世間の人々で小沢一郎がこの数年様々な方面からバッシングを受けてきた本当の理由を知っている人は
ごく一部ではないだろうか?政官業、マスコミ、アメリカによる様々な小沢一郎と政権交代潰しがあった
ことを知ることのできる一冊である。
検察審査会を小沢有罪へ導くための検察の調書捏造やロシアのサーバーに田代元検事の調書と石川ともひろ氏の
取り調べ時の隠し録音の文字おこしの書類のPDF形式の文章がアップロードされていて、八木啓代さんのもとに
メールで送られてきたことをどれだけの人が知っているのだろう?その文章を見ても、明らかに石川氏の発言と
田代氏の書いた調書はほとんど異なっており、でたらめの報告書を作成し、検察に都合のよい文章になっている
のがわかる。
小沢氏が無罪になるのは当然だった。だとしたら石川氏ら元小沢氏の秘書3人も無罪かせめて罰金刑が妥当だと
思われるが、裁判長が推認による有罪を過去にも出したことがある裁判長らしく、おそらくなんらかの理不尽な
結果がでると思われる。
なぜ、小沢一郎をマスコミがバッシングしたのか、なぜ検察が虚偽の調書を作成し、検察審査会の素人市民を
意図的に小沢有罪へ誘導したのか、小沢氏が無罪になっても、どこのメディアも反省せず、まるでこの問題が
無かったかのようにほとんど無罪を隠すように逃げている。あれだけバッシングしたメディアは土下座しても
足りないくらい小沢氏に謝るべきだ。
マスメディアがアメリカや政財界、自民党、官僚の道具として使われ、国民を洗脳する道具として使われている
ことに日本人のほとんどが気づいていない。小沢一郎氏を総理大臣にしては困る利権でうまい飯を食っている
連中らが集団でしかけたことだろう。バックにはアメリカがいるに違いないと思う。
ただ、小沢氏も本当に悪いことをしていないのであれば、堂々と主張するだけの話術をもっていないのが欠点である。
橋下徹氏のようなメディアにも平気で反論し筋道のある弁解ができれば、小沢一郎氏もここまで苦労することは
なかったはずだが。
小沢一郎を守るべき民主党が逆にこれを利用して小沢一郎氏を排除したのが悲しい。
仲間を守れない今の偽民主党が国民の生命を守ることなど到底無理だろう。
疑わしきは被告人の利益にという言葉が当時、民主党や自民党、そのほかの政党、メディアに存在せず
小沢氏はさも犯罪者のような扱いを堂々としていたのが恐ろしい。
説明責任を小沢氏はしろというが、説明責任があるのは、メディアと小沢氏をバッシングしつづけた政党どもに
あるのではないかと思う。
しかし、小沢氏を総理大臣にすることを防げた当初の目的を達成できた政官業、アメリカ、メディアは今頃ほっと
しているだろう。利権複合団体は一応勝利したことになるが。
皆さんもこの本を読めば、いかに利権複合団体が小沢氏を恐れて、様々な攻撃をしつづけてきたのが理解できよう。
でも、郷原氏も含め、八木さん、未来の当の森ゆうこ氏、様々な法曹関係者の努力によって検察の嘘が逆に、
追究されようとすすんでいる。八木さんが逆に検察審査会に訴え、小沢事件にかかわった検察幹部を逆に戒めよう
としているのに感動する。
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検察崩壊 失われた正義 単行本 – 2012/9/1
郷原 信郎
(著)
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緊急対談! 「小沢事件」の中、東京地検特捜部で起きた虚偽公文書作成事件。
小川敏夫前法務大臣、石川知裕衆院議員、大坪弘道元特捜部長、八木啓代氏ら
注目の論者と共に、検察の嘘をすべて暴く。
6月27日の記者会見時、報道関係者・一部国会議員のみに配布され、最高検察庁
がいまだ一般市民への公開を拒否している、本事件の内部調査についての「最高
検報告書」、本事件の発端となった「田代報告書」も全文掲載!
小川敏夫前法務大臣、石川知裕衆院議員、大坪弘道元特捜部長、八木啓代氏ら
注目の論者と共に、検察の嘘をすべて暴く。
6月27日の記者会見時、報道関係者・一部国会議員のみに配布され、最高検察庁
がいまだ一般市民への公開を拒否している、本事件の内部調査についての「最高
検報告書」、本事件の発端となった「田代報告書」も全文掲載!
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社毎日新聞社
- 発売日2012/9/1
- 寸法13 x 1.8 x 18.8 cm
- ISBN-104620321478
- ISBN-13978-4620321479
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登録情報
- 出版社 : 毎日新聞社 (2012/9/1)
- 発売日 : 2012/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 256ページ
- ISBN-10 : 4620321478
- ISBN-13 : 978-4620321479
- 寸法 : 13 x 1.8 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 60,575位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 12,616位ノンフィクション (本)
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2012年12月4日に日本でレビュー済み
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2015年4月6日に日本でレビュー済み
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検察の取り調べの調書、何で自分で書かせないのか。文字も書けなかった昔の名残かな。全面録画録音しかありません。特別な世界にいる若い検察官が、指導のままに思い浮かんだストリーありきでは辛い。
2012年9月3日に日本でレビュー済み
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小沢一郎議員陸山会事件で、検察審査会の起訴相当議決を誘導した田代元検事の虚偽捜査報告書問題について、ずっと検察問題に警鐘を鳴らし続けた郷原信郎弁護士と本問題関係4氏との対談を収録した本。
刑事司法に馴染みのない一般市民にとって、刑事司法のプロである検事たちの(虚偽)捜査報告書や問題をウヤムヤで葬り去ろうとする最高検察庁の報告書を読んで、その問題の本質を読み取るのは、かなりハードな作業だと思います。しかも、その問題の本質を読み取るためには、石川議員が事情聴取で隠し録りした録音の反訳文との比較もしなければなりません。
本に登場する小川元法務大臣でさえ、本の中で「実際の反訳書を知らなければ、みんな、これ(最高検報告書)で、騙されてしまいます。」とおっしゃられています。
一般市民で検察問題に関心があって、それらの資料の有り場所を見つけ出してダウンロードし、そこまでの読み込み作業をする方はやはり少数ですから、このままでは、ほんの少数の方だけが知る事で終わってしまいかねません。
そうした状況の中で、この本は、検察の組織的問題や本虚偽捜査報告書問題に直接的・間接的に関係してきた4人の方との対話を通して、問題の本質を、一般市民でもわかり易く理解できるように解説してくれています。
多くの市民が、この検察の組織的問題や本虚偽捜査報告書問題を知る事によって声を挙げ、歪んだ司法の世界を揺り動かし、社会が公正を取り戻すために世に出た意義ある必読の一冊だと思います。
《反訳文などの資料は、本に登場する八木啓代さんが代表をしている「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」HPに掲載。 [・・・] 》
刑事司法に馴染みのない一般市民にとって、刑事司法のプロである検事たちの(虚偽)捜査報告書や問題をウヤムヤで葬り去ろうとする最高検察庁の報告書を読んで、その問題の本質を読み取るのは、かなりハードな作業だと思います。しかも、その問題の本質を読み取るためには、石川議員が事情聴取で隠し録りした録音の反訳文との比較もしなければなりません。
本に登場する小川元法務大臣でさえ、本の中で「実際の反訳書を知らなければ、みんな、これ(最高検報告書)で、騙されてしまいます。」とおっしゃられています。
一般市民で検察問題に関心があって、それらの資料の有り場所を見つけ出してダウンロードし、そこまでの読み込み作業をする方はやはり少数ですから、このままでは、ほんの少数の方だけが知る事で終わってしまいかねません。
そうした状況の中で、この本は、検察の組織的問題や本虚偽捜査報告書問題に直接的・間接的に関係してきた4人の方との対話を通して、問題の本質を、一般市民でもわかり易く理解できるように解説してくれています。
多くの市民が、この検察の組織的問題や本虚偽捜査報告書問題を知る事によって声を挙げ、歪んだ司法の世界を揺り動かし、社会が公正を取り戻すために世に出た意義ある必読の一冊だと思います。
《反訳文などの資料は、本に登場する八木啓代さんが代表をしている「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」HPに掲載。 [・・・] 》
2015年11月19日に日本でレビュー済み
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2013年7月16日に日本でレビュー済み
これまで何本か検察批判本を読んだことがありますが、それらの本では事件の経緯や検察の捜査にどこに問題があったかの説明があるのだが、この本はそういった説明がなく、関係者の対談のみなので、陸山会事件について知識がない人は置いていかれています。
たとえば、一番最初の郷原氏と小川元法務大臣の対談の最初のトピックは、『最高検の調査結果報告書』について説明もなく話が始まるのでまったくついていけませんでした。
対談集という形式も悪くはないんですが、まずは1章ぐらいは経緯や何が問題かを説明して欲しいです。
内容を全部読むことができなかったので評価は☆二つにしてますが、個人的には☆一つです。
たとえば、一番最初の郷原氏と小川元法務大臣の対談の最初のトピックは、『最高検の調査結果報告書』について説明もなく話が始まるのでまったくついていけませんでした。
対談集という形式も悪くはないんですが、まずは1章ぐらいは経緯や何が問題かを説明して欲しいです。
内容を全部読むことができなかったので評価は☆二つにしてますが、個人的には☆一つです。
2012年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
先日、「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」が田代政弘元検事、佐久間達哉元特捜部長、木村匡良元主任検事を検察審査会に審査申し立てをし、審査が行われることになった。どういう結果が出るかは予断を許さない状況だ。私は市民の健全な良識が発揮され、起訴相当議決が出ることを心から祈っているが、万一、そうならなかったとしても、「戦後最大の暗黒裁判」とも言われる小沢事件での検察の犯罪とマスメディアの暴走は、歴史の審判を必ず受けることになるであろう。数十年後、数百年後の人たちがこの問題を検証する時、一級の資料となり、貴重な証言になると思われるのが本書「検察崩壊 失われた正義」である。
刺激的な発言が次々と出てくる。
「実際の反訳書などを見ないで、この最高検報告書だけをすべてだと思って見ると、これはこれで、うまくできているんですよ。(中略)過去の事件というのも、全部そうなんですよ。つまり、すべての証拠、資料は検察だけが持っている。捜査や取調べの方法に何かおかしい点があるとか、証拠を見せろと言われても、それは捜査資料だから見せられません、とやる。事実も証拠もすべて自分のところだけに仕舞い込んでおいて、事実を知らない人間に対して、自分たちに都合のいいところだけ伝えて納めてきたんですね。」(小川敏夫)。
「私が田代検事に多少同情的なのは、彼一人で考え、彼一人のみで、問題となった捜査報告書が作られていないということは、取り調べられた私自身がはっきりとわかっています。上の検事はみんな逃げて、田代検事だけが責任をかぶせられてしまった。」(石川知裕)。
「検事が偽証するなら、そんな下手な偽証じゃなくて、もっと上手に嘘をつくと言いたいんでしょうか。それを言うのであれば、この最高検報告書自体が、全く見え透いた下手な「詭弁」「こじつけ」で、とても検察の報告書とは思えない、ということをどう説明するんでしょうか。」(大坪弘道)。
「今回みたいに、重要な政治家であっても、いや、だからこそ、自分がこいつはやっちゃうべきだと思ったらやっちゃう。自分が総理にふさわしくないと思えば、選挙で選ばれても阻んでやる。そういうことに関して、それは絶対にやってはいけないことなんだ、民主主義を踏みにじることなんだ、お前は神様のつもりか、ということが、検事たちはわからなくなってしまっているんじゃないですか。」(八木啓代)。
今回の検察の虚偽捜査報告書問題で、不起訴処分が正式に発表されるまでの過程でのマスメディアの姿も異様なものがあった。報告書や反訳書がインターネットに流出し、誰の目にも検察の犯罪が明らかになった後になっても、「記憶の混同」という詭弁を補強する検察の意図を持ったリークを、ほとんど全ての大新聞が無批判に垂れ流し続け、「不起訴の既成事実化」に能動的に加担していた。畑違いの政治記者ならともかく、専門の司法記者である以上、何もかも分かった上で、検察の犯罪の揉み消しに確信犯的に加担していたとしか思えない。北朝鮮や第二次大戦中の日本ならともかく、21世紀の先進民主主義国の日本でこんなおぞましい光景を見せられるとは思ってもいなかった。
メディアの問題に関しては、本書の中で八木氏が明快に語っている。
「メディア自体が、一連の検察の捜査に乗っかるような形で、無批判な小沢バッシングを今まで繰り広げてきてしまったので、今さら引っ込みがつかないというか、今さら検察が間違っていたと断罪することは、メディアの在り方も間違っていたということを認めることにもなるので、素直に報道できないという部分があるようには感じます。」
この数年間のマスメディアの狂ったような小沢バッシングの中、逆風に怯まず、小沢事件での検察捜査の問題点、異常さをぶれずに指摘し続けてきた著者の郷原信郎氏には心から敬意を表したい。また、今回の貴重な出版を決断した毎日新聞社出版局にも感謝したい。
「検察崩壊 失われた正義」は、歴史の審判を下す後世の人々にも読み継がれる書となるであろう。
刺激的な発言が次々と出てくる。
「実際の反訳書などを見ないで、この最高検報告書だけをすべてだと思って見ると、これはこれで、うまくできているんですよ。(中略)過去の事件というのも、全部そうなんですよ。つまり、すべての証拠、資料は検察だけが持っている。捜査や取調べの方法に何かおかしい点があるとか、証拠を見せろと言われても、それは捜査資料だから見せられません、とやる。事実も証拠もすべて自分のところだけに仕舞い込んでおいて、事実を知らない人間に対して、自分たちに都合のいいところだけ伝えて納めてきたんですね。」(小川敏夫)。
「私が田代検事に多少同情的なのは、彼一人で考え、彼一人のみで、問題となった捜査報告書が作られていないということは、取り調べられた私自身がはっきりとわかっています。上の検事はみんな逃げて、田代検事だけが責任をかぶせられてしまった。」(石川知裕)。
「検事が偽証するなら、そんな下手な偽証じゃなくて、もっと上手に嘘をつくと言いたいんでしょうか。それを言うのであれば、この最高検報告書自体が、全く見え透いた下手な「詭弁」「こじつけ」で、とても検察の報告書とは思えない、ということをどう説明するんでしょうか。」(大坪弘道)。
「今回みたいに、重要な政治家であっても、いや、だからこそ、自分がこいつはやっちゃうべきだと思ったらやっちゃう。自分が総理にふさわしくないと思えば、選挙で選ばれても阻んでやる。そういうことに関して、それは絶対にやってはいけないことなんだ、民主主義を踏みにじることなんだ、お前は神様のつもりか、ということが、検事たちはわからなくなってしまっているんじゃないですか。」(八木啓代)。
今回の検察の虚偽捜査報告書問題で、不起訴処分が正式に発表されるまでの過程でのマスメディアの姿も異様なものがあった。報告書や反訳書がインターネットに流出し、誰の目にも検察の犯罪が明らかになった後になっても、「記憶の混同」という詭弁を補強する検察の意図を持ったリークを、ほとんど全ての大新聞が無批判に垂れ流し続け、「不起訴の既成事実化」に能動的に加担していた。畑違いの政治記者ならともかく、専門の司法記者である以上、何もかも分かった上で、検察の犯罪の揉み消しに確信犯的に加担していたとしか思えない。北朝鮮や第二次大戦中の日本ならともかく、21世紀の先進民主主義国の日本でこんなおぞましい光景を見せられるとは思ってもいなかった。
メディアの問題に関しては、本書の中で八木氏が明快に語っている。
「メディア自体が、一連の検察の捜査に乗っかるような形で、無批判な小沢バッシングを今まで繰り広げてきてしまったので、今さら引っ込みがつかないというか、今さら検察が間違っていたと断罪することは、メディアの在り方も間違っていたということを認めることにもなるので、素直に報道できないという部分があるようには感じます。」
この数年間のマスメディアの狂ったような小沢バッシングの中、逆風に怯まず、小沢事件での検察捜査の問題点、異常さをぶれずに指摘し続けてきた著者の郷原信郎氏には心から敬意を表したい。また、今回の貴重な出版を決断した毎日新聞社出版局にも感謝したい。
「検察崩壊 失われた正義」は、歴史の審判を下す後世の人々にも読み継がれる書となるであろう。
2012年12月20日に日本でレビュー済み
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裁判所 並びに検察 の暴走を許さない為の
法改正までの内容も欲しかった。
法改正までの内容も欲しかった。