食物栄養科専攻で健康食品がテーマでしたがこちらを読んで
あらためて食の安全を再認識しました。
マスコミや企業の商品の広告にあまりに煽られすぎて
宣伝を鵜呑みにする怖さを感じました。
いろんな人に紹介したい本ですが
まずは大切な家族から伝えていこうと思います。

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ほんとうの「食の安全」を考える―ゼロリスクという幻想(DOJIN選書28) 単行本(ソフトカバー) – 2009/11/30
畝山 智香子
(著)
食品添加物は危険なのか? 天然は安心なのか? 残留農薬の基準値超過で回収・廃棄の対応は世界の常識なのか? ビタミンでがんの予防ができるのか? オーガニックは優れているのか? 巷には食をめぐるさまざまな情報が氾濫しているが、どの情報が信頼に足るものなのだろうか? メタミドホス、マラカイトグリーン、メチル水銀、トランス脂肪酸、メラミンなど、実際の事例を参照しながら、残留農薬の基準値の設定の仕方やその値の意味、発がん物質のリスクの大きさの考え方、さらにはリスク分析やリスク評価の方法を紹介していく。食の安全の本質に迫る目から鱗が落ちる一冊。
- ISBN-104759813284
- ISBN-13978-4759813289
- 出版社化学同人
- 発売日2009/11/30
- 言語日本語
- 寸法13.3 x 1.7 x 18.6 cm
- 本の長さ224ページ
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商品の説明
著者について
宮城県生まれ。東北大学大学院薬学研究科博士課程前期2年の課程を修了。薬学博士。現在、国立医薬品食品衛生研究所主任研究官。専門は薬理学、生化学。
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年2月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は,学生から社会人まで、広くお勧めできる名著。
食品安全分野の書籍では、一番ポイントが押さえられて且つ読みやすく書かれている。
2009年刊行に選書版は何度も読み返して人にも勧めていたが、気づいたら入手困難となっており、非常に残念に思っていた。
今回文庫版として再刊されて読み返したが、改めてサイエンスベースの食品安全が何であるか気付かされた。
なお,今回の再刊にあわわせて,若干加筆されたとのこと。
食品安全分野の書籍では、一番ポイントが押さえられて且つ読みやすく書かれている。
2009年刊行に選書版は何度も読み返して人にも勧めていたが、気づいたら入手困難となっており、非常に残念に思っていた。
今回文庫版として再刊されて読み返したが、改めてサイエンスベースの食品安全が何であるか気付かされた。
なお,今回の再刊にあわわせて,若干加筆されたとのこと。
2010年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読み始めは専門的な用語が多く、知識がないと読み進みにくいですが、目次ごとに簡潔にまとまっているので、特に頭から読む必要はないと思います。実際に非常に気になるテーマですが、一般的に目にするのはテレビや新聞、雑誌あるいはネットでの報道に限られますので、事実は伝わってきますが真実は掴みきれません。この本はその掴みにくい真実をわかり易く教えてくれます。非常に参考になりました。特に報道に携わる方々には是非一読いただきたい。不安だけを増長させることは悪だと思います。
2015年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
食品添加物や農薬は「危険」で、天然自然やオーガニックは「安全」。
程度の差はあっても、「なんとなく」そう思ってる人って多いのではないでしょうか。
そういう私も以前は、できるだけ添加物の少ない食べものや、無農薬野菜を選ぶことが「なんとなく」正しいと思ってました。
これは、そういう人にこそ読まれてほしい本です。
あれは危険、これなら安全、というような、
安全危険の二元論ではなく、どう考えればいいのかということが、
具体的に詳しく解説されているので、「食」についての新しい知識がたくさん得られます。
そして、私のように「添加物は少ない方が良い」などと思っていた人にとっては、
目からウロコが何枚も落ちること請け合いです。
こういう良書があるのに、読まないで「なんとなく」誤解したまま行くのはもったいない。
程度の差はあっても、「なんとなく」そう思ってる人って多いのではないでしょうか。
そういう私も以前は、できるだけ添加物の少ない食べものや、無農薬野菜を選ぶことが「なんとなく」正しいと思ってました。
これは、そういう人にこそ読まれてほしい本です。
あれは危険、これなら安全、というような、
安全危険の二元論ではなく、どう考えればいいのかということが、
具体的に詳しく解説されているので、「食」についての新しい知識がたくさん得られます。
そして、私のように「添加物は少ない方が良い」などと思っていた人にとっては、
目からウロコが何枚も落ちること請け合いです。
こういう良書があるのに、読まないで「なんとなく」誤解したまま行くのはもったいない。
2015年10月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
多少の知識はありましたが、マスコミの報道の仕方と実際とでは随分と判断基準が違うことに改めて驚きました。マスコミの彼らの中での答えありきの報道の仕方に改めてリテラシーの重要性を感じました。いい本だと思います。
2012年10月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
よくある「〜を食べてはいけない」とか「〜は危険!」とかいう本とは、決して違います。かといって、何を食べても安全なんて言ってるわけではありません。食品の安全性について、科学的に、論理的に評価されています。巷にあふれている食品に対する情報がいかにいい加減なものか、マスコミによって操作されているものかもわかります。正確な知識を得るためには、是非読んでもらいたい一冊です。
そして、食に関することだけでなく、日常生活にも役立つ内容も多々紹介されています。例えば、リスク管理について。ある物事を選択する上でリスクを軽減するには、選択肢を多く持つことです。食品で言えば、「多種多様なものをバランスよく食べる」のが良い食べ方です。そうすれば、たとえその一つの食材が有害なものであっても、リスクは分散されます。
その反対にリスクを上げるような食べ方は、「特定のものを一定量以上毎日食べる」です。健康食品で健康になろうとすると、そのリスクにさらされる可能性も高くなるということです。「これさえ食べれば…」なんてのは、信用してはいけません。
そして、食に関することだけでなく、日常生活にも役立つ内容も多々紹介されています。例えば、リスク管理について。ある物事を選択する上でリスクを軽減するには、選択肢を多く持つことです。食品で言えば、「多種多様なものをバランスよく食べる」のが良い食べ方です。そうすれば、たとえその一つの食材が有害なものであっても、リスクは分散されます。
その反対にリスクを上げるような食べ方は、「特定のものを一定量以上毎日食べる」です。健康食品で健康になろうとすると、そのリスクにさらされる可能性も高くなるということです。「これさえ食べれば…」なんてのは、信用してはいけません。
2010年1月22日に日本でレビュー済み
ビール 、たまねぎ、 ジャガイモなど身近な食べ物にも毒性はあるという。そういわれればジャガイモの芽は食べるな、とか青い部分は捨てろと教えられていた。でもそれだけで平気で食している。一方でマスコミから流される危ない、危ない、食品や化学物質、賞味期限切れを隠したとかの報道には過敏に反応する。
車は事故による死者の数を考えてみれば危険極まりない代物だが、気にもとめずに使用している。車の持つ利便性があるからだ。
こうなるとリスク評価とかリスク・ベネフィットの考え方を身に付けないと、報道ごとにいちいち右往左往して無駄な損失を余儀なくされる。
情報を発する研究者、告発する市民団体、情報を中継するマスコミなど本書を参考にしてみては。もちろんわれわれ市民も。
もっとも読んでほしいとおもう予防原則を主張をする人たちは、見向きもしないだろうな。
「ゼロリスクという幻想」の副題が本書の内容をよく表現している。
豊富な数字や情報に基づく内容は、食を巡る問題だけでなく、リスク概念を理解する上で立派な教科書だ。その分少し硬すぎて、遊びの部分とか抽象的記述もほしいところ。中西準子さんの「食のリスク学」や松永和紀さんの--踊る「食の安全」--と併せて読むことによってよりいっそう理解は深まると思う。
理解することー、それはあなたに安心をもたらすでしょうが、だめ、ダメな人には無理なのかな。
車は事故による死者の数を考えてみれば危険極まりない代物だが、気にもとめずに使用している。車の持つ利便性があるからだ。
こうなるとリスク評価とかリスク・ベネフィットの考え方を身に付けないと、報道ごとにいちいち右往左往して無駄な損失を余儀なくされる。
情報を発する研究者、告発する市民団体、情報を中継するマスコミなど本書を参考にしてみては。もちろんわれわれ市民も。
もっとも読んでほしいとおもう予防原則を主張をする人たちは、見向きもしないだろうな。
「ゼロリスクという幻想」の副題が本書の内容をよく表現している。
豊富な数字や情報に基づく内容は、食を巡る問題だけでなく、リスク概念を理解する上で立派な教科書だ。その分少し硬すぎて、遊びの部分とか抽象的記述もほしいところ。中西準子さんの「食のリスク学」や松永和紀さんの--踊る「食の安全」--と併せて読むことによってよりいっそう理解は深まると思う。
理解することー、それはあなたに安心をもたらすでしょうが、だめ、ダメな人には無理なのかな。