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一〇五度 単行本 – 2017/10/27
佐藤 まどか
(著)
ダブルポイント 詳細
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購入オプションとあわせ買い
椅子デザイナーをめざす少年の、爽やかな青春小説です。
都内の中高一貫校に編入した真(しん)は、中学3年生。
スラックスをはいた女子梨々(りり)と出会い、極秘で「全国学生チェアデザインコンペ」に挑戦することに。
中学生としては前代未聞の、この勝負の行方は・・・・・・?
父との確執や、「チームを組む」ことのむずかしさなど、立ちはだかる大きな壁に迷いながらも、
自分の進むべき道を見出そうとする少年の姿に、胸があつくなります。
モノづくりの心とともに、夢と理想だけでは生きていけないクリエイターのシビアな現実もきちんと描かれているのは、
プロダクトデザイナーとしても活躍中の著者ならでは!
15歳を目前に、大人の階段を一段のぼろうとする少年を、時に叱り、時にあたたかく見守る祖父や、
まわりの大人たちのサポートも光ります。
進路について考えはじめる中高生におすすめのYA小説。
都内の中高一貫校に編入した真(しん)は、中学3年生。
スラックスをはいた女子梨々(りり)と出会い、極秘で「全国学生チェアデザインコンペ」に挑戦することに。
中学生としては前代未聞の、この勝負の行方は・・・・・・?
父との確執や、「チームを組む」ことのむずかしさなど、立ちはだかる大きな壁に迷いながらも、
自分の進むべき道を見出そうとする少年の姿に、胸があつくなります。
モノづくりの心とともに、夢と理想だけでは生きていけないクリエイターのシビアな現実もきちんと描かれているのは、
プロダクトデザイナーとしても活躍中の著者ならでは!
15歳を目前に、大人の階段を一段のぼろうとする少年を、時に叱り、時にあたたかく見守る祖父や、
まわりの大人たちのサポートも光ります。
進路について考えはじめる中高生におすすめのYA小説。
- 本の長さ255ページ
- 言語日本語
- 出版社あすなろ書房
- 発売日2017/10/27
- ISBN-104751528734
- ISBN-13978-4751528730
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登録情報
- 出版社 : あすなろ書房 (2017/10/27)
- 発売日 : 2017/10/27
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 255ページ
- ISBN-10 : 4751528734
- ISBN-13 : 978-4751528730
- Amazon 売れ筋ランキング: - 298,303位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 74,088位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1987年に奨学金を獲得し渡伊。長年デザイン・内装建築専門誌にコラムや特集記事を執筆したのち、児童文学を書き始める。2006年に第22回日産童話と絵本のグランプリで童話大賞受賞した『水色の足ひれ』(BL出版)でデビュー。作品に『スーパーキッズ 最低で最高のボクたち』(第28回うつのみやこども賞受賞)『リジェクション』『ちいさなハンター』『雨の日が好きな人』(以上講談社)、『マジックアウト』三部作、『コケシちゃん』『セイギのミカタ』(以上フレーベル館)、朝日中高生新聞連載小説「スクランブル交差点」(小学館より書籍化)、『つくられた心』(ポプラ社)、『ノクツドウライオウ』(あすなろ書房)、訳書など多数。
『一〇五度』(あすなろ書房)は第64回青少年読書感想文全国コンクール 中学生部門課題図書および社会保障審議会推薦 児童福祉文化財 特別推薦作。2020年『アドリブ』(あすなろ書房)で第60回日本児童文学者協会賞を受賞。イタリア在住。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供の読書感想文用に購入しましたが、親である私も読ませて頂き、子供の将来について、個人の価値観について考えらされる良い本だと思いました。
2018年9月8日に日本でレビュー済み
105度。
人と人とが寄りかかりあえる、ちょうど良い関係。
そして
椅子の座面と、背もたれの、一番心地よい角度。
その、良い関係、良い角度を作るのに必要なものは、なんだろうか?
この答えのいくつかが、
この本には、書いてありました。
1.相手を知り、相手の思いをわかり、
相手の良いところをみる
2.自分の欠点や、弱さを、認め、目を
そらさず、それを受け入れる
3.心を自分から開く
それは、場合によっては、思いを正直
に伝えることであり、
また
自分をまもらずに、弱みもさらけ出す
こと
4.相手を信頼する
そして
自分を、信頼する
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
自立することは、まず、大前提として
あります。
そのうえで
人は、みな、一人では生きられない
と
理解します
じゃあ、
どうしても
避けられない
他人との関係で
理想の形は何だろうか?
と
考えた結果の
「105度」
が出てきます
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
相手を信頼していなければ
寄りかかれません
自分を信頼していなければ
寄りかからさせてあげられません
そのための
知り、理解し、心を開く
だと
思いました。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
わたしが一番、共感したことは
信頼しあった関係は
信頼で、出来た角度は
「とても、楽!」
だということです。
わたし自身が
これを身をもって、体験したからです
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
瞑想、ヨガの師である
ヨグマタ相川圭子先生のもとで
学ばせていただいて7年
様々な場面で
信頼の大切さと
信頼と、愛で生きる「楽さ」を
体験させていただきました。
わたし達は、もともと
愛と、平和で出来ています
その状態に自分がなれば
どんなに楽かを、
師匠の恩恵で、味わいました
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
まだまだ修行中で
すぐに
寄りかかりすぎの120度や
人を疑う80度や
自分さえ良ければと、一人で立ってる気になる90度になったりします
永遠の105度を目指して
信頼しあい
愛しあえる自分を目指して
わたしも
歩いていきます
人と人とが寄りかかりあえる、ちょうど良い関係。
そして
椅子の座面と、背もたれの、一番心地よい角度。
その、良い関係、良い角度を作るのに必要なものは、なんだろうか?
この答えのいくつかが、
この本には、書いてありました。
1.相手を知り、相手の思いをわかり、
相手の良いところをみる
2.自分の欠点や、弱さを、認め、目を
そらさず、それを受け入れる
3.心を自分から開く
それは、場合によっては、思いを正直
に伝えることであり、
また
自分をまもらずに、弱みもさらけ出す
こと
4.相手を信頼する
そして
自分を、信頼する
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
自立することは、まず、大前提として
あります。
そのうえで
人は、みな、一人では生きられない
と
理解します
じゃあ、
どうしても
避けられない
他人との関係で
理想の形は何だろうか?
と
考えた結果の
「105度」
が出てきます
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
相手を信頼していなければ
寄りかかれません
自分を信頼していなければ
寄りかからさせてあげられません
そのための
知り、理解し、心を開く
だと
思いました。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
わたしが一番、共感したことは
信頼しあった関係は
信頼で、出来た角度は
「とても、楽!」
だということです。
わたし自身が
これを身をもって、体験したからです
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
瞑想、ヨガの師である
ヨグマタ相川圭子先生のもとで
学ばせていただいて7年
様々な場面で
信頼の大切さと
信頼と、愛で生きる「楽さ」を
体験させていただきました。
わたし達は、もともと
愛と、平和で出来ています
その状態に自分がなれば
どんなに楽かを、
師匠の恩恵で、味わいました
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
まだまだ修行中で
すぐに
寄りかかりすぎの120度や
人を疑う80度や
自分さえ良ければと、一人で立ってる気になる90度になったりします
永遠の105度を目指して
信頼しあい
愛しあえる自分を目指して
わたしも
歩いていきます
2018年8月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は夏休みの課題図書に出ていたので読んでみましたが、とてもいい内容で満足です。
2022年7月27日に日本でレビュー済み
読書感想文で使用しましたが、
とても描きやすくいい作品でした。
今中学生の自分にとってはすごくタイムリーな本なので、自分視点で見ることができました。
とても描きやすくいい作品でした。
今中学生の自分にとってはすごくタイムリーな本なので、自分視点で見ることができました。
2018年8月17日に日本でレビュー済み
息子の課題図書となり、読後の本がテーブルにあったので読んでみた。
子供は、自由に好きに、好きな事をやりたい。
親は、実際の経験上から厳しい苦言となる。
日常よくある出来事であるが、それを椅子作りをテーマで描いている点
が面白い。だって、椅子作りに興味ある中学生は、絶対的に稀れな存在で
あり、普通興味のない分野だから、、、。
また、スポーツにしなかった点もgoodで、ありがちな作品にならなかった
理由だと思う。
中学生のうちから、「将来の仕事」「将来の夢」を具体的に持ち、
どう具現化してゆくか?を親子で考える上で良い本となった。
また、理解し合える友を持つ事の大切さもテーマとして伝わった。
中学生には、良い本だと思います。
子供は、自由に好きに、好きな事をやりたい。
親は、実際の経験上から厳しい苦言となる。
日常よくある出来事であるが、それを椅子作りをテーマで描いている点
が面白い。だって、椅子作りに興味ある中学生は、絶対的に稀れな存在で
あり、普通興味のない分野だから、、、。
また、スポーツにしなかった点もgoodで、ありがちな作品にならなかった
理由だと思う。
中学生のうちから、「将来の仕事」「将来の夢」を具体的に持ち、
どう具現化してゆくか?を親子で考える上で良い本となった。
また、理解し合える友を持つ事の大切さもテーマとして伝わった。
中学生には、良い本だと思います。
2018年2月9日に日本でレビュー済み
若いモンが何かに熱中する話は清々しくて、良いね
椅子に関する「うんちく」が、自分には初耳で、その部分も楽しんだ
これは続きもんなのかな?
…しかし、多分「帯」がなければ自分は手を出さなかった。タイトルから全く中身が推測出来ないから
可愛らしい気持ちの良い話なんだから、もちっと「引き」が強い方が良いんじゃないかな
…と、余計な事を考えてみた
椅子に関する「うんちく」が、自分には初耳で、その部分も楽しんだ
これは続きもんなのかな?
…しかし、多分「帯」がなければ自分は手を出さなかった。タイトルから全く中身が推測出来ないから
可愛らしい気持ちの良い話なんだから、もちっと「引き」が強い方が良いんじゃないかな
…と、余計な事を考えてみた
2017年10月26日に日本でレビュー済み
子どもが部活などで大会目指して頑張ったり、廃部寸前の部に入ったりの物語はあまたあるけれど、この作品はちょっと違います。
イスのデザイナーになりたい真と、イスのモデラーになりたい梨々がイスについて熱く語る物語。一応タッグを組んで学生コンペを目指すストーリーラインはありますが、そこに戦いがあるわけではありません。
部活物の場合、扱われる素材のある種の純粋さ、抽象度によって、熱情も、感動も支えられていますが、この作品におけるイスのデザインとはプロダクトデザインです。一点物でもなく、理想の追求でもなく、使う人の心地よさの方にバランスがあります。つまり、日常からの飛翔はあり得ないところで、真と梨々は格闘しています。自分の内側にこもって求道的になることは許されない。いつも誰かの心地よさを考えること。
感動に振り切ってしまわない力強さ。つまり現実と常に向き合いながら真と梨々の思考と行動は進んで行くのです。それが、この作品の素敵なところ。
イスのデザイナーになりたい真と、イスのモデラーになりたい梨々がイスについて熱く語る物語。一応タッグを組んで学生コンペを目指すストーリーラインはありますが、そこに戦いがあるわけではありません。
部活物の場合、扱われる素材のある種の純粋さ、抽象度によって、熱情も、感動も支えられていますが、この作品におけるイスのデザインとはプロダクトデザインです。一点物でもなく、理想の追求でもなく、使う人の心地よさの方にバランスがあります。つまり、日常からの飛翔はあり得ないところで、真と梨々は格闘しています。自分の内側にこもって求道的になることは許されない。いつも誰かの心地よさを考えること。
感動に振り切ってしまわない力強さ。つまり現実と常に向き合いながら真と梨々の思考と行動は進んで行くのです。それが、この作品の素敵なところ。
2018年4月17日に日本でレビュー済み
中高一貫校の中学に編入した真は、風変わりな同級生の女の子・梨々と、ふとしたことから言葉を交わすようになる。ともに椅子が好きなことを知り、デザイナーを目指す真とモデラ―を目指す梨々は、「全国学生チェアデザインコンペ」に挑戦するためにチームを組むことになる。真が椅子のデザインをすることに強硬に反対する父の大学時代の友人を通じ、クリエイターたちのシビアな現実を知らされながらも、改めて椅子への強い思いを確信した真はコンペに突き進んでいく…
梨々と椅子づくりをする過程で、弟の力に対する気持ち、デザイナーとモデラ―の関係、将来のために必要とされる能力や経験などに真が徐々に気付いていくことが素晴らしい。単なる知識ではなく、経験と結びつくことで行動や思考が豊かになっていることがよく分かる。
また、著者自身がプロダクトデザイナーである経験が様々に生かされているようだ。
そして、恋愛がないこと、ラストが完全な大団円ではないこと、この二つがかなりいい。
梨々と椅子づくりをする過程で、弟の力に対する気持ち、デザイナーとモデラ―の関係、将来のために必要とされる能力や経験などに真が徐々に気付いていくことが素晴らしい。単なる知識ではなく、経験と結びつくことで行動や思考が豊かになっていることがよく分かる。
また、著者自身がプロダクトデザイナーである経験が様々に生かされているようだ。
そして、恋愛がないこと、ラストが完全な大団円ではないこと、この二つがかなりいい。