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ヒトゲノムを解読した男 クレイグ・ベンター自伝 単行本 – 2008/12/15

4.1 5つ星のうち4.1 14個の評価

ダブルポイント 詳細
国際ヒトゲノム計画に孤軍切り込んでいくというクレイグ・ベンターの果敢な(そしてある意味、無遠慮な)挑戦は、当時から「政府対一企業」、「世界対個人」の競争として世間の注目を集めた。ベンターのバックには計算高いベンチャー企業がついていたため、金儲けのためにゲノム情報を独占しようとしていると非難され、また、独自の解読方法も、邪道で成功はおぼつかないと疑問視される。だが、ベンターは迅速に成果を上げ、政府系のプロジェクトを追い越していく。クリントン大統領仲介のもと、「ゲノム解読完了」を共同発表するかたちで公的チームとは一応の和解を見るが、その後もベンターへの執拗な攻撃は続く。

解読レースをテーマとする本はこれまでに数多く書かれているが、人物像も業績評価も、本によって人によって、ずいぶんと違うようだ。ベンターが本書を書いた理由のひとつはそこにある。実際は、そして真実はどうだったのか。これまで語られなかったすべてをベンターは明かしていく。
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商品の説明

著者について

ジョン・クレイグ・ヴェンター John Craig Venter

ゲノム研究とその産業利用において精力的に活動している

J・クレイグ・ヴェンター研究所会長

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 化学同人 (2008/12/15)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/12/15
  • 単行本 ‏ : ‎ 576ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4759811583
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4759811582
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 14個の評価

著者について

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J.クレイグ・ベンター
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カスタマーレビュー

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14グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2022年12月8日に日本でレビュー済み
最高のサイエンス・ノンフィクションです。

P190
ベンターはESTによるcDNAの同定で、NIHで特許を取ろうとした。そして成果を世界に公開するが、NIHが特許を持っているので、どの企業も特許を取れないようにしようと計画した。しかしワトソンは特許に反対した。ワトソンはcDNAの重要性を理解していたが、ゲノム計画を目指していたので、cDNAだけが先に判明するとゲノム計画は行われないことなどを危惧していたらしい。その後、ベンターとワトソンは大喧嘩。

P347
ベンターは、自分の方法で早くヒトゲノム解読が可能になる見込みのため、NIHのコリンズに会って、自分たちはヒトゲノムを解読するから、NIHではマウスを解読して、保存領域を比べれば医学的貢献度が高いだろうと申し出た。この発言(マウス発言)は、ベンターが国際プロジェクトをバカにしていると解釈され、コリンズは怒った。

著者であるクレイグ・ベンターの分子生物学に対する貢献度は、ノーベル医学生理学賞3回分くらいあると思います。
2017年10月8日に日本でレビュー済み
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人生の成功の秘訣は持って生まれたバイタリティーの量によって決まってしまうのではないかと、読んでいて思った。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年7月27日に日本でレビュー済み
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20世紀から今世紀にかけて生命科学は驚異的な進歩を遂げた。ワトソン、クリックがDNAが2重らせんであることを解明した頃には全ゲノム解析など誰が想像しただろうか。それは生命そのものの解明であり、いうなれば神へ近付くことであった。この途方もない偉業に最大の貢献をしたのがこのクレイグ・ヴェンターである。先進各国がこの限りなく不可能と思われたこの研究にヴェンターはたった一人であらゆる困難を克服し、ついに全ゲノム解読を果たした。ヴェンターはセレーラ社を率いたため科学者たちは彼を攻撃するが、彼を批判する器の小さい科学者こそ湯水のように公的資金を投入してもらいながらヴェンターに追いつけなかったことを恥じるべきではないか。ヴェンターがいたからこそ、驚異的な速度でゲノム解析が進められ、こんにち、我が国でさえ遺伝子診断を受けることが身近になっているのである。本書を読んでいただけるとよくわかるが、ヴェンターは人間愛にあふれた傑出した人物であり、全ゲノム解読以後も次々と生命科学上の業績を残している。彼のこのとてつもない業績はノーベル賞に値するに留まらず、ノーベル賞以上の賞賛がふさわしいものであり、彼はまさに人類が誇りとすべき不出世の科学者である。本書は大学院レベルの生命科学の知識があると非常に読み応えがありドラマチックな内容に感動するが(数行でも感動する部分が数え切れないほどあり、逆にあえて書かなかったと推察される部分にも胸を打たれる)、生命科学・農学を専攻とする学生のみならず一般の方や科学者を目指す子どもたちにもぜひ読んでいただきたい素晴らしい本である。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年12月29日に日本でレビュー済み
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分厚いが一気に読める本です。次世代シーケンシングが脚光を浴びる今日、シーケンシングの歴史を知るのもよいでしょう。
2009年4月12日に日本でレビュー済み
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今やゲノム解読レースは遠い昔の話と思われるかもしれませんが、今もこのレースが過酷に続いていることは間違いありません。GWAS、1000ドルゲノムなど今後の行方を予測するためにも必読の書でしょう。
どうしてベンターがゲノム解読レースに勝ったのか?どうして日本は(先見の明があったにもかかわらず)ほとんど役に立てなかったのか?本書を読んで分かる様な気がします(ベンターは疲れた時にヨットクルーズに出かけていましたが、日本の研究者はどこに行ってリフレッシュしていたのでしょう?居酒屋?)。
この分野では米国に追従する日本ですが、その敵の巨大さ・傲慢さに改めて身震いします。
分子生物学に携る方に全員に、そうでない方にもどうか読んで欲しい。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年5月6日に日本でレビュー済み
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 自伝と言うこともあり、一般読者(生化学系でない)も意識してか、純科学的な書籍ではなく、むしろ人文科学系の書籍と思って良い。
 あまりにもエネルギッシュなキャラクター、そして生き様は、ステレオタイプで認識する日本人科学者のイメージとはかけ離れている。
 良い意味で超野心的な人物であり、科学署というより、人生(生き方)を学べる書籍だと思った。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年5月1日に日本でレビュー済み
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クレイグ・ベンダーは、出だしからして社会の枠には納まれない人だった。高校までの成績は惨々。上級衛生兵として、ベトナム戦争に参戦し、凄惨な傷を負った負傷兵の看護から医学・医療に対する興味に目覚める。奇跡的に生還した後、復員兵援護法の援助を受けて、カレッジから勉強し直し、医学への道を志す。UCSDに入学し、師カプランの指導のもと、アドレナリンによる心筋細胞機能調節機構の研究に取り組む。アドレナリン・ガラスビーズというユニークな実験方法で、β受容体が心筋細胞膜の外側に存在することを発見し、その受容体構造に興味を持って、分子生物学の研究分野に入って行く。受容体の構造決定では現在でもその分野のリーダーであるボブ・レフコヴィッツに遅れをとったが、彼は分子生物学の行く先を見つめて、ゲノムの解読に突き進んで行く。彼は、従来の実験方法にとらわれないで、目的を達成するための独自のストラテジーを開発し、その分野の一流の研究者の厳しい批判をも顧みずに、自分自身の方法論の見通しに絶対的信頼を置いて突き進んで行く。そのセンスの良さが、彼の唯一のよりどころであり、競争に打ち勝つ源である。一貫した科学的研究に対する真摯な態度とベトナム戦争経験に基づいた人間愛が彼の情熱の底流に常に流れて彼の生き方を支えていることが強く感じられる。彼の科学に対する情熱とセイリング(ヨット)に対する情熱と取り組み方に切り離すことの出来ない強いつながりを感じる。彼に取っては、ヒトゲノム解読という大き事業達成も研究のゴールではない。彼の情熱は、地球環境ー地球温暖化ーをバイオテクノロジーで解決するという更なる大きな挑戦に向けられている。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年1月15日に日本でレビュー済み
 EST解析やランダムショットガン法など、ゲノム研究者なら誰でも知っている手法を編み出し、さらには自分の名を冠する研究所を設立してメタゲノム解析やゲノム合成などの新しい分野に今なお挑戦し続けているクレイグ・ベンター。
研究者としては間違いなく超一流ですが、彼に良い印象を抱いている人は少ないと思います。その大きな理由は、ヒトゲノム配列解読のために、セレラ社という企業を率いて公共の国際コンソーシアムと熾烈な競争を繰り広げたことに由来するでしょう。
 ですが、彼がそのような行動を取った経緯を知る人は、ゲノム研究者の中でさえほとんどいませんでした。それがこの本には書かれています。私はこの本を読んで彼に対するイメージがだいぶプラスの方に傾きました。
 最初の100ページほどが生まれてから研究者として成功するまでの人生について、中-後半の300ページほどがゲノム解読関連の出来事、最後の40ページほどにメタゲノム解析とゲノム合成についておまけ程度に書かれてあります。ワトソンやコリンズなどの公共の国際ヒトゲノムコンソーシアムの主たるメンバー、セレラ社の母体であったパーキンエルマー社の重役達などについては激しく批判しています。人を批判する文章を読むのが苦手な人は読まないほうが良いと思います。
 彼個人のゲノムは既に解読されていますが、それについての言及はコラムに少々書いてある程度です。
 読む際にゲノムについての知識は必ずしも必要ありませんが、あるとより楽しめます。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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