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〈遊ぶ〉シュルレアリスム (コロナ・ブックス) 単行本 – 2013/4/26

5つ星のうち5.0 16

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 平凡社 (2013/4/26)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2013/4/26
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 136ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4582634788
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4582634785
  • 寸法 ‏ : ‎ 0.7 x 16.6 x 21.7 cm
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち5.0 16

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名講義を聴いているよう★
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名講義を聴いているよう★
同名の展覧会の公式図録とも告知されている本書ですが、シュルレアリスム研究において、第一人者と呼ばれる巖谷國士さんの、最新のシュルレアリスム研究書としても、読みごたえ十分な内容です。日本語として美しく平易な文章で、難しい内容を丁寧に解説してくれています。言葉の使い方への配慮があるぶん、またフランス語やそのほかの言語にも通じて、長い年月にわたって体験的にシュルレアリスムを体得・研究してこられたぶん、巌谷さんのシュルレアリスム論には説得力がそなわっています(だからほかの本は読めないです!)。「監修・巖谷國士」とあることから、展覧会の構成にまで目を配られた結果と思いますが、書籍においても、その構成がすばらしく、図録にありがちな作家ごと、年代ごとといった形式をとらず、1920年代のパリに起こったシュルレアリスム運動が、世界中に広まり、震災をへた現代日本の今なお私たちの身のまわりで作用していることを、ライブ感たっぷりに話して聴かせてくれているようで、飽きさせません。また図版(展示作品:しかもカラー!)を効果的に挿しこみながら、ときに面白おかしく、ときに思い出をこめて解説しているので、次第に、シュルレアリストたちが自分たちの身近な存在にも思えてきて、それゆえ読者をとらえて……見事としかいいようがありません。巌谷さんの書かれた文章から、シュルレアリスムを「体験する」という感覚をつかめるようで、実際に作品とともに見れば、きっと楽しい体験につながると思います!巌谷さんの名講義といわれた「シュルレアリスムとは何か」は、現在、収録されてちくま学芸文庫から出版されていますが、本書はその姉妹篇といえるのではないでしょうか。この本、なにより見た目がかわいらしくて、ピンクの帯があることで、だれかにプレゼント(プレゼントされたらうれしくなる!)してもいいような体裁であることも、高く評価したいところです。250点以上のカラー図版はあざやかで贅沢。巻末には、センスのいい紫色の「人名索引」もあって、古今東西の美術家、作家、天文学者や錬金術師まで、シュルレアリスムをめぐるさまざまな人々を解説していて、価値あり。巖谷國士さんの文章をシュルレアリスムの美術作品がとりまいている……まるで文章の傍に、自然に作品が集まってきたかのようなこの1冊……ページをめくれば巖谷國士の「メルヴェイユ」の部屋が開かれるようでもあります!
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上位レビュー、対象国: 日本

2013年5月26日に日本でレビュー済み
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2016年7月9日に日本でレビュー済み
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2013年9月3日に日本でレビュー済み
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2013年5月16日に日本でレビュー済み
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2013年4月27日に日本でレビュー済み
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2013年5月14日に日本でレビュー済み
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5つ星のうち5.0 名講義を聴いているよう★
2013年5月14日に日本でレビュー済み
同名の展覧会の公式図録とも告知されている本書ですが、シュルレアリスム研究において、第一人者と呼ばれる巖谷國士さんの、最新のシュルレアリスム研究書としても、読みごたえ十分な内容です。

日本語として美しく平易な文章で、難しい内容を丁寧に解説してくれています。
言葉の使い方への配慮があるぶん、またフランス語やそのほかの言語にも通じて、長い年月にわたって体験的にシュルレアリスムを体得・研究してこられたぶん、巌谷さんのシュルレアリスム論には説得力がそなわっています(だからほかの本は読めないです!)。

「監修・巖谷國士」とあることから、展覧会の構成にまで目を配られた結果と思いますが、
書籍においても、その構成がすばらしく、図録にありがちな作家ごと、年代ごとといった形式をとらず、1920年代のパリに起こったシュルレアリスム運動が、世界中に広まり、震災をへた現代日本の今なお私たちの身のまわりで作用していることを、ライブ感たっぷりに話して聴かせてくれているようで、飽きさせません。

また図版(展示作品:しかもカラー!)を効果的に挿しこみながら、ときに面白おかしく、ときに思い出をこめて解説しているので、次第に、シュルレアリストたちが自分たちの身近な存在にも思えてきて、それゆえ読者をとらえて……見事としかいいようがありません。巌谷さんの書かれた文章から、シュルレアリスムを「体験する」という感覚をつかめるようで、実際に作品とともに見れば、きっと楽しい体験につながると思います!

巌谷さんの名講義といわれた「シュルレアリスムとは何か」は、現在、収録されてちくま学芸文庫から出版されていますが、本書はその姉妹篇といえるのではないでしょうか。

この本、なにより見た目がかわいらしくて、ピンクの帯があることで、だれかにプレゼント(プレゼントされたらうれしくなる!)してもいいような体裁であることも、高く評価したいところです。

250点以上のカラー図版はあざやかで贅沢。巻末には、センスのいい紫色の「人名索引」もあって、古今東西の美術家、作家、天文学者や錬金術師まで、シュルレアリスムをめぐるさまざまな人々を解説していて、価値あり。

巖谷國士さんの文章をシュルレアリスムの美術作品がとりまいている……まるで文章の傍に、自然に作品が集まってきたかのようなこの1冊……ページをめくれば巖谷國士の「メルヴェイユ」の部屋が開かれるようでもあります!
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4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年5月24日に日本でレビュー済み
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2013年5月16日に日本でレビュー済み
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