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精神分析的心理療法の実践―クライエントに出会う前に 単行本 – 1999/9/5
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心理療法を始めるにあたって留意すべきこと,実行すべきことはどんな学派でも共通することが多くある。著者は精神分析的立場をとりながら,なるべく誰にでもわかるように面接から終結までを平易な言葉で解説している。それにもかかわらず内容には含蓄が多く,学派にとらわれない心理療法の入門・実践書の決定版。
1.本書の内容と狙い
どのような学派に基づくにせよ,心理療法の進め方について書くのは本当に難 しいのではないだろう か。心理療法は出会った2人の人それぞれの感受性や表現力によって,どのようにも動くものであり,どのように動かなければならないという定式はないか,あってもその実践的効果はごく限られたものである。したがって,どのような2人にも通用する一般論を書くのはほとんど不可能だと思えるほどである。そのせいか,これまで出されている心理療法の実践に関する著書や論文では,ずいぶんその著者の個人的見解や独特の進め方が強調されているように思う。そのほうが自然で無理がないともいえるし,そのほうがユニークで,熟達した心理療法家らしいともいえる。しかし一方で,基本や定式を知らないために失敗している心理療法に頻繁に出会うことも事実である。 たとえば,心理療法が成功するかしないかの決め手になるところの一つは,クライエントから反論や反発や拒否を示されたときの対応の仕方にあると思われるが,そこでとるべき基本的な対応を知らないために失敗している心理療法が意外に多いのである。このような状況を見ると,やはり独特な心理療法家の進め方以前に,定式はなんらか必要なのであり,それを伝えることも必要なのではないかと思える。さらに熟練した心理療法家の望ましい姿として,きわめて自然に,直感的に、相手に即して臨機応変に動きながら,かつ的確な応答や効率のよい進め方ができる,という姿が考えられる。そうなるためにも,訓練の初期のうちに,基本(理論に基づいた態度の枠組み)を身につけることが重要であるように思う。このような考えから本書では<, b>私の臨床実践と指導経験を基にしながらも,極力だれにでも通用する心理療法の基本を提示しようと試みた。初めてのクライエントに出会う前に,一通り頭に入れておいてほしいことを書いたつもりである。(「あとがき」より)
- ISBN-104753399060
- ISBN-13978-4753399062
- 出版社岩崎学術出版社
- 発売日1999/9/5
- 言語日本語
- 寸法14.8 x 1.5 x 21 cm
- 本の長さ175ページ
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出版社より
精神分析的立場をとりながら,誰にでもわかるように面接から終結までを平易な言葉で解説する

「あとがき」より
心理療法が成功するかしないかの決め手になるところの一つは,クライエントから反論や反発や拒否を示されたときの対応の仕方にあると思われるが,そこでとるべき基本的な対応を知らないために失敗している心理療法が意外に多いのである。このような状況を見ると,やはり独特な心理療法家の進め方以前に,定式はなんらか必要なのであり,それを伝えることも必要なのではないかと思える。さらに熟練した心理療法家の望ましい姿として,きわめて自然に,直感的に、相手に即して臨機応変に動きながら,かつ的確な応答や効率のよい進め方ができる,という姿が考えられる。そうなるためにも,訓練の初期のうちに,基本(理論に基づいた態度の枠組み)を身につけることが重要であるように思う。このような考えから本書では,私の臨床実践と指導経験を基にしながらも,極力だれにでも通用する心理療法の基本を提示しようと試みた。初めてのクライエントに出会う前に,一通り頭に入れておいてほしいことを書いたつもりである。
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改訂 精神分析的人格理論の基礎 | 力動的心理査定 | 改訂 ロールシャッハ法と精神分析 | ロールシャッハテストの所見の書き方 | ロールシャッハ法の最前線 | 発達精神病理学からみた精神分析理論 | |
カスタマーレビュー |
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価格 | ¥3,080¥3,080 | ¥4,950¥4,950 | ¥3,520¥3,520 | ¥2,750¥2,750 | ¥4,950¥4,950 | ¥5,500¥5,500 |
内容 | 刊行から8年,精神分析理論の「基本のキ」を実感的に理解できる本として定評のあるテキストの待望の改訂版。読者の意見も参考に,複雑で多岐にわたる精神分析理論の相互関係を,より結びつけてわかりやすく理解できるよう,多数の加筆修正を行い,図表を追加した。 | 精神分析的理論とそれに基づくロールシャッハ法解釈の技法と理論を「馬場法」として集大成したのが本書である。その技量を高めるために具体的に何をすればよいか,具体的かつ詳細に書いた本書は,ロールシャッハ法に関心を持ち,さらに深めたいと考える人たちの一助になるであろう。 | ロールシャッハ法にはきわめて個別的な,人のありようが反映される。同じ反応語でもその意味は,人によって,置かれた文脈によって異なってくる。ロールシャッハ法の第一人者が著した臨床心理学を学ぶ人・人間理解を志す人のための好適の書。 | 心理検査から理解されたことを関係者に伝達することは心理士にとって重要な課題である。本書はロールシャッハ反応の読み取り技法を解説しつつ,解釈を基にした所見のまとめ方に多くの紙面を割き,またディスカッションを通して様々な課題への対処法についてたくさんの知恵が提供されており,多くの臨床心理専門家の役に立つであろう。 | 計的頑強性やエビデンスをめぐって批判もある中,いまだ心理・精神臨床の現場で重用されているロールシャッハ法。本書はそうした批判も踏まえつつ,ロールシャッハ法の「各種基礎心理学との関係」「エビデンスについての現状」「今後の新たな展開」を3部構成で論じている。誕生から100年を迎えたロールシャッハ法の,現在と未来を伝える。 | 病理は発達様式を再現するという視点をフロイトが最初に示して以来,発達論は多様な変遷を遂げてきた。アンナ・フロイト,マーラー,クライン,ビオン,バリント,ウィニコット,コフート,カーンバーグ,サリヴァン,ミッチェル,ボウルビィ,フォナギー……。多くの理論を並列し,複雑で重層的な事象の多面的な理解を可能にする。 |

商品の説明
出版社からのコメント
第1章 精神分析的心理療法の原点
1.催眠療法から自由連想法へ 2.自由連想法と対面法
第2章 心理療法を開始するまで
1.各種心理療法に共通する原則 2.導入,動機づけ,合意,査定 3.目標の設定と治療同盟 4.現実問題への対処 5.心理療法の契約
第3章 初期の聴き方と構造の意味
1.聴き方と聴くことの意味 2.内的体験を聴く 3.契約とその心理的意味 4.生活史の聴き方
第4章 転移(その1)
1.転移の発生 2.陽性転移と陰性転移 3.感情の転移と防衛の転移 4.転移の扱い方全般について 5.転移現象の具体例(質問に答えて) 6.転移についての解釈 7.転移の展開と解消
第5章 転移(その2)
1.逆転移について 2.転移性神経症 3.転移の行動化 4.行動化の理解とその建設的な意味 5.行動化の意味の拡大 6.転移性の軽快・治癒
第6章 抵抗の意味と対応
1.抵抗 2.防衛抵抗(自我の抵抗) 3.超自我の抵抗 4.エスの抵抗 5.疾病利得性抵抗(二次的利得性抵抗) 6.反復強迫について(質問に答えて) 7.抵抗の扱い方まとめ 8.クライエントからの手紙・電話の扱い(質問に答えて) 9.転移性恋愛とクライエントからの贈り物について(質問に答えて) 10.他機関にかかるクライエントの扱い(質問に答えて)
第7章 介入と解釈・その1
1.「解釈」という用語をめぐって 2.セラピストの受動性と能動性 3.関わり一般について 4.明確化と直面化 5.解釈以前の関わり(質問に答えて) 6.解釈の原則 7.解釈と仮説
第8章 介入と解釈(その2:夢の解釈)
1.夢の扱いに関するこれまでの誤解 2.夢解釈の原則 3.クライエントの夢(質問に答えて)
第9章 徹底操作と終結
1.徹底操作 2.中断への対処 3.終結の時期(めやす) 4.お別れの作業
第10章 児童面接と親面接
1.児童治療における動機づけ 2.子どもの遊びの意味 3.親面接について
まとめ
あとがき
索引
内容(「MARC」データベースより)
レビュー
目次
第1章 精神分析的心理療法の原点
1.催眠療法から自由連想法へ 2.自由連想法と対面法
第2章 心理療法を開始するまで
1.各種心理療法に共通する原則 2.導入,動機づけ,合意,査定 3.目標の設定と治療同盟 4.現実問題への対処 5.心理療法の契約
第3章 初期の聴き方と構造の意味
1.聴き方と聴くことの意味 2.内的体験を聴く 3.契約とその心理的意味 4.生活史の聴き方
第4章 転移(その1)
1.転移の発生 2.陽性転移と陰性転移 3.感情の転移と防衛の転移 4.転移の扱い方全般について 5.転移現象の具体例(質問に答えて) 6.転移についての解釈 7.転移の展開と解消
第5章 転移(その2)
1.逆転移について 2.転移性神経症 3.転移の行動化 4.行動化の理解とその建設的な意味 5.行動化の意味の拡大 6.転移性の軽快・治癒
第6章 抵抗の意味と対応
1.抵抗 2.防衛抵抗(自我の抵抗) 3.超自我の抵抗 4.エスの抵抗 5.疾病利得性抵抗(二次的利得性抵抗) 6.反復強迫について(質問に答えて) 7.抵抗の扱い方まとめ 8.クライエントからの手紙・電話の扱い(質問に答えて) 9.転移性恋愛とクライエントからの贈り物について(質問に答えて) 10.他機関にかかるクライエントの扱い(質問に答えて)
第7章 介入と解釈・その1
1.「解釈」という用語をめぐって 2.セラピストの受動性と能動性 3.関わり一般について 4.明確化と直面化 5.解釈以前の関わり(質問に答えて) 6.解釈の原則 7.解釈と仮説
第8章 介入と解釈(その2:夢の解釈)
1.夢の扱いに関するこれまでの誤解 2.夢解釈の原則 3.クライエントの夢(質問に答えて)
第9章 徹底操作と終結
1.徹底操作 2.中断への対処 3.終結の時期(めやす) 4.お別れの作業
第10章 児童面接と親面接
1.児童治療における動機づけ 2.子どもの遊びの意味 3.親面接について
まとめ
あとがき
索引
著者について
1934年東京に生まれる。1958年慶応義塾大学社会学研究科心理学専攻・修士課程修了。同年慶応義塾大学医学部精神神経科勤務。同時に,三恵病院などにて精神科臨床に従事。1984年常磐大学人間科学部数授。1991年東京都立大学人文学部教授。1997年放送大学教育学部教授。2005年山梨英和大学大学院(臨床心理学専攻)教授。現職中野臨床心理研究室。
著書 「力動的心理査定―ロールシャッハ法の継起分析を中心に」「改訂ロールシャッハ法と精神分析」「改訂境界例―ロールシャッハテストと心理療法」「改訂精神分析的人格理論の基礎―心理療法を始める前に」(岩崎学術出版社)「心理療法と心理検査」(日本評論社)「精神力動論」(共著,金子書房)他
訳書 「精神分析的発達論の統合1」(P.タイソン/R.L.タイソン著),「芸術の精神分析的研究」(E.クリス著),「親-乳幼児心理療法」(D.スターン著),「発達精神病理学からみた精神分析理論」(P.フォナギー/M.ダルジェ著)(岩崎学術出版社)他
登録情報
- 出版社 : 岩崎学術出版社 (1999/9/5)
- 発売日 : 1999/9/5
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 175ページ
- ISBN-10 : 4753399060
- ISBN-13 : 978-4753399062
- 寸法 : 14.8 x 1.5 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 35,586位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 190位臨床心理学・精神分析
- - 818位心理学入門
- - 870位心理学の読みもの
- カスタマーレビュー:
著者について

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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
本書は、一般向けの新書なんかとちがって、この分野で学問を積んでいたり、カウンセリングなどを仕事にする、もしくはしている人を対象に書かれているようです。
しかし語り口が柔らかく、内容も具体的で読みやすく、また、無意味に抽象的だったり専門的だったりする用語を乱用していないため、その辺の一般向けの新書なんかよりもずっと分かりやすいです。
高度で専門的な内容を、一般人にも分かるように伝えてくれる。
簡単なようで、なかなか、出来る人っていませんよね。
また、こういう硬い性質の内容にもかかわらず、文章のところどころや行間に、著者の実地での苦労や誠実な人柄がにじみ出ていて、気が付いたらファンになっていました。
当時は読み切れなかったのですが、カウンセリングの勉強を重ねながら、少しずつ
カウンセラーとしての実務を積み上げながら...やっと、少しだけ実感をもって読み
解けるようになってきたような気がします。
いまは、
ソファーを使っての自由連想法という精神分析の手法は主流ではないのですが、
それでも、フロイトから始まる「精神分析」が積み重ねてきた『防衛機制』の知見
からクライエントさんに中で起こっていることを理解するためのヒントをもらえる
ことは多いです。それが、この本の「...理論に手伝ってもらって理解する」とか、
「...現実的なセラピストの人間的限界を理論によって補う」という馬場さんの言葉
に現れているのだと思います。
転移/逆転移の考え方と扱い方、抵抗の意味、介入と解釈、徹底操作(work through)
と終結について具体的な応答を挙げながら丁寧に説明してくれます。
終章の児童面接と親面接では、児童面接で口にしてしまいがちなことを大人との面接
を対比しながらどのように語りかけたらよいのかを、親面接では親を患者にしてしま
わないようにすることなど、必要なことをコンパクトに教えてくれます。
悩んだ時に、迷った時に手にすることなる本で、その時に、私自身が経験の中で理解
できているレベルに合わせて応えてくれる本になるのだろうと思います。
クライエントに出会う前もいいですが、出会ってからの方が効果が大きいだろうなあ。