何かいているのか1/10もわからなかった。意味と情報の違いはわかった。他の人のレビューで重要だと言われていることで本書の序盤に出てくることはわかった。
1/3読んだところで脱落した。賢い人のガイドとしての解説を求める。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
基礎情報学―生命から社会へ 単行本 – 2004/2/1
西垣 通
(著)
ダブルポイント 詳細
情報工学と社会情報学の間をつなぐ架け橋としての「基礎情報学」。本書は、情報およびそれを支えるメディアを統一的・体系的に考察する。基礎情報学は「生物とはいったい何か」という問い直しから出発し、「社会システム」へとテーマを展開していく。 パソコンやインターネットの急速な普及により、いまや、あらゆる学問分野がITベースに組み替えられている。21世紀は情報学の時代だという声も、あながち誇張ではない。既存の諸学問分野をIT利用を前提として並列的・表面的につないだだけの概念ではなく、「情報から出発する思考」のもつ、本質的な意義と限界線を探ろうとする意欲作!
- 本の長さ235ページ
- 言語日本語
- 出版社NTT出版
- 発売日2004/2/1
- ISBN-104757101201
- ISBN-13978-4757101203
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
メディア掲載レビューほか
基礎情報学
科学や工学,あるいは社会学の見地から研究テーマとなっている情報。そうした研究のベースとなる「基礎情報学」を論じた書である。情報が受け手にとってどのような意味を持ち,作用するか,そして情報の意味がいかに伝達されるのかを考察している。情報を生命情報,社会情報,機械情報に分類し,情報の意味が生まれ,伝播し,捨てられていく過程を問う。ヒトを生物としてとらえ,生命情報から出発しているのが特徴だ。今後のインターネット・コミュニケーションについての考察が興味深い。
科学や工学,あるいは社会学の見地から研究テーマとなっている情報。そうした研究のベースとなる「基礎情報学」を論じた書である。情報が受け手にとってどのような意味を持ち,作用するか,そして情報の意味がいかに伝達されるのかを考察している。情報を生命情報,社会情報,機械情報に分類し,情報の意味が生まれ,伝播し,捨てられていく過程を問う。ヒトを生物としてとらえ,生命情報から出発しているのが特徴だ。今後のインターネット・コミュニケーションについての考察が興味深い。
(日経バイト 2004/06/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
内容(「MARC」データベースより)
基礎情報学は、情報学の基層をなす学問である。情報科学や情報工学、メディア論などとは異なる観点から、情報、メディア、コミュニケーションというものをラディカルに捉え直す。全く新しい「学」の地平が今、拓かれる。
登録情報
- 出版社 : NTT出版 (2004/2/1)
- 発売日 : 2004/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 235ページ
- ISBN-10 : 4757101201
- ISBN-13 : 978-4757101203
- Amazon 売れ筋ランキング: - 299,861位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 271位情報社会
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年5月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
情報学の基礎を論じている、世界水準を超えている。先行業績をくまなく狩猟し、哲学的な思考を経たうえでの明快な主張である。<情報>の定義が見事である。これによって生物がパターンを作るパターンであると。自己回帰的、自己再生的、自己言及的な論旨である。生物の外部から情報を眺めるのでなく、生物の内部に視点を移動して情報論を構築する、世界標準を凌駕している。分離融合の存在であると著者は自らのポジションを明確に定めておられる。社会へ実業の世界へ籍を置いた強みがある、象牙の塔でない、実務に裏付けされた確かな論理が展開される。情報の定義 "Information"の言葉からも明快だろう、㏌にformである、これは本書を査読していただくほかない。極めてエキサイティングな知的に論理で説明を与えており、有効である。続・基礎情報学も発刊されている。
著者は情報工学,応用情報学,社会情報学という 3 分野を通底する基礎となる情報学を標榜されている。
あたらな学問を構築する志が伝わる本書は、見事な入口である,「オートポイエーシス」を基盤として生命体に基礎をおいた情報論は大変に入りやすい,内容は抽象的であり、理系的な話が続々と展開されるが、文系の人間にも十分読み込める。文理融合をめざし、ある程度成功していると思われる。 著者が若かりし頃、理科的な時代の「デジタル・ナルシス」,「ペシミスティック・サイボーグ」などより円熟した著書の成長の足跡が感じられる好著である。
著者は情報工学,応用情報学,社会情報学という 3 分野を通底する基礎となる情報学を標榜されている。
あたらな学問を構築する志が伝わる本書は、見事な入口である,「オートポイエーシス」を基盤として生命体に基礎をおいた情報論は大変に入りやすい,内容は抽象的であり、理系的な話が続々と展開されるが、文系の人間にも十分読み込める。文理融合をめざし、ある程度成功していると思われる。 著者が若かりし頃、理科的な時代の「デジタル・ナルシス」,「ペシミスティック・サイボーグ」などより円熟した著書の成長の足跡が感じられる好著である。
2018年1月17日に日本でレビュー済み
何を言っているのか全く分かりませんでした。
私はやはり.....
私はやはり.....
2004年7月19日に日本でレビュー済み
本書は読み方次第で、賛否両論があろう。残念ながら、本書の議論は情報学原論としての世界的水準を超えてはいない。先行した情報の哲学(PI)という哲学領域が誕生していまだ5年しか経ないが、イタリア出身のルチアーノ・フロリディが著わしたPhilosophy and Computing: an introduction (1999)と共有する問題構制が似ているが、基礎付けとしての<情報>の定義がない。現象学とメタ理論、もとより物理学と数学の派生領域でもある。現象説明の不安定性に着目し、コミュニケーション回路の直截性の誤読を精確に位置付けなおすことから議論は始まる。着目した観点は面白いが、基礎付けに再検討が必要であろう。情報の学的位置づけと定義は上述のフロリディが現わしたOxford University PressのShort series "Information"での定義とその図示が一貫し、体系と観察地点の違いによる定義の異動を明快にかつ論理的に定義と説明を与えており、有効である。
DIKW(Data, Information, Knowledge, Wisdom)を説明したモデルは、デルファイ法によって世界中の情報学者の見解を集約して定義し(アメリカ情報学会論文誌JASIS&Tで公表)、HPページを公開したイスラエルの学者Zinsの一連の論文が最低であろう。
DIKW(Data, Information, Knowledge, Wisdom)を説明したモデルは、デルファイ法によって世界中の情報学者の見解を集約して定義し(アメリカ情報学会論文誌JASIS&Tで公表)、HPページを公開したイスラエルの学者Zinsの一連の論文が最低であろう。
2006年5月14日に日本でレビュー済み
生命とは何か? 生きているとはどういうことか? 物質と生命はどのような関係にあるか? こういうことを考えている知の探究者にとっては、本書は必読の書です。
「情報の本質は、生物が主観的に内部形成する「生物にとっての価値」を表すものであって、外部世界に客観的に存在するものではない。」
筆者が力説するこの説は、もっともっと世界中に広まるべきでしょう。それによって生物も人間も「機械的システム」ではないということがわかり、現代人はニヒリズムから救われるでしょう。
本書の62ページから引用します。
いま生命体がたまたまある情報(パターン)に遭遇したとしよう。過去の体験つまり習慣からすると、その情報は意味があるかもしれないし、あまりないかもしれない。解釈者たる生命体は、そこで一種の選択行為をおこなうことになる。具体的には、捕食行為だったり、逃避行動だったりする。「複数の選択肢のなかからあるものを選ぶ」という行為が、意味解釈なのである。実行した選択行為が生存に有利であれば、その解釈者は生き残るであろう。同じ情報(パターン)に対して同じ選択行為を繰り返し、子孫を残すことができるであろう。その情報(パターン)と該当する選択行為とは一体となって「意味内容」を構成し、種(遺伝的集団)のレベルではやがてゲノムにも反映され、世代をこえて継承されていく。
実に大胆な言葉です。「意味内容」がゲノムにも反映されていくというのです。生物は利己的遺伝子の乗り物ではない。生命が遺伝子を変えていくのです。主体は生命のほうにあるのです。生物とは「価値」を生み出す存在なのです。私はこれが科学的に証明される日を待ち望んでいます。
「情報の本質は、生物が主観的に内部形成する「生物にとっての価値」を表すものであって、外部世界に客観的に存在するものではない。」
筆者が力説するこの説は、もっともっと世界中に広まるべきでしょう。それによって生物も人間も「機械的システム」ではないということがわかり、現代人はニヒリズムから救われるでしょう。
本書の62ページから引用します。
いま生命体がたまたまある情報(パターン)に遭遇したとしよう。過去の体験つまり習慣からすると、その情報は意味があるかもしれないし、あまりないかもしれない。解釈者たる生命体は、そこで一種の選択行為をおこなうことになる。具体的には、捕食行為だったり、逃避行動だったりする。「複数の選択肢のなかからあるものを選ぶ」という行為が、意味解釈なのである。実行した選択行為が生存に有利であれば、その解釈者は生き残るであろう。同じ情報(パターン)に対して同じ選択行為を繰り返し、子孫を残すことができるであろう。その情報(パターン)と該当する選択行為とは一体となって「意味内容」を構成し、種(遺伝的集団)のレベルではやがてゲノムにも反映され、世代をこえて継承されていく。
実に大胆な言葉です。「意味内容」がゲノムにも反映されていくというのです。生物は利己的遺伝子の乗り物ではない。生命が遺伝子を変えていくのです。主体は生命のほうにあるのです。生物とは「価値」を生み出す存在なのです。私はこれが科学的に証明される日を待ち望んでいます。
2007年9月29日に日本でレビュー済み
「基礎情報学」とは野心的なタイトルである.著者は情報工学,応用情報学,社会情報学という 3 分野の基礎となるべき,あらたな学問をめざしている.しかし,あたらしい学問をうちたてるのは容易なことではない.残念ながら本書はそのほんの入口でおわってしまっている.精密な議論をめざしてはいるが,私には十分な説得力があるようにはおもえない.たとえば,「オートポイエーシス」を基盤とするのであれば,「種々見解が分かれ」ている「オートポイエーシス」という概念をもっと明確化する必要があるのではないだろうか.
「基礎」をめざしている以上,いたしかたないことかもしれないが,本書の内容は抽象的であり,具体的な話題はかぎられている.この本も文理融合をめざしているといえるが,西垣の著書のなかでは著者がもっと 「理科」にちかかった時代の「デジタル・ナルシス」,「ペシミスティック・サイボーグ」などの著書により魅力を感じる.
「基礎」をめざしている以上,いたしかたないことかもしれないが,本書の内容は抽象的であり,具体的な話題はかぎられている.この本も文理融合をめざしているといえるが,西垣の著書のなかでは著者がもっと 「理科」にちかかった時代の「デジタル・ナルシス」,「ペシミスティック・サイボーグ」などの著書により魅力を感じる.
2006年8月17日に日本でレビュー済み
用語は難しいが主張は明確で、良く整理はされているが新鮮みはない。読んでいて、「ふむふむなるほど」と納得はするが、読み終えてもさしたる感動は残らない、そんな中庸の書といった印象が残る。
オートポイエーシスと生命記号論の組み合わせで論を展開する前半が良かっただけに、後半のメディア、特にマスメディアを一段高次の存在として位置づけたところは???、論の展開に少々無理があるようです。もっとも、階層的自律システムとしたところが本書の新味なので、このような展開となるのは必然なのかもしれませんが、もう少し違った展開もできるように感じました。次作に期待したいと思います。
本書の骨格となる「情報」と「意味」に関して、演繹的なまわりくどい定義でなく言い切ることができたなら、星5つだったのですが、これも次作にということで大いに期待したいと思います。
オートポイエーシスと生命記号論の組み合わせで論を展開する前半が良かっただけに、後半のメディア、特にマスメディアを一段高次の存在として位置づけたところは???、論の展開に少々無理があるようです。もっとも、階層的自律システムとしたところが本書の新味なので、このような展開となるのは必然なのかもしれませんが、もう少し違った展開もできるように感じました。次作に期待したいと思います。
本書の骨格となる「情報」と「意味」に関して、演繹的なまわりくどい定義でなく言い切ることができたなら、星5つだったのですが、これも次作にということで大いに期待したいと思います。
2004年5月18日に日本でレビュー済み
これはすごい本かもしれない、と思うのは自分だけだろうか。
まず本書では、「情報」という概念を緻密に定義する。著者は強調する、情報は生物の中に湧き起こるのであって、生物が外から与えられるのではない、と。著者の語りにより、「情報」という言葉に対して意識的にさせられてしまう。
また、生物と情報、ヒトと情報の関係へと視野を広げ、メディアやコミュニケーションを思考するラディカルさも必見だ。
これまでにこんな理論があっただろうか、「基礎情報学」という学問分野の確立に向けて、著者は本気だ。
まず本書では、「情報」という概念を緻密に定義する。著者は強調する、情報は生物の中に湧き起こるのであって、生物が外から与えられるのではない、と。著者の語りにより、「情報」という言葉に対して意識的にさせられてしまう。
また、生物と情報、ヒトと情報の関係へと視野を広げ、メディアやコミュニケーションを思考するラディカルさも必見だ。
これまでにこんな理論があっただろうか、「基礎情報学」という学問分野の確立に向けて、著者は本気だ。