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ヴァルザーの詩と小品 (大人の本棚) 単行本 – 2003/10/24
ローベルト ヴァルザー
(著),
飯吉 光夫
(著)
- 本の長さ254ページ
- 言語日本語
- 出版社みすず書房
- 発売日2003/10/24
- ISBN-104622080427
- ISBN-13978-4622080428
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
ベンヤミンが、ブランショが、ソンタグが高く評価した伝説の作家ローベルト・ヴァルザー。カフカの「天井桟敷で」のもとになった散文小品「喝采」をはじめ、兄カールの挿絵全点を収めた「詩篇」の全訳などを収録する。
登録情報
- 出版社 : みすず書房 (2003/10/24)
- 発売日 : 2003/10/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 254ページ
- ISBN-10 : 4622080427
- ISBN-13 : 978-4622080428
- Amazon 売れ筋ランキング: - 809,335位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 100位ドイツ文学の全集・選書
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年12月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マーラーとR・ヴァルザーの作品は無条件で魅了される。同じように感じる人がいるような気がする、そんな文章。
2013年1月10日に日本でレビュー済み
前半の70ページほどに収録されている詩は、自然や心境の描写に時おりはっとさせられるが、自己憐憫の過ぎるところが時々見られる。作者の30歳以前に書かれた、いわゆる若書きに属するためという理由にもよるのかも知れない。
恐らく、多様さにおいても深みにおいても遥かに優れているのはそれ以降に収録された小品だろう。
それはローベルト・ヴァルザーが生涯にわたって書き続けたという、5ページに満たない作品群であり、先述の詩の長所に加えてユーモアや確かな思索が随所に見られる。精神の不安定、芸術、恋愛、夢、孤独、都市生活、兄弟関係…さまざまな題材を扱っているが、概して非常に簡潔かつ瑞々しいところがすてきだ。訳者の力によるところも大きいのだろうが、生き生きとしていてテンポが良く、愉しく読み進められる。
また、兄のカール・ヴァルザーによる挿絵も魅力的。特に、精緻な色使いと筆致の冴えるカラーで収録された二枚は珠玉で、幻想味の強い詩と引き立て合っているように感じられた。全ての絵をカラーで観たかったと思われるほどだ。
恐らく、多様さにおいても深みにおいても遥かに優れているのはそれ以降に収録された小品だろう。
それはローベルト・ヴァルザーが生涯にわたって書き続けたという、5ページに満たない作品群であり、先述の詩の長所に加えてユーモアや確かな思索が随所に見られる。精神の不安定、芸術、恋愛、夢、孤独、都市生活、兄弟関係…さまざまな題材を扱っているが、概して非常に簡潔かつ瑞々しいところがすてきだ。訳者の力によるところも大きいのだろうが、生き生きとしていてテンポが良く、愉しく読み進められる。
また、兄のカール・ヴァルザーによる挿絵も魅力的。特に、精緻な色使いと筆致の冴えるカラーで収録された二枚は珠玉で、幻想味の強い詩と引き立て合っているように感じられた。全ての絵をカラーで観たかったと思われるほどだ。
2012年1月30日に日本でレビュー済み
大人の本棚シリーズの、「大人だからこそ読んでみたい、読み返したい文章」というコンセプトをよく体現した、価値のある一冊だと思います。
内容は「詩と小品」ということで、全ての作品が数ページ以内の短いものばかりですが、短いからこそ、作者の繊細な感受性が生み出した、日々の生活や恋愛、芸術などに対する、憧憬と幻滅が濃密に伝わってきます。
有名とはいえない、けれども確かに愛すべき作品を残したローベルト・ヴァルザーという作家に触れる、最適の入り口ではないでしょうか。
内容は「詩と小品」ということで、全ての作品が数ページ以内の短いものばかりですが、短いからこそ、作者の繊細な感受性が生み出した、日々の生活や恋愛、芸術などに対する、憧憬と幻滅が濃密に伝わってきます。
有名とはいえない、けれども確かに愛すべき作品を残したローベルト・ヴァルザーという作家に触れる、最適の入り口ではないでしょうか。