先生になりたいなって思った時期もあり、
興味を惹かれて買いました。結果大正解。
ほどよく力が抜けている主人公だからこそ、
学校の問題を冷静に見つめられるのかも。とても大切な一冊になりました。
いま小学校~高校生のひとたちにも、
先生もこんな感じかもよ? っていうふうに読んでほしい。
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([あ]6-1)学校のセンセイ (ポプラ文庫 あ 6-1) 文庫 – 2010/10/6
飛鳥井 千砂
(著)
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「そうなんだよ。面倒なんだよ。教師って」
なんとなく高校の社会科教師になってしまった桐原。行動原理はすべて「面倒くさい」。適当に教師生活を送ろうとするものの、なぜか周囲の人間たちが彼に面倒ごとを持ちこんでくる。酔うと“女モード”に変身する友人、素行不良の生徒に、一方的な好意を寄せてくる生徒、神経質すぎる同僚の教師に、ヘンな格好をした隣人……。小説すばる新人賞作家が描く、誰よりも“教師らしくない”青年の、誰よりも“センセイ”な日々。笑って泣ける新しい青春小説の誕生!
なんとなく高校の社会科教師になってしまった桐原。行動原理はすべて「面倒くさい」。適当に教師生活を送ろうとするものの、なぜか周囲の人間たちが彼に面倒ごとを持ちこんでくる。酔うと“女モード”に変身する友人、素行不良の生徒に、一方的な好意を寄せてくる生徒、神経質すぎる同僚の教師に、ヘンな格好をした隣人……。小説すばる新人賞作家が描く、誰よりも“教師らしくない”青年の、誰よりも“センセイ”な日々。笑って泣ける新しい青春小説の誕生!
- 本の長さ333ページ
- 言語日本語
- 出版社ポプラ社
- 発売日2010/10/6
- 寸法10.8 x 1.5 x 15.2 cm
- ISBN-104591120988
- ISBN-13978-4591120989
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登録情報
- 出版社 : ポプラ社 (2010/10/6)
- 発売日 : 2010/10/6
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 333ページ
- ISBN-10 : 4591120988
- ISBN-13 : 978-4591120989
- 寸法 : 10.8 x 1.5 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 816,083位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 568位ポプラ文庫
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年6月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作家さんは初めてでしたが、とても面白かったです。一気に読んでしまいました。
青春したい方にオススメします。
青春したい方にオススメします。
2010年10月25日に日本でレビュー済み
家の近くにある古本屋でいろいろな本を物色していてみつけました。
普段はマンガしか読まないのですが、たまたま横を通る時にブックカバーに目がいきました。
題名学校のセンセイ
僕自身学校の先生にはいつも助けられていて担任の先生がみな好きでした、泣ける本かなとか感動する本かなと気になり開いてみると
始まるやいなや突然居酒屋!!
あれ!
中身が違うか!!
カバーをめくっても学校のセンセイ、え〜どんな話だよって380円ということもあり即購入しました。
家に帰って読み始め気がついたら読み終えていました。
まだ続きがありそうな終わりかたなのがとても興味が惹かれ、マンガにはない頭の中で作り出した世界観に本気でのめり込んでしまった自分に気ずかされました。
気楽に読める本でしたぜひ読んでみては?
普段はマンガしか読まないのですが、たまたま横を通る時にブックカバーに目がいきました。
題名学校のセンセイ
僕自身学校の先生にはいつも助けられていて担任の先生がみな好きでした、泣ける本かなとか感動する本かなと気になり開いてみると
始まるやいなや突然居酒屋!!
あれ!
中身が違うか!!
カバーをめくっても学校のセンセイ、え〜どんな話だよって380円ということもあり即購入しました。
家に帰って読み始め気がついたら読み終えていました。
まだ続きがありそうな終わりかたなのがとても興味が惹かれ、マンガにはない頭の中で作り出した世界観に本気でのめり込んでしまった自分に気ずかされました。
気楽に読める本でしたぜひ読んでみては?
2017年4月30日に日本でレビュー済み
冷めた目で世間や学校現場、生徒たちを見ている先生が主人公。
それでも、同僚のいつも思いつめている先生よりも、ずっと勤めていられそうと思ってしまう。
ほどほどに肩の力を抜いたほうが生きやすいのかも。
それでも、この主人公が、いじめ問題にはどのように対応するのか気になった。
それでも、同僚のいつも思いつめている先生よりも、ずっと勤めていられそうと思ってしまう。
ほどほどに肩の力を抜いたほうが生きやすいのかも。
それでも、この主人公が、いじめ問題にはどのように対応するのか気になった。
2007年8月10日に日本でレビュー済み
飛鳥井さんのデビュー作「はるがいったら」が
なかなかの好著だったので、こちらも読みました。
前作はデパート勤務の女性が主人公ですが、
今作は高校のセンセイである男性が主人公。
まず主人公の口調が非常にいまどきの若い男の人っぽくって、
『あれ? 著者って実は男性だったっけ?』と
ちょっとびっくりしたのですが、
それが無理した男口調で書いてある感じがなく、
すごくリアリティがあって、
「こういう先生いるかもなぁ」と思い始めたら、
一気に世界に引き込まれてどんどん読めました。
ひとくくりに“教師”と言っても、
ベテランもいたり、まじめすぎて自分の首を絞めてる人もいたり、
幼稚な人もいたり、森田健作みたいに熱血になれない人もいたり。
主人公・桐原センセイは、その非熱血な部類に属し、
「面倒くさい」が口癖で、
夢や希望に燃えているわけでもなく、
教職という職に就いたという、クールなスタンスの持ち主ですが、
あるちょっとした生徒の問題をきっかけに、
彼の仕事への向き合い方が少ーしだけ変わるというお話です。
主人公をはじめ、恋愛熱心な女友達や、けなげな教師、コドモでオトナな生徒たちなど、
登場人物にちゃんと血肉の通った描写をする書き方に好感が持てました。
なかでも、ツィギーを彷彿とさせる風貌のご近所さんとのエピソードに、
安易でベタな恋愛に走らせない著者の巧みならざる構成力と筆力を感じました。
(一箇所だけ、フレッシュマンの集団をフレッシュマンズと形容している文章に
文法あってるのか? とツッコミ入れてしまいましたが、わざと?)
エンディングも納得のいく幕切れで、
ある生徒に本音で話す桐原センセイに、
『でら格好エエがね』(舞台は名古屋)と名古屋弁でエールを送ってしまいました。
まずは、今まさに「学校のセンセイ」をしている友達に
貸してあげて、この本の感想を聞きたいと思います。
なかなかの好著だったので、こちらも読みました。
前作はデパート勤務の女性が主人公ですが、
今作は高校のセンセイである男性が主人公。
まず主人公の口調が非常にいまどきの若い男の人っぽくって、
『あれ? 著者って実は男性だったっけ?』と
ちょっとびっくりしたのですが、
それが無理した男口調で書いてある感じがなく、
すごくリアリティがあって、
「こういう先生いるかもなぁ」と思い始めたら、
一気に世界に引き込まれてどんどん読めました。
ひとくくりに“教師”と言っても、
ベテランもいたり、まじめすぎて自分の首を絞めてる人もいたり、
幼稚な人もいたり、森田健作みたいに熱血になれない人もいたり。
主人公・桐原センセイは、その非熱血な部類に属し、
「面倒くさい」が口癖で、
夢や希望に燃えているわけでもなく、
教職という職に就いたという、クールなスタンスの持ち主ですが、
あるちょっとした生徒の問題をきっかけに、
彼の仕事への向き合い方が少ーしだけ変わるというお話です。
主人公をはじめ、恋愛熱心な女友達や、けなげな教師、コドモでオトナな生徒たちなど、
登場人物にちゃんと血肉の通った描写をする書き方に好感が持てました。
なかでも、ツィギーを彷彿とさせる風貌のご近所さんとのエピソードに、
安易でベタな恋愛に走らせない著者の巧みならざる構成力と筆力を感じました。
(一箇所だけ、フレッシュマンの集団をフレッシュマンズと形容している文章に
文法あってるのか? とツッコミ入れてしまいましたが、わざと?)
エンディングも納得のいく幕切れで、
ある生徒に本音で話す桐原センセイに、
『でら格好エエがね』(舞台は名古屋)と名古屋弁でエールを送ってしまいました。
まずは、今まさに「学校のセンセイ」をしている友達に
貸してあげて、この本の感想を聞きたいと思います。
2007年8月7日に日本でレビュー済み
そつなく高校教師という職業をこなす主人公桐原。
飲み友達の女の中川、まじめすぎる先輩センセイの永野、
非常識な同僚センセイの吉田などが絡みあいながら物語は進む。
物語というより、本当にセンセイの日常を垣間見ている感じ。
センセイを漢字で先生と書かないのは、
熱血教師であるわけではないし、この話自体も熱血教師物語ではない。
センセイの先生としての日常と仕事ではない普段の時の日常が
とても上手に描かれている。
そして、そこにポスターカラーのように派手なミニスカート女も
登場して、ただの日常ではなく、その女は一体??みたいな謎も
絡んできて、とても面白い。次は!次は!と推理小説でもないのに
続きが読みたくて仕方なくなる。
文句なしに面白かった。読後感もすっきりで、お勧めの一作。
飲み友達の女の中川、まじめすぎる先輩センセイの永野、
非常識な同僚センセイの吉田などが絡みあいながら物語は進む。
物語というより、本当にセンセイの日常を垣間見ている感じ。
センセイを漢字で先生と書かないのは、
熱血教師であるわけではないし、この話自体も熱血教師物語ではない。
センセイの先生としての日常と仕事ではない普段の時の日常が
とても上手に描かれている。
そして、そこにポスターカラーのように派手なミニスカート女も
登場して、ただの日常ではなく、その女は一体??みたいな謎も
絡んできて、とても面白い。次は!次は!と推理小説でもないのに
続きが読みたくて仕方なくなる。
文句なしに面白かった。読後感もすっきりで、お勧めの一作。
2012年1月9日に日本でレビュー済み
昔からの友達とあったような気安さと、大きな衝撃はないけど程よいドキドキ。
ですが、一気に読める。主人公は他人にドライなのと反比例して、読む方にしてみるとなんか愛着をもってしまうこの主人公。微妙な「変」がたくさんなのですが、主人公の意識的なライト感覚によりなぜかそれが自然になってしまうのもおもしろく、ほっこりもする。いろんな意味で面白い小説でした。
ですが、一気に読める。主人公は他人にドライなのと反比例して、読む方にしてみるとなんか愛着をもってしまうこの主人公。微妙な「変」がたくさんなのですが、主人公の意識的なライト感覚によりなぜかそれが自然になってしまうのもおもしろく、ほっこりもする。いろんな意味で面白い小説でした。
2008年4月19日に日本でレビュー済み
自他共に認めるキング・オブ・めんどくさがりやの名古屋の高校教師、桐原。彼は大学を卒業後、塾講師を経て、私立高校の教師になって2年目。同世代のちょっと不器用な先生たちや、高校の友人、それから、隣に住む奇抜な格好をしたやっぱり同世代の女性と、その一方で高校生と接するうち、日ごろ感じる違和感の正体のようなものに気づく。
私も高校からあんまりビジョンも立てずたらたら生きてしまったので、高校生のときから何も変わってないような気がしていたけど、自覚してるかどうかは別として、やっぱりあのころの自分と今とではあきらかに違うし、どこか線があるはずなんだと思いました。この感覚、うまいなあって思った本でした。
私も高校からあんまりビジョンも立てずたらたら生きてしまったので、高校生のときから何も変わってないような気がしていたけど、自覚してるかどうかは別として、やっぱりあのころの自分と今とではあきらかに違うし、どこか線があるはずなんだと思いました。この感覚、うまいなあって思った本でした。