カルアシャの王宮からミタスやワグナー達によって救出されたエダはルティアナ号へ戻り、この時間的ロスを取り返し、無事三年生を卒業へと送り出すため、嵐を利用してティネーゼ運河へと突入する。
嵐の中を進むという無謀とも思える奇策を使う事で、交戦してたら大変そうなティネーゼ運河の場面をキレイに乗り切ってしまいました。
まあ、大時化に揉まれる訓練船の乗員達は、船酔いでグラグラな状態ですが…。
自分的には設定やら展開やらにいろいろひっかかってはモヤモヤが溜まるこのシリーズですが、今回もそれは変わらず(被服専攻科の存在意義に触れられたりしてましたが、掘り下げるほど逆にモヤモヤが…笑)。
けれどついに、密かに期待していた恋愛メインの巻がやって来ました。それに関して一気に進んたと言うか、それしか話が進まなかったと言うか。
ライ兄さまの箍が外れ易くなってます。冷静沈着、完全無欠だったはずなのに、エダの成長と変化に自制心が利かなくなったら……大変、情熱的でした。確かに前巻でもカルアシャ潜入時に隠れた才能のチラ見せがあったっけな。どんな経験を積んで来たのか、まさか枕相手でもないだろう、エダでなくても気になる手練れのキス魔です（笑）。
そんな兄さまの暴走と自省はエダを混乱させるばかり。二人の歯車は、周囲も巻き込んでどうにも掛け違って行く。
女子扱いが複雑なアンディや気持ちを口にしたロウェンも、エダって本命外の相手には天然炸裂ですね。二人ともちょっと可哀そう。特にロウェン―株は上がったけれど･･･彼にはまだ一年あるから巻き返しせるか？。
しかし彼はエダがそれに応えなければ在校は全然問題ないのかしら？。
遠回しながらざくざく切り込むアナシスや小鹿なキースは、このままのポジションで？。
そうして三年生達はあっさり卒業してしまったけれど戦いはまだこれから。
次は今まで話だけしか出ていなかったお父様と、直接対決なのでしょうか。エダ、過去の条件を蒸し返したりされないといいけれど…と、不安が先走ってます。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
