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ひそやかな花園 ペーパーバック – 2010/7/23

4.0 5つ星のうち4.0 370個の評価

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 毎日新聞出版 (2010/7/23)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/7/23
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ペーパーバック ‏ : ‎ 324ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4620012777
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4620012773
  • 寸法 ‏ : ‎ 12.8 x 1.85 x 18.8 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 370個の評価

著者について

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角田 光代
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1967年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。

90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞、03年『空間庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞を受賞。著者に『三月の招待状』『森に眠る魚』『くまちゃん』など多数。2010年7月には、毎日新聞の連載『ひそやかな花園』も単行本化された。

カスタマーレビュー

星5つ中4つ
5つのうち4つ
370グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2021年5月26日に日本でレビュー済み
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非配偶者間人工授精に関する物語で、とても興味深く一気に読みました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年1月2日に日本でレビュー済み
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全体的に暗くて重いと思ったけど、表現として美しい部分がありました。
主人公たち7人が抱える問題、日頃思ってもみないことなので、実際にあるんだろうなぁと初めて思いましたが、前向きになれて強いなぁと感じました。
登場人物の立場とか、気持ちとか、誰が誰って考えながら読んだので、時間がすごくかかりました。
2022年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
幼い頃、毎年家族ぐるみで楽しいサマーキャンプを過ごしていた7人。ある年から突然中止になった。それぞれ別々の人生を歩んだ7人の中の1人が、なぜ自分たちは集まっていたのか、謎を探り始める。成長した7人は会い、同じ出生の秘密を持つという真実が解き明かされていく。

作者の語彙とか、描こうとしていることの一部は、美しくて、とても好きなのだけど、繰り返し出てくる、というかテーマである、自分自身の出自や、産みたいという気持ち、血の繋がりのこと、生物学的父親の話は心情的にも信条的にも共感できないことが多く、それも各登場人物の主観で出てくるできつかった。
ハッとするような美しい表現があって、読む価値はとてもあると思う。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
角田光代さんの本領発揮という一冊。力強さ、緊張感。どうなってしまうのだろうかと思いながら読みましたが、最後、エピローグを終えた時には爽やかな気持ちになりました。男、女、家族、親子。いろいろなことを考えさせられました。とにかく力ある内容です。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年5月22日に日本でレビュー済み
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ネタバレになっちゃいますが、
要するに非配偶者間の人工授精により生を受けた子供たちの苦悩と、
そのことにより壊れていく家庭・・・ですか?
一度は納得していても、
やはり自分の子供ではないということに悩んでみたり、
劣等感に苛まれてみたり。

うーん。
個人的な話になりますが、40歳くらいの頃
周りの未婚女性たちが、とにかく「子供が欲しい」で・・・
できちゃった婚やらシングルマザーやらになった方々がおりますが。
やはり、子供を産みたいというのが女の本能というより、
子孫を残したいというのが生物としての本能なんでしょうね。

しかし、あえて言わせてもらえば、
第三者からの精子提供で父親がわからないくらいで
自分のアイデンティティーが保てませんかしらねぇ。
きちんと二親がいてその親に見捨てられり虐待されたりのほうが
よほどつらいのではと思ってみたり・・・

ただ生殖医療についてはどこまでするかしないかは
すべて自己責任と思います。
それで生まれた子がつらいとか可哀想というのは、
そう思う人がいるからそうなるんじゃないのかぁ。

とかまあ、ちょっとマジに考えさせられるほどに
上手な話ではありました。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年4月24日に日本でレビュー済み
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一気に読み進めてしまいましたが、非常に質が高く、デリケートなトピックを扱いつつ、様々な側面からそれぞれの立場をよく描写できていて、読後感がとてもよかったです。

私はちょうど樹里ぐらいの年齢で子供を希望しています。子どもを持つことが人生のすべてと考えていなくても、ほしいものはほしい。万が一自分か夫が不妊ということになれば、どういう手段を使ってでもやはり妊娠に向けて努力するのではないかと考えています。でも、この本を読んで、親のそういう気持ちは確かに理解できないことはないけれど、「自然でない手段」、例えば本作品の場合、非配偶者間人工授精を経て生み出された子どもの気持ちを全く考えていなかった自分に気づきました。

自分の「出どころ」がわかっている安心感というのは、親が誰であるかというのがわかって初めて持てるものであり、それがほとんどの人にとって当たり前のことでも、この作品にある非配偶者間人工授精を経て生まれた子供たちにとってはそうではないということ。作品中の登場人物が言っていた「ぽっかり」とした気持ち、とか自分が捨て子じゃないのかという疑い、など、親がいくらこれでもかというほど話し合った結果決断したことであっても、夫婦仲が壊れていなくても、子供が心から望まれて生まれてきていても、避けられなかったという事実は大変厳しいと思います。

また、母親(もしくは両親)の痛いほどの子どもを望む気持ちと生殖医療の発達の結果、この本に出てくる子どもたちが生まれているわけですが、不妊の父親の葛藤も非常によく描かれています。キャンプに集まる男たちは子どもを作ることができないけれど、全くの赤の他人のだれかわからない男の精子を使って生まれてきた子供を自分の子として育てるということはどういうことなのか、非常に考えさせられました。

自分が誰であろうと、誰の子どもであろうと、人生を切り開くのは自分しかいないのだけれど、それだけじゃない、と思わされた作品でした。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年5月6日に日本でレビュー済み
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角田光代の小説を読むのは、八日目の蝉、対岸の彼女に続いて三冊目です。
この作品も面白く読めたし、後味も悪くはなかったですが、レビューを書こうとすると前の二作品に比べると、どう紹介したらいいのかむずかしい作品でした。

幼い頃毎年夏になるとある別荘に集まって、キャンプ生活をしていた七人の子供たちは、共通の出生の秘密を持って生まれた子供たちでした。
毎年集まっていたことにそれほど深い意味はなく、親たち(特に母親)にとってはただ他人には話せないことを、同じ境遇を持つ者同士、気軽に話せる場としての価値があったということだったと思います。

ただ集まった子供たちは、可能性の話として生物学上の父親が同じであるかもしれず、子供たちの中で一組の男の子と女の子が特別に仲がよくなって、キスなどする関係になったのを親たちが知った時、みんなで集まる場としてのキャンプは崩壊します。
これ以外にもある母親が別の子の父親に恋愛感情をいだくなどの大人の事情もあったようですが。

プロローグなどを除いた作品の全四章のうち第二章からは、最後のキャンプから約二十年後の大人になった七人の今の生活が描かれます。
七人と登場人物も多いですし、一応紗有美がキーパーソンのようですが、他の六人もそれぞれ詳しくその人生を描いているので、注意深く読み進めないと、誰が誰だかわからなくなりそうでした。

家族の中で父親と今も良好な関係を保っているケースは少ないようで、このことは確かに出生の事情と関係はありますが、それ以外は(遺伝性の病気を抱えた波留を除けば)出生に特別な事情があったことと、大人になった一人一人が抱えている問題とは、明確な因果関係があるわけではなく、もう少し総合的にそれぞれの家族の事情を描きながら、個々人が直面している問題を描きだそうとします。

このあたりがこの小説をどう受け止めるかに関わってくるので、よく注意して読み進めないと、この作品を深く理解することが難しかったです。

「会合はひたすら気詰りだった。」
これは第三章の冒頭で七人のうち五人が、そのうちの一人の賢人の家に初めて集まった時の記述です。
それ以前にもっと小人数で会ったりしたことはあるとはいえ、二十年前に何度か会っただけの正確な名前も顔もよく覚えていない者同士が集まっても、そりゃそうなるよなと思いました。

この後にも七人はそれぞれの思いや目的を持って、何人かで会ったり出生の状況を調べたりするのですが、その過程で七人にどのような心情の変化があって、現在の自分の問題と向き合うようなポジティブな気持ちになっていくのかが、作品の後半を通して丁寧に描かれていきます。

ここでも七人それぞれに抱えている事情がありますし、スッと解決に導かれるような明確な答えがあるわけではありません。
このあたりがこの小説の深い部分でもあり、また丁寧に読み進めないと理解が難しいもどかしい部分でもありました。

テーマは重たい作品かもしれませんが、エンディングがさわやかな終わり方だったのには、救われました。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年9月27日に日本でレビュー済み
ページを開いたその瞬間から本を閉じられなかった。

幼少時代の夏にどこかの別荘地で集まった子供たち。
どんな関係なのか、どうして集まっているのかは親からは
なにも知らされず、でも子供たちはその夏の別荘地での
キャンプを心から楽しみにしていた。

第一章は1985年から始まる。視点はその子供の視点。
それぞれの子供がかわるがわる語る夏のキャンプの様子。
どの子のそれを読んでもなんだか懐かしく、情景が美しく
読んでいてとっても心地よかった。それでも何故どんな関係で
集まっているのか?その謎が第一段階として匂わせてあって
楽しんで読みながらも、どんな関係なの?どんな謎があるの?と
頭の中で推理しながら読み進めた。
キャンプはある夏から突然終わり、親たちとの会話ではタブーに。
それぞれの子供がだんだん成長していき1999年で第一章は終わる。

第二章は2008年から
大人になった当時の子供たちがどんな風に暮らしているか
各人の視点で書かれている。それぞれの子供が大人になった今も
あのキャンプはなんだったのか、日常の中ふと思い出して
気にかけている。そしてそれぞれがなんらかの形で繋がっていき
キャンプに集まった子供たちにある共通点があることに気づいていく。

共通点はなんだったのか?その謎説きが興味深く、どんどん
ページをめくっていった。個々人が接触しだすところが
かなり面白かった。

第三章は2009年
謎はとけて、キャンプで集まった理由がわかったものの
新たにどうしても解き明かしたい事実があり、協力したり
協力しなかったり、物語の核心にせまっていく。

それぞれの事情や悩みと本当に知りたい事は知ってしまって
良いのか?知らない方がいいのか?その部分の各人の心の
揺らぎがとてもうまく描写されていて、それぞれの人に感情移入を
しながら読んでしまう。

第四章はそれぞれが自分の過去の事情に折り合いをつけて
心を整理していく。角田さんの物語は後味の悪いものも多いので
今回はどんな風な結末にもっていくのだろうと、危惧しながら
読み進めたが、どの人も明日に向かって明るく歩んでいくような
終わり方だったので、すごく良かった。

プロローグとエピローグをさゆみというキャンプで集まった
当時の子供がまとめているが、文中どうしても好きになれなかった
彼女の考えがエピローグで明るい方へ導かれていて本当に
後味が良かった。

夢中で読んでしまったので、もう一度ゆっくりと最初から味わって
読みたいと思う。久しぶりに★5つ出せる本だった。

例えば子供がいても、いなくても、子供が一人でも二人でも、
どんな状況でも人は幸せでいられると思う。
それは気の持ちようであると思う。どの状況にも、その場合にしか
ない幸せって必ずある。だから子供がいるから幸せ、いないから
不幸せという考えの構図は間違っているって私はずっと思っていた。
それでも女性にとって、子供がいる、いないというのは、
重くのしかかる重圧かもしれない。
うまく説明出来ないその気持ちを角田さんはこの本を通して
100%伝えていると思った。どうであろうと「生きなくちゃ
いけない自分の人生があるってだけ」という文中の登場人物の
セリフが心にすごく響いた。
40人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート