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包摂・共生の政治か、排除の政治か――移民・難民と向き合うヨーロッパ 単行本 – 2019/9/6
なぜ分断が煽られているのか?
西欧諸国において従来人道的見地から論じられてきた「移民・難民問題」が、近年最大の政治争点とされ、右翼ポピュリスト政党が各国で存在感を増している。
なぜ大量の人の移動の問題が政治化され、誰が、なぜ排外的な主張を支持しているのか?
ヨーロッパ各国を専門とする研究者が、移民・難民の状況と「排除の政治」について実証的に分析し、排外主義に抗する「包摂・共生の政治」の根強い力も視野に入れ、政治的議論・帰結・その意味を検討する。
目次
序 章「移民・難民問題」とヨーロッパの現在【宮島喬/佐藤成基】
第1章リベラルな価値に基づく難民保護のパラドックス
――ドイツの「歓迎文化」が内包する排除の論理【昔農英明】
第2章イタリアにおける「移民・難民問題」と政治対立
――レーガ(同盟)による政治争点化をめぐって【池田和希】
第3章スウェーデンにおける移民・難民の包摂と排除
――スウェーデン民主党の中道政党化をめぐって【清水謙】
第4章〈難民問題〉を争点化する東中欧諸国の政治
――チェコの政党政治を中心に【中田瑞穂】
第5章AfD(ドイツのための選択肢)の台頭と新たな政治空間の形成
――国民国家の境界をめぐる政治的対立軸【佐藤成基】
第6章「自分さがし」を進める英国
――ウインドラッシュ(Windrush)事件とブレクジット(Brexit)からその行方を問う【柄谷利恵子】
第7章統合か、排除か
――フランスにおける移民および「移民問題」とそれをめぐる政治的言説【宮島喬】
第8章バルセロナ市における移民包摂の動き
――「民主的反復」の可能性を秘めた闘い【久野聖子】
第9章移民統合政策の厳格化と地方自治体における多文化主義
――オランダ・ハーグ市の事例から【寺本めぐ美】
第10章問われる欧州共通庇護政策における「連帯」
――二〇一五年九月のリロケーション決定をめぐって【中坂恵美子】
【メディア紹介情報】
『年報政治学』2020年71巻1号・書評(評者:中井遼氏)
『移民政策研究』2020年12号・書評(評者:堀井里子氏)
読売新聞「本よみうり堂」9月15日・短評
公明新聞10月14日・短評
西欧諸国において従来人道的見地から論じられてきた「移民・難民問題」が、近年最大の政治争点とされ、右翼ポピュリスト政党が各国で存在感を増している。
なぜ大量の人の移動の問題が政治化され、誰が、なぜ排外的な主張を支持しているのか?
ヨーロッパ各国を専門とする研究者が、移民・難民の状況と「排除の政治」について実証的に分析し、排外主義に抗する「包摂・共生の政治」の根強い力も視野に入れ、政治的議論・帰結・その意味を検討する。
目次
序 章「移民・難民問題」とヨーロッパの現在【宮島喬/佐藤成基】
第1章リベラルな価値に基づく難民保護のパラドックス
――ドイツの「歓迎文化」が内包する排除の論理【昔農英明】
第2章イタリアにおける「移民・難民問題」と政治対立
――レーガ(同盟)による政治争点化をめぐって【池田和希】
第3章スウェーデンにおける移民・難民の包摂と排除
――スウェーデン民主党の中道政党化をめぐって【清水謙】
第4章〈難民問題〉を争点化する東中欧諸国の政治
――チェコの政党政治を中心に【中田瑞穂】
第5章AfD(ドイツのための選択肢)の台頭と新たな政治空間の形成
――国民国家の境界をめぐる政治的対立軸【佐藤成基】
第6章「自分さがし」を進める英国
――ウインドラッシュ(Windrush)事件とブレクジット(Brexit)からその行方を問う【柄谷利恵子】
第7章統合か、排除か
――フランスにおける移民および「移民問題」とそれをめぐる政治的言説【宮島喬】
第8章バルセロナ市における移民包摂の動き
――「民主的反復」の可能性を秘めた闘い【久野聖子】
第9章移民統合政策の厳格化と地方自治体における多文化主義
――オランダ・ハーグ市の事例から【寺本めぐ美】
第10章問われる欧州共通庇護政策における「連帯」
――二〇一五年九月のリロケーション決定をめぐって【中坂恵美子】
【メディア紹介情報】
『年報政治学』2020年71巻1号・書評(評者:中井遼氏)
『移民政策研究』2020年12号・書評(評者:堀井里子氏)
読売新聞「本よみうり堂」9月15日・短評
公明新聞10月14日・短評
- 本の長さ328ページ
- 言語日本語
- 出版社明石書店
- 発売日2019/9/6
- 寸法13.7 x 2.5 x 19.6 cm
- ISBN-104750348600
- ISBN-13978-4750348605
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出版社より
多文化社会に生きる子どもの教育 | 多文化共生と人権 | 政治主体としての移民/難民 | 難民を知るための基礎知識 | |
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カスタマーレビュー |
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価格 | ¥2,640¥2,640 | ¥2,750¥2,750 | ¥4,620¥4,620 | ¥2,750¥2,750 |
内容紹介 | これまでの外国人児童・生徒の教育施策を踏まえ、外国人の子どもたちを文化間移動とそれに伴う異文化適応という視点で捉え直し、学校における多文化共生教育や人権教育を考察し、さらには海外に住む日本人の子どもの教育から国際バカロレアまで、今後の重要な政策課題を論じる。 | 日本の多文化共生政策の実態と課題、展望を知るための最適な一冊。 EU各国や北米、豪州、韓国における移民統合政策との国際比較を行い、日本の法制度と人権条約等の国際的な人権規範との整合性を検討することで、日本の実態と課題を多角的な視点から整理。求められる「多文化共生法学」の地平を切り開き、多文化共生政策の実態と課題、展望を考察する。 | 移民/難民の権利状況、政治的主体性、受入れ社会に与える影響について、シティズンシップを鍵概念に各専門研究者が理念的な側面から民族誌的事例まで多面的に分析。移動する人々を客体とみなす「包摂」と「排除」の概念を越え、主体としてまなざす意欲的論集。 | 私たちが住むこの地球上では各地で紛争が続き、難民や国内避難民になった人々の数は現在6500万人にも達し、欧州の反移民・反難民感情を巻き起こすと同時にEUの政治危機の原因にもなっています。 本書は、「難民」について、法律学・政治学・経済学・社会学など学際的なアプローチで、理論的な問題から世界各地の現状と取り組み、さらに支援の在り方までを概説しています。 トランプ氏の大統領令が波紋を呼んでいるアメリカをはじめ、欧州、そして日本における難民問題の背景と今後の難民支援のあり方を探る上でも有用な一冊です。 |
右翼ポピュリズムのディスコース | 右翼ポピュリズムに抗する市民性教育 | 現代フランスにおける移民の子孫たち | フランス人とは何か | |
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カスタマーレビュー |
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価格 | ¥3,850¥3,850 | ¥3,960¥3,960 | ¥2,420¥2,420 | ¥4,950¥4,950 |
内容紹介 | 「他者」を否定し、排除する修辞を暴く 排外主義、外国人嫌悪、人種主義、反ユダヤ主義・・・・・・。欧米における右翼ポピュリスト政党の台頭とその常態化について、批判的談話研究の手法をもちいて詳細かつ精緻に分析する。 | 初等教育段階から学校のみならず地域社会でも社会参加に向けたカリキュラムが組まれ、選挙年齢に達するまでに有権者意識を醸成するドイツの政治教育のしくみを詳しく紹介・解説。右翼の台頭が著しい現状もふまえつつ、日本の「主権者教育」への示唆を述べる。 | 本書は、フランスにおける二〇年間の移民の子世代の研究についてまとめたものである。職業参入や社会移動、大人の生活に入ることやカップル形成、経済活動などのさまざまな側面から分析する。フランス社会や広く移民研究に関する入門書としても最適の一冊。 | 国籍とは何か? ――境界をめぐるポリティクス、国籍法の近現代史 生地主義、血統主義、帰化の意味を跡づけ、 〝危機の時代〟におけるユダヤ人の国籍剝奪、 女性・植民地出身者に対する差別や不平等について緻密に検証。 膨大な史料を渉猟し、フランス革命以降の国民/外国人の境界線のゆらぎ、 平等・包摂の現代にいたる道程を実証的見地から描き出した圧巻の書。 フランソワ・フュレ賞(2002年)など受賞の栄に輝く労作! |
商品の説明
著者について
【編者】
宮島 喬(みやじま・たかし)
お茶の水女子大学名誉教授。専門分野:社会学理論,国際社会学。主な著書:『移民社会フランスの危機』(岩波書店,2006年),『現代ヨーロッパと移民問題の原点――1970,80 年代,開かれたシティズンシップの生成と試練』(明石書店,2016年)など。共訳書:パトリック・ヴェイユ『フランス人とは何か――国籍をめぐる包摂と排除のポリティクス』(明石書店,2019年)。
佐藤成基(さとう・しげき)
法政大学社会学部教授。専門分野:ナショナリズムと国家の比較研究,歴史社会学,社会学理論。主な著書:『国家の社会学』(青弓社,2014 年)など。共編訳書:ロジャース・ブルーベイカー『グローバル化する世界と「帰属の政治」――移民・シティズンシップ・国民国家』(明石書店,2016年)。
宮島 喬(みやじま・たかし)
お茶の水女子大学名誉教授。専門分野:社会学理論,国際社会学。主な著書:『移民社会フランスの危機』(岩波書店,2006年),『現代ヨーロッパと移民問題の原点――1970,80 年代,開かれたシティズンシップの生成と試練』(明石書店,2016年)など。共訳書:パトリック・ヴェイユ『フランス人とは何か――国籍をめぐる包摂と排除のポリティクス』(明石書店,2019年)。
佐藤成基(さとう・しげき)
法政大学社会学部教授。専門分野:ナショナリズムと国家の比較研究,歴史社会学,社会学理論。主な著書:『国家の社会学』(青弓社,2014 年)など。共編訳書:ロジャース・ブルーベイカー『グローバル化する世界と「帰属の政治」――移民・シティズンシップ・国民国家』(明石書店,2016年)。
登録情報
- 出版社 : 明石書店 (2019/9/6)
- 発売日 : 2019/9/6
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 328ページ
- ISBN-10 : 4750348600
- ISBN-13 : 978-4750348605
- 寸法 : 13.7 x 2.5 x 19.6 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 553,444位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,830位社会一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
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