日本語を自在に使えるネイティブアメリカンの書いた日本語の本。
とても面白かったです。
アメリカ人である著者から見た日本がどのように見えているのか。
また彼の母国であるアメリカをどう見ているのか。
それらを「日本語」で表現している点が特に面白い。
そもそも、アメリカ人が日本語で本を書くってこと自体が少ないので、それだけでもとても興味深いものだと思います。
全く違った文化で育った著者が「日本語」という文化で表現したものに触れることで、新たな価値観に触れることが出来ました。
これは買って損はないと思います。
あとサラッと読めるので、通勤時間等に読むのにも最適だと思いますね。
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アーサーの言の葉食堂 単行本(ソフトカバー) – 2013/8/1
アーサー・ビナード
(著)
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日本在住のアメリカ詩人アーサー・ビナード氏が、日本やアメリカや世界のさまざまな場所で出合った言葉の向こうにある
世界を描き出した珠玉のエッセイ集です。
ビナード氏は、アメリカ生まれながら日本語で詩・韻文を綴る完璧なバイリンガル詩人で、2001 年に中原中也賞を受賞して広く
世に知られるようになった方。本書を読んでも分かりますが、彼の日本語の知識や感覚は下手な日本人をはるかに凌駕しており、
彼の書く文章は凛として、典雅な味わいすらあります。
同時に、彼は"異邦人"としての視点も忘れません。世間の"空気"や"流れ"に流されず、日本を、世界を見つめます。
生活の中で出会った何気ない言葉に、日英語の違いをつくづく感じたり、時には犯罪的な欺瞞を見抜いたり――数々のそういった
発見を彼独特のユーモアにくるんで読者に差し出してきます。
このエッセイ集は、そんなビナード氏が、アルクの会報誌で2005年から掲載してきた大人気連載「日々のとなり」を
再構成して加筆したもの。
ビンラディン・ドリンクを疑わしげな目で眺め、エネルギー関係の専門家に慣用句「這っても黒豆」を思い出し、
ブドカンと称される世界の果てのロック楽園をイメージした少年時代を振り返る――詩人が差し出す不可思議な言葉、
刺激的な言葉、そして時には毒入りの言葉を噛みしめるうち、しみじみ心の滋養となること請け合いの本なのです。
世界を描き出した珠玉のエッセイ集です。
ビナード氏は、アメリカ生まれながら日本語で詩・韻文を綴る完璧なバイリンガル詩人で、2001 年に中原中也賞を受賞して広く
世に知られるようになった方。本書を読んでも分かりますが、彼の日本語の知識や感覚は下手な日本人をはるかに凌駕しており、
彼の書く文章は凛として、典雅な味わいすらあります。
同時に、彼は"異邦人"としての視点も忘れません。世間の"空気"や"流れ"に流されず、日本を、世界を見つめます。
生活の中で出会った何気ない言葉に、日英語の違いをつくづく感じたり、時には犯罪的な欺瞞を見抜いたり――数々のそういった
発見を彼独特のユーモアにくるんで読者に差し出してきます。
このエッセイ集は、そんなビナード氏が、アルクの会報誌で2005年から掲載してきた大人気連載「日々のとなり」を
再構成して加筆したもの。
ビンラディン・ドリンクを疑わしげな目で眺め、エネルギー関係の専門家に慣用句「這っても黒豆」を思い出し、
ブドカンと称される世界の果てのロック楽園をイメージした少年時代を振り返る――詩人が差し出す不可思議な言葉、
刺激的な言葉、そして時には毒入りの言葉を噛みしめるうち、しみじみ心の滋養となること請け合いの本なのです。
- 本の長さ207ページ
- 言語日本語
- 出版社アルク
- 発売日2013/8/1
- 寸法13.5 x 1.8 x 19.8 cm
- ISBN-104757422369
- ISBN-13978-4757422360
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登録情報
- 出版社 : アルク (2013/8/1)
- 発売日 : 2013/8/1
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 207ページ
- ISBN-10 : 4757422369
- ISBN-13 : 978-4757422360
- 寸法 : 13.5 x 1.8 x 19.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 448,126位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 13,525位エッセー・随筆 (本)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2013年10月8日に日本でレビュー済み
ずっと噛みしめていたい飽きのこない「言の葉」。
原材料にとことんこだわった美味なるエッセイ。
とありますが読んでみて随分スパイスが強いなと思いました。
アメリカ、安倍首相、マスコミ推しで今話題のTPPを
「ただの・ペテン・パートナーシップ」とユーモアに批評したり。
こういった鮮度の良いネタもあります。
「確かにペテンだ!」思わず納得してしまったページです。
ただ、色んなところで原発ネタが出てきたり、外国人の視点から
日本語や和製英語の指摘が多いので、凝ってます。
この本的に言うならスパイスが強い。
異邦人としての視点を忘れないというのも納得で日本語が流暢ながら
イルカがコック姿になっている看板を見て、呵責に苦しむ顔付きになって
拒否反応をしたり、イルカショーでこき使うなどと、
アメリカ人正義感によって日本、日本文化について批評する場面も
結構あります。しかも結構厳しく批判したりもします。
異邦人(アメリカ人)だから容赦がないです。
著者は環境問題にも関心が高く、よくある左の人には向いている本のような気がします。
日本を良く知り、日本語をすらすら書けるアメリカ人視点の本という
意味では良いのですが、癖のある味に仕上がってます。
受ける人には受けるけれど受けない人には受けないのではないか
そういう風に感じ取れなくもなかったです。
評価が難しいので☆3です。
原材料にとことんこだわった美味なるエッセイ。
とありますが読んでみて随分スパイスが強いなと思いました。
アメリカ、安倍首相、マスコミ推しで今話題のTPPを
「ただの・ペテン・パートナーシップ」とユーモアに批評したり。
こういった鮮度の良いネタもあります。
「確かにペテンだ!」思わず納得してしまったページです。
ただ、色んなところで原発ネタが出てきたり、外国人の視点から
日本語や和製英語の指摘が多いので、凝ってます。
この本的に言うならスパイスが強い。
異邦人としての視点を忘れないというのも納得で日本語が流暢ながら
イルカがコック姿になっている看板を見て、呵責に苦しむ顔付きになって
拒否反応をしたり、イルカショーでこき使うなどと、
アメリカ人正義感によって日本、日本文化について批評する場面も
結構あります。しかも結構厳しく批判したりもします。
異邦人(アメリカ人)だから容赦がないです。
著者は環境問題にも関心が高く、よくある左の人には向いている本のような気がします。
日本を良く知り、日本語をすらすら書けるアメリカ人視点の本という
意味では良いのですが、癖のある味に仕上がってます。
受ける人には受けるけれど受けない人には受けないのではないか
そういう風に感じ取れなくもなかったです。
評価が難しいので☆3です。
2014年2月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大変申し訳ございません。
アーサー氏にサインを頼むため、手を離れていますので、まだ読んでいない状態です。
しかし今までにも何冊かの著書を読んでいますので、恐らく満足させて貰えるのではないかと思っているのです。
アーサー氏にサインを頼むため、手を離れていますので、まだ読んでいない状態です。
しかし今までにも何冊かの著書を読んでいますので、恐らく満足させて貰えるのではないかと思っているのです。
2013年8月20日に日本でレビュー済み
素敵な、エコロジーなイメージの表紙、写真、レイアウト。そして面白く興味深い、路上観察で見つけた、奥深く珍妙な言葉の印象的な看板やポスターの写真。そこからどんどん湧いてくる言葉への考察。
著者は言葉の世界の哲学者なのだ・・と想像をめぐらして、新鮮な思いで読ませていただいています。
何気なく暮らす日常生活から、知らない間に(知らないふりを決め込む?)身近に迫りくる、原発の恐怖、自然の荒廃、政治家の言葉の虚実など、鋭くえぐる批評性には舌を巻きます。
私事ですが、今、NHKラジオで「英語で読む村上春樹」を聴いています。
日本とアメリカの文化や環境の違いなど、どう訳しても伝わりきれない部分を、
外国の方がどう翻訳するのかな?・・面白い視点のラジオ講座です。
その影響もあるのか、年齢を重ねている割に、言葉に対するセンスが浅すぎる自分を省みてます。
著者の鋭くイマジネーション豊かな言葉の推察力は、社会を映す鏡でもあります。
ほんわかムードな言語エッセイと思って手にしたら、それだけじゃない。
スケールが大きい手ごわい問題まで包括しているので驚きです。
「ビン・ラディン」「原発」「TPP」など、想像しなかった刺激的な言葉や考察には思わず目が覚めました。
著者は言葉の世界の哲学者なのだ・・と想像をめぐらして、新鮮な思いで読ませていただいています。
何気なく暮らす日常生活から、知らない間に(知らないふりを決め込む?)身近に迫りくる、原発の恐怖、自然の荒廃、政治家の言葉の虚実など、鋭くえぐる批評性には舌を巻きます。
私事ですが、今、NHKラジオで「英語で読む村上春樹」を聴いています。
日本とアメリカの文化や環境の違いなど、どう訳しても伝わりきれない部分を、
外国の方がどう翻訳するのかな?・・面白い視点のラジオ講座です。
その影響もあるのか、年齢を重ねている割に、言葉に対するセンスが浅すぎる自分を省みてます。
著者の鋭くイマジネーション豊かな言葉の推察力は、社会を映す鏡でもあります。
ほんわかムードな言語エッセイと思って手にしたら、それだけじゃない。
スケールが大きい手ごわい問題まで包括しているので驚きです。
「ビン・ラディン」「原発」「TPP」など、想像しなかった刺激的な言葉や考察には思わず目が覚めました。
2013年9月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アングロサクソン人から見た日本における英語の誤用の指摘が多く、ちょっと辟易させられる。日本は英語圏ではないので、そこで使われている英語(らしきもの)はすべて日本語なのである。いわば、英語にインスピレーションを得て独自の「詩的な?」表現を新しく産み出す日本人の造語能力の高さを評価して欲しかった。
「現金」(げんなま)を「現生」と標記するこの詩人の造語能力を誰も咎めはしないし、むしろ「おお、さすが詩人!」と褒める大らかさが私たちにはあるのだが、その大らかさを以てしても、腰巻きに書かれている、厳選された素材がシェフの腕で素晴らしい料理となって供される食堂とはどうしても思えない。「コトバ尻食堂」ならまだしも羊頭狗肉にならないかも。
言の葉のセンスとは関係ないが、日本語で頑張っているハンディと、旺盛な批判精神に免じて二つ星。本当はレストランなら五つ星であって欲しいところ。
「現金」(げんなま)を「現生」と標記するこの詩人の造語能力を誰も咎めはしないし、むしろ「おお、さすが詩人!」と褒める大らかさが私たちにはあるのだが、その大らかさを以てしても、腰巻きに書かれている、厳選された素材がシェフの腕で素晴らしい料理となって供される食堂とはどうしても思えない。「コトバ尻食堂」ならまだしも羊頭狗肉にならないかも。
言の葉のセンスとは関係ないが、日本語で頑張っているハンディと、旺盛な批判精神に免じて二つ星。本当はレストランなら五つ星であって欲しいところ。
2014年4月12日に日本でレビュー済み
この著者の詩集『
釣り上げては
』を読んで、日本語の奥深い可能性に気づかされて胸の熱くなる思いをしたのが今から11年前のことです。以来、『
空からやってきた魚
』、『
日本語ぽこりぽこり
』、『
亜米利加ニモ負ケズ
』といった随筆集も手にしてきました。アメリカ人の著者に日本語の美しさを幾度も幾度も教えられた気がします。
昨2013年8月に上梓されたこの『アーサーの言の葉食堂』でも著者の丁寧な日本語の筆致は変わりません。ですが最近は青森放送と文化放送でラジオコメンテーター、そしてTBSの『サンデー・モーニング』でTVコメンテーターを務める著者らしく、東日本大震災以降の日本を憂えた政治的な発言が目立つのが特徴といえます。
政府や電力会社の原発計画、TPP交渉には明確にNOをつきつける著者。しかしいかんせん、各随想に充てられる紙数には限りがあり、著者の論理展開には端折りが目立つ気がします。
「原子力の低コスト説はウソで塗り固められた粉飾決算であることを、こっちが冷静に実証しても、『原発のないエネルギー政策は考えられない!』と、専門家たちはよけいに声を張り上げる」(19頁)
そう著者は筆を進めていますが、その「実証」の論理展開については書かれていません。それだけに、――私自身、現在の原発政策には大いに懐疑的ではあるものの――著者の筆には説得力が十分備わっていない印象が残り、原発積極推進派の読者の理解を得るのは難しいと思います。
複雑な政策や外交を論じるにはもう少し紙幅に余裕のある場でしたほうがよかったのではないでしょうか。
なお余談ですが、「ビルヂング」の綴りについて語ったくだり(「片仮名スヰッチ」)で「大名古屋ビルヂング」が2012年秋に解体されたということを初めて知りました。しかも著者はその地下にあったレストラン「ボンベイ」で何回か「カリー」を食したとあります。私はあの店が開店した1982年8月の1カ月間、アルバイトで働いたことがあります。18歳だった頃です。なんだか心が甘酸っぱくなりました。
昨2013年8月に上梓されたこの『アーサーの言の葉食堂』でも著者の丁寧な日本語の筆致は変わりません。ですが最近は青森放送と文化放送でラジオコメンテーター、そしてTBSの『サンデー・モーニング』でTVコメンテーターを務める著者らしく、東日本大震災以降の日本を憂えた政治的な発言が目立つのが特徴といえます。
政府や電力会社の原発計画、TPP交渉には明確にNOをつきつける著者。しかしいかんせん、各随想に充てられる紙数には限りがあり、著者の論理展開には端折りが目立つ気がします。
「原子力の低コスト説はウソで塗り固められた粉飾決算であることを、こっちが冷静に実証しても、『原発のないエネルギー政策は考えられない!』と、専門家たちはよけいに声を張り上げる」(19頁)
そう著者は筆を進めていますが、その「実証」の論理展開については書かれていません。それだけに、――私自身、現在の原発政策には大いに懐疑的ではあるものの――著者の筆には説得力が十分備わっていない印象が残り、原発積極推進派の読者の理解を得るのは難しいと思います。
複雑な政策や外交を論じるにはもう少し紙幅に余裕のある場でしたほうがよかったのではないでしょうか。
なお余談ですが、「ビルヂング」の綴りについて語ったくだり(「片仮名スヰッチ」)で「大名古屋ビルヂング」が2012年秋に解体されたということを初めて知りました。しかも著者はその地下にあったレストラン「ボンベイ」で何回か「カリー」を食したとあります。私はあの店が開店した1982年8月の1カ月間、アルバイトで働いたことがあります。18歳だった頃です。なんだか心が甘酸っぱくなりました。
2013年8月8日に日本でレビュー済み
アーサーさんの日本語に対する造詣の深さは、これまで出された数々の著作で証明済みですが、アーサーさんは英語のネイティブであり、日本語の前にイタリア語を学んだ、いわゆるポリグロット(多言語話者)です。
この本は、そんなポリグロットなアーサーさんの魅力がよく表れていると思いました。アーサーさんが日本中を旅して見かけた、ちょっと気になる日本語の看板や英語の表記などを、恐らくアーサーさんが自分で撮影したのであろう写真と一緒に紹介されています。
特に面白いなと思ったのは、和製英語に関するものです。
日本語では、もともとの英語などが長い場合、短くして使うことがよくあります。例えばスーパーマーケット(supermarket)を単にスーパー(super)と言ったりしますが、これだと「すばらしい」といった程度の大きさを指す意味になってしまいます。アーサーさんが町で見かけたのは、「ミニスーパー」(mini super)という看板。「ストア」よりももう少し「雰囲気」のほしい店主が苦心の末に名付けたのでしょうが、そのまま外国人が見ると「小型超大型?」のように感じてしまうそうです。
また、ホテルの受付(front desk)は単にフロント(front)と言ったりしますが、frontには犯罪組織の隠れ蓑、ダミー会社の意味もあり、使い方に注意すべしとのことです。
こんな感じで言葉に関する話が国境を越えて縦横無尽に広がるエッセイが続きます。英語のニュアンスや日本語の奥深さなど、言葉好きの人は大いに楽しめる本だと思います。
この本は、そんなポリグロットなアーサーさんの魅力がよく表れていると思いました。アーサーさんが日本中を旅して見かけた、ちょっと気になる日本語の看板や英語の表記などを、恐らくアーサーさんが自分で撮影したのであろう写真と一緒に紹介されています。
特に面白いなと思ったのは、和製英語に関するものです。
日本語では、もともとの英語などが長い場合、短くして使うことがよくあります。例えばスーパーマーケット(supermarket)を単にスーパー(super)と言ったりしますが、これだと「すばらしい」といった程度の大きさを指す意味になってしまいます。アーサーさんが町で見かけたのは、「ミニスーパー」(mini super)という看板。「ストア」よりももう少し「雰囲気」のほしい店主が苦心の末に名付けたのでしょうが、そのまま外国人が見ると「小型超大型?」のように感じてしまうそうです。
また、ホテルの受付(front desk)は単にフロント(front)と言ったりしますが、frontには犯罪組織の隠れ蓑、ダミー会社の意味もあり、使い方に注意すべしとのことです。
こんな感じで言葉に関する話が国境を越えて縦横無尽に広がるエッセイが続きます。英語のニュアンスや日本語の奥深さなど、言葉好きの人は大いに楽しめる本だと思います。
2013年9月19日に日本でレビュー済み
外国人でありながら日本語でこれだけの文章が書ける、著者の語学習得の努力には頭が下がる
文章も読みやすくて面白い
ただエッセイなので、それほど感銘を与えるというものでもなく、時間つぶしの為に鞄の中に一冊・・・
その程度のものだとは思う
でも
外国人から見た、日本人の間違った英語の使い方には、なるほどとも思うし、笑ってしまったりもして
そこの部分には参考になったし考えさせられた
文章も読みやすくて面白い
ただエッセイなので、それほど感銘を与えるというものでもなく、時間つぶしの為に鞄の中に一冊・・・
その程度のものだとは思う
でも
外国人から見た、日本人の間違った英語の使い方には、なるほどとも思うし、笑ってしまったりもして
そこの部分には参考になったし考えさせられた