この伝記には帝国陸軍の現実が良くも悪くも書かれています。
ガ島でのアメリカ兵を食べた兵隊がいたことや、アジアでの現地民に嫌われてしまうような日本兵の野蛮な行為があった事実がよくわかります。昨今の日本の低迷に伴うナショナリズムの勃興によって、旧日本軍は全く悪いことをしていないということを言う人がいますが残念ながらそうでは無いようです。
そしてそれは日本の蛮行からアジアを救うためという大義名分をアメリカ軍に与え、一般市民への爆撃や原爆投下を正当化する大きな理由になってしまっていますし、言わずもがな中韓の反日思想、教育に繋がっているのです。
著者も米英から見習うことが多くあると繰り返し書いていますが、戦略、武装、民度に関して井の中の蛙であったことが敗戦と今日まで続く汚名の原因です。翻って現代人もまた日本独自の不効率でおかしなやり方をしている部分が多分にあるのです。この書冊を読みながらこうすればよかったのに、なぜそうしたんだと感じることが多々あるでしょう。それは今を生きる人達への警鐘なのです。
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最悪の戦場に奇蹟はなかった 新装版: ガダルカナル、インパール戦記 (光人社ノンフィクション文庫 19) 文庫 – 2007/2/1
高崎 伝
(著)
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- 本の長さ478ページ
- 言語日本語
- 出版社潮書房光人新社
- 発売日2007/2/1
- ISBN-104769820194
- ISBN-13978-4769820192
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2023年2月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ガダルカナルとインパール両方の地獄を体験された記録です。しかも、そういう兵士が多数いたということは初めて知りました。おそらくガ島撤退の真実を知られたくない軍部は、本土への帰還をさせたくなかったのでしょう。死ぬまで戦えというメッセージのようです。「砲弾より飢えが怖かった」という言葉が切実に伝わりました。兵士たちの半数以上が餓死だったという事実にも愕然としました。著者が生き残れたのは体力もさることながら、生きたいという気力と運の良さだったと思う。貴重な記録を書き残して下さった著者に感謝したい。
2024年1月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なかなかに厚い文庫だが、内容はからっと明るい九州男の従軍記録であり、2-3時間で読んだ。
ガタルカナルやインパールの負け戦であり、無残に戦友や上司や現地民が散っていき、本物の平和への渇望そのものである。戦中世代の我慢強さが軟弱な我々とは違うことも忍んだ。
ガタルカナルやインパールの負け戦であり、無残に戦友や上司や現地民が散っていき、本物の平和への渇望そのものである。戦中世代の我慢強さが軟弱な我々とは違うことも忍んだ。
2023年9月10日に日本でレビュー済み
戦争中に起きた事を今の価値観や倫理観で論ずるのは愚かである。しかし文中の「中国では捕虜は一人たりとも生かして返したことはない」の言葉には戦慄した。侠気あふれる作者像との矛盾と戦争を起こす事の歪さ。まさしく「人類は戦争はしてはいけない」のである。今の若い人が読んだらどう感じるのだろうか。
名著である。
名著である。
2017年3月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
秘密扱いされていた歴史の真実が明かになり、考えさせられました。
2020年8月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦争の恐ろしさをまざまざと見せつけられた思いです。絶望的な戦線の中見事に生き抜き兵士としての務めを全うし今にその悲劇を記すこの書は戦争知らない自分にはとても心に響きました。誰にも助けてもらえず自殺する力もなく体中の穴という穴にウジ虫に侵入されあちこちを喰われながら生きた屍とかしながら死んでいく。そういう無残な死を遂げた英霊の上に成り立つ平和を何もせず知らずただただ享受する自分を情けなく思いました。自分がその状況におかれたらどうなるかと思うと底のない深みに堕ちるような悲しみを感じた一冊でした。
2014年10月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今まで戦争を取り扱った本で
「散るぞ悲しき」が気迫のこもった取材がかなり伝わり、とても最高でした。
こちらは戦場に行った方の生の声。
角度が違うので比較するものでは有りませんが匹敵するくらいとても
リアルに伝わってきます。
読んでて背筋が寒くなった場面も度々。
買って良かった作品です。
大切に保存します。
「散るぞ悲しき」が気迫のこもった取材がかなり伝わり、とても最高でした。
こちらは戦場に行った方の生の声。
角度が違うので比較するものでは有りませんが匹敵するくらいとても
リアルに伝わってきます。
読んでて背筋が寒くなった場面も度々。
買って良かった作品です。
大切に保存します。
2013年2月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
悲惨過ぎて戦記を読む気になれないガダルカナル、インパール、ニューギニア戦線。そのうち二つにまで参加した陸兵の手記。
タイトルも辛いし、文庫本の表紙も悲しい。さぞかし恨み、辛み、批判が炸裂する本なんだろうなと覚悟して読み始めた。
が、著者を含む九州男児たちの、大らかでカラッと明るい陽性さに救われて、最後まで読み通した。
不謹慎かもしれないが、面白かったです。みんな死んでしまうんですけどね。
著者もガダルカナルでまさしく九死に一生を得て、軍医が台湾に療養に行かせてやる、と言ってくれるのに、よせば良いのに
所属部隊を追及してガダルカナル以上の地獄の戦場、インパールに行ってしまう。
鍾馗様みたいなヒゲをはやして士官より偉そうな工藤雷介班長。最近話題の本「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」
にも登場してます。この方戦後の柔道界、プロレス界の立役者の一人なんですね。
三度の飯より戦闘指揮が好きな、迷惑な鈴木大隊長。「将校商売も楽じゃない」とボヤいて兵たちを唖然とさせた八尾少尉も
斬り込みを立派に指揮して戦死。収容所でまさしく「死の舞踏」を踊って捕虜たちを慰めて絶命する石垣兵長。
紹介しきれない沢山の人々の崇高さ、愚かさ、階級も戦歴も関係ない人間くさい人たちの、きれい事じゃないつながり、
ぶつかり合い、死。
そんな人たちに何故かまた会いたくなって、この悲惨な戦史を、また読み返してしまいます。不思議。
タイトルも辛いし、文庫本の表紙も悲しい。さぞかし恨み、辛み、批判が炸裂する本なんだろうなと覚悟して読み始めた。
が、著者を含む九州男児たちの、大らかでカラッと明るい陽性さに救われて、最後まで読み通した。
不謹慎かもしれないが、面白かったです。みんな死んでしまうんですけどね。
著者もガダルカナルでまさしく九死に一生を得て、軍医が台湾に療養に行かせてやる、と言ってくれるのに、よせば良いのに
所属部隊を追及してガダルカナル以上の地獄の戦場、インパールに行ってしまう。
鍾馗様みたいなヒゲをはやして士官より偉そうな工藤雷介班長。最近話題の本「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」
にも登場してます。この方戦後の柔道界、プロレス界の立役者の一人なんですね。
三度の飯より戦闘指揮が好きな、迷惑な鈴木大隊長。「将校商売も楽じゃない」とボヤいて兵たちを唖然とさせた八尾少尉も
斬り込みを立派に指揮して戦死。収容所でまさしく「死の舞踏」を踊って捕虜たちを慰めて絶命する石垣兵長。
紹介しきれない沢山の人々の崇高さ、愚かさ、階級も戦歴も関係ない人間くさい人たちの、きれい事じゃないつながり、
ぶつかり合い、死。
そんな人たちに何故かまた会いたくなって、この悲惨な戦史を、また読み返してしまいます。不思議。