私の中では最高のファンフィクション(2次創作)だと思いました。
権利関係で絶版になったとどこかでみましたが、それも読みやすい文章で買えて最高です。
すごく面白いのに再販されないのでしょうか…
映画で初めてこの作品を観て作品の持つ世界観にとりこになりました。
四季のミュージカルも最近観劇することができて改めて原作を読みましたが、関連作としてこの本があると知って即購入。
アマプラでミュージカルのロンドンバージョンもレンタルしたし、本当に魅力的な物語だと思います!
エリックは中身や才能はイケメンの部分もあるのに容貌が醜悪で二目とみられないほどひどいってどんな人生なんだろう、と興味を持ったけど。
産まれたその瞬間から周りの人間すべてに忌み嫌われ、母親にも拒絶されて…すさまじいほどの孤独の中で生きてきたんだろうなと胸が痛みました。
下巻も届いたのでこの世界観を存分に味わって読みたいです!

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ファントム 上 (扶桑社ミステリー ケ 5-1) 文庫 – 1994/9/1
- 本の長さ364ページ
- 言語日本語
- 出版社扶桑社
- 発売日1994/9/1
- ISBN-104594015387
- ISBN-13978-4594015381
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上位レビュー、対象国: 日本
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2023年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2022年11月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オペラ座の怪人は好きで小説、2004年の映画、そして劇団四季のミュージカルも見ましたが、ようやくこのファントム上下も読むことができました。もちろん、原作のガストン・ルルー氏もとっくにお亡くなりなのでファンによる二次創作な訳ですが、本当によくできています。
生い立ちから描かれてますので、上巻はけっこう悲しいことも多いですが、芸術面で天才的な才能を発揮し出してからは手先の器用さも相まって建築、音楽の研鑽を積んでいきます。
下巻ではいよいよラウルやクリスティーヌも出てくるので、ミュージカルで見た「オペラ座の怪人」のあのシーンがこんな風に繋がっていくのかと感動しました。細かい部分まで本当によく調べて書かれていて驚きました。そして私は思うのです。「ああ、なんて愛おしいエリック!」と。
ガストン・ルルーも草葉の陰できっと喜んでいるのではないでしょうか。もう絶版になっており中古でしか入手できませんが、ファンにとっては最高の物語です。
生い立ちから描かれてますので、上巻はけっこう悲しいことも多いですが、芸術面で天才的な才能を発揮し出してからは手先の器用さも相まって建築、音楽の研鑽を積んでいきます。
下巻ではいよいよラウルやクリスティーヌも出てくるので、ミュージカルで見た「オペラ座の怪人」のあのシーンがこんな風に繋がっていくのかと感動しました。細かい部分まで本当によく調べて書かれていて驚きました。そして私は思うのです。「ああ、なんて愛おしいエリック!」と。
ガストン・ルルーも草葉の陰できっと喜んでいるのではないでしょうか。もう絶版になっており中古でしか入手できませんが、ファンにとっては最高の物語です。
2022年12月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オペラ座の怪人、
エリックの恋…
エリックの恋…
2005年12月23日に日本でレビュー済み
アンドリュー・ロイド=ウェバーのミュージカル「オペラ座の怪人」のファンで、ガストン・ルルーの原作とこちら、両方を読みました。
多くの方がおっしゃっていますが、怪人をエリックという一人の人間として描いているところがすばらしいです。そのため原作にはあったホラー的な要素がなくなってしまいましたが、はっきり言って原作よりこちらの方が面白いと思います。原作ではわずかしか語られていないエリックの過去から、よくぞここまですばらしい物語を作り上げた!スーザン・ケイの才能はすばらしいです。
ただ、最後は……詳しくは語れませんが(といいながら語っているかも 汗)、ちょっとラウルが気の毒に思えました。あれではエリックよりむしろラウルの方が不幸なのでは?とも思えてしまう。エリックとクリスティーヌの愛の証が残るという結末はとても気にいっているのですが、それだけでなくラウルとクリスティーヌの愛の証も、それが無理ならせめてラウルと別の女性、ラウルだけを愛する別の女性とラウルの愛の証が残るという、ラウルも救われる結末であってほしかったです。この小説のラウルが
A collector's piece indeed…….
Every detail exactly as she said…….
She often spoke of you, my friend, your velvet lining and your figurine of lead…….
Will you still play, when all the rest of us are dead?
なんて歌うとすると……悲しすぎます。まあ、スーザン・ケイは、何よりファントムことエリックを救い出したいという思いからこの物語を書いたのでしょうから、エリックが救われた分ラウルが不幸になるのは仕方ないのかもしれませんが。
というわけで、“ファントム”への思いいれが強い「オペラ座の怪人」ファンには星5つ、私のように「ファントムとラウル、両方に救いの手を!」と願う「オペラ座の怪人」ファンには星4つというところでしょうか?
多くの方がおっしゃっていますが、怪人をエリックという一人の人間として描いているところがすばらしいです。そのため原作にはあったホラー的な要素がなくなってしまいましたが、はっきり言って原作よりこちらの方が面白いと思います。原作ではわずかしか語られていないエリックの過去から、よくぞここまですばらしい物語を作り上げた!スーザン・ケイの才能はすばらしいです。
ただ、最後は……詳しくは語れませんが(といいながら語っているかも 汗)、ちょっとラウルが気の毒に思えました。あれではエリックよりむしろラウルの方が不幸なのでは?とも思えてしまう。エリックとクリスティーヌの愛の証が残るという結末はとても気にいっているのですが、それだけでなくラウルとクリスティーヌの愛の証も、それが無理ならせめてラウルと別の女性、ラウルだけを愛する別の女性とラウルの愛の証が残るという、ラウルも救われる結末であってほしかったです。この小説のラウルが
A collector's piece indeed…….
Every detail exactly as she said…….
She often spoke of you, my friend, your velvet lining and your figurine of lead…….
Will you still play, when all the rest of us are dead?
なんて歌うとすると……悲しすぎます。まあ、スーザン・ケイは、何よりファントムことエリックを救い出したいという思いからこの物語を書いたのでしょうから、エリックが救われた分ラウルが不幸になるのは仕方ないのかもしれませんが。
というわけで、“ファントム”への思いいれが強い「オペラ座の怪人」ファンには星5つ、私のように「ファントムとラウル、両方に救いの手を!」と願う「オペラ座の怪人」ファンには星4つというところでしょうか?
2022年5月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画「オペラ座の怪人」ですっかり魅了され、原作だけでなくこちらも読破しました。 個人的にはこの「ファントム上下」が一番です。
ファントムが何故ファントムになったのか、その誕生からの艱難辛苦に涙します。 原作や映画では描き切れなかった彼の天才と言われる様々な能力も理解できるし、何故クリスティーヌに執着するのか等、「オペラ座の怪人」を観た人にぜひ読んできただきたいと思いました。 自分にはここ数年で読んだ中の最高作です。
ファントムが何故ファントムになったのか、その誕生からの艱難辛苦に涙します。 原作や映画では描き切れなかった彼の天才と言われる様々な能力も理解できるし、何故クリスティーヌに執着するのか等、「オペラ座の怪人」を観た人にぜひ読んできただきたいと思いました。 自分にはここ数年で読んだ中の最高作です。
2021年11月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
(商品美品でした。有難うございます。)
上下巻、赤と青が美しくシンプルで最高のインパクトの装丁です。上下巻に渡るナーディル編末尾まで読了、エリックの尊大で悲しい自分語りを読み始めたところで一旦上巻のレビューを。
母、師、友、と交わり、呪いと少しの救済があたたかく心に響く作品。文体とエピソードはとても美しく、見ることのなかった世界観から人間として生を受けた者達の辛苦と挑戦から様々な啓示を受けます。
映画くらいしかマトモに見ていないあの怪人の半生が知られて幸せです。素晴らしく性癖にささる美と悪意の織り交ぜられた作品。愛を持つことなど考えられなかったエリックの下巻の展開が楽しみです。
上下巻、赤と青が美しくシンプルで最高のインパクトの装丁です。上下巻に渡るナーディル編末尾まで読了、エリックの尊大で悲しい自分語りを読み始めたところで一旦上巻のレビューを。
母、師、友、と交わり、呪いと少しの救済があたたかく心に響く作品。文体とエピソードはとても美しく、見ることのなかった世界観から人間として生を受けた者達の辛苦と挑戦から様々な啓示を受けます。
映画くらいしかマトモに見ていないあの怪人の半生が知られて幸せです。素晴らしく性癖にささる美と悪意の織り交ぜられた作品。愛を持つことなど考えられなかったエリックの下巻の展開が楽しみです。
2021年10月29日に日本でレビュー済み
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もう長年すべてに冷めてしまった私の頭をボカッと殴られたような気がしたほど面白くて感動した小説です。人前に出られない程、隠れて生きなきゃならない程、闇を抱えた人物がある程度の勉強をさせてもらったとは言え、少年期に身ひとつで家出し見世物小屋、建築世界、奇術師、外国王家での魔術ショー、パリオペラ座建築から地下に住みつくまで、その全環境で自分の才能だけで陰の支配者と言っても良い位強く生き抜いて行った事が爽快です。金持ちぼっちゃんが親に敷かれたレールの上に乗ってるだけの人生などせせら笑いたくなる程エリックかっこいいい!
2019年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オペラ座の怪人自体は今まで数回見たことがあるのですが、久しぶりにブロードウェイの舞台を観に行くにあたり、もう少し詳しく知っておこうと思い購入しました。
行きの機内で読んだのですが、もうその時点で涙腺崩壊。そして実際の舞台に至っては…一人で号泣しておりました。
公式?なストーリーでは無いそうですが、怪人の生い立ちと怪人に至る経過が実によく構成されていてまるで実在の人物だったのでは思うほどの完成度でした。
舞台だけでは「ハテ?どうしてこうなる?」という部分も少なからずあるのですが、これによって全て繋がり、また涙を誘う…
訳もとても良かったです。外国語の訳本はいまいちのめり込めない方なのですが、実に読みやすく美しい文章だったと思います。
行きの機内で読んだのですが、もうその時点で涙腺崩壊。そして実際の舞台に至っては…一人で号泣しておりました。
公式?なストーリーでは無いそうですが、怪人の生い立ちと怪人に至る経過が実によく構成されていてまるで実在の人物だったのでは思うほどの完成度でした。
舞台だけでは「ハテ?どうしてこうなる?」という部分も少なからずあるのですが、これによって全て繋がり、また涙を誘う…
訳もとても良かったです。外国語の訳本はいまいちのめり込めない方なのですが、実に読みやすく美しい文章だったと思います。