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人間をみつめて (神谷美恵子コレクション) 単行本 – 2004/11/16
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なぜ私たちでなくあなたが?
熱く思い、黙して働くひと。
ハンセン病療養所で厳しい現実と格闘する日々。
「自分」を超えて生きた、切実な日々がリアルに綴られた貴重な記録。
新資料「長島愛生園入園者宛書簡」
神谷美恵子の思想と行動の立脚点ともいえるハンセン病療養所、長島愛生園。
本書では1950年代から70年代、療養所とハンセン病者をとりまく厳しい現実に向き合い、格闘する姿がリアルな、切実な筆致で綴られている。
『生きがいについて』の続編ともいえる「人間について」は、思索と行動のひとであった著者の姿がうかがえる一冊である。
解説は加賀乙彦
「島行きは私の実践として、自分の思想を生きるところとして、ぜひとも必要なのだ。
あそこで通用する思想しかほんものでありえない」。
[目次抄]
1 人間について(いのちとこころ
人間の生きかた
人間をとりまくもの)
2 らいとともに(らいと私
島の精神医療について
光田健輔の横顔)
3 島日記から(島日記から
万霊山にて
米国のらい病院をたずねて)
長島愛生園入園者宛て書簡
解説 加賀乙彦
ハンセン病関連年表
熱く思い、黙して働くひと。
ハンセン病療養所で厳しい現実と格闘する日々。
「自分」を超えて生きた、切実な日々がリアルに綴られた貴重な記録。
新資料「長島愛生園入園者宛書簡」
神谷美恵子の思想と行動の立脚点ともいえるハンセン病療養所、長島愛生園。
本書では1950年代から70年代、療養所とハンセン病者をとりまく厳しい現実に向き合い、格闘する姿がリアルな、切実な筆致で綴られている。
『生きがいについて』の続編ともいえる「人間について」は、思索と行動のひとであった著者の姿がうかがえる一冊である。
解説は加賀乙彦
「島行きは私の実践として、自分の思想を生きるところとして、ぜひとも必要なのだ。
あそこで通用する思想しかほんものでありえない」。
[目次抄]
1 人間について(いのちとこころ
人間の生きかた
人間をとりまくもの)
2 らいとともに(らいと私
島の精神医療について
光田健輔の横顔)
3 島日記から(島日記から
万霊山にて
米国のらい病院をたずねて)
長島愛生園入園者宛て書簡
解説 加賀乙彦
ハンセン病関連年表
- 本の長さ361ページ
- 言語日本語
- 出版社みすず書房
- 発売日2004/11/16
- ISBN-104622081822
- ISBN-13978-4622081821
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生きがいについて | 人間をみつめて | こころの旅 | 遍歴 | 本、そして人 | ケアへのまなざし | |
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神谷美恵子の本 | 神谷美恵子はつねに苦しむひと、悲しむひとのそばにあろうとした。 本書は、ひとが生きていくことへの深いいとおしみと、たゆみない思索に支えられた、 まさに生きた思想の結晶である。 | 熱く思い、黙して働くひと。 1950年代から70年代、ハンセン病療養所で厳しい現実と格闘する日々。 「自分」を超えて生きた、切実な日々がリアルに綴られた貴重な記録。 | 生命の芽生えから人生の終章まで、ひとのこころの歩みを、その一歩一歩をたしかめるように、丁寧にたどっていく。人生への愛情と洞察にみちた静かな言葉の数々。 | 間近にせまる死を予感しつつ、みずからの生のあしあとをたどった、著者の絶筆。 控えめな、抑制された文章からは、ひとがひとり生きぬくことの重さが静かに伝わってくる。 | 結核療養期を支えてくれた「恩人」マルクス・アウレリウス、一生を決めるほどの「電撃」をうけたプラトンをはじめ、人生の折々に神谷美恵子をたすけた、本や人との出会い。新編集で贈るエッセイ集。 | 一人の人間どうしとして、患者と向き合う姿勢を貫いた精神科医・神谷美恵子。人間としての医療・看護・介護のあり方をみつめるエッセイ、論文、対談を新編集で贈る。 |
商品の説明
著者について
神谷美恵子
かみや・みえこ
1914年岡山に生まれる。1935年津田英学塾卒、コロンビア大学に留学。1944年東京女子医専卒、同年東京大学医学部精神科入局。1952年大阪大学医学部神経科入局。1957年-72年長島愛生園勤務。 1960年-64年神戸女学院大学教授。1963年-76年津田塾大学教授。医学博士。1979年10月22日歿。
かみや・みえこ
1914年岡山に生まれる。1935年津田英学塾卒、コロンビア大学に留学。1944年東京女子医専卒、同年東京大学医学部精神科入局。1952年大阪大学医学部神経科入局。1957年-72年長島愛生園勤務。 1960年-64年神戸女学院大学教授。1963年-76年津田塾大学教授。医学博士。1979年10月22日歿。
登録情報
- 出版社 : みすず書房 (2004/11/16)
- 発売日 : 2004/11/16
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 361ページ
- ISBN-10 : 4622081822
- ISBN-13 : 978-4622081821
- Amazon 売れ筋ランキング: - 369,811位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 183位個人全集の全集・選書
- - 10,953位哲学・思想 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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2024年4月24日に日本でレビュー済み
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神谷美恵子の思想をさらに深く理解出来る作品です。神谷美恵子は、これから必要とされる優れた精神科医であり、思想家と言っても過言ではないと思います。
2021年3月6日に日本でレビュー済み
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本書は大まかに三部構成となっていて、一部は人間とその生命、死について考察したもの、二部は著者と島の精神医療との関わりの歴史、三部は手帳に書き留めた島の医療日記となっています。前著「生きがいについて」ではあまり触れられなかった著者と島の療養所での精神医療との具体的な関わりが著述されているのが本書の特徴です。
まず、一部の人間の生命を宇宙から俯瞰した壮大なる人間洞察の文章に感動しました。人間を超越したもの(自然、神)によって私達は生かされているという思いが大切であり、それによって人間は愛に満たされるのだと。
二部を読むとハンセン病患者の医療に携わるようになったきっかけが、弱い者を放っておけない著者の強い使命感だったことがわかります。三部の島日記では療養所での患者や職員らの苦悩や苦労がありありと浮かび上がりました。島の自然描写も印象的で日記を超えた一つの文学として読むことができます。
ラストの書簡集では著者が亡くなる数日前に病室から療養所の入所者に宛てた手紙が公開されています。手紙には後数日で退院予定と筆記されていて死が唐突に訪れたことが想像でき悲しみで胸が詰まりました。数々の丁寧な手紙から本当に気遣いの方だったことがわかります。
強い使命感と深い人間愛で療養所の献身に身を捧げた著者。本書を通じたその姿を通して、人は生きている限り何をなすべきか、教えてくれた気がします。
まず、一部の人間の生命を宇宙から俯瞰した壮大なる人間洞察の文章に感動しました。人間を超越したもの(自然、神)によって私達は生かされているという思いが大切であり、それによって人間は愛に満たされるのだと。
二部を読むとハンセン病患者の医療に携わるようになったきっかけが、弱い者を放っておけない著者の強い使命感だったことがわかります。三部の島日記では療養所での患者や職員らの苦悩や苦労がありありと浮かび上がりました。島の自然描写も印象的で日記を超えた一つの文学として読むことができます。
ラストの書簡集では著者が亡くなる数日前に病室から療養所の入所者に宛てた手紙が公開されています。手紙には後数日で退院予定と筆記されていて死が唐突に訪れたことが想像でき悲しみで胸が詰まりました。数々の丁寧な手紙から本当に気遣いの方だったことがわかります。
強い使命感と深い人間愛で療養所の献身に身を捧げた著者。本書を通じたその姿を通して、人は生きている限り何をなすべきか、教えてくれた気がします。
2023年9月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
神谷美恵子の長島愛生園に勤務する日々の事実の記録と心の動きが、良いことも失望することもふくめ正直に書かれている。彼女が活動していた時代の「らい」に対する日本の世間一般の認識(の欠如)もよくわかる。が、それ以上に心にしみたのは、「人間について」と題された思索を綴った第一章。
人間の「価値」とは何かということを、さまざまな角度から問いかける。目に見える「人の役に立つ」ことだけに価値がある、とは決して思わないと断言する著者だが、その思想が彼女を長島愛生園と向かわせる根源にあったことを理解できる。
「自分探し」などとは異なる次元の「主体性」の大事さ、主体的に生きるということは、どういう生き方なのか。「何がたいせつで、何が二義的か、の価値基準」が、人生のさまざまな選択においてあらわれる。
慣習的自己と本質的自己は、あらゆる人の内部に宿っている、それをどう認識し人間の営みとしていくか。また自分の価値を決めるのは自分、とはよく聞くフレーズであるが、「そもそも自分の価値のあるなしすらわからないのが、人間ではなかろうか、自分は自分でしかないのだ。」と著者は言う。
いつのころからか、勝ち組・負け組という言葉が、一般化してしまったが、だれが何をもって、ある一個人の人生の勝ち負け(敗北と勝利)を判断するのか、という示唆も考えさせられた。
一点だけ疑問が残ったのは「真の意味で愛されて育った幼児でなければ愛の何たるかを知らず、愛することもできない大人に育つ」。人を愛するということが、本来人間に備わる資質ではなく、体験としてしか取得しえないというのは議論のあるところではなかろうか。
人間の「価値」とは何かということを、さまざまな角度から問いかける。目に見える「人の役に立つ」ことだけに価値がある、とは決して思わないと断言する著者だが、その思想が彼女を長島愛生園と向かわせる根源にあったことを理解できる。
「自分探し」などとは異なる次元の「主体性」の大事さ、主体的に生きるということは、どういう生き方なのか。「何がたいせつで、何が二義的か、の価値基準」が、人生のさまざまな選択においてあらわれる。
慣習的自己と本質的自己は、あらゆる人の内部に宿っている、それをどう認識し人間の営みとしていくか。また自分の価値を決めるのは自分、とはよく聞くフレーズであるが、「そもそも自分の価値のあるなしすらわからないのが、人間ではなかろうか、自分は自分でしかないのだ。」と著者は言う。
いつのころからか、勝ち組・負け組という言葉が、一般化してしまったが、だれが何をもって、ある一個人の人生の勝ち負け(敗北と勝利)を判断するのか、という示唆も考えさせられた。
一点だけ疑問が残ったのは「真の意味で愛されて育った幼児でなければ愛の何たるかを知らず、愛することもできない大人に育つ」。人を愛するということが、本来人間に備わる資質ではなく、体験としてしか取得しえないというのは議論のあるところではなかろうか。
2015年1月18日に日本でレビュー済み
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これは「生きがいについて」の続編で、巻末に同じく精神科医で小説家の加賀乙彦氏の美しい紹介分が載せられていますので、それを先に読まれるのもいいかと思います。
2010年6月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
加賀乙彦氏の解説によると、「『人間をみつめて』は著者が告白しているように、『生きがいについて』の続編である。前者が一般的な事柄を多く書いていたので、それを自分自身の人生を中心にして考えなおしてみたいというのが、執筆の動機であった。そこで、この本は、神谷美恵子という医師であり精神科医であり、ハンセン病療養所において働いた人で、しかも、深い思索の人であった女性の、一生を子細に描いた、一種の自伝にもなっている。」という。著者は淡々と自らの人生を語るが、決して平坦でもなかったようだ。精神科医という特異な精神をもつ人は、複雑で起伏に富む人生を平坦にして見せ、そのように語ることが出来るのだろうか。加賀氏は言う。「神谷美恵子は、ふつうの人々から見ると恵まれた生活を送ったように見える。(中略)しかし、彼女がそういう人生を選ぶのに、どれほどの大きな困難があったかを、今の若い人々(すくなくとも戦後生れの人々)には説明する必要を私は覚える」。
著書が「生きがい」を自らの人生にどのように求めたか、この著書を通じて読者はうすうす知ることになる。
「らいの人に」という著者が国立療養所長島愛生園を見学した当時の日記に記した詩(139ページ)は、著者の人生を語る上での鍵ともなろのだろうう。また、あるひとの歌として引用する「うつわの歌」(115ページ)も同様のものだろう。
島日記(1964年9月23日)の「経済問題の不安も乗り越えるべきだ。十年ちかく前、ガンを宣告されたとき果たすべきことを果たさないで逝くことに対して流した涙をもう流したくない」。
「島の人はこの丘を万霊山(ばんれいさん)というが、この万霊山こそ長島愛生園全体の背景であり、死こそ生全体の背景なのだと思う。少なくとも、私はここに来るとき、いつも死の相のもとに眺め、死者の目の前で生きていることを痛感せずにはいられない」(265ページ)。
長島愛生園入園者宛て書簡(1973年10月23日)の「八月末から九月の初めにかけて酸素テントの中にいたときは、八月中ずっと心電図が悪かったので、身辺整理と心準備をしていたためか、べつにあわてませんでした。ただ、主人の身を案じましたが、すでに成人した子どもたちが何とかやってくれるだろうと思っていました。(中略)結核を二十代に、ガンを四十代に、そして狭心症を六十歳近くに患って、まだ生きているなんておかしな気がします。」などの個所は、著者の人生観を知る上での手掛かりとなる断片であるだろう。
著書が「生きがい」を自らの人生にどのように求めたか、この著書を通じて読者はうすうす知ることになる。
「らいの人に」という著者が国立療養所長島愛生園を見学した当時の日記に記した詩(139ページ)は、著者の人生を語る上での鍵ともなろのだろうう。また、あるひとの歌として引用する「うつわの歌」(115ページ)も同様のものだろう。
島日記(1964年9月23日)の「経済問題の不安も乗り越えるべきだ。十年ちかく前、ガンを宣告されたとき果たすべきことを果たさないで逝くことに対して流した涙をもう流したくない」。
「島の人はこの丘を万霊山(ばんれいさん)というが、この万霊山こそ長島愛生園全体の背景であり、死こそ生全体の背景なのだと思う。少なくとも、私はここに来るとき、いつも死の相のもとに眺め、死者の目の前で生きていることを痛感せずにはいられない」(265ページ)。
長島愛生園入園者宛て書簡(1973年10月23日)の「八月末から九月の初めにかけて酸素テントの中にいたときは、八月中ずっと心電図が悪かったので、身辺整理と心準備をしていたためか、べつにあわてませんでした。ただ、主人の身を案じましたが、すでに成人した子どもたちが何とかやってくれるだろうと思っていました。(中略)結核を二十代に、ガンを四十代に、そして狭心症を六十歳近くに患って、まだ生きているなんておかしな気がします。」などの個所は、著者の人生観を知る上での手掛かりとなる断片であるだろう。
2013年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文章はすこし難しい部分があり漢字も難しい部分がありました。内容はおくが深く考えさせられるいい内容です。
2015年4月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新品と遜色ないと書いてあったが、表紙に汚れあり、少し不満です。
中身は新品同様でしたが、表紙の汚れを落とす方法は無いか教えて欲しいです。
中身は新品同様でしたが、表紙の汚れを落とす方法は無いか教えて欲しいです。
2013年4月27日に日本でレビュー済み
おどろくほど深く、優しい。
P68
「精神病者の心には、
じつにしばしば
使命感
があらわれるが、
このことにはいつも
考えさせられる」
「存在価値をうしない自殺を考えるとき、
人は無意識の中から使命感を編み出す」
「周囲の期待に答えられなくなると、迷いのなか、使命感にスガリツク」
この、
アミダス、
スガリツク
の言葉の的確さ。
この的確さは
河合隼雄の文章センスに匹敵しうる。
日本の精神科医のなかでは
神谷さんは最も深いところまで
たどり着いた人だと言える。
P68
「精神病者の心には、
じつにしばしば
使命感
があらわれるが、
このことにはいつも
考えさせられる」
「存在価値をうしない自殺を考えるとき、
人は無意識の中から使命感を編み出す」
「周囲の期待に答えられなくなると、迷いのなか、使命感にスガリツク」
この、
アミダス、
スガリツク
の言葉の的確さ。
この的確さは
河合隼雄の文章センスに匹敵しうる。
日本の精神科医のなかでは
神谷さんは最も深いところまで
たどり着いた人だと言える。