新品:
¥3,080 税込
ポイント: 93pt  (3%)
無料配送
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
ポイント: 93pt  (3%)  詳細はこちら
一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です。 在庫状況について
注文確定後、入荷時期が確定次第、お届け予定日をEメールでお知らせします。万が一、入荷できないことが判明した場合、やむを得ず、ご注文をキャンセルさせていただくことがあります。商品の代金は発送時に請求いたします。
Kindle版は、無料のKindleアプリがあればお持ちの端末で今すぐお読みいただけます。
¥3,080 () 選択したオプションを含めます。 最初の月の支払いと選択されたオプションが含まれています。 詳細
価格
小計
¥3,080
小計
初期支払いの内訳
レジで表示される配送料、配送日、注文合計 (税込)。
配送料 ¥350 4月4日-5日にお届け
詳細を見る
中古商品: 良い | 詳細
発売元 monnybook
コンディション: 中古商品: 良い
コメント: 初版。帯なし、カバー多少汚れあり。本文きれいです。
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

大英自然史博物館 珍鳥標本盗難事件―なぜ美しい羽は狙われたのか 単行本 – 2019/8/7

5つ星のうち4.4 27

{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥3,080","priceAmount":3080.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"3,080","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"QzN4SINcsA1YznJGcgM4PhjWd4lyePK2FIAn9P1N3eTkztA1lO797CGk6jMyRJtD3jmcgVm01vWrf%2FAKWd5qBO0ijkmk8sG3UFabAUzAHTHsIgKD6PRRaXEH6nmWq%2FWg16%2BkrqbyF%2F4%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥2,061","priceAmount":2061.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"2,061","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"QzN4SINcsA1YznJGcgM4PhjWd4lyePK2cHDBtjkmC6SIgVK61S565o6IwiVkJx700Ly2pxRHA%2BXImQr3dghrgt0%2BX0ZPgWtW%2FpI5F77BZNakuwxsShPi1rlLvYmBH45wSlKdbAM8GCZviqSdYInTDvFhAb%2B9WWQnvWgi5zI6IfY8dnmG0pIgGg%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}

購入オプションとあわせ買い

商品の説明

出版社からのコメント

絵画の盗難事件を耳にする機会はありますが、博物館から鳥の標本が盗まれたと聞いても、「?」となると思います。実際のその動機も、本書の中心となる「毛針制作マニア」以外には理解しがたいものです。
博物館の標本は、一般に展示されているかどうかに関わりなく、科学的にきわめて高い価値があります。その標本が失われることの影響を考えさせられる、これまでになかったタイプの犯罪ノンフィクションです。

著者について

Kirk Wallace Johnson(カーク・ウォレス・ジョンソン)
文筆家。『ザ・ニューヨーカー』『ニューヨークタイムズ』『ワシントンポスト』『ロスアンゼルス・タイムズ』などに寄稿。米軍撤退後のイラクで、米軍に協力したイラク人の通訳や医療関係者が迫害を受けているのを知り、そうした人たちを難民としてアメリカに呼び寄せるNPO活動を展開。
2013年に出版されたデビュー作『To Be A Friend is Fatal』はイラク戦争と難民救済活動の体験を綴ったメモワールで、好評を博した。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 化学同人 (2019/8/7)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2019/8/7
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 384ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4759820132
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4759820133
  • 寸法 ‏ : ‎ 18.8 x 12.8 x 2.5 cm
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.4 27

カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
27グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう
大英自然史博物館から貴重な鳥の標本を盗み出した犯人とは
5 星
大英自然史博物館から貴重な鳥の標本を盗み出した犯人とは
『大英自然史博物館珍鳥標本盗難事件――なぜ美しい羽は狙われたのか』(カーク・ウォレス・ジョンソン著、矢野真千子訳、化学同人)で注目すべきは、●著者自身が5年もかけて、大英自然史博物館珍重盗難事件の犯人を突き止め、逮捕に至らしめたこと、●その犯人がアスペルガー症候群という非常に疑わしい理由で服役を逃れたこと、●博物館を巡る人間には2種類の人間が存在すること――の3点です。「魚の釣り方も知らないのに、競うように希少な羽を求めて毛針を作っているなんて、どう考えてもおかしな趣味だ。『はい、おかしな人たちです。でも、きわめつけはエドウィン・リストという若造です。そいつの毛針作りの腕は世界一と言っていいくらいなんですが、なんと、材料にする鳥の羽ほしさに、大英自然史博物館に盗みに入ったんです』。・・・しかし、調べれば調べるほど謎は深まり、何としてもその謎を解きたいという私の思いも強まった。私はいつの間にか自らの正義感に導かれるように、羽をめぐる地下世界、毛針作りに熱中するマニアや羽の密売人、頭のいかれた連中や大型動物を狙う狩猟家、元刑事や怪しげな歯医者など、魑魅魍魎が跋扈する世界に入っていった。そこには嘘と脅しがあり、噂と真実が入り交じっていた。新たな事実が見つかったかと思えば、それが事実でないとわかって落胆した。その過程で、私は人間の自然界に対する傲慢さのようなものを知った。どれほどの犠牲を払ってでも手に入れたいとする、美への飽くなき欲望についても。だが、あの夜トリングから消えた鳥たちに何があったのかのあらましがわかるまで、まさか5年もの歳月を費やすことになるとは思わなかった」。「20歳の青年にとって、トリングの鳥を盗むという思いつきはあらゆる観点から魅力的だった。トリングの鳥があれば、フルート奏者としての野心、こうありたいと願う暮らしと社会的地位、家族への仕送りのすべてを満たすことができる。さらにいいことに、羽の価値は時間が経つほど高まるので、将来何かあったときに備える蓄財にうってつけだ」。アメリカ人でイギリスの王立音楽院の学生であり毛針制作者であるエドウィン・リストは、2009年6月23日の夜、大英自然史博物館トリング分館に忍び込み、「標本保管室に入ってから何分経過したかわからなくなったころ、ついに最大の目当てだった大型キャビネットの前にやってきた。内容物を示す小さなプレートにはフウチョウ科を示す学名の文字があった。37点のフヨクドリが瞬時にかっさらわれた。24点のオオウロコフウチョウ、12点のオオカケフウチョウ、4点のアオフウチョウ、17点のオウゴンフウチョウ、12点のカタカケフウチョウ、4点のオウフウチョウ、17点のオウゴンフウチョウモドキも。150年前にマレー諸島の原生林で採集された貴重な標本の数々が、エドウィンのスーツケースに吸いこまれていった。標本タグには採集者の名があった。A・R・ウォレス、画期的な提言によりダーウィンを震え上がらせた独学ナチュラリストである」。「博物館への侵入から数週間後にアメリカ行きの飛行機に乗ったとき、彼はだれにも追われていなかった。トリング博物館でも、何かが消えていることにだれも気づいていなかった」。「すっかり安心しきっていたエドウィンは、まさか1か月後にオランダの小さな町で顧客の一人が何気なく漏らした言葉がもとで、すべてが崩れ去るとは夢にも思っていなかった」。本書は、言うまでもなく、実話の事件簿であるが、同時に推理小説・犯罪小説の醍醐味も味わうことができます。判事がエドウィンはアスペルガー症候群だと認めたことによって、「12か月の執行猶予。この期間に別の犯罪を起こさないかぎり、エドウィンが刑務所に入ることはなくなった」。エドウィンがアスペルガー症候群でないことは100%近く確かだというのに!「私はトリングの鳥についてのストーリーに横たわる、2種類の人間性を思わずにいられなかった。一方には、アルフレッド・ラッセル・ウォレスやリチャード・プラム、スペンサー、覆面捜査官の『アイリッシュ』、ツェッペリンとドイツ空軍から標本を守ろうとしたキュレターたち、そして標本を使ってこの世の謎をひとつまたひとつ解き明かそうとしている科学者たちがいる。こうした人たちは、自然史標本を守り抜くという信念のもと、100年単位の時代を超えてつながっている。まだ見ぬ未来の人ともつながっている。科学の進歩により、同じ古い標本でもそこから新たな知見を得られると信じているからだ。もう一方には、エドウィンのような人や、羽の不法取引の闇世界にかかわる人たちがいる。それだけではなく、富と地位を求めて自然界を搾取しまくり、他者が所有していないものを所有したいという欲にかられる男女は昔もいまも変わらずいる。長期的な英知と短期的な私欲がぶつかる戦争で、勝ってきたのはいつも後者のようだった」。この指摘は私たちの心を凍らせます。
フィードバックをお寄せいただきありがとうございます
申し訳ありませんが、エラーが発生しました
申し訳ありませんが、レビューを読み込めませんでした

上位レビュー、対象国: 日本

2024年1月4日に日本でレビュー済み
2021年3月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2023年11月14日に日本でレビュー済み
カスタマー画像
5つ星のうち5.0 大英自然史博物館から貴重な鳥の標本を盗み出した犯人とは
2023年11月14日に日本でレビュー済み
『大英自然史博物館珍鳥標本盗難事件――なぜ美しい羽は狙われたのか』(カーク・ウォレス・ジョンソン著、矢野真千子訳、化学同人)で注目すべきは、●著者自身が5年もかけて、大英自然史博物館珍重盗難事件の犯人を突き止め、逮捕に至らしめたこと、●その犯人がアスペルガー症候群という非常に疑わしい理由で服役を逃れたこと、●博物館を巡る人間には2種類の人間が存在すること――の3点です。

「魚の釣り方も知らないのに、競うように希少な羽を求めて毛針を作っているなんて、どう考えてもおかしな趣味だ。『はい、おかしな人たちです。でも、きわめつけはエドウィン・リストという若造です。そいつの毛針作りの腕は世界一と言っていいくらいなんですが、なんと、材料にする鳥の羽ほしさに、大英自然史博物館に盗みに入ったんです』。・・・しかし、調べれば調べるほど謎は深まり、何としてもその謎を解きたいという私の思いも強まった。私はいつの間にか自らの正義感に導かれるように、羽をめぐる地下世界、毛針作りに熱中するマニアや羽の密売人、頭のいかれた連中や大型動物を狙う狩猟家、元刑事や怪しげな歯医者など、魑魅魍魎が跋扈する世界に入っていった。そこには嘘と脅しがあり、噂と真実が入り交じっていた。新たな事実が見つかったかと思えば、それが事実でないとわかって落胆した。その過程で、私は人間の自然界に対する傲慢さのようなものを知った。どれほどの犠牲を払ってでも手に入れたいとする、美への飽くなき欲望についても。だが、あの夜トリングから消えた鳥たちに何があったのかのあらましがわかるまで、まさか5年もの歳月を費やすことになるとは思わなかった」。

「20歳の青年にとって、トリングの鳥を盗むという思いつきはあらゆる観点から魅力的だった。トリングの鳥があれば、フルート奏者としての野心、こうありたいと願う暮らしと社会的地位、家族への仕送りのすべてを満たすことができる。さらにいいことに、羽の価値は時間が経つほど高まるので、将来何かあったときに備える蓄財にうってつけだ」。

アメリカ人でイギリスの王立音楽院の学生であり毛針制作者であるエドウィン・リストは、2009年6月23日の夜、大英自然史博物館トリング分館に忍び込み、「標本保管室に入ってから何分経過したかわからなくなったころ、ついに最大の目当てだった大型キャビネットの前にやってきた。内容物を示す小さなプレートにはフウチョウ科を示す学名の文字があった。37点のフヨクドリが瞬時にかっさらわれた。24点のオオウロコフウチョウ、12点のオオカケフウチョウ、4点のアオフウチョウ、17点のオウゴンフウチョウ、12点のカタカケフウチョウ、4点のオウフウチョウ、17点のオウゴンフウチョウモドキも。150年前にマレー諸島の原生林で採集された貴重な標本の数々が、エドウィンのスーツケースに吸いこまれていった。標本タグには採集者の名があった。A・R・ウォレス、画期的な提言によりダーウィンを震え上がらせた独学ナチュラリストである」。

「博物館への侵入から数週間後にアメリカ行きの飛行機に乗ったとき、彼はだれにも追われていなかった。トリング博物館でも、何かが消えていることにだれも気づいていなかった」。

「すっかり安心しきっていたエドウィンは、まさか1か月後にオランダの小さな町で顧客の一人が何気なく漏らした言葉がもとで、すべてが崩れ去るとは夢にも思っていなかった」。本書は、言うまでもなく、実話の事件簿であるが、同時に推理小説・犯罪小説の醍醐味も味わうことができます。

判事がエドウィンはアスペルガー症候群だと認めたことによって、「12か月の執行猶予。この期間に別の犯罪を起こさないかぎり、エドウィンが刑務所に入ることはなくなった」。エドウィンがアスペルガー症候群でないことは100%近く確かだというのに!

「私はトリングの鳥についてのストーリーに横たわる、2種類の人間性を思わずにいられなかった。一方には、アルフレッド・ラッセル・ウォレスやリチャード・プラム、スペンサー、覆面捜査官の『アイリッシュ』、ツェッペリンとドイツ空軍から標本を守ろうとしたキュレターたち、そして標本を使ってこの世の謎をひとつまたひとつ解き明かそうとしている科学者たちがいる。こうした人たちは、自然史標本を守り抜くという信念のもと、100年単位の時代を超えてつながっている。まだ見ぬ未来の人ともつながっている。科学の進歩により、同じ古い標本でもそこから新たな知見を得られると信じているからだ。もう一方には、エドウィンのような人や、羽の不法取引の闇世界にかかわる人たちがいる。それだけではなく、富と地位を求めて自然界を搾取しまくり、他者が所有していないものを所有したいという欲にかられる男女は昔もいまも変わらずいる。長期的な英知と短期的な私欲がぶつかる戦争で、勝ってきたのはいつも後者のようだった」。この指摘は私たちの心を凍らせます。
このレビューの画像
カスタマー画像
カスタマー画像
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年10月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年3月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年12月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート