ナミさんが訳された本を通して小川糸さんのお話にハマったひとりです。
このエッセイを通して勝手にナミさんご自身に親近感を感じてしまいました。
そして翻訳家としてのお仕事への向き合い方もとても勉強になりました。私は韓国語が大好きで勉強していますが、私のような学習者にもオススメしたい1冊です。
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ひとりだから楽しい仕事: 日本と韓国、ふたつの言語を生きる翻訳家の生活 単行本 – 2023/1/20
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村上春樹、小川糸、三浦しをん、益田ミリ作品など300作品以上を翻訳! 韓国の日本文学ファンから絶大な支持を得る人気翻訳家がユーモアたっぷりにつづる日常エッセイ。
小川糸さん推薦!
「人生という果てのない荒野を、軽やかにスキップしながら切り拓いていくナミさんの後ろ姿が、とても眩しく、美しい。」
【目次】
プロローグ おばあちゃんになっても翻訳を続けたい
日本との縁
第1章 今日は仕事をがんばるつもりだったのに
テレビの中の翻訳家/私の本だと言いたくて/日本小説がブームだった頃/翻訳料金が上がった理由/印税か? 買い切りか? ほか
第2章 銭湯の娘だった翻訳家
辞書の編集者/40代の佐野洋子/訳注をつける/紀伊國屋書店/史上最年長の芥川賞受賞者/ある作家の人生/小川糸さんに会った日 ほか
第3章 著者になってみると
GUCKKASTEN ハ・ヒョヌさんの推薦文が欲しくて/ペ・チョルスの音楽キャンプ/お母さん、私すごいでしょ?/本を書きなさい、ナミさん/読者から届いた健康アドバイス/古本を買ったら ほか
第4章 ごくろうさま、あなたも私も
憂うつはインドア派の相棒/Sから始まる言葉/コピーライターになりたかったけれど/愛犬ナムの旅立ち ほか
エピローグ 再び二人で
訳者あとがき
【著者プロフィール】
1966年生まれ。韓国を代表する日本文学の翻訳家。エッセイスト。20代中頃から翻訳の仕事を始め、30年間に300冊以上の作品を担当。主な訳書に村上春樹『村上T 僕の愛したTシャツたち』『シドニー!』『パン屋再襲撃』『村上ラヂオ』、小川糸『食堂かたつむり』『ツバキ文具店』『キラキラ共和国』、恩田陸『夜のピクニック』、群ようこ『かもめ食堂』、天童荒太『悼む人』、益田ミリ『僕の姉ちゃん』シリーズ、角田光代『紙の月』、三浦しをん『舟を編む』、朝井リョウ『何者』、東野圭吾『宿命』など。著書に『翻訳に生きて死んで』『面倒だけど、幸せになってみようか』『ある日、心の中にナムを植えた My Dog’s Diary』などのエッセイ集があり、本書が初邦訳となる。
小川糸さん推薦!
「人生という果てのない荒野を、軽やかにスキップしながら切り拓いていくナミさんの後ろ姿が、とても眩しく、美しい。」
【目次】
プロローグ おばあちゃんになっても翻訳を続けたい
日本との縁
第1章 今日は仕事をがんばるつもりだったのに
テレビの中の翻訳家/私の本だと言いたくて/日本小説がブームだった頃/翻訳料金が上がった理由/印税か? 買い切りか? ほか
第2章 銭湯の娘だった翻訳家
辞書の編集者/40代の佐野洋子/訳注をつける/紀伊國屋書店/史上最年長の芥川賞受賞者/ある作家の人生/小川糸さんに会った日 ほか
第3章 著者になってみると
GUCKKASTEN ハ・ヒョヌさんの推薦文が欲しくて/ペ・チョルスの音楽キャンプ/お母さん、私すごいでしょ?/本を書きなさい、ナミさん/読者から届いた健康アドバイス/古本を買ったら ほか
第4章 ごくろうさま、あなたも私も
憂うつはインドア派の相棒/Sから始まる言葉/コピーライターになりたかったけれど/愛犬ナムの旅立ち ほか
エピローグ 再び二人で
訳者あとがき
【著者プロフィール】
1966年生まれ。韓国を代表する日本文学の翻訳家。エッセイスト。20代中頃から翻訳の仕事を始め、30年間に300冊以上の作品を担当。主な訳書に村上春樹『村上T 僕の愛したTシャツたち』『シドニー!』『パン屋再襲撃』『村上ラヂオ』、小川糸『食堂かたつむり』『ツバキ文具店』『キラキラ共和国』、恩田陸『夜のピクニック』、群ようこ『かもめ食堂』、天童荒太『悼む人』、益田ミリ『僕の姉ちゃん』シリーズ、角田光代『紙の月』、三浦しをん『舟を編む』、朝井リョウ『何者』、東野圭吾『宿命』など。著書に『翻訳に生きて死んで』『面倒だけど、幸せになってみようか』『ある日、心の中にナムを植えた My Dog’s Diary』などのエッセイ集があり、本書が初邦訳となる。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社平凡社
- 発売日2023/1/20
- 寸法12.9 x 2 x 18.8 cm
- ISBN-104582839169
- ISBN-13978-4582839166
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商品の説明
著者について
1966年生まれ。韓国を代表する日本文学の翻訳家。エッセイスト。20代中頃から翻訳の仕事を始め、30年間に300冊以上の作品を担当。主な訳書に村上春樹『村上T 僕の愛したTシャツたち』『シドニー!』『パン屋再襲撃』『村上ラヂオ』、小川糸『食堂かたつむり』『ツバキ文具店』『キラキラ共和国』、恩田陸『夜のピクニック』、群ようこ『かもめ食堂』、天童荒太『悼む人』、益田ミリ『僕の姉ちゃん』シリーズ、角田光代『紙の月』、三浦しをん『舟を編む』、朝井リョウ『何者』、東野圭吾『宿命』、鈴木のりたけ『大ピンチずかん』、ヨシタケシンスケ『メメンとモリ』など。著書に『スターバックス日記』『ひとりだから楽しい仕事』(日本語版は平凡社刊、2023年)、『面倒だけど、幸せになってみようか』『ある日、心の中にナムを植えた My Dog’s Diary』などのエッセイ集がある。
フリーライター&翻訳家。福岡県福岡市生まれ。中央大学文学部社会学科卒業。訳書にクォン・ナミ『ひとりだから楽しい仕事――日本と韓国、ふたつの言語を生きる翻訳家の生活』(平凡社)、キム・ジェシク『たった1日もキミを愛さなかった日はない』(扶桑社)、キム・ウンジュ『悩みの多い30歳へ。――世界最高の人材たちと働きながら学んだ自分らしく成功する思考法』(CCCメディアハウス)、チョン・ドオン『こころの葛藤はすべて私の味方だ。――「本当の自分」を見つけて癒すフロイトの教え』、クルベウ『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』(以上、ダイヤモンド社)、ハン・ソルヒ『あたしだけ何も起こらない――“その年”になったあなたに捧げる日常共感書』(キネマ旬報社)などがある。
フリーライター&翻訳家。福岡県福岡市生まれ。中央大学文学部社会学科卒業。訳書にクォン・ナミ『ひとりだから楽しい仕事――日本と韓国、ふたつの言語を生きる翻訳家の生活』(平凡社)、キム・ジェシク『たった1日もキミを愛さなかった日はない』(扶桑社)、キム・ウンジュ『悩みの多い30歳へ。――世界最高の人材たちと働きながら学んだ自分らしく成功する思考法』(CCCメディアハウス)、チョン・ドオン『こころの葛藤はすべて私の味方だ。――「本当の自分」を見つけて癒すフロイトの教え』、クルベウ『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』(以上、ダイヤモンド社)、ハン・ソルヒ『あたしだけ何も起こらない――“その年”になったあなたに捧げる日常共感書』(キネマ旬報社)などがある。
登録情報
- 出版社 : 平凡社 (2023/1/20)
- 発売日 : 2023/1/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 240ページ
- ISBN-10 : 4582839169
- ISBN-13 : 978-4582839166
- 寸法 : 12.9 x 2 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 302,223位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 26,939位文芸作品
- - 49,718位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年3月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
韓国で人気の日本文学翻訳家のクォン・ナミさんのエッセイは
1ページ1ページに豊かな表現の言葉がたくさん盛り込まれていて、さらにユーモアたっぷり!
最初からおもしろく読み終えてしまうのがもったいないと思うほど。大変読みやすく、あっという間に読んでしまいました。
他にもエッセイを出版されているそうなので、そちらもぜひ邦訳していただけると嬉しいです。
1ページ1ページに豊かな表現の言葉がたくさん盛り込まれていて、さらにユーモアたっぷり!
最初からおもしろく読み終えてしまうのがもったいないと思うほど。大変読みやすく、あっという間に読んでしまいました。
他にもエッセイを出版されているそうなので、そちらもぜひ邦訳していただけると嬉しいです。
2023年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本の帯にある小川糸さんの推薦の文を読み、手に取ってみました。一話完結のエッセイで読みやすく、また内容が軽快で心地よく、さらりと読み終えてしまいました。日本の小説を300冊以上も韓国に紹介している著者は日本文化を海外に紹介する大切な役割を「ひとりだから楽しい仕事」として気負いなく担っている姿勢が立派です。
2023年10月9日に日本でレビュー済み
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著者のクォン・ナミ氏は1966年生まれ。日本の小説(恩田陸『 夜のピクニック』 』、天童荒太『 悼む人』 』、三浦しをん『 舟を編む』 』など多数)を韓国語に訳してきた翻訳家でエッセイストで、韓国では広く名を知られているとのことです。
翻訳家の書く随筆にはハズレがないというのが私の持論です。鴻巣友季子『 全身翻訳家』 』、金原瑞人『 サリンジャーに、マティーニを教わった』 』、青山南『 翻訳家という楽天家たち』 』、池央耿『 翻訳万華鏡』 』、越前敏弥『 翻訳百景』 』、大森望『 特盛! SF翻訳講座 翻訳のウラ技、業界のウラ話』 』、大瀧啓裕『 翻訳家の蔵書』 』、宮脇孝雄『 翻訳地獄へようこそ』 』などなど、私が楽しく読んできたエッセイ本は枚挙に暇がありません。
この『ひとりだから楽しい仕事』はそんな中でも珍しい、海の向こうの翻訳家による随想集です。韓国では2021年5月に発行されました。
日本人作家との交流、翻訳した本の推薦文を韓国の著名人に書いてもらうときの苦労話、娘さんの母親に対する誇り、愛犬の出会いと別れなど、話題は多岐に渡ります。日本語に翻訳した藤田麗子氏の手腕もあって、やさしく滋味あふれる和文に乗せられた著者の日々は、読んでいて一度も倦むことがありません。
韓国の翻訳者事情を描いたくだりで、翻訳を始める【前】に契約書にサインをするという説明がありました。寺田真理子『 翻訳家になるための7つのステップ 知っておきたい「翻訳以外」のこと』 』によれば、日本では翻訳者と出版社の間の契約書は、翻訳作業が終わった【あと】に取り結ばれることが専らだと書かれていました。韓国の出版界のほうが健全な気がします。
学生時代――著者の生年から推し量ると、おそらく1980年代後半――に、「コピー論」の講義を担当する教授に「コピーライターになりたい」と相談したところ、「女は嫁に行けばいい」とけんもほろろな返答をされた経験談が出てきます。結婚適齢期を過ぎた女性のことを韓国語では「老処女(ノチョニョ)」と言うと、私が韓国語を学んでいた1990年代前半に耳にしたことがあります。ですから著者に対するこの教授の女性差別的な発言が自然な反応とされていた80年代をよく表す挿話だなと感じ、著者に同情しながら読みました。最近の韓国ではこの言葉やその背景にある考え方が死語になっていれば良いのですが。
クォン・ナミ氏はこの書以外にもすでに何冊もエッセイ本を出しているということですので、それもぜひ日本語で読みたいものです。中でも、愛犬をテーマにした『ある日 心の中にナムを植えた My Dog’s Diary』(2022年/原題は어느 날 마음속에 나무를 심었다 )はぜひ訳してもらえないものでしょうか。
最後に印象的な言葉を二つ引き写しておきます。著者が翻訳という仕事をこう表現しています。
「大きなお金を稼ぐのは難しいけれど、経験がほんとなって積み重なっていく、素敵な仕事です」(扉のことば、および121頁)
「人生のあらゆる瞬間は、すべてが伏線なのかもしれない」(194頁)
-----------------------
愛犬に関するエッセイで思い出した書があるので、紹介しておきます。
◆竹内玲子『 永遠に生きる犬 ニューヨーク チョビ物語』 』(講談社文庫)
:ニューヨーク在住も四半世紀に及ぶ著者がアメリカ生活の相棒だったシベリアン・ハスキーの出会いと別れを描いたエッセイです。滑稽洒脱な日本語で綴られていて、その文章が愛犬の末期の深刻さを描く上で多少なりとも緩和剤として働いています。それでもペットを飼っている人、またはペットが逝くのを見送った経験のある読者は、自らの経験を重ね、心をひきしぼられる思いととともに読むことになるでしょう。絶版なのが残念です。
.
著者のクォン・ナミ氏は1966年生まれ。日本の小説(恩田陸『 夜のピクニック』 』、天童荒太『 悼む人』 』、三浦しをん『 舟を編む』 』など多数)を韓国語に訳してきた翻訳家でエッセイストで、韓国では広く名を知られているとのことです。
翻訳家の書く随筆にはハズレがないというのが私の持論です。鴻巣友季子『 全身翻訳家』 』、金原瑞人『 サリンジャーに、マティーニを教わった』 』、青山南『 翻訳家という楽天家たち』 』、池央耿『 翻訳万華鏡』 』、越前敏弥『 翻訳百景』 』、大森望『 特盛! SF翻訳講座 翻訳のウラ技、業界のウラ話』 』、大瀧啓裕『 翻訳家の蔵書』 』、宮脇孝雄『 翻訳地獄へようこそ』 』などなど、私が楽しく読んできたエッセイ本は枚挙に暇がありません。
この『ひとりだから楽しい仕事』はそんな中でも珍しい、海の向こうの翻訳家による随想集です。韓国では2021年5月に発行されました。
日本人作家との交流、翻訳した本の推薦文を韓国の著名人に書いてもらうときの苦労話、娘さんの母親に対する誇り、愛犬の出会いと別れなど、話題は多岐に渡ります。日本語に翻訳した藤田麗子氏の手腕もあって、やさしく滋味あふれる和文に乗せられた著者の日々は、読んでいて一度も倦むことがありません。
韓国の翻訳者事情を描いたくだりで、翻訳を始める【前】に契約書にサインをするという説明がありました。寺田真理子『 翻訳家になるための7つのステップ 知っておきたい「翻訳以外」のこと』 』によれば、日本では翻訳者と出版社の間の契約書は、翻訳作業が終わった【あと】に取り結ばれることが専らだと書かれていました。韓国の出版界のほうが健全な気がします。
学生時代――著者の生年から推し量ると、おそらく1980年代後半――に、「コピー論」の講義を担当する教授に「コピーライターになりたい」と相談したところ、「女は嫁に行けばいい」とけんもほろろな返答をされた経験談が出てきます。結婚適齢期を過ぎた女性のことを韓国語では「老処女(ノチョニョ)」と言うと、私が韓国語を学んでいた1990年代前半に耳にしたことがあります。ですから著者に対するこの教授の女性差別的な発言が自然な反応とされていた80年代をよく表す挿話だなと感じ、著者に同情しながら読みました。最近の韓国ではこの言葉やその背景にある考え方が死語になっていれば良いのですが。
クォン・ナミ氏はこの書以外にもすでに何冊もエッセイ本を出しているということですので、それもぜひ日本語で読みたいものです。中でも、愛犬をテーマにした『ある日 心の中にナムを植えた My Dog’s Diary』(2022年/原題は어느 날 마음속에 나무를 심었다 )はぜひ訳してもらえないものでしょうか。
最後に印象的な言葉を二つ引き写しておきます。著者が翻訳という仕事をこう表現しています。
「大きなお金を稼ぐのは難しいけれど、経験がほんとなって積み重なっていく、素敵な仕事です」(扉のことば、および121頁)
「人生のあらゆる瞬間は、すべてが伏線なのかもしれない」(194頁)
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愛犬に関するエッセイで思い出した書があるので、紹介しておきます。
◆竹内玲子『 永遠に生きる犬 ニューヨーク チョビ物語』 』(講談社文庫)
:ニューヨーク在住も四半世紀に及ぶ著者がアメリカ生活の相棒だったシベリアン・ハスキーの出会いと別れを描いたエッセイです。滑稽洒脱な日本語で綴られていて、その文章が愛犬の末期の深刻さを描く上で多少なりとも緩和剤として働いています。それでもペットを飼っている人、またはペットが逝くのを見送った経験のある読者は、自らの経験を重ね、心をひきしぼられる思いととともに読むことになるでしょう。絶版なのが残念です。
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