中古品:
¥480 税込
無料配送5月13日 月曜日にお届け
詳細を見る
または 最も早い配送 本日中にお届け(5 時間 21 分以内にご注文の場合)
詳細を見る
中古商品: 良い | 詳細
発売元 コスロジ
コンディション: 中古商品: 良い
コメント: 【帯付き、カバー付き】特筆する様な折れや書き込み等は無く良好なコンディションです。表紙をクリーニング後にクリスタルパックにて丁寧に包装いたしましてAmazon倉庫からの発送となります。 ご購入後のお問い合わせ・返品対応など、すべてAmazonカスタマーが責任を持って対応いたしますのでご安心ください。
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

水の精霊: Purify the Earth (第1部) (teens’ best selections 1) 単行本 – 2002/12/1

5.0 5つ星のうち5.0 7個の評価

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

四万十川で祖父とともに夏休みを過ごした真人は、自分の中に眠っていた力に気付きはじめていた…。この国にもうひとつの歴史を築いてきた幻の民「水の精霊」の末裔たちを描く壮大なファンタジー。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ ポプラ社 (2002/12/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/12/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 456ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4591073173
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4591073179
  • カスタマーレビュー:
    5.0 5つ星のうち5.0 7個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
横山 充男
Brief content visible, double tap to read full content.
Full content visible, double tap to read brief content.

高知県出身。日本児童文芸家協会、日本文藝家協会会員。『少年の海』(文研出版)で児童文芸新人賞、『光っちょるぜよ!ぼくら』(文研出版)で日本児童文芸家協会賞。児童文学作品を多数出版。その他、YA向けの小説なども出版。YA向けとしては『水の精霊』『幻狼神異記』(いずれもポプラ社)、『鬼にて候』(岩崎書店)などがある。

カスタマーレビュー

星5つ中5つ
5つのうち5つ
7グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2023年12月14日に日本でレビュー済み
金原瑞人先生によると、日本における本格的なファンタジーは萩原規子先生、小野不由美先生、上橋菜穂子先生に始まるとのこと。私は浜たかや先生を見落とされていると思いますが。そしてお三方に匹敵するような書き手がしばらくなかったように思われる傾向があるようですが、横山充男先生の『水の精霊』シリーズがあります。これは浜たかや先生のものより読まれていないようです。かく言う私自身、刊行より10数年後に知り読んだわけですが。ファンタジーと一口にいっても、世界観がとりどりあり、ユルン・サーガ、精霊の守り人、とまたちがい、いずれも異世界でありますが、水の精霊は現代を舞台にしています。あとがきにありますが、現代社会に問題意識をもった作品となっております。といって、ジャンルとしては児童文学ですので読みやすいですし、さりながら厚みがあり、美しい情景、謎、神秘、人間の性がくきやかに描き出されていて本当におもしろい。続篇にあたるものはKindleでしか読めないのは残念ですが。本シリーズも、読んでいただきたいですね。絶版になり、電子書籍化もされていませんが。
2020年1月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最高に面白い!
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年11月3日に日本でレビュー済み
私は、本当のことを、ずっと知りたくて、
その輪郭も判らないまま、
ただただ切望する衝動だけを追って、
生きてきました。

日本には、今も素晴らしい自然が沢山あるのでしょうが、
心のどこかで、本当はもっと、
その素晴らしさは、圧倒的な強さで感じられるはずだ、
そんな風に思っていました。

本当のこと、
いつも心が求めてやまなかったこと、
それが、この物語にありました。

私は、この物語は、ファンタジーではなく、
真実を伝えるもの、だと思っています。

物語の作品としては、最後まで飽きさせない深遠な魅力と、
清廉な文章で、読みやすく、どんどん惹きこまれていきます。

私の場合は、今だからこそ、理解できた物語でした。
大人になって「リトル・トリー」を読んだ時、人の気高さに、
せつなくて涙が止まりませんでしたが、以来の素晴らしい本にめぐり合えたと思います。

人の心は、自然によって満たされる、
自然界の圧倒的な力を感じられた時、
全く、清らかな心から、人は、そうゆう感覚になるのではないかと思いました。

人の身勝手な判断によって、大切な自然が、壊されていってしまうこと、
それは、自らの「心」を壊すという事だと思います。

どれだけ物で豊かになろうとも、
本来の自然の美しさとそのパワーに勝る恵みはないのではないでしょうか。

自然には、神様が宿り、
その有り難さに気づく事で私達は心豊かに生きられる。

人々が力を合わせて、自然を守り、
人々が力を合わせて、自然を取り戻す、
それが、今、私達にできる幸せな生き方だと、思います。

私は今、自然の川や山からは離れた場所で生まれ、生活していますが、
そんな私でも、物語を読みながら、四万十川の本来の美しさや尊さが伝わってきました。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年4月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
かつて山河を流浪し、自然と一体化して生活をしていた山窩(サンカ)と呼ばれた人たちのことをモデルにしたと思われるファンタジーです。
自然の中に生き、自然に包まれて生活していた幻の民の末裔である少年が四万十川に引き寄せられ、自然との関係を回復するための儀式を通じて大人へとイニシエーションされていく物語です。
描かれている自然のなかに、現代人が失いかけている憧憬のようなものが湧きあがってきます。
自然からあまりにも離れてしまった現代人の内なる振り子をもとに戻す、そんな作品です。
同時に、今では忘れられた民、山窩のことについても知るきっかけを作ってくれる一冊になると思います。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年6月15日に日本でレビュー済み
「夢の中に花が出てこないか?」
ふとつぶやかれた父の言葉から、この物語は始まる。
遙か彼方にかすかに残る真人の記憶。
それは、清流に張り出し白くこぼれていた可憐な花の記憶だった。
「花の夢を見るのは水に呼ばれているからだ」という父。
真人は、水が呼ぶ地、高知四万十川へと旅立つ。
そこには、世界を浄化する力を秘める幻の民セゴシの末裔たちが、内なる水に呼ばれて集結し始めていた・・・。
この本は、読むことで体験させられる本です。
物語は人が山道を歩むようにゆっくり進みます。
まるで、主人公が歩む道を読者も共に歩んでいるようです。
そうしていると、ふいに、この世のものとも思えない美しい山や谷が目前に広がります。
その山や谷にいるのは主人公のはずなのに、なぜか実感があります。
澄んだ空気の匂いや温度、その湿り気や、風の立つわずかな気配。
冷たい透明な水が肌に触れるまろやかな感触、川底にゆらぐ虹の光彩までが見えてきます。
感じられてしまうのです。
それは言葉をかえると、主人公が手探りしているときは、読者も手探りするしかないということです。
じれったく感じたら、あなたはもう作者の手の内に落ちています。
主人公の行く手に待っている闇、恐怖、不思議、この世のものとも思えない息を呑む美しい世界。
それらをあなたは体験してしまうでしょう。
水は、読者さえも呼び込むのです。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年6月17日に日本でレビュー済み
生きること、人と出会うことに、命が沸き立つような光を感じさせてくれる物語である。その光は、深い喜びと哀しみが表裏一体をなす光である。
主人公の体験を、読者も強烈なリアリティーで追体験しながら、物語の大きなうねりが動き始めていく、その第Ⅰ巻。
物語中盤から、美しい自然、清冽な水を破壊し続けながら、人間は、確かに持っていたはずの肉体と精神の回復力、自浄力を失い続けてきたのだと気づかされる。
主人公は中学生の少年真人である。彼の存在そのものとその前面には、光の見え隠れする世界が描かれ、一方で彼の背後に迫りくる欲の渦巻く闇の世界が描かれる。主人公は、自然と生き、自然への畏怖心を失わなかった人々の末裔である。
主人公は、祖父とともに山や森、わずかに残された!清流に身を置きながら、時を経て身のうちにあるものに目覚めていく。主人公の身のうちにあるもの、すなわち読み手自身の身の内にあるはずのものとして、強く意識に肉薄してくる。
命を、生きることとしてしみじみと受け止めずにおれない物語である。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート