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13歳からの「くにまもり」 (扶桑社新書) 新書 – 2019/9/27
倉山 満
(著)
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購入オプションとあわせ買い
これから日本は、どうなるのだろう。ぼんやりとした不安を抱いている人は、多いと思います。
本書は、「日本を守りたい! 」と、強い気持ちを抱いている人のために書きました。もし、「今の自分には何の力も無い」と思っていても構いません。おそらく、そんな力は誰にも
ありません。私は「これをやれば日本は滅びない」とか、「これが正解だ。言うことを聞いて、その通りにすればバラ色の未来が待っている」などと甘い言葉を撒き散らすつもり
はありません。私は本気で日本を守りたいと思っているので、皆さんと一緒に考えたいのです。日本を守る方法を。
(中略) 本書を読むのに特別な知識は必要ありません。ただし、志だけは持っていてください。「自分が日本を守る責任者ならば、何をするか。そして、何を知っておかなけれ
ばならないか」と。つまり、自分が総理大臣になったつもりで考えてほしいのです。
「はじめに」より
第一章 人殺しに囲まれた国、日本
第二章 先人たちは、どうやって祖国を守ってきたのか
第三章 危機にある皇室、日本が無くなる!
第四章 たかが経済、されど経済、まずは経済
第五章 日本を守りたければ政治のことを知ろう
本書は、「日本を守りたい! 」と、強い気持ちを抱いている人のために書きました。もし、「今の自分には何の力も無い」と思っていても構いません。おそらく、そんな力は誰にも
ありません。私は「これをやれば日本は滅びない」とか、「これが正解だ。言うことを聞いて、その通りにすればバラ色の未来が待っている」などと甘い言葉を撒き散らすつもり
はありません。私は本気で日本を守りたいと思っているので、皆さんと一緒に考えたいのです。日本を守る方法を。
(中略) 本書を読むのに特別な知識は必要ありません。ただし、志だけは持っていてください。「自分が日本を守る責任者ならば、何をするか。そして、何を知っておかなけれ
ばならないか」と。つまり、自分が総理大臣になったつもりで考えてほしいのです。
「はじめに」より
第一章 人殺しに囲まれた国、日本
第二章 先人たちは、どうやって祖国を守ってきたのか
第三章 危機にある皇室、日本が無くなる!
第四章 たかが経済、されど経済、まずは経済
第五章 日本を守りたければ政治のことを知ろう
- 本の長さ266ページ
- 言語日本語
- 出版社扶桑社
- 発売日2019/9/27
- 寸法11.1 x 1.6 x 17.4 cm
- ISBN-104594082890
- ISBN-13978-4594082895
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登録情報
- 出版社 : 扶桑社 (2019/9/27)
- 発売日 : 2019/9/27
- 言語 : 日本語
- 新書 : 266ページ
- ISBN-10 : 4594082890
- ISBN-13 : 978-4594082895
- 寸法 : 11.1 x 1.6 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 322,252位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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イメージ付きのレビュー

5 星
この本は生きるうえで大切なことが学べる
タイトルこそ「13歳からの」だけど、この本の内容とそこから自分の中で頭に描けるだろう『くにまもり』のロードマップをきちんと13歳に説いて聞かせることのできる教養高い大人がはたして如何ほどいるのだろうかと自戒。経済の基礎、安全保障の基礎、政治の基礎、歴史の基礎、無駄に敷居が高い保守界隈でこれだけ簡潔にそして大切な本質を漏らすことなく網羅している新書は他にないと思う。なにより、自分の人生を助けるヒント、大切な誰かを守るヒントが端々に散りばめられている。なるほど、『くにまもり』とは自分や大切な誰かを守ることにつながる。『適塾に知識自慢で喜んでるだけのオタクは、一人もいませんでした』『現実主義には、いかなる空想も入り込みません。同時に、ただ目の前の現状に流されることはないのです』『他人に自分の運命を預けるのではなく、自分の力で大切な人を守る気概を持ちましょう。そして学び、仲間を見つけましょう』『一人一人は微力かもしれない。しかし、微力は無力ではない』
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2022年7月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分がいままで持っていたイメージが覆ります(笑)
2019年9月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
わが国の歴史、政治、経済に関する歯に衣着せぬ貴重な見解が満載されている。と
りわけ重要なのは皇位継承に関する所論である。わが国は初代神武天皇から第126
代の今上陛下に至るまで皇位継承権は男系男子に限られてきた。10代8人の女性天
皇はすべて男系男子に皇位を引き継げない場合の中継ぎであり、男系女子に限られ
ている。平成18年、小泉内閣のとき有識者会議なるものが女性、女系論を持ち出し
た。わが国の二千年の伝統を無視した暴論である。悠仁親王の誕生で皇位継承の危
機はさしあたり解消されたが、若い親王がただ一人では皇統の継承がきわめて難し
いことは論を俟たない。皇位継承の危機を防ぐには、旧宮家の復活しかない。
著者によれば、皇位継承で重要なのは、先例、男系、直系である。皇室は歴史的存
在であるがゆえに先例を重視しなければならない。一度も破られたことのない男系
継承はもはや掟と言ってもよい。そして男系という先例の最大の理由は民間人の男
性を皇室に入れないことにある。民間人の女性は光明皇后以来皇族になれたが、民
間人男性が皇族になったことは一度もない。称徳天皇が民間人の弓削道鏡に譲位し
ようとしたことがあったが、宇佐八幡宮の神託によって実現しなかった。民間人男
性は皇族になれないが、民間人男性との間に生まれた子も皇族にはなれないのだ。
著者はいう。安倍内閣はなんの実績もない。評者は失われた二十年と呼ばれた不況
を緩やかながら回復基調にした安倍内閣の成果をそれなりに評価するが、消費税の
増税を認めたのは取り返しのつかない失着ではないのか。経済成長にブレーキがか
かることは否めない。参院選で与党勢力が3分の2を割り込んだため悲願の憲法改
正はハードルが高くなった。評者としては、安倍総理にはせめて旧宮家を復活させ
て皇統の安定をはかってほしい。現在の皇室は新井白石の建議で創設された閑院宮
家の血筋である。旧宮家を復活して皇室の藩屏をつくれば白石と並んで歴史に名が
残ること疑いない。
ところで本書の主題は「くにまもり」である。自衛隊はさまざまな手かせ足かせの
ため、やっていいことしかできない軍隊もどきにすぎない。その上予算不足のため、
飛行訓練も実弾射撃訓練も十分にはできない。「たまに撃つ 弾がないのが 玉に瑕」
と揶揄されるようでは情けない。諸外国なみに GDPの 2%ぐらいの防衛予算を組
み、自衛隊員の練度を上げるべきではないのか。米軍の駐留のおかげで侵略されず
にすんできたが、自分の国は自分で守る気概を持たなければ、いざ有事の際米軍を
当てにできない。そのためには日米同盟の片務性を解消しなければならない。
りわけ重要なのは皇位継承に関する所論である。わが国は初代神武天皇から第126
代の今上陛下に至るまで皇位継承権は男系男子に限られてきた。10代8人の女性天
皇はすべて男系男子に皇位を引き継げない場合の中継ぎであり、男系女子に限られ
ている。平成18年、小泉内閣のとき有識者会議なるものが女性、女系論を持ち出し
た。わが国の二千年の伝統を無視した暴論である。悠仁親王の誕生で皇位継承の危
機はさしあたり解消されたが、若い親王がただ一人では皇統の継承がきわめて難し
いことは論を俟たない。皇位継承の危機を防ぐには、旧宮家の復活しかない。
著者によれば、皇位継承で重要なのは、先例、男系、直系である。皇室は歴史的存
在であるがゆえに先例を重視しなければならない。一度も破られたことのない男系
継承はもはや掟と言ってもよい。そして男系という先例の最大の理由は民間人の男
性を皇室に入れないことにある。民間人の女性は光明皇后以来皇族になれたが、民
間人男性が皇族になったことは一度もない。称徳天皇が民間人の弓削道鏡に譲位し
ようとしたことがあったが、宇佐八幡宮の神託によって実現しなかった。民間人男
性は皇族になれないが、民間人男性との間に生まれた子も皇族にはなれないのだ。
著者はいう。安倍内閣はなんの実績もない。評者は失われた二十年と呼ばれた不況
を緩やかながら回復基調にした安倍内閣の成果をそれなりに評価するが、消費税の
増税を認めたのは取り返しのつかない失着ではないのか。経済成長にブレーキがか
かることは否めない。参院選で与党勢力が3分の2を割り込んだため悲願の憲法改
正はハードルが高くなった。評者としては、安倍総理にはせめて旧宮家を復活させ
て皇統の安定をはかってほしい。現在の皇室は新井白石の建議で創設された閑院宮
家の血筋である。旧宮家を復活して皇室の藩屏をつくれば白石と並んで歴史に名が
残ること疑いない。
ところで本書の主題は「くにまもり」である。自衛隊はさまざまな手かせ足かせの
ため、やっていいことしかできない軍隊もどきにすぎない。その上予算不足のため、
飛行訓練も実弾射撃訓練も十分にはできない。「たまに撃つ 弾がないのが 玉に瑕」
と揶揄されるようでは情けない。諸外国なみに GDPの 2%ぐらいの防衛予算を組
み、自衛隊員の練度を上げるべきではないのか。米軍の駐留のおかげで侵略されず
にすんできたが、自分の国は自分で守る気概を持たなければ、いざ有事の際米軍を
当てにできない。そのためには日米同盟の片務性を解消しなければならない。
2021年1月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
時代の一冊。
一気に読めて大変良かった。
またこのシリーズ勉強になる!
一気に読めて大変良かった。
またこのシリーズ勉強になる!
2020年2月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本が今どういう仕組みで動いているのか?
周辺国の情勢は?
など、分かりやすく解説されていて大変ためになりました。
でも、後半一気に安倍政権批判に入っていきます。
わかりますよ、確かにおっしゃる通りかもしれません。
でも、安倍政権を批判するだけでは左巻きの人も右巻きの人も同じなんだなと思いました。
安倍政権を倒せ!という人を増やしてどうするつもりなんでしょうか?
それが今やるべきことですか?
正論なら良いというものではありません。
それは、当事者ではないから言えること。
結局部屋にこもって机の上で本ばかり読んで人のやってることを
外から他人事で批評しているにすぎません。
これを読む人にはどの本やニュースであれ、鵜呑みにするのではなく
自分で日本の歴史や各国の伝統思考や慣習、本当の歴史とは何か?
今起こっていることの本質はどこにあるのか?
そのための情報収集を忘れないでいただきたいと思います。
周辺国の情勢は?
など、分かりやすく解説されていて大変ためになりました。
でも、後半一気に安倍政権批判に入っていきます。
わかりますよ、確かにおっしゃる通りかもしれません。
でも、安倍政権を批判するだけでは左巻きの人も右巻きの人も同じなんだなと思いました。
安倍政権を倒せ!という人を増やしてどうするつもりなんでしょうか?
それが今やるべきことですか?
正論なら良いというものではありません。
それは、当事者ではないから言えること。
結局部屋にこもって机の上で本ばかり読んで人のやってることを
外から他人事で批評しているにすぎません。
これを読む人にはどの本やニュースであれ、鵜呑みにするのではなく
自分で日本の歴史や各国の伝統思考や慣習、本当の歴史とは何か?
今起こっていることの本質はどこにあるのか?
そのための情報収集を忘れないでいただきたいと思います。
2019年11月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「『日本を守りたい!』と、強い気持ちを抱いている人のために」書かれた本です。
平易な表現で、国際情勢、自衛隊、近現代史、皇室のあり方、日本経済、政治状況について、それぞれの分野における課題を縦横無尽に論じてくれています。
例えば、保守愛国の論客である上念司氏のコメントにも、度々、倉山満さんの知見が引用されていますね。
【第四節 こんなに弱いぞ!自衛隊】
予算不足から「燃料がない」「射撃訓練もマトモにできない」自衛隊。
「憲法や法律を変えなくても、できること」は「自衛隊の予算を増やすこと」。
長年に渡って「1%」シーリングという根拠無き足かせを課せられてきた防衛費は、NATO諸国並みにGDP比2%にするのが当然でしょう。
憲法九条改正の前に、私たちには出来ることがあるのだと思います。
バブルが崩壊したのは1990~90年。あれから「失われた20年」をも遙かに超えて、既に四半世紀以上。
その間、リーマンショックは言うに及ばず、様々な危機があっても、世界経済は常に成長を続けています。
何故わが国だけが停滞したままなのか。
「少子高齢化社会だから」「資源の無い国だから」「バブルの時代が特別だったのだから」
私たちは、何時までそうした根拠の無いプロパガンダにマインドコントロールされなければならないのか。
「経済発展こそが安全保障の近道」という著者の指摘に強く同意します。
【第八節 軍隊は「ヒト・モノ・カネ」と「法体系」】
近年、平和安全保障法制の審議で大騒ぎした集団的自衛権も、「昭和39(1964)年までは」「行使している」という前提で解釈されていた。
何故なら「日本とアメリカの安全保障条約にもとづいて、在日米軍基地を置いているからです。」
そもそも、憲法九条一項はパリ不戦条約と国連憲章からの引用です。
その国連憲章の五十一条で、全ての国連加盟国は「個別的」「集団的」自衛権を有すると明記されています。
日本が国連に加盟した1956年に当該条項は既にあり、今も変わっていません。
付け加えるなら、現在の日米安保条約の前文にも、1951年に署名された旧条約の前文にも、日本は国連憲章に基づく「個別的」「集団的」自衛権を有すると明記されています。
半世紀以上前から、我が日本が「個別的」「集団的」自衛権を有することは、いまだに旧連合国が常任理事国として支配を続ける国連においてですら、何の疑いも無く認められているのです。
先の平和安全保障法制の制定に至る過程で、その集団的自衛権(しかも限定行使に過ぎない)に対して憲法学者や野党や既存メディアが行った「戦争法」というレッテル張りは、これらの事実と全く相反する行為だと思います。
本来、どこの国民でも当然に持ってなければいけない、祖国の将来を憂う心。
敗戦後、70年以上の長きに渡って、私たちはその心を学ばずに無為無策の年月を重ねてきました。
私は倉山さんの著書を初めて読みましたが、金言がズラリと並んでいると感じました。
「13歳からの」とは題されてはいますが、全ての世代の方々にとって十二分に参考となると思います!
平易な表現で、国際情勢、自衛隊、近現代史、皇室のあり方、日本経済、政治状況について、それぞれの分野における課題を縦横無尽に論じてくれています。
例えば、保守愛国の論客である上念司氏のコメントにも、度々、倉山満さんの知見が引用されていますね。
【第四節 こんなに弱いぞ!自衛隊】
予算不足から「燃料がない」「射撃訓練もマトモにできない」自衛隊。
「憲法や法律を変えなくても、できること」は「自衛隊の予算を増やすこと」。
長年に渡って「1%」シーリングという根拠無き足かせを課せられてきた防衛費は、NATO諸国並みにGDP比2%にするのが当然でしょう。
憲法九条改正の前に、私たちには出来ることがあるのだと思います。
バブルが崩壊したのは1990~90年。あれから「失われた20年」をも遙かに超えて、既に四半世紀以上。
その間、リーマンショックは言うに及ばず、様々な危機があっても、世界経済は常に成長を続けています。
何故わが国だけが停滞したままなのか。
「少子高齢化社会だから」「資源の無い国だから」「バブルの時代が特別だったのだから」
私たちは、何時までそうした根拠の無いプロパガンダにマインドコントロールされなければならないのか。
「経済発展こそが安全保障の近道」という著者の指摘に強く同意します。
【第八節 軍隊は「ヒト・モノ・カネ」と「法体系」】
近年、平和安全保障法制の審議で大騒ぎした集団的自衛権も、「昭和39(1964)年までは」「行使している」という前提で解釈されていた。
何故なら「日本とアメリカの安全保障条約にもとづいて、在日米軍基地を置いているからです。」
そもそも、憲法九条一項はパリ不戦条約と国連憲章からの引用です。
その国連憲章の五十一条で、全ての国連加盟国は「個別的」「集団的」自衛権を有すると明記されています。
日本が国連に加盟した1956年に当該条項は既にあり、今も変わっていません。
付け加えるなら、現在の日米安保条約の前文にも、1951年に署名された旧条約の前文にも、日本は国連憲章に基づく「個別的」「集団的」自衛権を有すると明記されています。
半世紀以上前から、我が日本が「個別的」「集団的」自衛権を有することは、いまだに旧連合国が常任理事国として支配を続ける国連においてですら、何の疑いも無く認められているのです。
先の平和安全保障法制の制定に至る過程で、その集団的自衛権(しかも限定行使に過ぎない)に対して憲法学者や野党や既存メディアが行った「戦争法」というレッテル張りは、これらの事実と全く相反する行為だと思います。
本来、どこの国民でも当然に持ってなければいけない、祖国の将来を憂う心。
敗戦後、70年以上の長きに渡って、私たちはその心を学ばずに無為無策の年月を重ねてきました。
私は倉山さんの著書を初めて読みましたが、金言がズラリと並んでいると感じました。
「13歳からの」とは題されてはいますが、全ての世代の方々にとって十二分に参考となると思います!
2019年9月27日に日本でレビュー済み
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一言で言えば、帝王学の本です。
帝王学は「他人のせいにできない」人が持っておかないといけない知見のことだといいます。
帝王学というと難しいようですが、「他人のせいにしない」「他人に決断を委ねない」というのは人生や仕事でも大事なこと。ましてや自分の国の未来ならなおさら。
一番最後に責任を負って物事を決める人は、色んな事例や専門家の意見を参考にしても、「誰か権威のある人の言っている正解」に従うだけでは責任は果たせない、だから視野を広く、大事なことを外さずに物事を考えなければいけない、ということなのだと思います。
著者は多くの書籍を出していますが、同じ扶桑社新書の『保守の心得』(2014年)で「日本は既に滅んでいる」として
国家滅亡の定義を世界史の事例から列挙していて、読んだ時に鮮烈な印象を受けたのをよく覚えています。
それから5年が経って、著者は
「私は本気で日本を守りたいと思っているので、皆さんと一緒に考えたいのです。日本を守る方法を。」(はじめに)
と語りかけています。つまり、5年の間に状況は変わっていないどころか、どんどん悪くなる一方だというのが著者の見立てです。米中に挟まれ、経済もこの先望み薄だし、消費税はどんどん上がるっていうし、相変わらず日本は敗戦国のままだし、政治はグダグダだし、元気なのは官僚だけ。
「…日本はこの先、一体どうなるんだろう。」と思うことが多い昨今ですが、ほんの100年ちょっと前まで、日本は世界の中で大国と認められた国だったのですよね。
そこで、「これからの日本をどうするか」についての考え方が以下の流れで述べられていきます。
まず、現在の状況を知る。
次に、危機への対処の歴史を知る。
そして、一番大切な皇室のことを知る。
さらに、そのために重要な経済を知る。
最後に、手段としての政治のあり方を知る。
単純な歴史事項の羅列や「こんなことがありました」ということではなく、最後の章まで「いかに歴史から教訓を見出すのか」という視点が貫かれています。
大正時代に普通選挙制の導入を主張した吉野作造は、「有権者は専門的な知識がなくても、常識で判断できればよい」というようなことを書いていました。
本書は、その「常識で判断する」とはどういうことか、現代に則して具体化していると言えます。
「偉くもなんともない、一般の人が当事者意識を持つ」ことが大事だということが分かったら、日本にとって一番大事な天皇・皇室が置かれている現状が詳らかにされます。
そして、国民の生活にも大切な経済の基本に言及し、民主主義国家として正解を実行するための政治の話に進んでいくという筋立てには、物事を考える順序の大切さを改めて実感しました。テレビやネットの討論などでは、基礎を飛ばしていきなり各論で対立していることが多いので、答えの出ない「議論のための議論」を延々と見ていても参考にするのはアブナイなーと思うことが多いからです。
「13歳からの~」というタイトルですが、有権者としてきちんと考えたいけれど防衛や政治経済ってよく分からないという人や、投票年齢の引き下げで子供たちに有権者教育が必要と思いつつ、ネットの極端な情報に流されるのも心配だし、さりとて学校の社会・公民学習でもモヤモヤっとした疑問を持つ親御さんにも読みやすいと思います。
帝王学は「他人のせいにできない」人が持っておかないといけない知見のことだといいます。
帝王学というと難しいようですが、「他人のせいにしない」「他人に決断を委ねない」というのは人生や仕事でも大事なこと。ましてや自分の国の未来ならなおさら。
一番最後に責任を負って物事を決める人は、色んな事例や専門家の意見を参考にしても、「誰か権威のある人の言っている正解」に従うだけでは責任は果たせない、だから視野を広く、大事なことを外さずに物事を考えなければいけない、ということなのだと思います。
著者は多くの書籍を出していますが、同じ扶桑社新書の『保守の心得』(2014年)で「日本は既に滅んでいる」として
国家滅亡の定義を世界史の事例から列挙していて、読んだ時に鮮烈な印象を受けたのをよく覚えています。
それから5年が経って、著者は
「私は本気で日本を守りたいと思っているので、皆さんと一緒に考えたいのです。日本を守る方法を。」(はじめに)
と語りかけています。つまり、5年の間に状況は変わっていないどころか、どんどん悪くなる一方だというのが著者の見立てです。米中に挟まれ、経済もこの先望み薄だし、消費税はどんどん上がるっていうし、相変わらず日本は敗戦国のままだし、政治はグダグダだし、元気なのは官僚だけ。
「…日本はこの先、一体どうなるんだろう。」と思うことが多い昨今ですが、ほんの100年ちょっと前まで、日本は世界の中で大国と認められた国だったのですよね。
そこで、「これからの日本をどうするか」についての考え方が以下の流れで述べられていきます。
まず、現在の状況を知る。
次に、危機への対処の歴史を知る。
そして、一番大切な皇室のことを知る。
さらに、そのために重要な経済を知る。
最後に、手段としての政治のあり方を知る。
単純な歴史事項の羅列や「こんなことがありました」ということではなく、最後の章まで「いかに歴史から教訓を見出すのか」という視点が貫かれています。
大正時代に普通選挙制の導入を主張した吉野作造は、「有権者は専門的な知識がなくても、常識で判断できればよい」というようなことを書いていました。
本書は、その「常識で判断する」とはどういうことか、現代に則して具体化していると言えます。
「偉くもなんともない、一般の人が当事者意識を持つ」ことが大事だということが分かったら、日本にとって一番大事な天皇・皇室が置かれている現状が詳らかにされます。
そして、国民の生活にも大切な経済の基本に言及し、民主主義国家として正解を実行するための政治の話に進んでいくという筋立てには、物事を考える順序の大切さを改めて実感しました。テレビやネットの討論などでは、基礎を飛ばしていきなり各論で対立していることが多いので、答えの出ない「議論のための議論」を延々と見ていても参考にするのはアブナイなーと思うことが多いからです。
「13歳からの~」というタイトルですが、有権者としてきちんと考えたいけれど防衛や政治経済ってよく分からないという人や、投票年齢の引き下げで子供たちに有権者教育が必要と思いつつ、ネットの極端な情報に流されるのも心配だし、さりとて学校の社会・公民学習でもモヤモヤっとした疑問を持つ親御さんにも読みやすいと思います。