のだけど、これを読んでいて映像が浮かんできた。
けど、これ読み終わった後もう一度映像観てみたら
こちらの方が全然細かい描写だった。
余りに自然で、全く気付かなかった。
むしろ勝手に脳内で補てんしてくれてた。
結局、新海絵に変換出来るような丁寧な文章を書いていたのだな、と。
そして、映像版が物足りないと思えるぐらい内容が充実している。
秒速とほしのこえ同様、映像在りきで創られたもの、だから
欲しいと思える内容を補てんしてくれている。
映像版しか観ていない人、まったくもって損している内容。

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雲のむこう、約束の場所 単行本 – 2005/12/26
新海誠監督の長編第2弾アニメーション『雲のむこう、約束の場所』待望の小説化!! 新海誠監修のもと、新進気鋭の作家・加納新太によって、青春や夢、喪失と挫折をあますところなく描いた一冊。
美しくも詩的なまでの新海ワールドが今ここに、小説となって結実する。
美しくも詩的なまでの新海ワールドが今ここに、小説となって結実する。
- 本の長さ382ページ
- 言語日本語
- 出版社エンターブレイン
- 発売日2005/12/26
- ISBN-104757725884
- ISBN-13978-4757725881
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登録情報
- 出版社 : エンターブレイン (2005/12/26)
- 発売日 : 2005/12/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 382ページ
- ISBN-10 : 4757725884
- ISBN-13 : 978-4757725881
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,041,161位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 169,468位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1973年長野県生まれ。映画監督・映像作家。ゲーム会社に勤める傍ら、自主制作アニメーション『ほしのこえ』を2002年に発表、数々の賞を受賞。04 年に『雲のむこう、約束の場所』で、毎日映画コンクール・アニメーション映画賞を受賞。07年『秒速5センチメートル』を公開し、ロングラン上映を記録。 『小説・秒速5センチメートル』で小説家としてもデビュー(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『ほしのこえ The voices of a distant star』(ISBN-10:4840131376)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2020年10月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2013年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あの夏の先を失ったために、主人公は宙ぶらりんのまま置き去りにされている。
そこで何回も夢想する。その世界には、成層圏を超えてそびえ立つ塔が見える。彼女はその世界のどこかで眠っており、
あの夏休みまでの日々を繰返している。友人は高校生でありながら優秀な研究者として夢の世界を探り、
バイト先の町工場のオヤジは実はテロ集団のボスになっている。
自分と彼女は、夢の中では互いに好意を寄せていることになっている。でも、もしあの夏の先があったら、自分は気持ちを告白できたのか、彼女が自分を好きになってくれたのか。
そこで、彼女がいなくならないままで少し先に時間を進めてみる。そして彼は失ったものが何かを理解する。
飛ぶはずも無い飛行機(普通、機体のほうが回転する)を駆って海峡を越え、夢を紡ぐ塔へと至る。
その周囲にはあの夏の先にあった世界があり、その世界で彼女は目覚めさせられる。
その世界で、彼女との別れを迎えさせる。
これによってようやく現実と統合される。
が、彼の喪失感は何等変わらない。
という物語なのかと思っていたが、違っていた。
そうか、こうもってくるか。。。
それとも、この物語も、結局は彼の夢のひとつなのか。
そこで何回も夢想する。その世界には、成層圏を超えてそびえ立つ塔が見える。彼女はその世界のどこかで眠っており、
あの夏休みまでの日々を繰返している。友人は高校生でありながら優秀な研究者として夢の世界を探り、
バイト先の町工場のオヤジは実はテロ集団のボスになっている。
自分と彼女は、夢の中では互いに好意を寄せていることになっている。でも、もしあの夏の先があったら、自分は気持ちを告白できたのか、彼女が自分を好きになってくれたのか。
そこで、彼女がいなくならないままで少し先に時間を進めてみる。そして彼は失ったものが何かを理解する。
飛ぶはずも無い飛行機(普通、機体のほうが回転する)を駆って海峡を越え、夢を紡ぐ塔へと至る。
その周囲にはあの夏の先にあった世界があり、その世界で彼女は目覚めさせられる。
その世界で、彼女との別れを迎えさせる。
これによってようやく現実と統合される。
が、彼の喪失感は何等変わらない。
という物語なのかと思っていたが、違っていた。
そうか、こうもってくるか。。。
それとも、この物語も、結局は彼の夢のひとつなのか。
2017年2月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新海誠の小説は映画を観てから読む場合と映画を観ていない場合とで感想は大きく異なることだろう。
後者の場合はおそらく読み辛いことが予想される。この小説では、はじめに現在大人の主人公が登場し、物語の9割は少年期における彼らの回想となる。つまり、我々読者は回想中での時間の移ろいを追うことになる。〜だった、〜だった。という表現が多いのだ。映画を視聴して作品の全体像が見えていないとやや苦痛に感じる部分があるかもしれない。秒速や言の葉の小説とは違い現在進行形で書かれていないのは面白い構成ではあるがそれが仇になっているとも感じた。
内容は非常に良かった。
新海誠の映画作品は登場人物に命を吹き込まない、何が好きで何が嫌いとか彼らの生活感が感じられない叙述的なものだと私は感じている。彼らの出会いや高校生活の過ごし方、どんな風に育って来たか、何故彼らは飛行機をつくる技術を知っていたのか。などなど映画では語られない詳細な彼らの半生を細かく文字に起こしてあるのがこの小説版である。
映画で疑問が残った人には手に取るべき価値のある内容であると確信している。
後者の場合はおそらく読み辛いことが予想される。この小説では、はじめに現在大人の主人公が登場し、物語の9割は少年期における彼らの回想となる。つまり、我々読者は回想中での時間の移ろいを追うことになる。〜だった、〜だった。という表現が多いのだ。映画を視聴して作品の全体像が見えていないとやや苦痛に感じる部分があるかもしれない。秒速や言の葉の小説とは違い現在進行形で書かれていないのは面白い構成ではあるがそれが仇になっているとも感じた。
内容は非常に良かった。
新海誠の映画作品は登場人物に命を吹き込まない、何が好きで何が嫌いとか彼らの生活感が感じられない叙述的なものだと私は感じている。彼らの出会いや高校生活の過ごし方、どんな風に育って来たか、何故彼らは飛行機をつくる技術を知っていたのか。などなど映画では語られない詳細な彼らの半生を細かく文字に起こしてあるのがこの小説版である。
映画で疑問が残った人には手に取るべき価値のある内容であると確信している。
2015年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画では見られ無かった部分も読めてとても良かったです。
特に、学生に読んでもらいたいなと思いました。
特に、学生に読んでもらいたいなと思いました。
2008年1月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画を観ただけでは物語として消化不良だったところ
映画のその後が少し書かれている、とか
浩紀の東京での高校生活が書かれている、とか
そのような情報をあったのでこの本を買いました。
映画を見終わった時点で
「これは村上春樹の『ノルウェーの森』なんだ」
という感想を持ってしまった自分には特に
暗い高校生活を送る(表向きはうまくやるのだが)
浩紀とその生活に関わる「水野理佳」とい宇登場人物は
本当に『ノルウェーの森』のワタナベとミドリそのままだった。
それでも映画を観て物語の把握がしやすかったし面白かったので、
400ページ弱のこの本を5時間ぐらいで一気に読み切りました。
つまらなければそんなことできないわけなので
やっぱり面白かった、ってことだと思います。
映画のその後が少し書かれている、とか
浩紀の東京での高校生活が書かれている、とか
そのような情報をあったのでこの本を買いました。
映画を見終わった時点で
「これは村上春樹の『ノルウェーの森』なんだ」
という感想を持ってしまった自分には特に
暗い高校生活を送る(表向きはうまくやるのだが)
浩紀とその生活に関わる「水野理佳」とい宇登場人物は
本当に『ノルウェーの森』のワタナベとミドリそのままだった。
それでも映画を観て物語の把握がしやすかったし面白かったので、
400ページ弱のこの本を5時間ぐらいで一気に読み切りました。
つまらなければそんなことできないわけなので
やっぱり面白かった、ってことだと思います。
2007年10月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まあ小説としての出来は多少甘いものもあったかも知れませんが、
この作品自体に大分ほれ込んでいる僕としてはかなり面白かったです。
原作では描かれていない拓也と浩紀、そしてサユリとの出会いや、
飛行機作りの理由、物語のその後など「雲のむこう」という作品がこれで
補完された感じです。
村上春樹の小説が好きな方なら楽しめるんじゃないでしょうか?
原作のアニメを見ていない方はまずそちらから入ることをお勧めします。
この作品自体に大分ほれ込んでいる僕としてはかなり面白かったです。
原作では描かれていない拓也と浩紀、そしてサユリとの出会いや、
飛行機作りの理由、物語のその後など「雲のむこう」という作品がこれで
補完された感じです。
村上春樹の小説が好きな方なら楽しめるんじゃないでしょうか?
原作のアニメを見ていない方はまずそちらから入ることをお勧めします。
2020年5月17日に日本でレビュー済み
新海誠氏の作品をを最初に見たのは雲のむこう、約束の場所の映画版でしたが、それから小説版も読了しました。アニメ版とは少し内容が違いますが、こちらの方が詳細な背景も描かれており、感じるものがまた一段と深いです。
2009年6月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アニメがあまりに美しいので、つい買ってしまいました。
主人公の心理が細かくわかるけども、アニメとちょっとズレがあるようにも感じます。
ヴェラシーラをつくるのを止めるあたりの対立がアニメより詳細かつ悲しいです。
主人公の心理が細かくわかるけども、アニメとちょっとズレがあるようにも感じます。
ヴェラシーラをつくるのを止めるあたりの対立がアニメより詳細かつ悲しいです。