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俺と奴の対峙する関係 (プリズム文庫) (プリズム文庫 ys- 1) 文庫 – 2007/8/23

4.3 5つ星のうち4.3 11個の評価

実家が旅館を経営している志岐と呉服屋を経営している黒田。ライバル同士だった二人だが、ある日酒に酔った弾みで寝てしまう。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ オークラ出版 (2007/8/23)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/8/23
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 227ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4775510134
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4775510131
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 11個の評価

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義月 粧子
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上位レビュー、対象国: 日本

2013年10月11日に日本でレビュー済み
受けが強くて、賢くて・・・、なのに健気な面もあって・・・、も〜たまりませんでした。

この受けは本当にカッコイイ。
攻めや兄の至らない一面を、言葉ではけなしつつも、影から日向からしっかりとサポートする。
そしてそれを何もなかったかのように振舞う。
男らしい・・・!!

ベタ惚れしそう。

そして攻めは・・・残念ながら、カッコイイ所はありながらも、どこか抜けててちょっと情けない一面があったりします。
そして腹ただしい所も。

特にそう感じたのは、受けと関係してからの事なんですが。
元々二股とか平気でするキャラだったので、どうかなとは思ってたけど、受けと関係してからも他の男に手を出してたりします。
もちろんその時の二人は恋人同士じゃないから良いっていやぁ、良いし、まだ許せる。
受けも気にはしてたけど、仕方無いって思ってたし。

じゃあ何が腹ただしいかと言うと、
紆余曲折の後、晴れて二人恋人同士になったのなら、もっとちゃんと
「これからはお前だけだ」
的なセリフを言って欲しかったというか・・・言わせて欲しかったな〜。
攻めの今までが今までだっただけに。
それに相当しそうなセリフはあるけど、攻めのキャラを考えると、はっきりくっきり明瞭なセリフがあった方が良かった。

それが無いから、腹ただしかった。
モヤモヤが残って☆1つ減らしました。
一生そばにいる的なセリフを言ってたけど、二股されながらそばに居られてもヤダなぁって思ってしまった。

それを除けば男らしい二人なので、面白い展開の話だったと思います。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
二人は「対峙」と言うより、まるで仇同士のように敬遠しあい、口論をする。
何年も会わずにいて、どうやら本当に会いたくなくて、、、
それが酒のせい?・・・再開後はあっけなく関係を持ち、そしてその後はなし崩しに・・・。
信じられない・・・安易過ぎて。

父の死・兄の保証人問題・家業のピンチ・・・問題は次々と志岐を襲うが、
相手の黒田が志岐を少しも助けていなくてがっかりです。コレが一番納得行かずに大きなマイナス要因に。
なんと言うか、やる事なすこと後手後手で、ピントのずれた鈍い男に成り下がっているし。
黒田のお陰で不満がどんどん膨らむ中での極めつけは、バカ丸出しのアホな兄貴。
いい年をして子供っぽくて頼りなくって、妻帯者のくせに、世間知らずのお人好し(誉めているのではない)
とても旅館の主などとは思ええぬ言動が鼻に衝いて、出て来る度に、苛々・ムカムカさせられた。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年9月10日に日本でレビュー済み
お互いが当初反発しあってるんだけど、個人的にはそんなに違和感なく感じました。
独占欲とか恋愛感情を同性に持つ、それも10代の頃なんてカッコつけたい年頃だし、当然相手に負けたくなっていう気持ちとか、そういう感情の機微がけっこうリアルに書かれてたと思う。
個人的には攻めがゲイだということを高校時代すでにあんなにオープンにしてることのみ少し違和感は感じたけどそんなにはなにつくほどじゃないし、受けが気の強い感じの好きな私としては一方的に攻めにただ流されるかんじじゃないところが逆に良かったです。
奇麗な顔で女王様然とした受けが「お願いしたらやらせてやるよ」って感じがぐっときました。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年9月14日に日本でレビュー済み
こんなに男らしい受けって一歩間違えたら物凄く嫌味なだけなんでしょうが、チラチラと乙女心も見え隠れしていて私は高感度MAXでした!逆に攻めキャラにはムカムカさせられっぱなしでしたが…。ただ受けの告白は唐突すぎて、何故今それ言っちゃうかな‥って納得いかなかった。それを聞いて攻めが「実は‥」っていうのも正直ふざけんなって感じでしたね。まぁ、でもこの作品自体、作者のおもいっきり趣味だけで仕上がったそうですから、この展開の慌しさも仕方ないのかも。 義月さんは「琥珀色の〜」がとても完成度の高い絶品だったので、今回期待して読みすすめたら肩透かしくらっちゃった、ってとこで★3です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年9月7日に日本でレビュー済み
まず最初に評価すると、「この本は朝南かつみさんの美しいイラストの為だけにあったのだな」の星二つ。

ライバル同士であり幼馴染みでもある二人。攻めは呉服屋の和装の美青年、受は老舗旅館の次男坊の麗人。
設定はこれ以上無く美味だったのに、何故にこんなに退屈なのか!?
まず決定的なのは、攻めの黒田と受の志岐の個性が余りにも似過ぎていて、台詞もどちらがどちらの
言葉なのか読んでいて非常に区別が付きにくい!!
最初のうちは主役が強く聡明で、なかなかに感情移入出来る人で良かったのに、攻めが彼を勝手に誤解
しまくっていて、全く良いトコ無し。これでガッカリしてしまったら一気にテンションダウン。

学生時代の回想も黒田が志岐をだまし討ちするような話だったり、黒田が一体何をしたいのか全然分からない。
こんなに攻キャラに対してイライラしたのは初めてだったかも……。
魅力を感じない攻めが横暴に受けを振り回すBLはとにかく読んでいて辛い。攻の格好良さあってのBL!
とにかくイラストが美しかったので内容の稚拙さは本当に残念…。表紙のキラキラカラーは綺麗だったのに…。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年1月14日に日本でレビュー済み
お互いが遠回りな誤解を生んで、最後には長年の恋が成就したって感じです。受は、とにかく男らしくてかっこいい。兄が友達に騙されて保証人になり、多額の借金でも、なんとしててでも見つけ出してやるという正義感。父が経営してた旅館も何とか更生させようという男らしさ。まさしく、私のドストライクな受です。弱々しく攻に頼る主人公より、男らしい受の方が断然いいです。

ストーリーは、主人公の父の死によって2人が再会したという所から始まります。高校時代の2人の生徒会時代のことも出てきて面白かったです。ネタバレするので詳しくは言えませんが、生徒会に攻が受を誘った理由はあれは許せないですね。
にらみ合いというか、お互い好きなのに、遠回りしつつ言葉を選んでるやり取りがすごく面白かったです。
イラストともマッチしてて良かったと思います。このイラストが見られるのも過去の本だけというのも寂しいです・・・

ただ、星を1つ減らしたのが、読んだ方ならわかるとおもいますが、中身の文章の下枠部分が空きすぎです。セリフの部分も多く、下があくのが仕方ないことだと思いますが、短めなセリフをたくさん入れることによって、ページ数を増やしてる感に思えました。その部分が残念です。