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10万個の子宮:あの激しいけいれんは子宮頸がんワクチンの副反応なのか 単行本 – 2018/2/9
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日本人初の快挙、ジョン・マドックス賞受賞!
日本では2011年から公的補助が始まり、2013年4月には定期接種となった子宮頸がんワクチン。しかしそのわずか2ヵ月後、国は積極的な接種の推奨を一時見合わせた。ワクチンを打った少女の親たちから、けいれんや記憶力低下など、神経の異常を思わせる症状がわが子に始まったとの訴えが起こったためだ。その後、ワクチンが症状の原因という科学的根拠は見つからず、ワクチンの安全性と効果が国際的にも確立されたにもかかわらず、日本ではワクチン接種の見合わせは継続されたままだ。
現役の医師でありジャーナリストでもある著者は、3年にわたり、被害を訴える少女や親、症状から回復した女性、複数の診療科の医療関係者、行政関係者などへ膨大な取材を行ってきた。少女たちの身体の症状が本当に訴えていたこととは──。サイエンスにもとづき、子宮頸がんワクチン問題の背景と日本社会の闇に切り込んだ、衝撃のノンフィクション。
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社平凡社
- 発売日2018/2/9
- 寸法13 x 2.2 x 18.8 cm
- ISBN-104582513352
- ISBN-13978-4582513356
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
子宮頸がんワクチン問題に挑む村中璃子氏 “ネット上の疑い"に答える
英サイエンス誌「ネイチャー」等が主催するジョン・マドックス賞を、昨冬日本人としてはじめて受賞した村中璃子さん。
「“敵意のなかで科学の普及に尽した人"を対象とする賞ですが、100人以上の候補のなかには、アフリカで黒魔術を否定して命を脅かされている人もいました。そうした候補者のなかで私が選ばれたのは、子宮頸がんワクチン問題が多くの人の命に関わるグローバルな問題であること、そして“子宮頸がんワクチンによる副反応"の動物実験について私が“捏造"を指摘したことに対し、名誉毀損裁判を起こされたことが大きかったと思います。訴訟で科学者や記者を黙らせる動きは、世界的にも大きな関心事になっています」
これまでの取材をまとめた『10万個の子宮』を先月刊行した村中さんは、現役の医師でもある。子宮頸がんワクチンの問題に関心をもったきっかけは、テレビで見た激しい痙攣や身体の痛みなどの被害を訴える親子の姿だったという。
「世界中で使われているワクチンが、なぜ日本でだけ問題になっているのかと、周囲の小児科医に聞いてみたんです。すると、昔から思春期の少女には、このような症状の患者がいるが、それがワクチンと結び付けられている、と。苦しんでいる症状には別の原因があるかもしれないのに、ワクチンのせいだとして、認知症の薬の投与や時には外科手術などの危険な治療を受けている子供たちがいる。そしてワクチンを接種し、この先いつかは症状が現れ一生治らないという話に怯えている子供たちがいることを知り、ショックを受けました。私はこういった子供たちにも、数多く取材をしています。昨年7月のWHOの声明も伝えていますが、慢性の痛みや痙攣、妊娠・出産に関わるリスクなどワクチンのせいで起こると言われている症状は、大規模解析の結果すべて否定されています」
2015年秋に最初の記事を出してから、ワクチン製造企業などとの関係性を疑う書込みがネット上に溢れているが、それについて問うとこう答えてくれた。
「以前働いていたWHOやワクチン製造企業での仕事は、現場の医師は知らないワクチン学や公衆衛生について学ぶ良い機会になりました。しかし、記事を書いて私が得ているお金は、出版社からのわずかな原稿料だけです。この問題で講演に呼ばれても、ワクチン会社がスポンサーについているものは断っています」
評者:「週刊文春」編集部
(週刊文春 2018年3月29日号掲載)著者について
村中璃子(むらなか りこ)
医師、ジャーナリスト。一橋大学社会学部卒業。同大学大学院社会学研究科修士課程修了後、北海道大学医学部卒業。世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局の新興・再興感染症チームなどを経て、現在、現役の医師として活躍するとともに、医療問題を中心に幅広く執筆中。京都大学大学院医学研究科講師として、サイエンスジャーナリズムの講義も担当している。2014年に流行したエボラ出血熱に関する記事は、読売新聞「回顧論壇2014」で政治学者・遠藤乾氏による論考三選の一本に選ばれた。
2017年、子宮頸がんワクチン問題に関する一連の著作活動により、科学雑誌「ネイチャー」などが共催するジョン・マドックス賞を日本人として初めて受賞。本書が初の著書となる。
登録情報
- 出版社 : 平凡社 (2018/2/9)
- 発売日 : 2018/2/9
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 272ページ
- ISBN-10 : 4582513352
- ISBN-13 : 978-4582513356
- 寸法 : 13 x 2.2 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 237,553位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 39,710位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について

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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
政府が勧奨接種再開に、ようやく踏み切れたのは、HPVワクチンの安全性に関する医学的なエビデンスの積み重ね、特に副作用(副反応)と思われてきた症状の正体が繰り返し明らかになったこと、この書の影響などの人々の意識の変化、おそらくコロナ禍の中で人々のワクチンに対する意識が明確になってきたことを反映しているように思います。
ボタンの掛け違いはどこに原因があるのだろうか。
読み進みながら研究データの誤読みし、証拠を捏造をしたI教授(医師)はたしかに科学者としての資質は問われるだろう。また筆者は「支援者」に対し、反原発、反農薬、反科学などの陰謀論に利用された煽られたと。私はこの筆者の見解には簡単にうなずけない。
ワクチン直後に起きる深刻で派手な症状をまえに、原因をはっきり特定できない医師・医療を前にしながら、子どもや家族に寄り添うとき、非難できるだろうか。
ではどこにボタンの掛け違いがあるのか。どうすべきなのか。
たしかに、反公害、反薬害・・・などの市民運動の経験は「ワクチンの噂」の前では、裏目に出ていることを認める必要がある。
「ワクチンの噂」ハイジ・J・ラーソン(みすず書房)が主張するように、根にある医療や医療行政に対する不信感は根深く、エビデンスを示すだけでは簡単に克服できない。「ワクチン被害」を受けたと信じる人に、エビデンスを突きつけるだけでは、全否定されたと思うだろう。
症状の現れた人たちの訴えを全否定するのではなく、そこに寄り添うことから始めなければならないのだろう。
・・・
本作クライマックスは、元信州大学医学部池田教授による、子宮頸がんワクチンの副作用によって脳障害(HANS)が起こると主張した実験データについて。これを捏造であったと結論づけるところでしょうか。
統計的手続きの詳細は理解できませんが、実験が再現できず、かつマウス実験で脳障害を起こした個体が僅か一つ、さらにその症例も起こすべくして起こした実験といえるデザインであったことが暴露されています。この実験に携わったとされるA教授は池田教授の指示に従っただけと述べ、池田元教授は逆に、実験はすべてA教授に任せたので詳細は分からない、とお互い責任のなすりつけあいにも少し驚きました。
村中氏はさらに踏み込みます。
子宮頸がんワクチンの副作用を主張する池田教授という方が、どうやら野心家であり、学部長選挙やひいては学長選挙への当選を狙うために手柄を必要とし、不正に及んだと類推しています。
このあたりはちょっと下衆の勘繰りチックかもですね。ただ私も思いましたが、国立大の医学部でしかも学部長、学長選挙は敗れた模様ですが最後は副学長まで上り詰めたエリート。仮に自分が間違っていたとしてもそれを認めることは大変に難しいかもしれませんね。出世街道のクライマックスですし。
最終的には池田元教授に研究を依頼した厚労省も実験結果が正しくないことを認めた模様ですが、所属元の信州大、子宮頸がんワクチンに副作用は認められないと暗示する統計を出した名古屋市も最後はだんまりを決めます。厚労省は、池田元教授の実験は拙かったものの、実験そのものに不正はないと玉虫色の幕引きを狙い、本作筆者の村中医師も名誉棄損で池田氏から訴えられ敗訴。泥仕合的結末になった模様。
・・・
こうした内容を読んでいると、凡人の一般市民たる私は何をどう信じればよいのか、と考えてしまいます。
想起するのは、内海聡医師の「ワクチン不要論」です。ワクチン製剤の作成原料を詳らかにしつつ、ワクチンビジネスの規模の大きさから、陰謀論的殺人をも匂わせていたものです。トンデモ本に近いものがありますが、私が当該作品を読んだときは丁度コロナが大流行し、かつ緊急避難的にワクチン接種が行われたため、内海氏の作品に大いに影響されました(わりに3回きちんと打ちましたが)。
実は内海氏の作品と村中氏の作品には共通したトピックを取り扱っています。不正な薬害データを作成したとして医師免許をもはく奪された、ウエイクフィールド医師の事件についてです。
村中氏は、子宮頸がんワクチンの副作用を主張し実験データを捏造した池田氏をウェイクフィールド氏になぞらえる一方、内海氏の作品では、ウェイクフィールド氏は真実を唱えたため医薬業界から抹殺されたとし、ウェイクフィールド氏を追い込んだブライアン・ディア記者(やそれを取り巻く医師も)が英国製薬業協会から資金援助を受けていたことを暴露しています。また日本にもディア記者のような(製薬業界からの金を受け取る?)医師が多くいる、とほのめかしています。
うーむ。どっちが正しいのか?一般市民は何を信じればよいのでしょうか?
私個人が現在下した判断は、日本人が一生を通じて多くの宗教行事を祝うかのように、好きな時に好きなものを信じればよいのかな、とちょっとシニカルに思いました。だってもう、分かんないんだもん。
人間の体のメカニズムがそもそも複雑極まるなか、ワクチンの作用の複雑さは一般の理解を越えます(基本的な原理はジェンナーのおかげでよく分かりますが)。全般的にはワクチンの有効性は信じたいと思います。ただし、内海氏のような医師も(一人ではなく)出てくることを鑑みるならば、製薬会社だって清廉潔白なだけでは済まない、人に害のならない程度に「まぜもの」でもしているかもしれない、と勘繰るところです(製薬関連の方、大変申し訳ないです。超個人的な思い込みです)。だから、真に必要ではないクスリ・ワクチンはなるべく受けさせたくない。
分からないものは調べる・学ぶ、というのが私の基本スタンスですが、当該分野はあまりに深く広く、調べ切ることが難しいところです。それゆえ、生半可の調査ののち、「信じる」というアクションしか今のところ私はとれていません。
・・・
ということで、村中氏のノンフィクション作品でありました。
誤解を恐れずに言えば、私は、大人がワクチンを打とうが打つまいがどっちでもいいと思っています。私も数十年後には既に死んでいましょうし。
でも、これからの社会を築いてゆく将来のある子どもたちに、万が一でも害があるとすれば、それは親には耐えがたいことです。
統計学的とはいえ、一部に(例外的に)重篤な副作用があるというのはクスリの世界ではよくあることかもしれません。例外というのはどの世界にでもある話でしょう。ただそれが自分の子だったとしたら、当然の事ながら親は許容できかねるわけです。
本作では内容を読む限りでは池田元教授の杜撰さが明らかで、子宮頸がんワクチンは大切だという気持ちになります。他方で、確率論を越えた親心をサポートしワクチン接種により病菌の蔓延をを防ぐためには、薬害発生時の一層の手厚いサポートやそうした情報・制度の流布が必要なのかなと思いました。
本作、子を持つ親御さん(特に女の子、でも子宮頸がんワクチンは男性にも効果あるそうですよ)、薬害に興味があるかた、医薬関連トピックに興味がある方、ジャーナリズムに興味があるかたにはお勧めできる作品です。
コウノドリにもありましたが、接種した場合もしなかった場合でも疾病が発症したら後悔しない保護者なんていませんが、自分達で判断していくしかありません。
最近HPVワクチン積極的勧奨再開の報を聞き、名誉毀損の訴訟を起こされたこの方の経緯を知りたく購入しました。
ワクチン被害だと言う少女に一度の治療で100万かかることや治った子の排除、ワクチン被害立証という実験検証の不確かさや一つきりのデータで結論を出す手法などに呆れ、驚きました。
名誉毀損裁判は控訴したそうです。医者には個人の名誉や裁判の勝ち負けより、人の命と科学を守ることが大切と言い切る筆者の姿勢がHPVワクチン勧奨再開の一助となったと思います。
娘の友人にそっとワクチン情報を話して煙たがられて落ち込む私に娘は人の事など放っておけと言います。しかし子宮頸がんや前がん状態に苦しむ未来が防げるならと願います。検診では見落としや円錐切除での出産困難、前がん経過観察の心身の苦痛は除けません。私は筋腫で子宮を摘出しましたが臓器を取ることは酷い痛みを伴います。命が助かれば良いというものだけではなく、病気で子宮摘出なら出産は望めなくなります。子宮頚がんはワクチンと検診でがんを防げる事を多くの人が知り、接種の選択肢が与えられる社会の到来を希望します。
闘い続けている筆者に感謝します。
すべての人に読んでほしい内容である。
著者は医師ということもあって、すこしだけ専門的で難解な部分もある。
しかし、そのことはこの本の価値をいくぶんも貶めるものではない。
「子宮頸がんワクチン」をめぐる詳細な取材にもとづいた
「事実」がよくまとめられている。
接種率を1%にしたのは、「医師」でも「政治」でもない。「マスコミ」だ。
この本のなかでは、研究者の倫理や政治の無責任さも問われているが、
それに輪をかけてマスコミの「傲慢」さを感じた。
「情報弱者」などという言葉を耳にするようになり久しいが、
しかしいま、「情報」を手に入れることが本当に有用なのだろうか?
根拠に基づかない情報、曲解された情報、過剰な情報……。
科学記者の不足と質の低下は、何年も前から危惧されていたことである。
それがいよいよ具体的に「害」を生み出すようになってきたのだう。
巻末にこのような一文がある。
子宮頸がんワクチン問題は医療問題ではない。子宮頸がんワクチン問題は日本社会の縮図だ。
当然ながら、この本もまた「マスコミ」の一面だ。
このような真のマスコミが増えることを願ってやまない。
子宮頸がんワクチンの接種後という、痙攣やうまく歩けない少女たちの映像をニュースで見てからずっと不安でした。
この子たちが子宮頸がんワクチンを打てる年齢になったらどうしようと悩んできました。
市から郵送されてくる定期接種の案内の紙には子宮頸がんワクチンを接種できる医院が載っています。
でも、市も病院の先生も聞かないと子宮頸がんワクチンに関する情報は教えてくれません。
言葉を濁されることもありました。
最近になり、子宮頸がんワクチンに関するいろんなニュースを目にするようになりました。
不安なのは知識がないから。
誰に聞いても明確な返答がないなら、お金を出してでもその情報を知りたい。
そう思い購入しました。
前置きが長くなってしまいました。
専門的な本なので難しく感じるところも多かったですが、遺伝子については、わかりやすいようにメンデルの法則を交えて説明されていたり。
そもそも子宮頸がんワクチンは2種類あること。
2種類あるのに、症状を訴える人数に差がないこと。
知らないことをたくさん学ばさせていただきました。
実際に症状を訴えた少女、そのインタビューが載っていて本当に読んでよかったです。
ワクチンだけでなく、思春期の少女という難しい育児がこの先待っているのだと気付かされました。
これをきっかけにまたいろんな情報を集め、娘に子宮頸がんワクチンを受けさせるべきか考えたい。
娘に接種の意味を聞かれたとき、きちんと説明できる母親でありたい。そう思いました。