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サクラサク、サクラチル 単行本(ソフトカバー) – 2023/7/26
辻堂 ゆめ
(著)
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購入オプションとあわせ買い
「絶対に東大合格しなきゃ許さない」――両親の熱烈な期待に応えるため、高校三年生の高志は勉強漬けの日々を送っていた。
そんなある日、クラスメートの星という少女から、自身をとりまく異常な教育環境を「虐待」だと指摘される。
そんな星もまた、自身が親からネグレクトを受けていることを打ち明ける。心を共鳴させあう二人はやがて、自分達を追い詰めた親への〈復讐計画〉を始動させることに――。
教室で浮いていた彼女と、埋もれていた僕の運命が、大学受験を前に交差する。驚愕の結末と切なさが待ち受ける極上の青春ミステリー。
そんなある日、クラスメートの星という少女から、自身をとりまく異常な教育環境を「虐待」だと指摘される。
そんな星もまた、自身が親からネグレクトを受けていることを打ち明ける。心を共鳴させあう二人はやがて、自分達を追い詰めた親への〈復讐計画〉を始動させることに――。
教室で浮いていた彼女と、埋もれていた僕の運命が、大学受験を前に交差する。驚愕の結末と切なさが待ち受ける極上の青春ミステリー。
- 本の長さ352ページ
- 言語日本語
- 出版社双葉社
- 発売日2023/7/26
- 寸法18.8 x 12.8 x 1.7 cm
- ISBN-104575246514
- ISBN-13978-4575246513
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出版社より
商品の説明
著者について
1992年、神奈川県生まれ。東京大学卒。2015年『いなくなった私へ』で第13回「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞を受賞し、デビュー。
22年『トリカゴ』で第24回大藪春彦賞受賞。
著書に『僕と彼女の左手』』『卒業タイムリミット』『あの日の交換日記』『十の輪をくぐる』『君といた日の続き』『答えは市役所3階に 2020心の相談室』などがある。
22年『トリカゴ』で第24回大藪春彦賞受賞。
著書に『僕と彼女の左手』』『卒業タイムリミット』『あの日の交換日記』『十の輪をくぐる』『君といた日の続き』『答えは市役所3階に 2020心の相談室』などがある。
登録情報
- 出版社 : 双葉社 (2023/7/26)
- 発売日 : 2023/7/26
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 352ページ
- ISBN-10 : 4575246514
- ISBN-13 : 978-4575246513
- 寸法 : 18.8 x 12.8 x 1.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 171,540位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 15,606位文芸作品
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年12月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
親に虐待されていた高校生の男女が、自分の人生を取り戻すまでの過程を、ミステリーを交えながら描かれているので、展開がきになりあっという間に読破してしまいました。また結末も未来に希望があり、青春の清々しさが感じられてとてもよかったです。
2023年9月24日に日本でレビュー済み
東大合格を望まれている染野と、大学に進学する予定がない星、比較的裕福な家庭に育った染野と、貧困に喘いできた星。
一見正反対に見える二人が「虐待」というキーワードで繋がり、密かに親への復讐を企てるミステリ。
序盤は、友達もおらず、勉強以外にやることがない、東大合格のための受験勉強を親から強いられる染野の暗い話が続いていくが、星という同じクラスの女子生徒に話かけられるところから物語が進展していく。
中盤以降は、お互いを「似た境遇の仲間」と認め合い、支えながら、復讐を行うXデイまで耐える日々が続く。
染野へのいやがらせや、エスカレートする親の干渉や身勝手に振り回されながらも、懸命に耐えて次の一歩を踏み出すために努力を続ける展開は読み応えがあって一気に読んだ。
母親の世話をするために生きている星と、両親の虚栄心を満たすために生きている染野。
二人とも、相手の異常性は理解できるが、相手に指摘されるまで自分の家庭の異常性には気付けない。
終盤は染野の楽観的なところやちょっとうまくいきすぎなところが気になったが、読後感はよかった。
二人の幸せに関する会話が印象的だった。
「幸せって、どういうことだと思う?」
『自分の進みたい道に進めること…かな。誰にも、何にも、邪魔されることなく』
「もっとざっくり言うと、明日が来るのを楽しみに思えること、なのかなって。それが明後日や明々後日でもいい。そのために一度しゃがんで、我慢する日があったっていい。でもそれを決めるのは全部自分自身なんだ」
一見正反対に見える二人が「虐待」というキーワードで繋がり、密かに親への復讐を企てるミステリ。
序盤は、友達もおらず、勉強以外にやることがない、東大合格のための受験勉強を親から強いられる染野の暗い話が続いていくが、星という同じクラスの女子生徒に話かけられるところから物語が進展していく。
中盤以降は、お互いを「似た境遇の仲間」と認め合い、支えながら、復讐を行うXデイまで耐える日々が続く。
染野へのいやがらせや、エスカレートする親の干渉や身勝手に振り回されながらも、懸命に耐えて次の一歩を踏み出すために努力を続ける展開は読み応えがあって一気に読んだ。
母親の世話をするために生きている星と、両親の虚栄心を満たすために生きている染野。
二人とも、相手の異常性は理解できるが、相手に指摘されるまで自分の家庭の異常性には気付けない。
終盤は染野の楽観的なところやちょっとうまくいきすぎなところが気になったが、読後感はよかった。
二人の幸せに関する会話が印象的だった。
「幸せって、どういうことだと思う?」
『自分の進みたい道に進めること…かな。誰にも、何にも、邪魔されることなく』
「もっとざっくり言うと、明日が来るのを楽しみに思えること、なのかなって。それが明後日や明々後日でもいい。そのために一度しゃがんで、我慢する日があったっていい。でもそれを決めるのは全部自分自身なんだ」
2024年4月24日に日本でレビュー済み
主人公は親から東大入りを強要される高校三年生。
毒親に虐げられる少女との交流で、
自身の境遇の異常さに気づいた少年が、
人生を取り戻すために知恵を働かせ、
驚きの計画に手を染めていきます。
常軌を逸した圧で、子どもの精神が
壊れていく描写があまりに衝撃でした。
一部の描写を胸糞悪いと
感じる向きがあるかもしれませんが、
程度の差こそあれ、子どもを
トロフィーにしたい欲は
少なくない親たちが持っていそうです。
支配し、コントロールしようとすれば、
この物語のような恐ろしい事態にも
つながりかねませんね。
(対象年齢は13歳半以上かな?)
毒親に虐げられる少女との交流で、
自身の境遇の異常さに気づいた少年が、
人生を取り戻すために知恵を働かせ、
驚きの計画に手を染めていきます。
常軌を逸した圧で、子どもの精神が
壊れていく描写があまりに衝撃でした。
一部の描写を胸糞悪いと
感じる向きがあるかもしれませんが、
程度の差こそあれ、子どもを
トロフィーにしたい欲は
少なくない親たちが持っていそうです。
支配し、コントロールしようとすれば、
この物語のような恐ろしい事態にも
つながりかねませんね。
(対象年齢は13歳半以上かな?)
2024年3月6日に日本でレビュー済み
作者が東大卒ということもあり期待しすぎたかなあと思いました。
最初の滑り出しは良いと思います。
ただ中盤からだんだんつまらなくなっていき、後半からはハラハラというより助長のように思えました。
読みやすいとは思いますが盛り上がりにイマイチかける印象が強いです。
ただ、作中で母親が東大に受かる人間は常に学年一位だ、と言ったことはほぼ事実かなと。
教育虐待というテーマは良いと思いますが終盤は漫画で言うならば打ち切りみたいな展開だと思いました。
最初の滑り出しは良いと思います。
ただ中盤からだんだんつまらなくなっていき、後半からはハラハラというより助長のように思えました。
読みやすいとは思いますが盛り上がりにイマイチかける印象が強いです。
ただ、作中で母親が東大に受かる人間は常に学年一位だ、と言ったことはほぼ事実かなと。
教育虐待というテーマは良いと思いますが終盤は漫画で言うならば打ち切りみたいな展開だと思いました。
2023年11月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
YOUTUBEで紹介されていたのを見て、購入いたしました。
受験と絡められた小説ということで自分自身の過去と重ねて読み進めていくことで、さらに面白みが増した気がします。
僕自身、あまりYOUTUBEからの紹介で本を購入することはないのですが、今回はタイトルにも引き込まれましたので読みたいと思いました。
受験と絡められた小説ということで自分自身の過去と重ねて読み進めていくことで、さらに面白みが増した気がします。
僕自身、あまりYOUTUBEからの紹介で本を購入することはないのですが、今回はタイトルにも引き込まれましたので読みたいと思いました。
2024年1月19日に日本でレビュー済み
ハラハラしながら読ませていただきました。
今年から受験生になるので、染野くんぐらい勉強します
今年から受験生になるので、染野くんぐらい勉強します
2024年1月16日に日本でレビュー済み
ブックチューバーさんがオススメしていて、
最後まで我慢して読んだが何も残らなかった。
お互いを「虐待」というキーワードで繫ぐのも
何か違う気がしてならない。大学受験という狭
い世界が遠い昔のせいかついていけなかった。
最後まで我慢して読んだが何も残らなかった。
お互いを「虐待」というキーワードで繫ぐのも
何か違う気がしてならない。大学受験という狭
い世界が遠い昔のせいかついていけなかった。
2023年8月26日に日本でレビュー済み
生活音の中でも入っくる入ってくる
夢中で読んでしまった
久々の一気読み!
面白い!
夢中で読んでしまった
久々の一気読み!
面白い!