅直人まで、22人の総理の経済政策を完全分析!
これが、日本を成長させた総理、没落させた総理だ!
【著者について】
三橋貴明(みつはし・たかあき)
1994年、東京都立大学(現首都大学東京)経済学部を卒業。
外資系IT企業ノーテルをはじめ、NEC、日本IBMなどを経て、2008年に中小企業診断士として独立し、三橋貴明事務所を設立。
現在は、経済評論家、作家としても活躍中。
2007年、インターネット上の公開データの詳細な分析によって韓国経済の脆弱な実態を暴いたのが反響を呼び、それを書籍化した『本当はヤバイ!韓国経済』(彩図社)がベストセラーとなった。
2010年、第22回参議院議員通常選挙比例代表に自由民主党から立候補するも落選。
著書多数。
【目次】
第一章 田中角栄が創った日本のグランドビジョン
田中角栄 日本経済を繁栄させ、停滞させた田中角栄
第二章 「二人の魔物」の登場とバブル経済
鈴木善幸 「一人目の魔物」財政危機論の登場
中曽根康弘 「二人目の魔物」構造改革路線の登場
竹下 登 田中角栄のグランドビジョンの継承者 ほか
第三章 政治の混乱とグランドビジョンの喪失
宮沢喜一 なぜ「経済通」はバブル崩壊を止められなかったか
橋本龍太郎 「ストップ・アンド・ゴー」という泥沼
小渕恵三 「構造改革路線」の一時停止という功績
森 喜朗 「公共事業バッシング」の誤り ほか
第四章 小泉改革の功罪とグランドビジョンの変転
小泉純一郎 小泉政権の幸運と日本経済の不幸
麻生太郎 世界的危機への対応に埋もれたグランドビジョン
鳩山由紀夫 バラマキ政策はGDP増に貢献しない
菅 直人 東日本大震災の意味 ほか
田中角栄から菅直人まで、22人の総理の経済政策を完全分析!
これが、日本を成長させた総理、没落させた総理だ!
【著者について】
三橋貴明(みつはし・たかあき)
1994年、東京都立大学(現首都大学東京)経済学部を卒業。
外資系IT企業ノーテルをはじめ、NEC、日本IBMなどを経て、2008年に中小企業診断士として独立し、三橋貴明事務所を設立。
現在は、経済評論家、作家としても活躍中。
2007年、インターネット上の公開データの詳細な分析によって韓国経済の脆弱な実態を暴いたのが反響を呼び、それを書籍化した『本当はヤバイ!韓国経済』(彩図社)がベストセラーとなった。
2010年、第22回参議院議員通常選挙比例代表に自由民主党から立候補するも落選。
著書多数。
【目次】
第一章 田中角栄が創った日本のグランドビジョン
田中角栄 日本経済を繁栄させ、停滞させた田中角栄
第二章 「二人の魔物」の登場とバブル経済
鈴木善幸 「一人目の魔物」財政危機論の登場
中曽根康弘 「二人目の魔物」構造改革路線の登場
竹下 登 田中角栄のグランドビジョンの継承者 ほか
第三章 政治の混乱とグランドビジョンの喪失
宮沢喜一 なぜ「経済通」はバブル崩壊を止められなかったか
橋本龍太郎 「ストップ・アンド・ゴー」という泥沼
小渕恵三 「構造改革路線」の一時停止という功績
森 喜朗 「公共事業バッシング」の誤り ほか
第四章 小泉改革の功罪とグランドビジョンの変転
小泉純一郎 小泉政権の幸運と日本経済の不幸
麻生太郎 世界的危機への対応に埋もれたグランドビジョン
鳩山由紀夫 バラマキ政策はGDP増に貢献しない
菅 直人 東日本大震災の意味 ほか
- 本の長さ309ページ
- 言語日本語
- 出版社イースト・プレス
- 発売日2011/5/10
- 寸法11.8 x 1.6 x 17.8 cm
- ISBN-104781605893
- ISBN-13978-4781605890
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商品の説明
著者について
三橋貴明 みつはし・たかあき
1994年、東京都立大学(現首都大学東京)経済学部を卒業。外資系IT企業ノーテルをはじめ、NEC、日本IBMなどを経て、2008年に中小企業診断士として独立し、三橋貴明事務所を設立。現在は、経済評論家、作家としても活躍中。2007年、インターネット上の公開データの詳細な分析によって韓国経済の脆弱な実態を暴いたのが反響を呼び、それを書籍化した『本当はヤバイ!韓国経済』(彩図社)がベストセラーとなった。2010年、第22回参議院議員通常選挙比例代表に自由民主党から立候補するも落選。著書多数。
1994年、東京都立大学(現首都大学東京)経済学部を卒業。外資系IT企業ノーテルをはじめ、NEC、日本IBMなどを経て、2008年に中小企業診断士として独立し、三橋貴明事務所を設立。現在は、経済評論家、作家としても活躍中。2007年、インターネット上の公開データの詳細な分析によって韓国経済の脆弱な実態を暴いたのが反響を呼び、それを書籍化した『本当はヤバイ!韓国経済』(彩図社)がベストセラーとなった。2010年、第22回参議院議員通常選挙比例代表に自由民主党から立候補するも落選。著書多数。
登録情報
- 出版社 : イースト・プレス (2011/5/10)
- 発売日 : 2011/5/10
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 309ページ
- ISBN-10 : 4781605893
- ISBN-13 : 978-4781605890
- 寸法 : 11.8 x 1.6 x 17.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,098,237位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 554位経済史 (本)
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- - 3,627位経済学 (本)
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著者について
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作家・経済評論家。中小企業診断士。1994年、東京都立大学(現:首都大学東京)経済学部卒業。外資系IT企業ノーテルをはじめNEC、日本IBMなど を経て2008年に中小企業診断士として独立、三橋貴明診断士事務所を設立した。現在は、経済評論家、作家としても活躍中。2007年、インターネットの 掲示板「2ちゃんねる」において、公開データの詳細な分析によって韓国経済の脆弱な実態を暴く。これが反響を呼んで『本当はヤバイ!韓国経済』(彩図社) として書籍化されて、ベストセラーとなった(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 経済ニュースが10倍よくわかる「新」日本経済入門 (ISBN-13: 978-4776206187)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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2011年5月12日に日本でレビュー済み
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2012年11月24日に日本でレビュー済み
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バブル崩壊後の日本経済に何が起こったのか?
いったい歴代の総理大臣は何をやってきたのか?
何が間違いで何が正しいのか?
今後は何を選択すれば良いのか?
等々、日本経済の根本問題から解決策まで歴代総理の経済政策を参考にとても分かりやすく解説しています。
戦国武将の伝記物など好きな方はスッと頭に入ってくるかもしれませんw
第○代の○○総理はこんなことやあんなことをした・・・などと過去の政権を総括することで今後の未来が見えてくる筈です。
いったい歴代の総理大臣は何をやってきたのか?
何が間違いで何が正しいのか?
今後は何を選択すれば良いのか?
等々、日本経済の根本問題から解決策まで歴代総理の経済政策を参考にとても分かりやすく解説しています。
戦国武将の伝記物など好きな方はスッと頭に入ってくるかもしれませんw
第○代の○○総理はこんなことやあんなことをした・・・などと過去の政権を総括することで今後の未来が見えてくる筈です。
2011年5月12日に日本でレビュー済み
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国家の存在意義の一つに、国民を豊かにすることがあることは論を待たない。豊かでない限り、国家の問題を解決するための資金が無いからである。
著者は田中角栄総理の言葉「福祉は天から降ってこない」を引用し、経済成長することが社会福祉により弱者を救済するための有効な方策なのだと主張する。
田中角栄総理は戦後日本を代表する政治家の一人であろう。
著者がこの本の1/3を費やして田中総理について語るのは、一つに国家のグランドビジョンを語って実現した稀有の政治家であること、もう一つは現在まで続く日本の政治・経済の混乱を引き起こした特異点となった人物だからだろう。
田中総理とそれ以降の政治家の経済政策を、例によってグラフを使って見える化し、次々と評価していく様子は非常にキレが良く、読んでいて小気味良い。
歴代総理という言葉にこだわったためか、名前だけ挙げて経済政策にほとんど触れられない総理もいるが、このあたりはご愛嬌だろう。
イデオロギーに囚われること無く、戦後の供給不足のインフレ時には正しかった戦略が需要不足のデフレ時(特にバランスシート不況時)には通用しなくなることを分かりやすく説明している。
209ページ、299ページの表は特に感銘を受けた。それぞれ、大きな政府・小さな政府論が適した時期、破綻すると30年言われ続けて破綻しない日本と財政破綻寸前のギリシャの違いを明確にしているからだ。
また、本書の前半で城内実議員による財政破綻に関する質問主意書と対する政府(財務省)回答を解説し、後半で日本国債格付けの引き下げに対する財務省の反論を掲載することで、財務省の二枚舌を明らかにしているのも注目だ。
これで価格が1000円というのだから破格のコストパフォーマンスと言えるだろう。
251ページの図4-1については、DGPデフレータという誤植、及びグラフの色と凡例が合っていないことを修正することを希望してレビューを終える。
著者は田中角栄総理の言葉「福祉は天から降ってこない」を引用し、経済成長することが社会福祉により弱者を救済するための有効な方策なのだと主張する。
田中角栄総理は戦後日本を代表する政治家の一人であろう。
著者がこの本の1/3を費やして田中総理について語るのは、一つに国家のグランドビジョンを語って実現した稀有の政治家であること、もう一つは現在まで続く日本の政治・経済の混乱を引き起こした特異点となった人物だからだろう。
田中総理とそれ以降の政治家の経済政策を、例によってグラフを使って見える化し、次々と評価していく様子は非常にキレが良く、読んでいて小気味良い。
歴代総理という言葉にこだわったためか、名前だけ挙げて経済政策にほとんど触れられない総理もいるが、このあたりはご愛嬌だろう。
イデオロギーに囚われること無く、戦後の供給不足のインフレ時には正しかった戦略が需要不足のデフレ時(特にバランスシート不況時)には通用しなくなることを分かりやすく説明している。
209ページ、299ページの表は特に感銘を受けた。それぞれ、大きな政府・小さな政府論が適した時期、破綻すると30年言われ続けて破綻しない日本と財政破綻寸前のギリシャの違いを明確にしているからだ。
また、本書の前半で城内実議員による財政破綻に関する質問主意書と対する政府(財務省)回答を解説し、後半で日本国債格付けの引き下げに対する財務省の反論を掲載することで、財務省の二枚舌を明らかにしているのも注目だ。
これで価格が1000円というのだから破格のコストパフォーマンスと言えるだろう。
251ページの図4-1については、DGPデフレータという誤植、及びグラフの色と凡例が合っていないことを修正することを希望してレビューを終える。
2011年6月22日に日本でレビュー済み
私がこの世に生を受けたのは、所謂ロッキード事件で全日空社長が逮捕された日だった。
既に首相を辞任していた田中角栄が逮捕されたのはそれから間もなくのことだ。
その後、物心ついてから私が最初に覚えた首相の名前は中曽根だった。
「中曽根が来たら泣かそーね」なんて、無邪気なギャグを言ってたのを覚えている。
今の日本の深刻な病巣は、その頃既に根付いていたのだと、この本は教えてくれた。
私が政治に目を向けるようになったのはもっと後になってから、
それこそネットを使うようになってからだ。
それまでの首相が何をして何をせず、何が必要で何が余計だったのか。
この本は経済財政政策の「現代史」を理論的に解説してくれた。
過去を省みずして人の進歩はあり得ない。
私が最初に読んだ氏の著書は「経済ニュースの裏を読め」だが、
得た知識量はそれに匹敵するものであった。
「経済ニュースの裏を読め」を評価される方ならば、
きっとこの本も大いに参考になることと思う。
価格もわりと安いしね。
既に首相を辞任していた田中角栄が逮捕されたのはそれから間もなくのことだ。
その後、物心ついてから私が最初に覚えた首相の名前は中曽根だった。
「中曽根が来たら泣かそーね」なんて、無邪気なギャグを言ってたのを覚えている。
今の日本の深刻な病巣は、その頃既に根付いていたのだと、この本は教えてくれた。
私が政治に目を向けるようになったのはもっと後になってから、
それこそネットを使うようになってからだ。
それまでの首相が何をして何をせず、何が必要で何が余計だったのか。
この本は経済財政政策の「現代史」を理論的に解説してくれた。
過去を省みずして人の進歩はあり得ない。
私が最初に読んだ氏の著書は「経済ニュースの裏を読め」だが、
得た知識量はそれに匹敵するものであった。
「経済ニュースの裏を読め」を評価される方ならば、
きっとこの本も大いに参考になることと思う。
価格もわりと安いしね。